2017年08月19日

影の写真から、Bill EvansとGlenn Gouldの話へ、、。


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 今日は、晴れていましたし、湿度が低めで、昼間は50%台で、暑かったのですが、蒸し蒸しは、それほどしませんでした。

 でも気温は34℃まで上がっていたので、まだまだ夏真っ盛りな感じではありましたが、、。
 
 ところで、昨日は私の偏執狂的な、影の写真に、フェイスブックの方に、温かいコメントを頂きました。2名の方が、コメントをくださいました。 しかも女性、、同世代だけど、、(笑)。

 昨日は全て影の写真でしたが、振り返って、改めて見てみたら、ここ4〜5日、影の写真は多かったですね、、。 そういうことを、改めて見てみないとわからないくらい、影の写真は、自分にとって、身近なものなんだと思います。

 そう思って、いたら、ジャズのアルバムで、もうかなり昔のもの、Bill Evans の、「Waltz for Debby」のジャケットも、女性の頭の部分の「影」を全面に使ったデザインなんだ、ということに気づきました。

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 「Waltz for Debby」というのは、 Bill Evans が、お兄さんの娘、、つまり、姪っ子の為に書いた曲がアルバム名になっているのですが、そこで思い出したのですが、先日業界のある方とメールのやり取りをしていたら、その、デビーさんに、その方がお仕事で、インタビューした時にジャズピアニストのBill Evans 氏は、実は、Glenn Gould と、当時親交があり、グールドが、彼のスタインウエイピアノが調子が悪くなったとき、Evans氏が、ヤマハのピアノを弾くことを勧めたという話をうかがいました。

 いきなり、マニアックな話になっていまいますが、グールド氏は、長年スタインウエイのピアノを、レコーディングで使っていましたが、運搬中に業者が壊してしまい、その後、最後の2枚のアルバムだけ、日本製のヤマハの、ピアノを使用して録音した、、、という話を、私も知ってはいましたが、彼が、ヤマハを使用する、、ときめたのには、Bill Evans 氏の勧めもあったのだ、、という話は、なかなかレアで、興味深い話だと思いました。

 このブログにはGlenn Gould のカテゴリーがありますが、去年の10月以来書いていませんでしたので、今日は、そのカテゴリの題材のブログということにします。

 Bill Evans 氏と、Glenn Gould氏は、ジャンルも違い、住んでいる国も、アメリカとカナダで、離れていましたが、当時ふたりとも、CBSレコードの所属で、そのあたりから、彼らの親交が始まったらしいのですが、いったいどんな話や、手紙をかわしていたのかな、、と、はるか昔の事ではありますが、いろいろと、想像をめぐらしながら、この文章を書いています。

 調べてみると、Evans 氏が1929年生8月まれ、Gould氏が32年9月の生まれの、3歳違いですから、世代も同じくらい、、Gould氏が、ニューヨークに行った時に、一緒にお茶したりしていたのかな、、?(笑)。

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2016年10月23日

結局またGGの話、、。

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 今日も沖縄は真夏の気候。 そろそろ、寒くなって来た地域が多いので、これを書くと、羨ましい方々もいらっしゃるのかもしれませんが、このところ、ず〜っと湿度が一日中80%前後で、外に出てあるくだけで、かなり汗ばみます。9月くらいに、けっこうカラッとした日が多かったので、あ〜だんだん過ごし易くなるのかな、、と思っていたら、全然そうでもなく、じめ〜っとしています。

 ナンダカナ。

 結局昨日も、ピアニストGlenn Gould の話を書いてしまいましたが、そのきっかけになったのは、You Tube で見た番組なのですが、いろいろ面白いところもあった反面、Glenn Gould について語る時にいつものように言われている、作り話が有った点が、私にとっては不満です。

 それはどんな話なのかと言うと、、、。 

 彼のデビューアルバムは、Bachのゴルドベルク変奏曲で、これは昨日も書きましたが、とても有名な作品で、その後、いろいろな作品、色々な曲を録音していた彼なのですが、理由はわからないのですが、50歳になる直前にもう一度この曲を録音します。

 これを称して、「人生の最後に改めて、ゴルドベルク変奏曲の録音に取り組んだ、、」という、ドラマチックな話に仕立て上げる、、というのが、マスコミ(もちろんテレビを含む)、雑誌にしろ、レコード会社にしろ、彼らがグールドについて語る時に使う常套句なのですが、これが、実は、全くの「ウソ!」なんです。

 かなりのグールドのファンの人でも、この俗説を信じているひとがほとんどなのですが、実際には、彼は、「ゴルトベルク変奏曲」BWV988を、1981年4月・5月に録音していますが、その後、 リヒャルト・シュトラウス のピアノ・ソナタOp.5を、1982年7月2日及び9月1-3日に録音しています。

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 つまり、2回目のゴールドベルクは、決して、彼の人生最後の録音ではないのです。

 もちろん、「リヒャルト・シュトラウス のピアノ・ソナタOp.5」はアルバムとしてリリースされていますし、実は、その後にも彼は、録音をのこしていて、それは、 1982年の9月8日に、リヒャルト・ワーグナーのジークフリート牧歌という管弦楽曲をトロント交響楽団を指揮してレコーディングしています。

 ピアニストGlenn Gouldの人生最後の録音が、ピアニストとしてではなく、「指揮者として」であった、、。こっちの方がドラマティックだと思いますし、事実なわけですから、某N◯K も、いくらお話として面白いからと言って、ウソを堂々と放送するのはどうかと思いますが、まあ、平気で捏造報道を繰り返す局ですから、モラルを求める方が無理があるのかもしれませんが、、、(ーー;) 。 それにしても、あの青学の准教授も、Gouldマニアなら、そのことは知っていたと思うんですが、、、。

 「死人に口無し」と言いますが、事実を曲げられ、2回のゴールドベルク変奏曲の録音を中心に、ドラマティックに論じられる、虚構のGlenn Gould 論。本人が知ったら、間違いなく気分は悪いでしょうし、ウソはイケナイと思うんですよね、公のメディアが、、、。

 グールドファンにこそ、その辺は理解して頂きたい事実だと思うわけですが、自分の死を予感していた訳ではなかったと思われる、Gould 氏ですが、ゴールドベルク変奏曲以降に、それまで録音していたBach の作品を録音する計画があったのか、?、、。それとも、他の管弦楽曲などを、指揮者として演奏しようとしていたのか、、?。この辺については、とても興味があるところですが、いまのところ、その辺については、私は情報はもっていません。

 Gould 氏に関してはいろいろな書籍が出ていますが、私がそれらにあまり目を通したいと思わないのは、無責任な、メディアの姿勢があるからですが、その辺のことを知りたいなら、そろそろ、いろいろと、ひもといてみなければならないのかもしれません、、。 

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2016年10月21日

久しぶりの Glenn Gould。

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  昨日のブログで、パソコンからFacebook ページへの投稿ができなくて、問題が解決していない、、という文章をのせましたが、書き終わって、試しにアップしてみると、それが出来てしまいました。

 パソコンの問題かと思っていましたが、やはりサイトの問題なのか、、、。 よくわかりましぇ〜ん、、(´o`;  。 今日のはアップできるのかな、、?。

 ところで、今日は久しぶりのピアニスト、グールドのはなし、、。ブログを書き始めて、4年弱の間に25回書いていますが、もう亡くなっている人なので、新たに書くことはもう、あんまりない、、と思っていたのですが、ある方のFacebook への投稿で、某放送局の番組がYouTube へアップされているのを知り、試しに見てみよう、、と見始めたところ、最後まで見てしまいました。

 あれがいつ放送された番組なのかはよくわからないのですが、何回かの連続モノで、全部で、一時間半くらいのモノでしたが、それなりに興味深かったです。

 グールドに関する、書籍は沢山出ていて、内外の色々な人が、彼について書いていますが、わたしはそれをあんまり読んではいません。

 そのテレビ番組で、興味深いな、、と思ったところは、彼が、スタジオで演奏した録音を、エンジニアと一緒に、実際にテープを切って、編集しているところでした。
 しかも、それは私が彼の録音のなかでも一番好きな、Bach のイギリス組曲の制作現場でした。編集作業は、今なら、デジタルで、簡単に切ったり貼ったりすることができるわけですが、当時はハサミで、ちょん切るという、とてもアナログな作業。切ったテープをスプライシングテープという白い、セロテープみたいなもので、つなげます。

 その映像で、実際の切り貼り作業は、グールドは指示を出すだけで、エンジニアがやっていましたが、後には彼自身が直接テープにハサミを入れていた、ということを、読んだ事がありますが、本当にたくさんのテイクの中から、曲を小節単位で切り貼りしているのがわかりました。 楽譜を見ながらの作業ですが、これをプロデューサーやエンジニアではなく、演奏家が直接やる、というのは、当時では珍しかった事なのかもしれません。

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 あともう一つ印象に残っているのは、そのイギリス組曲の演奏の収録時に、何度も曲のひき始めをやり直しているのですが、そのテンポが毎回違う事でした。編集をするなら、なおさらのことですが、テンポに関しては、ハッキリと決めて、演奏して録音しているのかと思いましたが、意外と、そうではなく、即興的に演奏するスピードを決めて録音しているというところは、想像とちがうところでした。

 それから、これは、エンジニア的な、マニアックな見方ですが、録音するテープは、6ミリ(4分の一インチ)幅のテープで、倍の12ミリ(2分の一インチ)幅のテープではなかったということです。
 グールドのイギリス組曲の録音は、1970年代ですから、まだまだデジタル録音が始まる前の時代なのですが、かなり音質が良い録音なので、わたしは、12ミリのテープに録音しているのかと思っていましたが、まだそれが開発されていなかったのか、それとも他の理由なのか、、?。

 まあ、それにしても、Glenn Gouldが、この世を去って30年以上も経つわけですが、未だに色々な映像が出て来たり、番組が制作されているということが、彼の影響力の強さを感じさせます。

 クラシックの演奏家にも関わらず、積極的にテクノロジーを使って自分の作品を表現していた、というところは、本当に先進的なアーティストだったのだな、、と思います。

 当時の世界経済の上昇気流にのって、米国メジャーレーベルのCBSが、彼にとって、コンサート活動に替わる収入源となる、有利な契約を、グールドと結んだ、ということも、彼の様なアーティストの存在を是認する条件の一つだったと言えるわけで、現代ではなかなか実現することが難しい次元の話だなと、思います。

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2016年08月01日

まだ終わらない、、。

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 今日から8月ですね、、。 グールドの話、まだ終わりません、(´Д` ) 。

 ナンダカナ。

 昨日書いた様に、決して曲に弾かれない(敷かれない?)という、質実剛健な姿勢というか、心構えというか、、姿をもって、取り組むことが、彼の音楽に説得力を持たせている、ということは、間違えないのだと思いますが、そう言った姿勢は、彼の研究心や、自在な演奏技術、そして、それらの統合された、作品を俯瞰で見据える取り組み方から、生み出されたものである、、ということは、間違いない、、と言う風に、私は思っています。

 でも、ここで、あの1959年のオーストリアのザルツブルグ音楽祭でのライヴ録音を聴いて、もう一つ別の角度から彼の演奏の意味を考えてみたいと思います。
 それは、カナダ人演奏家である、Glenn Gould が、当時もうアメリカである程度の成功をしていたといえ、北米、つまりアメリカやカナダの音楽家が、クラシック音楽を本場ヨーロッパの檜舞台で演奏する、、ということは、演奏者本人にとっても、ヨーロッパの聴衆にとっても、とても大きな意味があることなのではないのか?と思うわけです。

 元々は、ヨーロッパ系の人種(白人)であるグールドはクラシック音楽を演奏することに不向きである、、ということは無いにしても、実際にクラシック音楽が生まれ、広がりを持って発展していった、ヨーロッパ大陸の生まれや、育ちではなく、留学経験も無い27歳の青年が、ドイツ系音楽のみならず、クラシック音楽の父といわれる、Johann Sebastian の大曲を本場オーストリアの聴衆の前で、それも特別な音楽祭のステージで演奏するということは、大いなる挑戦だったことは間違いありません。 

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 簡単に言えば、新大陸からやって来た「ミュータント」の演奏を、ヨーロッパの聴衆は果たしてどのように受け入れたのか?。

 そこのところは、歴史的には評価された、、ということになっているわけですが、あのライヴレコーディングには、なぜか、聴衆の拍手がはいっていません。本来なら、大曲の演奏が終わったあとの熱狂する聴衆の反応をアルバムに収録するはずなのですが、、。 

 もしかしたら、足で床を打ち鳴らしリズムをとり、奇声を発しながら、何かに取り憑かれたような雰囲気で演奏する、カナダから来た青年の姿をみて、聴衆は少なからずビックリしたり、多少の違和感をもって迎えたのではないのか、、、?、とも思うのですが、その真偽の程は解りません。 それと、あのアルバムはグールドが存命中には、公にされず、彼が亡くなってしばらくしてから発表された、、というのも、少し引っ掛かるところではあります。 まあ、ゴールドベルクは、スタジオ盤が出ていましたから、それで、、ということは解りますが、、。

 ちなみに、モスクワでのグールドの演奏の実況録音では、熱狂する聴衆の反応はアルバムにも収録されています。 

 それと、アンコールで演奏された物なのか、ゴールドベルグ変奏曲のあとに、2声や、3声のインヴェンションも、何曲か同じ日の演奏として収録されていますが、あの選曲も不思議な感じがします。 あれが、コンサートで演奏された曲の全てなのか?それとも、、、?。

 これは、もう一度、輸入盤のジャケットの解説を改めて読んでみる必要があるのかもしれません。 、、って、最初から読んでから書けば良いのにね、、?。

 ナンダカナ、、 (´o`;  。

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 熊本 スイング 〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町10-10 中山ビル096-356-2052

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2016年07月31日

スミマセン、m(_ _)m、まだグールドの話ですが、、。

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 というわけで、ボ〜っとした頭を、Glenn Gould の演奏による、Bach の Goldberg Variationsを聴きながら、覚醒させつつ、久しぶりにグールドについて書いていますが、自分で、文章に書いた以上に、1980年のスタジオ録音のゴールドベルクを聴いていたら、頭が冴えて来ました。

 バッハの音楽を聴くと、頭が冴える、、ということは、いろいろな人が言っている事ですが、今回はてきめんの効果がありました。 そんな頭の状態で、1980年のスタジオ録音のゴールドベルクの録音を最初から最後まで聴いてみつつ、グールドについて書き始めたら、筆が止まらない、、というか、指が止まらない状態になってきました。

 ついでに、、、と言ってはなんですが、1959 年のライヴ録音(ザルツブルグ音楽祭の)を久しぶりに聴いてみました。そして正にそのついでに、携帯プレーヤーに、その音源を入れ込みました。その音源を聴きながらこの文章を聴いていますが、モノラル音源の昔のライヴなので、どうかな、、?と、改めて聴く前に想像していた危惧は、冒頭のアリアから吹っ飛びました。

 テープのサーというノイズと共に出てくる、グールドの音楽、、いや、バッハと言う人のつくった曲に、心底共感し、惚れ込んだ物だけが、卓越した技術をつかって音として、この世に発するバッハの頭の中の音楽の再構築行為は、音質という足かせを吹き飛ばす、彼独特の勢いと、存在感が物凄いです。

 これは、チャーリー.パーカーの音源を聴いた時ととても似ている、「音質や、時代を越えた何か、、」を感じる演奏です。 これは、グールド以降、いろいろな演奏家がゴールドベルクを演奏、録音していますが、それらのどれもが越えられない、世界ではないのか、、?と私には感じさせます。

 もちろんそれらのすべてを聴いたわけではありませんが、かなりの枚数をチェックしても、冒頭の集中力というか、音楽力みたいなものが、ほとんどの演奏で、全くグールドの演奏に比べて、散漫に感じると、いわざろうえないことは間違いありません。

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 やはり、好きこそモノの上手なれ、、ということなのでしょうが、グールド以外のピアニストたちが、決してイヤイヤ、ゴーグドベルクを演奏しているわけではないと言う事は、間違えないとは思うのですが、やはり、グールドのバッハに対する、共感というか、愛というモノは、かなり他の演奏者達とはケタが違うと言う気がします。 その証拠に、現代のピアニスト達の多くは、グールドよりも優れたテクニックをもっていると思いますし、研究や、訓練は、決して彼に劣ることは無いと思うのですが、音楽の説得力は、グールドという、音楽家を前にすると、明らかに落差を感じざろう得ません。

 結局は「愛」なのか、、、?、、という何ともアナログな、身もふたもない論理としては、ナンダカナ〜という話になってしまいますが、何度聴いても、そうとしか思えないというところが、グールドの演奏にはあると思うのです。 

 そういう、彼のバッハに対する興味や、共感が、大きく彼の演奏に力を与えているというところは、どう考えても、否定できないわけですが、それ以外にも、グールドという人の音楽というか、録音に対する心構え、というか、執念というものは、他の演奏者とは明らかに違う気質を感じます。
 
 それは、録音に対する考え方です。 つまり、グールドは、録音の為の演奏ということに強い意志ももって臨んでいるのに対して、他のほとんどのピアニストは、コンサートの延長線上に、録音を考えている気がします。

 コンサートで弾く様に、ミスがなく、落ち着いて、プレイするという、ある意味当たり前のそれ自体なんにも問題が無い心構えで、多くのピアニストが録音に取り組んでいるのに対して、グールドは、あきあらかに、マイクの向こう、、、すなわち、スピーカーの前で聴いている聴衆に向かって演奏している、、という意気込みというか、なにか、一種の達観した様な姿勢を、私は感じます。

 ほとんどのピアニストは、バッハの大曲を前に、ドキドキしながら、解釈や、技術的なことを、しっかり脇をかためて、ある意味自然体からは、ほど遠いスタンスで、一世一代のパフォーマンスを行っている様に感じるのですが、グールドの場合、基本姿勢のなかに、「自分のやりたい様にやる、、」という良い意味での開き直りみたいな、姿勢も感じます。 そういった、天然系の演奏スタイルが、彼のつくりだす音楽に、確実に力を与えている、、、私には、そう感じます。

 文章長い、、、デスね、、( ⌒-⌒; )。

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2016年07月30日

「昨日のブログ グールド 」のつづき、、(今日のブログ)

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 というわけで、ボ〜っとした頭を、Glenn Gould の演奏による、Bach の Goldberg Variationsを聴きながら、覚醒させつつ、久しぶりにグールドについて書いていますが、自分で、文章に書いた以上に、1980年のスタジオ録音のゴールドベルクを聴いていたら、頭が冴えて来ました。

 バッハの音楽を聴くと、頭が冴える、、ということは、いろいろな人が言っている事ですが、今回はてきめんの効果がありました。 そんな頭の状態で、1980年のスタジオ録音のゴールドベルクの録音を最初から最後まで聴いてみつつ、グールドについて書き始めたら、筆が止まらない、、というか、指が止まらない状態になってきました。

 ついでに、、、と言ってはなんですが、1959 年のライヴ録音(ザルツブルグ音楽祭の)を久しぶりに聴いてみました。そして正にそのついでに、携帯プレーヤーに、その音源を入れ込みました。その音源を聴きながらこの文章を聴いていますが、モノラル音源の昔のライヴなので、どうかな、、?と、改めて聴く前に想像していた危惧は、冒頭のアリアから吹っ飛びました。

 テープのサーというノイズと共に出てくる、グールドの音楽、、いや、バッハと言う人のつくった曲に、心底共感し、惚れ込んだ物だけが、卓越した技術をつかって音として、この世に発するバッハの頭の中の音楽の再構築行為は、音質という足かせを吹き飛ばす、彼独特の勢いと、存在感が物凄いです。

 これは、チャーリー.パーカーの音源を聴いた時ととても似ている、「音質や、時代を越えた何か、、」を感じる演奏です。 これは、グールド以降、いろいろな演奏家がゴールドベルクを演奏、録音していますが、それらのどれもが越えられない、世界ではないのか、、?と私には感じさせます。

 もちろんそれらのすべてを聴いたわけではありませんが、かなりの枚数をチェックしても、冒頭の集中力というか、音楽力みたいなものが、ほとんどの演奏で、全くグールドの演奏に比べて、散漫に感じると、いわざろうえないことは間違いありません。

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 前回のブログにも書きましたが、バッハの時代には、今の様なピアノは存在しておらず、いわゆる、指のタッチで、音量や、音色をコントロールすることなく、演奏する事しか出来ない鍵盤楽器しか存在しておらず、当然鍵盤楽器の為につくられた楽曲はそれらの楽器を想定してつくられていたので、グールドの様な演奏家が登場して、完成された現代にピアノの様な楽器、、すなわち、音量、音質、音の表情など、チェンバロとは比べ物にならないほど、表現力豊かな楽器と演奏家によって自分の音楽が演奏される、、ということを、バッハは全く想定していなかったと思います。

 でも、それでは、それらの演奏や録音が、バッハの音楽として邪道なものなのか、、?。

 方法論としては、ある意味邪道なのかもしれませんが、バッハの鍵盤楽器意外の楽器の為に書かれた曲の多くに、あらかじめ原譜には、強弱の指定が無いにも関わらず、実際に演奏する場合は、歌い回しや、自然な強弱も含めた音量の大小を演奏上設定している様に、チェンバロの為に書かれた曲をピアノで弾く場合も、自ずと強弱をつけて演奏する事は、表現の幅を広げる以上の大きな弊害を、私は感じません。

 もちろん、チェンバロの独特の華やかな高音、弦をはじいてでる、華麗なサウンドは、ピアノにはどうやっても出ない音色ではあります。でもそれと引き換えにピアノで演奏する事によって得られる効果は、あまりにも多いというのは、多くの人が認めるところではないのか、と私は思っています。

 久しぶりに聴く、グールドの1959 年のザルツブルグ音楽祭でのライヴ録音は、ノイズも多いのですが、テープのノイズ以外に、スタジオ録音では聴く事ができな、グールドの足音、、、リズムを刻むビート音が入っていたりして、リアルなグールドのピアニストとしての姿を感じます。 それと、ほとんどの場合、何かしらの編集を加えていたり、曲集を通して演奏する事無く、録音作業をする、グールドの数少ない、全曲通しての長時間演奏の姿は、とても少ない、、、というか、この録音だけなのでは?、、と思います。

 明日も書いちゃおうかな、、グールドの話、、と今は思っていますが、、。

 しかし、録音エンジニアとしては、こういう音質の悪い名演奏の録音きくと、ホント考えさせられてしまします。

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2016年 8月1日に、九州熊本で、CMSレコード主宰 細川正彦の演奏があります。アルバム「In a Spring Time」のサキソフォン奏者、伊澤隆嗣も参加します。

 メンバー 伊澤隆嗣 as ss 古庄昇龍 b 鐘ヶ江貴裕 ds  細川正彦 p
 熊本 スイング 〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町10-10 中山ビル096-356-2052

 九州ローカルの、アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
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posted by えんこみ at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Glenn Gould

昨日のブログ グールド

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 昨日の分のブログを、翌日の夕方近くに書いていますが、今日は久しぶりの雨が降っています。それほどの雨量ではなさそうですが、空は曇っていて、日差しはナシ。 おかげで、湿度は高いですが、気温は30℃を切っていて、過ごし易いです。

 今週はずーっと頭がボーッとしていましたが、結局週末までそんな感じ、、。いろいろと、先の予定とか、近いところにある用事とか、アレやコレやと、ボーッとした頭で考えていたら、余計に頭が混乱して、訳がわからなくなってきました。

 そんな頭の状態を緩和しようと、めずらしく、Glenn Gould の演奏による、Bach の Goldberg Variations を聴きながら文章を書いていますが、なかなかいい感じで、頭が覚醒してきました。 私がいつも聴いているのは、かれのGoldberg Variations の3つの録音の中の、最後のもの。 

 1955 1959 1980 という3つの録音のうち、なぜ、最後の1980年のものをよく聴いているのか?。「それはですね、やはり、グールド最晩年の円熟というか、解釈の成熟感かというか、、」なんていう、月並みな、クラシックお宅的な蘊蓄(うんちく)とかとは、全く関係ありません (⌒0⌒ゞ 。

 ちなみに、レコーディングエンジニアとして、オーディオ的な見地から書くと、1955 1959 のレコーディングは、時代が古いので、モノラル録音ですが、1980 年の録音は当然ステレオ録音で、しかも、初期のデジタル録音。アナログのモノラル音源の早い方の2作と最後の一作とは、オーディオ的には随分違う環境です。

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 音楽的な側面から、それらの音源について書けば、以前にも少しだけ書きましたが、1955年の録音は、実質的なグールドのデビュー録音的な作品であると同時に、当時は珍しかったピアノに依るバッハ作品の録音の先駆け的な作品です。 

 それ以前もバッハをピアノで録音するピアニストはいた事はいましたが、ほとんどが小品で、長いものでも、イタリア協奏曲など、それ程長く無いものがほとんど。 グールードはその後、パルティータ1〜6番や、平均律など、長い曲集をアルバムにする事にかなりの労力をかけますが、そういった、ピニストに依る、バッハへの取り組みは、グールドから始まった、、と言っても良いのではないのか、、と私は推察しています。

 ポリフォニックなバロック時代独特それもかなり複雑フーガも含むバッハの作品は、強弱が自在に出せるが故に、ピアノと言う楽器で弾くと、物凄く各声部を独立して聞こえる様に演奏する事はかなり難しく、例えオルガンや、チェンバロで、それらの曲を演奏する事ができても、ピアノで、それを表現する事は並大抵の事ではない、、ということは、恐らく当時からほとんどのピアニストが知っていたと思うので、バッハの大曲をピアノで取り組むということを避けていたと思うのです。

 そう言った事情から、バッハや、バロック時代につくられた曲はピアノで弾くものではない、、という一種の常識が、出来上がってしまったのだと思います。

 次のブログに続く、、。

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2016年 8月1日に、九州熊本で、CMSレコード主宰 細川正彦の演奏があります。アルバム「In a Spring Time」のサキソフォン奏者、伊澤隆嗣も参加します。

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posted by えんこみ at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Glenn Gould

2016年02月09日

寒さの話と、グールドのアルバムについて。

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 今日は一日10℃前後の気温で、日が落ちても、それほど寒くはなっていません。

 あんまり寒く無くて、ヨカッタのですが、予報をみると、金曜日の福岡の最高気温が19℃という表示が、、、?!、、。19℃〜って、すごい暖かいですが、あくまでも予報ですが、その日の最低気温も10℃くらい、、。 それを書こうとおもって、改めてサイトを見ると、次の日の土曜日はもっと暖かくて、最高20℃なんて書いてあります。

 寒いのが苦手になってから、気温の予報を見て一喜一憂することが多いのですが、19とか20℃というのを見ると、ちょっと嬉しくはありますが、まだまだ2月なので、そのあとまた寒くなると思うと、その時の寒さがまた辛い、、、という風に想像します。 

 そう言う意味では、そこまで暖かくならなくて、15、6℃でいいんだけどな、、、なんて、勝手なことを考えますが、私の思いどおりになるわけもありません。 あくまでも予報とはいえ、来週の火曜は、最低が3℃で、最高が5℃なんて書いてあって、これ、本当にそうなったら、かなり寒く感じると思いますよね、、。

 しかもその日の何日か前に20℃なんていう気温を経験というか、体感したあとは、15℃も下がったら、これは応えます。

 勘弁して欲しいです、、、って、一体誰に勘弁して欲しいのかな、、 (´ε` ) 。 わかりませんが、、。

 ところで、話はかわりますが、アルバムのミックスをしていて、だんだん佳境に入って来ると、音質の調整意外に、各曲の音量、というか音圧のバランスについて考えます。

 最終作業を本格的な、ちゃんとしたマスタリングスタジオでやる場合は、曲間の時間や、音量バランスはミキシングの行程でやるのではなく、マスタリング(プリマスタリング)で、やる、ということが多いのですが、最近はコスト削減もあり、ミキシング終了後、必ずマスタリングスタジオを予約してスケジュールをとる、、ということを、必ずしもやらなくなって来ています。

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 お客さんの中にはこのマスタリングという作業を、ミキシング作業と混同している、というか、ミキシングのことをマスタリングと呼んでいる人もいたりして、いろいろな呼び方があるものだなと、思うのですが、どうも最近の現場では、本来のミキシングとマスタリングを両方あわせて、「マスタリング」という言い方をする人が多い様に感じます。

 そのマスタリングなのですが、最近 3つあるGlenn Gould のバッハのゴールドベルグの最後の録音をきいていて、クラシックなので、マスタリングで、それほど音量をかえることは無い、、と勝手に思っていたのですが、ちゃんとした機材で、あらためて聴いてみると、かなり楽章によって音量を調節していることがわかりました。

 あのアルバムは、まだグールドが生きていた頃に制作しているので、ああいった音量の調節は、プロデューサーと共に、グールド本人の考えのもとにされている作業なのではないのかな、、と思いました。 そう思って、あらためて聞き返してみると、曲によっての音量の大小だけでなく、曲中での音量の調整もしていて、演奏者の意志としての、音量調整だとしたら、なかなかの高い技術的な意識だな、、と思うわけですが、そう言う事が解る一つの理由としては、あのアルバムはデジタル収録なのですが、結構機材関係のノイズか多い、、。


 サーッというノイズ以外に、曲によって、空調なのかナンなのかわからないのですが、ブーンというハムノイズみたいなモノも、、。デジタル録音だと、テープノイズはないので、そう言う音が目立ちます、、。

 そう言ったホンのわずかなものですが、音楽のバックに一定に入っている雑音が、その音楽の音量が上がるとともに大きくなったり、小さくなったりしている、、、。

 これは、何かの機械で、フェーダーを上げ下げしているということなのだと思います。

 そんなことをしないで、演奏で強弱を付ければいいのに、、と思われる方もいらっしゃると思いますが、演奏でつけた強弱というものは、実は録音後、いろいろな音質調整で、少しその幅が小さくなってしまうことがあるのです。それを音楽的にもう一度、音量の大小のニュアンスをつける、ということは、ある意味利にかなっている処理ではあります。

 でも、曲中で、しかも、最後のアリアのテーマの再現部分で、あえて、小さめにする、、なんということをやる、、という発想が、グールドという人が、本当にテクノロジーを使いこなして、いかにして、作品を聴く人達に音楽を伝えるのか、、、ということを真剣に考えていたひとなのだな、と今回思った次第です。

 彼が現代までいきていたら、それらのテクニックを使って、もっと様々な世界を見せてくれたに違いない、、と思いました。

 今日は昨日の分まで、長いですねこのブログ、、、( ⌒-⌒; ) 。

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CMSレコードのべースデュオシリーズ完結編 「Harvest Moon」に参加の京都在住で、全国で活躍中のベーシスト、船戸博史氏と細川正彦のデュオライヴが2月12日(金)熊本の 「Jazz inn おくら」であります。九州では、アルバム発売以降はじめての共演になります。この機会に是非お聴き下さいm(_ _)m、お見逃し無く!!。


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2015年12月22日

冬至の平均律、、?。


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 皆様こんばんわ、CMSレコードエンジニア、小宮山英一郎です。 って、改まって書くのは、特に意味はありません。 私、残念ながら、まだ廃人から、通常モードに復帰できてはいません、、( ⌒-⌒; ) 。

 今日はめずらしく、グレングールド先生のバッハ、平均律第一巻なんぞを聴きながら、このブログを書いています。 あまりにも疲れがとれないので、銭湯なんぞにいってまいりましたら、今日は「冬至」なんだそうで、湯船に柚子がたくさん、、、。 とても良い香りがしていました。

 よく見ると、銭湯の協会のものなのか、冬至のポスターが、、。 柚子と一緒にカボチャの写真が載っていましたので、番台にいる旦那さんに、柚子と一緒に、カボチャもお風呂に入っているんですか、、、?とボケで、真顔で尋ねたら、真顔で、「いいえ、柚子だけですよ」と、にこりともぜず答えてくれました。

 何だかな、、(追悼、阿藤快さん (´o`;)。

 それにしても、大きな柚子のせいもあるのでしょうが、銭湯の入り口に入ったら、何やらいい香りがして、柚子とは知らずに、「この香りはなんですか、、?」と尋ねてしまいました。 どなたかセレブな方が、なにか、高級なアロマ入りのシャンプーでも持ち込んでいらっしゃるのかな、、、と最初は思いましたが、「冬至」
です、、、といわれて納得はしましたが、それにしてもいい香り。

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 なんというか、自然と言うか、上品と言うか、刺激が無いというか、、、。

 それでいて、なにか、空気が浄化される様な、、、、鼻孔を優しく刺激する、、というか、くすぐる様な、、というか、なんというかあ〜、、、。 私の稚拙な文章力ではとうてい表現出来ない様な香しい空気を感じました、、っていうか、結構がんばって、色々書いてみましたが、つたわりました?。 

 豊かな柚子の香りに浸りながら、ゆっくり入浴したあとに、湯冷めしないうちに、のんびりと、銭湯備え付けの、週刊新潮をみて、世間の様子をのんびりと、眺め、帰ろうとすると、、、。

 「これよかったら、持って帰ってください、、」と旦那さんが、大きな柚子をふたつ、ビニール袋にいれてくれました。

 「えっいいんですか〜?」と私、、。 

 これで、わたしのオヤジ臭い部屋も、すこし潤いのある香りで満たされる、、、かも知れません、、っていうか、その香り嗅ぎながら、グールド先生の演奏を聴きつつ、このブログを書いていたら、今まで気付かなかった、編集箇所に気付きました。

 なんか、損した様な、得した様な、、、。 音楽のつなぎ目が、、。 グールド先生は、編集が大好きで、別に間違ったわけでもないのに、いろいろなニュアンスで弾いた演奏を、つなぎ合わせたりしていたらしいです。 しかも当時は、テープに直接ハサミを入れて、、。

 斜め45度に切り込みを入れたテープをスプライシングテープというもので、貼付ける、、という作業をしていたのだと思うのですが、、、。

 柚子の香りから、いつも聴かない平均律、そして、編集箇所をみつけたり、、環境がかわると、人間色々なことに気付いたりする物ですね、、。

 年の瀬に優雅、、といえば優雅なのかもしれませんが、いつまでもは廃人モードでは、お客さんに怒られます。

 なんとかしなきゃ、、。 

  何だかな、、(追悼、阿藤快さん (´o`;)2 。

 それにしても、声デカイな、、グールド先生、、、ヽ(´o`;。

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 CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦が、小濱安浩クインテットと池田-小濱クインテットのメンバーとして中京地区三カ所(岐阜県、三重県、名古屋府)で演奏します。新進トロンボーンプレーヤー坂本菜々さんも参加します。

12.27.sun
 ISLAND CAFE お問合せ:TEL. 058-213-7505
岐阜市一日市場北町3-7
小濱安浩クインテット
小濱安浩(ts)・坂本菜々(tb)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)
12.28.mon
 Salaam お問合せ:TEL/FAX 059-326-7568
三重県四日市市智積町3191-3
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)
12.29.tue
 Mr.Kenny's お問合せ:TEL. 052-881-1555
名古屋市中区金山5丁目1-5 満ビル2F
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)


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2015年08月12日

グールドの音源いろいろのこと、、2(お宅な話)。


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 今日の九州、福岡地方は雨で、夜が明けてからは気温は低く、最高でも25℃くらいで、大変過ごし易かったですね、、。 雨量は大した事はなかったのですが、この涼しさは、嬉しかったですね、、。
 
 湿度が高いのもなんのその、、ホッと一息つきました。 

 昨日のつづきですが、どうもGlenn Gould のはなしは、どうしても長くなってしまいます。

 先日購入した、Bach Well-Tempered Clavier Book 1&2 ですが、久しぶりに聴いてみて、改めて素晴らしさに感動しました。以前、バッハの平均率クラヴィア集は、ピアノ音楽の「旧約聖書」である、、、という評文をみたことがありますが、本来はチェンバロの為に書かれた作品でありながら、Gould氏が弾くと、曲の魅力だけではなく、後世の鍵盤音楽にいかにバッハが影響をあたえたかが、よくわかります。

 現代では当たり前になってますが、当時はまだ実験的なものだった、12平均律の調律を、想定して作曲した、ということ自体が、実験的であったわけですが、チャレンジャー、Johann Sebastian Bach は その試みを実験以上の、多調性による豊かな音楽の先駆けとして以上の、大きな収穫を音楽史上に残したのだなと、この曲集をきくとわかります。

 録音の音質については一巻は、1960年代のはじめ頃の録音ですが、とても明快な音で、時代を感じさせませんね。最近のクラシックのピアノ曲の録音は、ホールでの収録が多い様ですが、このアルバムの様な、デッドなスタジオでの収録による音も悪くないと思うのですが、、、。

 そして、ひさしぶりに、手に入れたGlenn Gould に関する、気になる情報とは、、、。

 それは、CBSレコードに残したグールドの音源をもっているソニークラシカルのヨーロッパから、「グレン・グールド・リマスタード〜(81CD)ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション」というものが出るらしく、81枚という枚数にもビックリしますが、ずべての音源がDSDに依るリマスタリングをされているということなので、ちょっと気になります。値段も3万円くらい、、、(予約だと26,470円)。コレッて、一枚当り、400円をきってます、、。ブックレットとかもついてますし、、、。

 DSDマスタリングといえば、CMSレコードでも採用している、現代最先端のマスタリング方法です、( ^ ^ )/。

 けっこうお買い得です、、(^^;; 。 でも買わないぞ、、、。

 でも、さらに、さらに気になる商品の発売もアナウンスされているんです、、、。

 それは、、、。

 Glenn Gould Remastered - TheComplete ColumbiaAlbum Collection (USB) (スペシャル日本語翻訳ライナーノーツ封入) 。

 これは、どういうものなのかというと、上に書いた81枚組のリマスター音源のうち、インタビュー音源を除いた、CD78枚分を、CDではなく、

 a) 24-bit/44.1kHz FLAC format
 b) MP3 format rated at 320 Kbps

 という、ハイレゾフォーマットを含む、a)、b) 二つの サウンドファイルで、USBメモリーに入れ込んだ物、なんだそうです。

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 ここで私が注目しているのは、ファイルフォーマットが、AIFF や WAVE ではなく、24-bit/44.1kHz のFLAC だということです。このフォーマットは日本ではそれほど普及していませんが、音質的に有利なフォーマットです(詳しくは→ FLAC )。ただし、この形式は、i Tunes では再生できないのですが、そのためにMP3のファイルがついているのかもしれません。

 そして、注目すべきは FLAC の 24-bit 形式ということで、これはCDを越えるクオリティーですから、仕事柄、気になるところではあります、、、。

 CD以上の音質ということで、値段も高く、¥62,424 となっていますが、随分高いですよね、、。音質がかなり上なはずなので、しょうがないのかもしれませんが、、。でも計算してみると、一枚あたり800円くらいだから、ある意味妥当というか、安い、と言えなくもないのかもしれません。
 
 でも、もっと気になるのは、これを買った人が、どんなソフトウエアで、これを再生するのかな、、、とうことです。Windows Media Playerでは、オプションのソフトを入れれば、再生できますが、Macは、デフォルトの i TunesがFLACに対応していないので、他のソフトが必要です。最近の携帯型オーディオプレーヤーは大体FLACには対応していますが、、(i pod はダメですが)。

 いずれにしても、メジャーレーベルから、こういった、CD盤以外の高音質ソフトが発売されるということは、時代を象徴しいているという気がします。こういう、従来のCDプレーヤーでは再生できない商品を発売する、、ということが、それほど無理な事ではない、という世相がある、ということなんだと思います。

 そういった意味でもこの商品にはちょっと注目したいですね、、。

 知らないで購入して、聴けないじゃないか、、という、クレームは来ないのかな、、?、などといらぬ心配をしてしまいますが、、、。
 
 秋の発売と言うことですが、Gould の音源をあんまり持っていなければ、購入を検討したいところですが、、ほとんど所有しているのでは、なかなか、購入する勇気がありません、、 (ーー;) 。

 Gouldの音源は今までに、いろいろな国から、様々なボックスセットがでていて、それぞれ微妙に内容がちがうので、マニアの人は重複するのを覚悟で、ボックスセットを何種類も持っている人もいるのではないかと思うのですが、今回のセットはいままでの物を凌駕する、決定版になる気がします。
 
 Gouldファンには、なかなか悩ましい商品なのではないのかな、、と思います。

 同じ頃、ゴールドベルク変奏曲のアナログ盤も出るらしいですが、私は全く興味ないですね、、、(笑)。

 今日のブログの写真ですが、全部縦置きの写真って、初めてかもしれません、、、。 特に意味はありませんが、、、^_^; 。

 お宅な話題、やっと終わりました〜、、(´Д⊂ヽ、、ちょっと長かったですね、、。

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 明日の夜です!
 ★ CMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦の演奏が、福岡県福岡市のライヴハウス、New Combo で、8/13 (木曜) 20:00〜あります。メンバー ピアノトリオ AX 小野(b)/武本強志(ds)


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2015年08月11日

グールドの音源いろいろのこと、、1 。


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 今日も暑かったですが、一番暑い昼過ぎから用事で、外出していたら、すっかり体力を消耗してしまいました。 今日の気温は34℃以下で上昇は止まっていましたが、やはり強い日差しにあたると、グッタリしますね、、。 少し昼寝して復活、、。

 今日は、久しぶりにGlenn Gould のことについて書きたいと思います。

 ここのところ、CDレーベルのHPの中にあるブログなのに、音楽の話題が少なかったですし、、。

 カテゴリーをつくってあるとはいえ、最近は同じクラシック関係のGidon Kremer とはちがい、ご無沙汰ぎみで、ブログ開設以来、まだ17回しか書いていませんし、5月に書いて以来、随分時間が経ってしまいました。

 Gidon Kremer は元気に演奏活動をしていますが、Gould氏の方は、1982年に50歳で亡くなっていますから、ネタはそれほど多くはありません。

 Gouldと言えば、Bach と言う程彼のBach の演奏は有名ですが、その中で有名なゴールドベルク変奏曲ではなく、音楽史上最も有名なのは、2巻の24のプレリュードとフーガですが、当然彼もそれを録音していますし、いままでにもこのコーナーでも取り上げてきました。

 ところが、その、24のプレリュードとフーガ、平均律のCDが、見当たらないのです。 コレに関しては、いろいろなヴァージョンの製品が出ていて、私の持っているはずの物は、一巻とニ巻のCD4枚がセットになっているものなのですが、いくら探しても、見つからないのです。

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 恐らくは、どなたかにお貸しして、そのままになっているのではないかと思うのですが、誰に貸したのか、全く覚えていません。それ程よく聴くわけではない作品ですが、どこに有るのかわからないというのは、気持ちが悪いものです。

 そういえば、以前このブログに書いたこともありますが、ザルツブルグの音楽祭でのライヴ録音のゴールドベルクが行方不明になり、あきらめて、新しい物を買った後に、5〜6年振りに、貸していた人から、返って来た、、ということがありました。

 それを再現する事にならない事を祈りますが、今日、買ってしまったんですよ、、。「24のプレリュードとフーガ、平均律」を、、、。 昨日中古レコード店で発見したのですが、最近再発された製品が結構安く出ていたのを思い出したので、福岡のタワレコに値段をチェックにゆきました。

 そうしたら、全部売り切れで、なかったんです。 凄い人気ですね、、。仕方なく、アマゾンをチェックすると、2800円で新品が出ています。中古店では、美品が1200円出ていましたので、購入決定しました。

 今回購入したのは、数年前に出た製品で、ジャケット写真は、アナログ盤の Bach トッカータ集が新譜で出た時につかわれていたモノの、トリミング違いのものです。Gould 氏が室内でコートをきている写真、、、。

 私はオリジナルデザインとか、そう言う物にはこだわりはないので、安くまた、プレリュードとフーガ、平均律が手に入りよかったと思っています。

 もうGould のアルバムはほとんど全て持っているので、もう今回の様なことがなければ、購入する事は滅多にないのですが、実は最近気になる情報を手に入れてしまいました、、、。

 それは、、、。

 文章長くなりましたので、つづきは明日に、、 (^^;; 。 

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 ★ CMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦の演奏が、福岡県福岡市のライヴハウス、New Combo で、8/13 (木曜) 20:00〜あります。メンバー ピアノトリオ AX 小野(b)/武本強志(ds)


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2015年05月09日

またまたGould(昨日のブログ)

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 昨日は久しぶりに Glenn Gould の話を書きました。

 死後30年以上を経て、いろいろなお蔵入り音源が様々な形でアルバム化され、ほとんどそれらは出尽くした、、という意味のことを昨日書きましたが、その後、改めていろいろとネット上を調べてみると、、、ありました、私の知らないGouldの音源が、、、。

 それは2012年にリリースされていたもので、正確には全くの未発表という訳ではありませんが、とても興味深い音源であるので、ここで取り上げてみたいと、思います。

 その音源は、スクリャービンとシベリウスの曲で、スクリャービンが、ピアノ・ソナタ第5番 op.53と2つの小品 op.57、シベリウスが ソナチネ第1番嬰へ短調 op.67-1、ソナチネ第2番ホ長調 op.67-2、ソナチネ第3番変ロ短調 op.67-3、キュリッキ(3つの抒情的小品) op.41。

 これらは、既に一度リリースされており、私も持っていますが、これらのスクリャービンの音源はグールドのプロデュースのもと、特殊なマルチマイクで集音されていて、ステレオペア×4本の8本のマイク、8つのトラックに記録されていた物を、「編集段階でミキシングを細かくコントロールし、作品にふさわしい響きにする」というコンセプトで、ミキシングしなおしたものなんだそうです。

 ちなみにシベリウスの方は、既に公開されている音源は、その方法で収録及びミキシングされたものが、アルバムになっていて、それを全く知らずに、私は聴いていた、、、ということになります。

 Gould 氏はテクノロジーに並々ならぬ興味があり、編集など、いろいろな音源編集のテクニックを色々試していた、ということは知っていましたが、そのようなマルチマイクによる収録を、自らの意志で実現していた、、ということには、少し驚きました。 通常は、当然、録音の方法は、プロデューサーやエンジニア達の範疇のことであり、演奏者が自らそれを望んで、実験的な録音方法で、記録し、ミキシングにも立ち会って、音源を仕上げるというのは、とても異例なことです。

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 私の様な、エンジニアを生業とするものにとって、これはある意味画期的なことであり、シベリウスの音源はすでに、そういったスタイルで仕上げられていたものを知らずに聴いていたということで、それ程自然に仕上がっていた、ともいえるわけですが、全く気がつかなかったということは、少し悔しい気がしますが、改めて、その辺のことを意識して、聴いてみたいと思います、、、 ^_^; 。

 今回(もう三年まえですが)の音源のうちスクリャービンの方は、Gouldのマルチマイクでの集音とミキシングのプロジェクトが頓挫し、二つのマイクのみに依る音源が作品化されていたものを、カナダのカールトン大学芸術文化学部の、ポール・テベルジュ博士によって、再構築されたものだそうで、最初の試みの為、集音が上手くゆかなかったのか、完全に蔵入りしていたものを復活させたモノだそうで、もともとのものと是非比較して聴いてみたい、、と思います。

 そして、このアルバムの画期的なところは、ナンと!スクリャービンの、ピアノ・ソナタ第5番 op.53のマルチマイクに依る8 トラック分のデータが、別のディスクに入って製品に付属しているのだそうです。 これって、一般のリスナーにはあまり意味が無いというか、あってもしょうがないデータなのかもしれませんが、私の様な、録音、ミキシングのエンジニアにとっては、とても興味深いものである、、、といえるでしょう、、。

 なにしろ、コレを元に、グールドの計画の元、収録された音源を使って、自分で作品を構築することができるのですから、、( ^ ^ )/。

 このアルバムは、普通のCDより、割高ですが、十分にその価値がある作品だと思います。 って、みなさんあんまり興味ないですよね、、、(^^ゞ。

 しかし、生前の Glenn Gould の音楽とそれをめぐるテクノロジーへの好奇心は、スゴいモノがあったんですね、、。 周りのレコード会社のスタッフたちは、本当に大変だったと思います、、(^。^;) 。

 個人的には、ピアノという楽器を二本以上のマイクで録音する、、、ということは、位相の問題などもアリ、基本的には反対の立場をとっていますが、今回、このディスクをあらためてきいて、研究してみようかな、、、とも思いました。

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 今晩です!!

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2015年05月07日

久しぶりの、、、。

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 今日のブログカテゴリーは「Glenn Gould」。

 せっかくカテゴリーをつくって、今までに15回書いていますが、去年の4月から、ほぼ1年近くもご無沙汰でした、、、。

 久しぶりにピアニストGlenn Gould について書く、、、というのは、特に理由はありませんが、最近何故か続けて彼の演奏する「Mozart: Piano Concerto #24 In C Minor, K 491 」のアルバムを聞く機会があって、それについて考えているうちに、そうなったのかもしれません、、。

 彼は1982年に50歳で亡くなっていますから、もう33年も時間が経っているんですね、、。

 初期を除いて、キャリアの半分近くをコンサート活動を止め、録音に限定していた彼には、生前に発表されていた音源以外に、かなりの数の録音があり、つい数年前までは、ちょこちょこと、発掘されたものがアルバムとして発売されたりしていましたが、さすがに最近はそう言うものもなくなりました。

 私個人としては、30年以上前から彼の演奏をレコードで聴いていましたが、本当の意味で彼のファンになり、いろいろなアルバムを手に入れたのは、その後随分たってからのことでした。
 特に集中的に聴いたのは、今から15年程前の数年間でした。 ほとんどのアルバムを手に入れて、かなり聞き込んだという記憶があります。

 若い頃には、Bach 中心に聴いていましたが、その後に集中して聴いたときには、それ以外の物をたくさん手に入れて、いろいろと聴きました。
 
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 ヒドい時には、かなりはまってしまい、半年か1年くらい、彼のアルバム以外ほとんど聴かないということもあり、少し凝り過ぎのきらいがありましたが、最近はそれほど聴くことはありません。

 最近よく聞くのは、上に書いたMozart: Piano Concerto #24 とSchoenberg: Piano Concerto, Op. 42 - 1. という変わったカップリングのアルバムと、遺作と言われているアルバムの、Glenn Gould Conducts & Plays Wagner
の二つが、PCに読み込んであって、よく聴く作品です。

 Mozart って、そんなにしょっちゅう聴く作曲家ではありませんが、私は決して、嫌いなコンポーザーではありません。

 Gould はソナタとか、ピアノの独奏曲はほとんど録音していますが、Mozart のコンチェルトは、24番だけしか録音していません。どこかで Gould は Mozart のピアノ協奏曲をほとんど評価していなくて、演奏したがらなかった、、という文章を読んだことがあります。でも膨大な量のソナタを全部録音していますが、そういうピアニストはほとんど居ませんが、コンチェルトは一曲だけ、、、という、、不思議です、、、。
 
 Gould は、彼の演奏で有名な、Bach 以外の作曲家もたくさん録音していますが、ピアニストなら誰でも演奏する、、と言って良い、Chopin や、Debussy 、Ravel、Schumann などの作曲家をほとんど演奏しなかったようで、録音もほとんど残っていません。Debussy の場合、なぜか、クラリネットソナタの伴奏のみ、、、という録音歴です。

 いわゆる、ピアニスティックな音楽より、そうでない曲の方が好みだったのでしょうか、、?。

 でも、プロコピエフとか、グリークとか、シベリウスなんていう作曲家は録音しているんですよね、、。時代でいうと、後期ロマン派から近代にかけては何故か避けているというか、、、。 でも、新ヴイーン学派とか、それより新しいものには興味を示しているんですよね、、。 自身で作曲もしますし、、。

 あっ、でもBrahms は録音していますね、、、。

 人とのコミュニケーションは苦手だったらしく、合奏モノの録音はとても少ないです、、。 そういえば、Schumannのピアノ五重奏曲は録音していましたね、、、。Schumannはあれだけかもしれません。

 いつも、どうでも良い話とか、食べ物の話とが多いのに、今日はクラシックのかなり専門的な話で、なんだか分からない、というか、面白く無いな、、と思っている方が多いかもしれません。

 まあ、そういう日もあるッていうことで、、、♪( ´θ`)ノ 。

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明日です!!
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2014年04月06日

久しぶりのグールドさん、のつづき、、。

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 昨日のグールド氏の話し、、ですが、、。 私の見た映像はアレから調べたら、1979年のものでした。 グールド氏は1964年からコンサートを止めたので,コンサートホールなど、公共の場所での演奏は止めてからも、テレビなどでは、盛んに演奏していたということらしいですね、、。 以前永年カナダに住んでいる知り合いが、テレビでグールドが演奏している番組をたくさんホームビデオで録画して持っている、、と言っていました。

 今日も含めて、その後もいろいろ映像を見たのですが、質問する評論家みたいな人と、難しいフーガを演奏しながら、楽々と普通に会話している姿をみると、やはりこの人普通の人じゃない、、、というかスゴい人なんだな〜と思います。 

 普通の曲ならまだしも、複雑に旋律が絡み合う楽曲であるフーガを演奏しながら、会話をするということは、各々の声部を頭で歌いながら、なおかつ、話したり、相手のコメントに対して反応しているわけで、どんだけマルチタスクな頭を持っているんだろう、、、?、と、思います。 頭の構造が基本的に違うとしか思えません、、、^_^; 。

たくさんの人の前で演奏することは、避けていた人ですが、この曲のこういうところを知って欲しい、とか、曲の構造を解説することに情熱を持っていた様で、そのことが、テレビ番組に出演したり,制作したりするという活動につながっていたわけですが、彼が、50歳という若さで没することなく、現代まで生きていたら、彼のやりたいことを表現するのに、とても都合の良いメディアがたくさん有ったのに、、、と思わずに入られません。

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 録音した音源を,早々と,編集手段によって、再構築していた、彼にとって、現代の、ノンリニア、ハードディスクシステムによる編集はとても快適なものでしょう。 いまでは考えられませんが、当時は、録音したテープを、はさみで切って、粘着テープでつないで、編集を行っていました、、、。 
 様々な曲に関する解説なども、当時は基本的にテレビ番組という形での記録映像的なものがほとんどでしたが、現代なら、低予算で、いろいろな企画が実現していたことでしょう。

 彼が、インターネットや、コンピューターの力を手にしたら、世界中に無限の情報を発信できていたということは、想像に難くありませんし、もしかしたら、自宅スタジオからの演奏の生配信とか、ネット上の質問に答えるかたちで、いろいろな人達に講義をするなど、より多くの人達とのコミュニケーションを行っていたかも知れません。 
 
 デジタル化による恩恵は、特に映像作品の制作コストにおいて、特に顕著で、もしグールド氏が生きていれば、その事を一番喜んだかも知れません。

 今日の写真は、すべて、本日の九州福岡の空、、、。 それにしても天気はよかったですが、寒かったですよね、、、(^_^;) 。

 思わずまた冬の服装をしてしまいましたよね、、、。 

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 明日4月7日月曜日は、CMSレコード主宰 細川正彦が若手メンバーを率いてお送りする、DDEPQ =ダブル・ダブル・べース・エクスペリメンタル・ピアノ・カルテットのライヴがあります。福岡(博多)ニューコンボ にて、、、! 今回は、新曲、メンバー各人のオリジナルなど、盛りだくさん。ご期待下さい。メンバー 田中誠、榊原太郎 b 国原健太 ds 細川正彦 p   http://www.f2.dion.ne.jp/~combo/live04.html


 熊本地方の方に、細川正彦カルテットの4月のライヴのお知らせです。素晴らしい、サックスプレーヤー伊澤隆嗣氏をはじめ、強力な布陣でお送りする、スペシャルライヴです。各会場で、CMSレコードのアルバムも販売致します。 熊本地方の方は是非! メンバー 納浩一 b 香月宏文 ds 伊澤隆嗣 as ss fl 細川正彦 p

4月10日(木) 「エスキーナ・コパ 」4月11日(金)、 水俣「 ヒゲの店」
4月12日(土)「 おくら」、4月13日(日)西原村 「くぼたくんち(久保田自動車内)」

 それと、4月後半は、べースデュオシリーズ第二弾、中島教秀、細川正彦「Duologue」の発売記念ツアーがあります。詳しくはココ →



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2014年04月05日

久しぶりのグールドさん

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 昨日はブログに晴天、とか書いてしまいましたが、実際は、晴れたり,曇ったり、雨が降ったりそしてまた晴れたり、、という、まるで英国にいる様な天気でした。

 イギリスは、ずーっと一日晴れとか、雨と言う日がとてもすくないです。 雨の量自体はそれほど多くは無いのですが、降ったり晴れたり曇ったリという、変化の激しい天気が普通に一日中続く,という印象です。 なので、少し位の雨では、それ程傘はさしません。

 昨日の、深い雲、ざっと降る雨、割と強い日差し、、の、めまぐるしい気候の変化は、ホント英国風気候でした。


 ところで、全く違う話しになりますが、今日、You Tube で久しぶりに、個性的なピアニスト、グレン・グールド氏の映像をみました。カナダ人のグールド氏は、1940〜80年くらいの間とても個性的な活動で知られた、クラシックのピアニストですが、キャリアの途中からコンサート活動を拒否し、録音活動、アルバム制作のみに専心するという珍しい活動方法を選んだ人でした。

 私が今日見た映像は、まだ人前で演奏している頃に出演した、テレビ番組のものでしたが、ベートーベンのピアノソナタについて、自身の説をコメンテーター相手に延々と超早口でまくしたてていました。

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 人前で演奏すること、コンサートをひらくことを止めたということで、かなり内気な人なのかと思っていたら、テレビの中の彼は、極めて雄弁、、、。 

 司会者が相手をするのが大変なくらい、自説を物凄いスピードでまくしたてています。テレビというのは、時間が限られているので、その中で、どれだけ濃い話しをできるのか、、ということもあるのだとおもうのですが、この人が、人気があるにもかかわらず、公開の場所での演奏活動を、ある時期から、死ぬまでやらなくなった、というのが信じられない程、画面の中のグールド氏は雄弁です。

 人前でしゃべるのは平気でも、演奏するのは苦手、、、?。 まあ、そういう人がいてもおかしくは無いですが、、。でも、テレビでは、楽しそうに、ピアノも弾きながら、いろいろいろと解説しています。

 本当に個性的な音楽家だなと、と、たくさん残っている映像を見るたびに思います。 ただ音楽を演奏するだけでは満足せず、いろいろと、自分の意見を人に伝えたかったのだと思うのですが、こういう人は他に知りません。

 音楽もキャラに勝るとも劣らず、個性的ですがね、、、(^_^;) 。

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2014年01月22日

今年初 GGの つづき(昨日のブログ)

 
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 どんなに、崇高な、思想と素晴らしい素質を持っている芸術家と言えども、「経済」と無縁でいられるという人は滅多にいないものです。 それは、グレン・グールドとて同じ、、、。 通常の演奏家の生活というものは、演奏活動及び教育活動などをして、報酬を得る、、、というところから、成り立っています。 芸術に貢献しながらも、いかにして、効率よく稼ぐか、、、という命題のもと、人生の限られた時間をやりくりしながら、ある種の綱渡りをしている、、というのが、ほとんどの有能、、?あるいは有名演奏家(音楽家)の実態である、、ということは知っていて無駄な事ではないと、私は思います。

 教鞭をとる、公開の場で演奏する、、いってみれば、それらは、パフォーマンスであり、ほとんどの職業がそうである様に、現場で何かをすることによってのみ得られる、金銭獲得の手段であるわけですが、レコーディングという現代の錬金術を利用すれば、演奏、録音した音源がメディアの力によって知れ渡り、人々が興味を示し、運が良ければ、製品は量産され、お金が入って来る、、、という目にあえることもあるわけです。 能力、才能、人気などを制作者側が評価し、表に出る事ができたグレン・グールドという人は、そのような、稀に見るクラシック演奏家のスターとしての地位をえた、、。
 
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 大方の芸術家が音楽、芸術、哲学、慈善運動?など、興味の対象が、旧態然とした、人間性にもとずいたものであるのに対して、グールド氏は、メディアの仕組み、、、すなわちテレビをつかって何ができるか、、録音技術をつかってより良い音楽作品をどのようにしたら、制作できるか、、など、後のヘルベルト・フォン・カラヤンの手法を先取りするかの様な活動に熱心に取り組んでいました。 演奏活動と並行して、自らホストをかってでた、音楽テレビ番組、、演奏やその他の事実を取材したドキュメンタリーなど、演奏家としては、異例の形での音楽活動は次第に、個人的な表現を極める方向にむかい、ついには公開の場での演奏活動を停止するという革新的な手法、、? というか、ある意味暴挙、、、?を決行するに至るわけです。

 極若い頃から、35歳で、ピアニストを引退し、作曲に専念する、、というコメントをしていたグールド氏ですが、そのことを実行することは無かったまでも、コンサートという、ほとんどの演奏家にとって、唯一の表現手段である発表の場を放棄した、ということは、彼にとって、必然的な流れだったのかもしれません。 本人は全く自身の死を予測していなかったであろうなかで、録音された彼の最後の作品は自らオーケストラを指揮した管弦楽曲でいした。 50代前半の彼は、もしかしたら、今後はピアニストではなく、指揮者としての活動をメインに据えていたのかもしれません。

 作曲という、演奏とは全く違った意味をもつ、音楽を創造する行為に、あこがれをもちながらも、幾つかの作品や、コンチェルトのカデンッアを除いて、多くの作品を公開しなかったグールド氏は、そのことについて、どのように考えていたのでしょうか、、。

 わたしは、ここへ来て、彼の録音作品はたくさん知っているが、彼自身が書いた、評論や、意見をまとめた書簡などをあまり読んでいないので、その内容を知りたくなってきました。

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2014年01月21日

今年初 GG

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 いやあ、久しぶりに、ブログ更新が次の日の昼を過ぎてしまいました、、。 もう夕方ちかくです、、(^_^;) 。

 それとは関係なんですが、今年初めてのグールドの話、、。 

 グールドという人が、コンサートの演奏活動をするのを、ある時期からやめて、レコーディング専門の演奏家になった、、、というのは有名な話ですが、もちろんクラシック業界では、とても珍しい話、、。 他のジャンルでは、ドナルド・フェイゲンとかピンク・フロイドなど、当初はライヴをしない、公開の場所での演奏はしないと公言していたバンドも、プロジェクトの内容がかわったり、いろいろな事情も変化して、最近は時々コンサートをやっているグループ、というか、アーティストもいます。

 彼らの場合はスタジオでの多重録音で、リアルタイムの実演が不可能な音楽の構築のしかたで、素晴らしい音楽を作っているという事で、単純に言ってしまえば、グループを構成しているメンバーの人数より、出ている音の数が多い、、、とか、アルバムの演奏メンバーが
一曲ずつちがうとか、いろいろアルバムを聴いている人達の前で、その音楽を再現する事が難しい音楽だったわけです。

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 そこのところは、グレン・グールドの場合、編集というプロセスは経ているとはいえ、多重録音などの技術は使っていないので、コンサートをやろうと思えば、することもできたはずですが、それをあえて、録音に専念し、一切のコンサート活動を停止し、それを一生つらぬいたというわけです。 でも50代前半という若さで、亡くなっているので、もしあのまま長生きすれば、年取ってから、またコンサート活動をはじめる、、、ということも可能性がないわけではなかったと思います。

 それにしても、演奏家がコンサートをやらない、、ということは、録音という手段が無い時代には絶対にあり得ない話ですし、録音という一種の制度ができてからでも、人気がない演奏家なら、コンサートをひらけない、、ということはあり得るわけですが、グールド程の人気=レコードセールスがある音楽家なら、それは常識的には考えにくい話です。

 カナダ人のグールドが、アメリカのレコードプロデューサーに、若くして見いだされ、それなりの準備を経て、大々的にうりだされ、その結果、予想以上のセールスをあげ、名声を確立しただけでなく、その後の活動をやり易くしたという事実は、皮肉にも結果的に、グールドと聴衆の距離を大きくする事になってしまったわけですよネ、、、(次のブログにつづく、、)。

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2014年01月02日

今年の初グールド

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 やっと音楽を聴きました。 今年の第一曲目は何故かグレン・グールド、、、何故って、特に理由はありません。

 今日も、お正月らしく、天気が良い晴天、、。 私にはそのイメージにグールドの弾くバッハ、イギリス組曲がふさわしく感じたのかも知れません。 昨年の1月11日に初めてグールドをとりあげて、今日は今年初めてのグールドネタ、、これでこのネタは11回目になりますね、、。 以前取り上げたときは、イギリス組曲の4番の事をちょこっとだけ書いたわけですが、、。今日はたまたま今聴いている今年の初鑑賞音楽がグールドの、イギリス組曲で、PC に入っているので,一番から順番に再生しています。

 グールド氏がレコーディングを開始したのは1950年代、まだモノラル録音の時代です。最初の有名なゴールドベルク変奏曲は、モノラル録音。つまりステレオではなかったわけですが、今日聴いているイギリス組曲は1977年の録音、、なので、もちろんステレオですし、録音状態はかなり良い方ではないかと思います。

 グールド氏の最初の録音はモノラルのアナログ録音,そして,最後のピアノ演奏の録音は初期のデジタル録音、、ということで、彼は録音技術の端境期に活動していたんですね、、。死ぬ間際の、ラストレコーディングは、オーケストラを自ら指揮しての演奏でした。もしかしたらあれはアナログ録音かも知れません。

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 とてもたくさんのレコーディングがあるグールドですが、その録音の音質は、すべてレコード会社が一緒なのに、なぜかまちまちで、ステレオ録音になってからも、曲によって、プロジェクト単位で音質がそれぞれ違います。 個人的には、今日書いている、イギリス組曲は、演奏も録音も気に入っています、、、。

 グールドの音楽は、モノに依っては、いかにも暗いスタジオにこもって演奏した様な,閉塞感を感じるものが少なく無いですが、この録音は、曲のせいなのか、演奏のせいなのか、音質のせいなのか、、多分それらの全て、グールド氏の機嫌も良かったのでしょうか、幾分開放感もあり、快活な感じも少しします。

 曲も主に2〜3声部ですし、演奏の技術的には平均率などとくらべると、直感的に演奏できるのかも知れません。

 グールド独特の早過ぎる楽章や、遅過ぎる楽章もほとんどありません。 これも聴き易いですね、、、。

 この録音ではピアノの音色が、いかにもニューヨーク・スタンウエイという音がしている気がします。 でもいつか調律の人に、そういうニューヨークとハンブルグとの明快なキャラクターの差は、いわれている程は無いんですよ、、みたいな事を言われた事があるので、それは私の思い過ごしなのかも知れません。
 
 いずれにしてもこのピアノの音は私の好み、、明るすぎず,暗すぎず、重すぎず,軽すぎず、、、という感じで、私にとって新春にふさわしい,「爽やかな風」という風情を感じます。

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2013年09月24日

鍵盤楽器の為のパルティータのことなど、、2

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 一昨日から、グールドのバッハ、鍵盤楽器のためのパルティータについて書いていますが、ついつい横道にそれて、パルティータについての話が中途半端になってしまっているので、続いて書きたいと思います。
 
 パルティータはバッハの鍵盤楽器の曲の中でも代表的な曲と言われる一方で、ピアニストの教育用としては、そのレパートリーに入れられない事が、日本では多く、音大のピアノ科を卒業している方でも、この曲をあまり知らない、、演奏したり、聴いた事がない、という人も意外と多いです。
 その理由として考えられることは、ピアノ演奏のテクニックの訓練のために、バッハの曲が、複雑なフーガなどに特化されて、教材として使われていることが多いということも有ると思います。パルティータには、複雑なフーガはありませんし、曲調は、バロック的というか、いろいろな趣を異にした舞曲の組み合わせで、できあがっており、ロマン派やその後のピアノ曲に比べ、古くさい感じがするというのも、あるかも知れません。

 学生が取り組む曲を、先生達が選ぶ時に、上級者には特に、大曲を選ぶ傾向があるというのも、パルティータが教則曲として選ばれにくい理由の一つとして考えられます。一曲1分〜4分程度の短めの曲、小品が、5~6曲で、一つの曲集が出来上がっているといのも、ベートーベンなどの後世の曲に比べて、小粒な印象を与えているのかも知れません。

 
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 しかしそれにしても、この曲集、 6つのパルティータは、魅力的な、ある意味、宝石箱の様な、小さくても華やかで、良く歌う、素晴らしいたくさんの曲がてんこ盛りの、音楽的には素晴らしい曲集です。
 
 どちらかというと、幾何学的で、作曲された時代よりモダンで、複雑な曲が多い、ヨハン・セバスチャン・バッハの曲の中にあって、古き良き時代のロマンチシズムをたたえた、とても親しみ易い曲調ですが、イージーでない、深い内容をもった曲集だと、私は思います。

 ゴールドベルクに続いて、グールドがあえて、その辺も加味して、6つのパルティータをあらためて、世の中に知らしめるつもりで、録音したのではないかと、わたしは思います。

 グールドは、このパルティータを、録音技術の進歩の端境期、つまり、モノラルとステレオ録音の境目の時期に録音しています。そのため、全6曲のなかには、録音の時期の早い曲は、モノラル録音、遅い曲はステレオと、異なるフォーマットがアルバムの中の混在しています。

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 実は長年、個人的に気になっていることがあるのですが、この曲集の中で、パルティータの6番だけが、なぜか、うかない演奏、、、というか、生彩を欠く演奏に聞こえてしかたありません。
 わたしは最初、1番から6番までを順番に録音しているのかと思い、気まぐれなグールドが、最終曲まできて、少し飽きてしまったのではないか、、? と思っていました、、。ところが、データを調べてみると、なんと5番と6番は一番最初(1957年)に録音していたんです。なので、モノラル録音ですが、そのせいで、演奏が悪く聞こえるという事は、何度聴いても思えません。
 同じ時期に録音した5番は素晴らしい演奏なのですから、、、。
 
 グールド関係の書籍がたくさん出ていますが、私はアルバムはほとんど全て持っていますが、本は何冊しか持っていないので、もしかして、それらの本の中に、パルティータ6番の不調の原因を検証しているものも、あるのかも知れませんが、いまのところ私は、知る由もありません。私は今のところ、グールドについて様々に語っている文化人諸氏の文章より、グレン・グールドの音楽そのものに興味がありますので、、。

 完璧主義者のグールドが、何故あのような演奏を、アルバムに収録したのかは、私にとってはとても大きな謎ですね、、(~_~) 。

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2013年09月23日

鍵盤楽器の為のパルティータのことなど、、

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 昨日はタイトルの、グールドが弾くパルティータの話に入る前に、自称グールドファンへの苦言が、とても多くの紙面を占めてしまい、本題に入る事ができませんでした (^_^;) 。

 バッハのパルティータというと、鍵盤楽器の作品ではない方の、無伴奏バイオリンのパルティータの方が有名で、鍵盤楽器のパルティータはそれに比べて知名度がイマイチですね、、。それにはいろいろな理由があるとは思うのですが、音楽的にはヴァイオリンの方も、鍵盤の方も、バッハの器楽作品の代表曲と言って良い、素晴らしい曲だと、わたしは思います。

 ヴァイオリンのパルティータの方はかなりの難曲で、有名演奏家や巨匠達にとって、とても取り組み甲斐のある曲ですが、鍵盤のパルティータは、音楽的には同じ様に素晴らしいものですが、演奏の難易度という点からは、それ程でもなく、プロの演奏家が、コンサートや、レコーディングで、取り上げる曲としては、いささか、地味というか、聴衆へのインパクトが薄いと、以前は考えられていたのかもしれません。

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 鍵盤楽器の為のパルティータ(BWV825〜830)をグールドは、センセーションを巻き起こした、1955年のゴールドベルク変奏曲の後に録音、リリースしています。ゴールドベルクも、パルティータも、どちらとも、本来、少なくとも当時のコンサートピアニスト達はほとんど取り上げていなかった曲ですし、どちらかと言えば、チェンバリスト=バロック音楽(古楽)の演奏家たちの為のレパートリーだったのかもしれません。

 しかしながら、どちらの曲とも、音楽的な内容はとても豊かで、曲集中の、どの曲もが、全て音楽的にとても豊かである、という意味では、平均率クラーヴィア曲集より、優れた組曲であることは間違いないと、私は思っています。平均率はバッハが、プレリュードとフーガという二つの形式を使い、長短それぞれの調で作曲する、という縛りをつくり、ある意味実験的につくった曲集であるのに対して、パルティータは形式や調にそれほどにはとらわれる事無く、自由に書いた曲と言うことが、できると思います。

 その辺りの事を、おそらくはグールド氏は深く理解して、ゴールドベルクも、パルティータも演奏、録音して発表したのだと思います。そのような経緯をふまえて考えてみると、ある程度の知名度はあったとはいえ、24歳の新人ピアニストのデビュー盤が、かのゴールドベルク変奏曲であり、それがセンセーションを巻き起こしたということは、本当に画期的な出来事であったと言って間違いないと思います。

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 知名度があまり無く、人気がない曲でも、良い演奏をすれば、人々の心にアピールする、、、。この信念をもって、CBSレコードのプロデューサーを説得して、アルバムをリリースした、若き日のグールド氏はその件で、最初の賭けに勝ったということになります。

 ちなみに、その当時アメリカのチャートをにぎわしていたのは、他でもない、ルイ・アームスロング、サッチもです。グールドのゴールドベルクのアルバムは、1956年に、天才サッチモのアルバムをおさえて、全米一位になったそうです。

これはスゴい事ですね、、。57年前の出来ごとです。

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2013年09月22日

鍵盤楽器の為のパルティータ

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 今日は、5月4日以来のグレン・グールドネタ、、、。ヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルの話題はもう 20回を越えていますが、ブログのカテゴリーをつくった割には、グールドの話は、まだ7回だけでした。

 グールド、と言えば、バッハ、、、というあまりにもお決まりの、論じ方しかされていないことが多く、このブログでは、あえて、彼のバッハのはなしは、あまりして来ませんでした。あんなにいろいろなバッハ以外の曲も録音して、なかなか良い演奏を残しているのに、ほとんど無視されているということに関しては、非常に残念でしかたありません。

 それもそうなんですが、グールド関係の書籍、や音楽関係者のグールドに関する文章をみると、ん〜、、、ナンでだろう?というか、ホントに理解して聴いているのか、、?と思うことがしばしばあります。極端な話をいえば、グールドという人は、名前と一部のバッハの演奏、奇行や個性的な発言ばかりが、クローズアップされて、本来の音楽家としての実像があまりにも曖昧にとらえられているいる様に感じてしかたありません。

 それらは、ほとんど、レコード会社や、メディアなどが、アルバムのセールスに有利だと思った情報ばかりを、世の中に出しているからだと思うのですが、、ほとんどの人が、それを真に受けているのだと思います。

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 多くのグールドを語っている人達は、どれだけの量のグールドの演奏の記録を聴いているのでしょうか? わたしの知り合いのなかにも、自称グールド好きと言っている人で、グールドってバッハ以外の曲も録音しているんですか、、?なんて言った人もいましたが、私は、いままで、「グールドが好きです」という人で、本当にグールドの事が好きで、いろいろと聴いているんだな、この人は、という人にまだあった事が、残念ながらまだありません、、。
 だから、この場をかりて、書きたいです、「本当のグールドファンのお友達募集中、、、!」グールドの話題で盛り上がれる人と、意見を交換してみたいです。似非(えせ)クールドファンお断りのグールドファンの集いとか、どこかでやっていないでしょうか、、?

 無論、グールドのいろいろな楽しみ方があっても良いと思うんですよ、、、(^_^;) 、でも「グールドが大好き」とかいって、話をしようとしたら、「じつはまだゴールドベルクしか聴いた事ないんですよ、、」という人がおおすぎます。それも。じゃあ古い方の録音と新しい録音とどちらが好きですか、、?と尋ねると、「えっ!何回も録音しているんですか?」とか言う人が多すぎます(実際には全曲録音は私の知る範囲ですが、ライヴも入れると3回)。そう言う人は、私はグールドのアルバムを聴いたことがある、、位にしておいて下さい、、(^_^;) 。

 図々しいですよ、グールドがかわいそうです。

 でもべつにゴールドベルクだけ聴いている人をばかにしているわけではないのですよ、、けして、、。 グールドはすばらしい、グールドを知っていれば、教養人みたいなイメージをメディアがつくり出しているのは知っていますが、それにそのまま乗せられているとは、、、。何だかな〜、、、デスよ!、、本当に。
 そういう人達が選挙の度に支持政党がころころかわって、投票しているんでしょうね、、。  今日はちょっと過激、、、?。
 
 あっ、パルティータの話は、明日のブログで、、、、、゜д゜) 。

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2013年05月09日

バッハもいーけど、ルートビッヒもね、、!

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 4月5日、14日とピアニストのグールドの話を書きましたが、きょうもグールドネタ。

 グールドという人はクラッシック界では珍しく、音楽活動を途中から、コンサートをやらず、レコーディングのみに、しぼってしまった演奏家です。

 一時いまから10年以上前、かなりグールドに凝り、アルバムも50枚以上買いまくり、半年くらい聴きまくったので、若干中毒というか食傷してしまい、最近はあまり聴いていなかったのですが、どういう訳か、今年の春先からまた、思い出した様に、グールドのアルバムを聴く様になりました。 
 
 きょうは昨年再編集されて発表された、グレン・グールド生誕80年・没後30年アニヴァーサリーのシリーズから、先日のベート−ベンの協奏曲に引き続き、主に変奏曲とバガテルばかり集めて2枚のCDにまとめたアルバムを、またまた中古で購入、、。
 わずか800円あまり(新品でも1500円)、、なので、ケースも小さいし、CD一枚なのかと思っていたら、2枚組でした (^_^;) 。

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 ベートーヴェンのピアノのバガテルや変奏曲はソナタに比べると知名度があまり無く、演奏や録音の機会も少ない様ですよね。

 私がグールドの事を書くとき、必ず私が書く事は、バッハの演奏ばかり有名ですが、他の作曲家の作品もたくさん録音していて、それらの演奏もとても素晴らしいということです。
 
 かれはベートーヴェンのソナタもたくさん録音していますが、コンチェルトも5つ全て、きょう取り上げた変奏曲とバガテルも比較的珍しい曲を演奏していますが、なぜか一番有名な、ディアベリ変奏曲は録音していません。
 きょうのブログのタイトルの「バッハもいーけど、ルートビッヒもね、、!」は、もっとグールドのベートーヴェンの演奏を聴きましょう!ということで、お正月のカレーのコマーシャルのコピーをパロディーにしてみたわけです。

 グールドというひとは、私が思うに、その時のやる気が演奏にハッキリ出る人で、今日取り上げたアルバムでは、終止テンションの高い演奏をしてくれています。グールドにはめずらしく、細かなミスや、少しおぼつかないパッセージもありますが、きっと気分良く演奏できたのか、よし、としている様です。
 録音も60年代後半から70年代にかけてで、とてもクリアーな音質で、グールドの演奏をより良いクオリティーで伝えてくれています。

Beethoven:
Variations (32) on an Original Theme in C minor, WoO 80
Eroica Variations, Op. 35
Variations (6) for Piano on an Original Theme in F major, Op. 34
Bagatelles (7), Op. 33
Bagatelles (6), Op. 126
Piano Sonata No. 24 in F sharp major, Op. 78
Glenn Gould (piano)

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2013年04月14日

影の写真とグールド

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今日は少し暖かかったですね。

花粉とか、PMナントカは、少しは減ったのでしょうか。

 最近はもっぱら影の写真に凝っていますね。この写真、いつでも撮れる様で、この角度でこの様な感じに、太陽が影をつくることは、そんなにありません。

 ここのところ、いろいろ仕事以外でも音楽を聞いています。

 
 先日買った中古CDのグールド。あれを聞いてから、すこしづつ他のグールドのアルバムもきいています。自宅とは離れた場所に置いてあったグールドのCD50枚くらいを、仕事のついでに行って、持って来ました。

 グールドは、かつて、とにかくたくさん聞きました。今から十数年前、仕事以外では、半年以上グールドしか聞かなかったことがあります。ここ数日聞いていたグールドは、コンチェルトなどが多く、一番多いピアノのソロをほとんど聞いていませんでした。

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 そして今日久しぶりに聞いたのは、バッハの「イギリス組曲第4番」。先日書いた「グールドの秘密」というブログに書いた様に、何回も録り直しているのではないかと思い、ブックレットをよく見てみました。
 そのデータが下のもの。

( Recording : Eaton's Auditorium、Toronto, Canada,
December 14 & 15, 1974, May 23 & 24, 1976 )
 
 やっぱりやっていましたね、、。
 
 20分 7楽章のこの曲を、4日間もかけていました。しかも最初の2日と後の2日は一年以上あいています。その甲斐あってか、演奏はとても緻密かつ、ダイナミックで、私はグールドの録音の中でも、かなり好きな方です。
 録音の音質も独特のクリアーさがあり、すがすがしく、今の季節にぴったりな気がします。録音は12月と3月なんですけどね(^_^;)。

 本来ピアノの為に書かれていない曲(バッハのこの時代まだピアノは発明されていませんでしたので、チェンバロ用)を見事に魅力あるピアノの曲として演奏しています。ピアノに関しては、高音部の独特のハスキーな感じが、スタンウエイ独特の魅力を感じます。

 
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2013年04月05日

ベートーベンのコンチェルト

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 先日とても期待して購入した、ブーレーズ cond、内田光子 p、テツラフ vlnのベルクのアルバムが、それ程面白く感じなかったので、少なからず落胆しました(いまめげずに聞き込み中ですが)。
 
 購入して、まるで子供の様に、悦び勇んで、CDをプレイする瞬間は、とてもエキサイティングですが、内容に不満があると、勝手なもので、子供から、すぐ大人にもどって、気難しくなります。人間て、おかしな物ですね、、。

 そんなわけで、実は最近また購入した、廉価な中古CD、あまり期待せず、軽く一週間放置しておりました。中古といっても、これはリリースされてまだ一年もたっていません。
 以前から出ていた音源CD3枚分をセットにしたもの。グレン・グールドの若かれし頃(1958〜66)の演奏で、ベートーベンのピアノコンチェルト1〜5番。
 
 5曲、CD3枚分が定価1500円くらいのものを、中古で800円くらい、、デフレ値段ですな〜、、。これなら一杯飲むのをガマンすれば買えます、、のみ屋さんを経営しているみなさん、ゴメンナサイm(_ _)m。
 
 やっと一枚目を聴いてみて、、、これは結構面白かったです。一枚目にはNo.1と4のコンチェルトが入っているのですが、ナンと、一番のハ長調 op.15は一楽章と三楽章のカデンッアをグールド自身が、作曲しています。

 これは知らなかったですね、、。生前彼は、30を過ぎたら「ピアニストを引退して作曲家になる」という発言をしていましたが、実際にはピアニストを続けながら、数曲の作品を残しただけでした。
 
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 一楽章のカデンッアは少しフーガ風、なかなか複雑なものです。ピアニストが余儀で作った物とはちがう、りっぱなものです。
 
 三楽章のカデンッアはベートーベンの後期ピアノソナタ風で、短いながらも印象的で、二つともベートーベンのオリジナルと比べても遜色のあるものではありません。
 しかしこの一番のコンチェルトの一楽章ははテンポが速いです。私が聞き慣れているベネディッティミケランジェリの、やや標準よりゆっくりした演奏の、倍近いスピードです。
 
 今日、ある脳科学者の人が、人間の脳は「知らないもの、初めて出会う物に触れると、より多くのドーパミン(快感物質)が分泌される」と、ある雑誌に書いているのを見ましたが、このグールドのカデンッアは私の脳みそに良い刺激を与えてくれましたね、、。  ピアノの調律は結構くるっていて、気にならなくも無いですが、演奏はいきいきしていて、楽しめますね。
 他の二枚を聴くのが楽しみです。

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2013年03月18日

グールドの秘密、、? 3

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 一昨日のブログで、グールドのコンサートの、ゴルードベルグ変奏曲の録音について、彼の実像に迫る上で、重要な意味があると書きました。
 その意味とは、つまり、彼が、コンサートでは絶対にできない表現方法=録音技術(編集など)を駆使して作品をつくっていたわけで、一曲丸々、途切れる事無く演奏して、それが記録として残っていて、それを聴く事ができること自体が、とても珍しい事だと言えるわけです。
 当時はそのコンサートに来ている聴衆も含めて、やがて彼のコンサートでの生演奏が聴けなくなる、なんて言う事は想像もしていなかったでしょうが、クラシック演奏家としては、異例の暴挙(?)を実行してしまったわけです。
 
 ただ実像に迫ると言っても、「録音が全てである」、として公開演奏を拒否してしまった音楽家ですから、ある意味そこに実像があるわけで、彼自身にとっては、それらの記録は実像ではなく、ただの実演以上ではなかったのかもしれません。

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 録音における編集作業を「邪道」とみる、実演至上主義の演奏家や、聴衆も確かに存在していて、編集無しの録音に、尊い魅力を感じる方も居る様です。ですが、私は録音技術者としての仕事柄として、だけでなく、実演の魅力以上に、音楽を録音し、それが最終的に商品になるまでに、色々な行程を経る事に関して、特に違和感を感じてはいません。
 むしろ、いろいろな行程を経て、つくられる事により、地球上の、いろいろな場所やシチェーション、時間や季節、その他の条件に左右される事無く、素晴らしい曲や、演奏家のパフォーマンスをより良い状態で、楽しめるとしたら、歓迎されるべきことだと思っています。

 いずれにしても、編集なしの、生の演奏そのままのパフォーマンスを、1959年のゴールドベルク変奏曲の録音からは聴く事ができるわけで、今となっては、とても貴重な記録であり、グレン・グールドの『実演』を知ることができる、数少ない音源と言えるでしょう。
 
 バッハの曲で、半音階的幻想曲とフーガ ニ短調, BWV903という曲があるのですが、グールド氏は前半の幻想曲だけ録音して、フーガを録音する事無く、亡くなってしまいました。私の大好きな曲なので、フーガを録音してから、天国に行ってほしかったです。
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調とCDの外側にかいてあったので、購入したら、中のブックレットに「フーガは収録されていません」なんて書いてありましたが、ソニーレコードさん、詐欺的商法ですヨ、、、(._.)...。

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