2019年12月16日

企業の力と、個人の力

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 昨日はGidon Kremer 氏の2015年に録音された作品について、「この一枚」、、ということで取り上げましたが、あのアルバムが発売されているのは、ドイツの名門レーベル、、というか、大手のレコード会社グラモフォンからなのですが、実はそのグラモフォンは、あのアルバムの音源の制作には一切関わっていません。

 つまりあの企画はGidon Kremer 氏の発想の元、彼の信頼するプロデューサー兼エンジニアに音源制作を依頼し、録音と編集、そしてミキシングとマスタリングを経て、Gramophon 社に音源が持ち込まれて、彼らの手によってプレスや、印刷物の手配が行われて、製品化された、、という事なのだと思います。それか、もしかしたら、すべての工程をKremer 氏側が執り行い、流通販売のみをユニバーサルグループ(Gramophon 社)が行っているのかもしれません。

 昔の音楽アルバム制作は、企画から始まり、演奏者の選択やレパートリーそして録音編集など、いわゆる、レコード会社のスタッフによって行われていました。レパートリーの選択は、より人気がある曲、そしてその人気がある曲を、人気がある演奏者の組み合わせで録音制作して、聴衆(レコードユーザー)にとって、魅力ある商品をつくり、潤沢な広告費を使い、できる限りのパブリシティーのもと、それなりの数の商品を世界で売りさばく、、というやり方だったわけです。

 もちろん現代でも、それに近い製作及び販売方法である程度の利益を出している会社もあるとは思いますが、世界的なレコードビジネスの停滞は、以前の何分の一の数しか販売成績を望めないので、同じようなやり方で、商売を成立させることが難しくなってきました。

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 そういった状況の中、発売すればある程度の販売成績を見込める、巨匠演奏家であるGidon Kremer 氏は、レコード会社のお仕着せのレパートリーや共演者の選択を極端に嫌う自意識の強い、演奏家ですから、自らの企画で音源を制作し、レコード会社に持ち込む、、ということを、随分前から実行しています。

 これは以前のように会社組織でなければ購入できないような、高額な機材を使わなければ高音質な音源制作をすることができない、、というわけではなく、そして、昨今のレコード会社の人材不足や、経費の節約傾向、、といえばきこえが良いのですが、つまり簡単言って仕舞えば、、渋ちんの制作方針の為に作品の質を落とさなければならないということを、避けるために、賢い音楽家の文字通り賢明な選択なのです。

 音源の制作費というものは、特に小編成の録音の場合、わずか数人のスタッフで行えますし、録音後の工程は演奏者と同じくらい音楽を理解することができる、演奏者が信頼するスタッフだけで純度の高い作業を行えるというメリットもあり、このような制作スタイルは今後増えてゆく傾向にあるのかもしれません。

 ただ、クラシックの演奏家の場合、多くの演奏家がコンサートや教育活動が主で、それほど音源の制作に関わった経験がない人が多いので、誰でも Kremer 氏のようなやり方で、質の高い作品を創りあげることができるとは限らないとは思います。 
 彼の場合、今までにたくさんのレコード会社で、150枚以上のアルバムを作ってきていますので、その工程、各会社のやり方、スタッフやプロデューサーとのコミュニケーションを通じて、いろいろな経験をしているでしょうし、どのようにしたら、良い作品ができるのか、どのようなスタッフと仕事をすべきなのか、、ということを、よく知っていると思うのです。

 総じて言えば、音源というものは、会社組織がお金を出して、造っているとしても、その現場では会社の力ではなく、個人の能力が発揮されることでしか、良いものは出来上がらないということを経験的に知ってしまったということが、彼の音源制作のやり方の裏付けに成っていると同時に、最高の音源をレコードビジネス停滞の昨今、できるだけ少ない経費で制作するノウハウを手に入れて、企業のためにではなく、世界の聴衆のためにそれを実行しているというところが、彼の音楽家としての素晴らしさの一翼を担っているとおもいます。

 今日のブログの写真は昨日の昼間撮影したものです。

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blanc de blanc Live  バー ブラン ド ブラン ピアノメインテナンス記念 Duo Live (終了しました。)

9月23日月曜祝日 20:00 〜
出演 細川正彦 piano Emma Arcaya flute

〒900-0033 沖縄県那覇市久米2丁目19−1

電話: 098-943-9955




フルートパラダイス in Kumamoto レストラン & ライブバー キーブ (終了しました。)

10月29日火曜日 20:00 〜  
出演 小島のり子 大元 薫 flute 細川正彦 piano 明日正就 bass 武本強志 drums
096-355-1001
 〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町11−14 電話: 096-355-1001



辻 元重 g 細川正彦 p Duo Live in Jazz inn Okura (終了しました。)

10月30日水曜日 20:00 〜  

〒860-0848 熊本県熊本市中央区南坪井町1−12 096-325-9209


ピアノトリオ Live in 徳之島 A-HOUSE

11月21日木曜日  20:00 〜   (終了しました。)

出演 高尾英樹 Bass 川原大輔 Drums 細川正彦 Piano

〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津7315
電話: 0997-83-2981


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 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
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2018年06月11日

ハイハット、、。

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 今日は朝から空は厚い雲に覆われていました。陽射しがないので、気温はそこそこ、、、。

 相変わらずの空梅雨、、と思っていたら、夕方から、突然少しだけ雨が、、。ちょっとびっくりしました。降水確率は10%でしたから、まさか降るとは思っていませんでした。

 全国各地は結構な雨量のところもあるみたいですが、こちらはもう全然、、。もう慣れましたけどね、、。 

 このところ続いているYouTube を聴きながら(?)のブログ書き、、。今日は、超珍しいことに、なんとファンキーなジャズを聴きながらしています。某アメリカ有名レーベルの、アルバムなのですが、こういうの、「ご機嫌にスイングしてる、、」っていうんでしょうか、、、?(笑)。

 BGMとして聴きながら感じたことなのですが、録音も、演奏もなかなか良いのでは、、、と思うのですが、曲によって、ドラムのハイハットがちょっとデカすぎる、、、ような気が、、。

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 私がミキシングする場合もビートを強調するために、ちょっとだけ、大きめ、、にすることはありますが、ここまで大きいのは、初めて聴きました。部分的に、わざとそうしている、、、のだと思いますが、なかなか大胆なミックスです、、、。

 マルチトラック、、つまり、各楽器を別々のトラック(チャンネル)に録音している現代の録音の場合、、まあ、この今聞いているアルバムもそうなんですが、基本的に楽器のバランスは、後でどうにでもなる、、、というところがありますので、音楽的には出来上がりは、ミキシングをするエンジニアのやり方次第で、いろんな選択肢があります。

 ハイハットっていうのは、小さなシンバルが二枚合わさって、足で踏むペダルで操作できるようになっていて、4ビートジャズの場合、2拍目と、4拍目に鳴っていることが多いのですが、それの聞こえ方の大きさを加減することで、グルーブ感みたいなものを調節することができます。

 もちろん、生で演奏している場合、演奏者も、いろいろな大きさでニュアンスをつけて演奏していますが、ミキシングでも、もともとの生の感じを壊さない範囲で、調節することはよくありますし、いろいろなテクニックがあります。

 なんか、かなり久しぶりに、エンジニアらしいこと書きました、、きょうは、、。

 ナンダカナ〜、、、。

 曇っていると晴天の写真を使いたくなりますね、、、(笑)。

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CMS レコード主宰 ジャズピアニスト細川正彦の演奏が熊本県と佐賀県であります。

7月25日水曜日 7時半〜 場所 レストランバーキーブ

菅原高志グループ 菅原高志(ds)荒木卓也(b)細川正彦(p)
http://cib-co.jp/

〒860-0806

熊本市花畑町11-14 KOHENビル2F
TEL.096-355-1001

7月26日木曜日 8時〜 場所 Jazz inn おくら

菅原高志グループ 菅原高志(ds)荒木卓也(b)細川正彦(p)


Jazz Inn おくら http://www17.plala.or.jp/okura/index.html
〒860-0848 熊本市中央区南坪井1-12 Tel:096-325-9209


7月27日金曜日 8時〜 場所 シネマテークhttp://cinema-theque.com/

菅原高志グループ

城島 弘幸 (g) 細川正彦(p)福田将之 (b) 菅原高志(ds)

ジャズ喫茶シネマテーク
〒840-0811 佐賀県佐賀市大財1丁目5−60 TEL:0952-28-6708


CMS レコード主宰 ジャズピアニスト細川正彦の演奏が大阪でありました。

5/23(水) 20時 〜 天王寺 「カクレンガ」

〒543-0076 大阪府大阪市天王寺区下寺町1丁目3−43 アパートモナ 1F Tel 06-7182-0041

細川正彦(p) 畠山 令(b) 弦牧 潔(ds)
終了しました。


5/25(金)20時 〜 八戸ノ里「bar 蓄音機」

〒577-0803, 5丁目-6-5 下小阪 東大阪市 大阪府 577-0803 Tel 06-4307-0080

宮 哲之(ts) 松元 敬志(b) 弦牧 潔(d) 細川正彦(p
) 終了しました。




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2018年04月07日

パワードモニターの話の続き 2

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 昨日、一昨日の分でも書いている、「パワードモニタ〜スピーカー」の話。

 パワードモニターというのは、簡単に言えば、パワーアンプ内蔵型のスピーカーシステムで、要するに、いろいろな機器を直接接続して、音楽を聴くことができるもの、なのですが、これを私が強く、皆さんにお勧めするのは、低コストの割に、とても優れた音質で音楽を聴くことができるから、、なのですが、それなのに、これを導入している人がとても少ない、というのが現状です。

 その理由として考えられるのは、この「パワードモニタ」の類が、家電店や、オーディオショップに展示もしていなければ、在庫もない、、という現状だからなんです。

 その理由は、従来のオーディオメーカーが、その手の商品を作っていないという理由で、よく言えば「住み分け」、悪く言えば、縄張り争いの結果、優秀な商品が市場から締め出されている、、ということがあるからです。

 つまり簡単に言って仕舞えば、長く続く、デフレ、不景気、消費不況の中、アンプと、スピーカーの両方の役割を果たす商品が市場にで回れば、単体のアンプや、スピーカーがあまり売れなくなってしまうので、まあ、言ってみれば、闇カルテルを製造各社と、販売店が結んでいる、、、ということなのだと思います。

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 お金を払えば、ちゃんとした商品が手に入るのが販売店もしくは専門店である、、という印象をもっている消費者が多いと思いますが、それは幻想で、常に、製造業会と、販売業の間の細かな談合によって、価格や、販売ラインナップは決まっていて、いってみれば、あちらの都合で、商品の品揃えは決まっています。

 低価格で、優秀な性能のパワードモニタと、パソコンを中心としたシステムのオーディオセットは、オーディオ雑誌でも、ほとんど取り上げられることはなく、その存在はまるで隠蔽されているかのようです。

 販売店は消費者の利益など、考えずに、メーカーの戦略のまま商品を仕入れ、陳列している、、という印象はありませんが、私が書いているパワーどモニターが扱われていないことで、実はそれが全くの事実である、、ということは、はっきりしています。

 パワードモニターを購入したいなら、当然試聴したいわけですが、ネットショップには在庫があっても、それをパソコンを通して、試聴することはもちろんできませんし、東京や大阪のような大都市には、パワードモニタを何十種類も陳列して、試聴可能な機材やさん的な楽器店の類がありますが、すべての消費者が、そういうお店に行くことができるわけではありません。

 先日も書きましたが、パワーアンプとか、プリアンプと従来のアンプ無しのスピーカーによるオーディオシステムは、もう過去のものと言ってもよくて、プロの現場や、放送局では、現在は、当たり前のようにパワードモニターだけが使われています。

 そして、実は、昔のいわゆる、JBL とか、ALTIC などのスピーカーシステムも、それが開発された最初の頃、には、当たり前のように、スピーカーの中にアンプが入っていましたし、そうでない場合でも、専用のアンプでドライブされていたのですよ、、。

 パワードモニターによる、リスニング環境は、言ってみれば、従来のというか、オーディオ黎明期の当たり前のシステムの構築の仕方に戻ったやりかたである、、とも言えるのです。

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大阪と鹿児島で CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦の演奏があります。
2月18日(日) 大阪 DEAR LORD
細川正彦(p) 山本学(b) 弦牧潔(ds) 「終了」

大阪府大阪市鶴見区放出東 3-20-21 コンビビル4F TEL 090-8141-7309

3月20日(火) 徳之島 A-House
細川正彦(p) 納浩一(b)
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2018年04月05日

パワードモニター再び、、。

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 今日もなんとなく暑めな気候でしたが、ほぼ曇り、、。

 昼間は湿度低め、、でも、日が暮れるとむしてくる、、、という、梅雨から夏のこちらの気候の傾向に、徐々になってきました。

 数日前から、数週間前に知り合いから送ってもらった、使っていないパワードモニターをテストで使っていますが、、これがなかなかの代物、、です。

 「パワードモニター」って、なあに、、?という方がいらっしゃるかもしれませんので、簡単に説明すると、、、。 パワード、、っていうのはパワーアンプ、モニターは、モニタースピーカーのことで、簡単に言えば、パワーアンプ内蔵のスピーカーなんです。 

 つまりそれに、パソコンとか、ミキサーとか、iPod とか、そういうものを繋げば、そのまま音楽が聴ける、、という機材な訳です。 いままでになんどもこのブログで取り上げてきましたので、それについて是非読んでいただきたいんです(→ @)。

 本来ステレオセット、、というかオーディオシステムといえば、CDプレーヤーとか、レコードプレーヤーとかを、アンプにつないで、その後ろにスピーカーをつなぐわけですが、そのアンプには、プリアンプとパワーアンプがあって、プリアンプは、コントロールアンプとも言われ、いろいろなつないである機器を切り替えたり、音量や音質をいじったりするアンプで、パワーアンプは、大きな音にオーディオ信号を増幅するアンプなわけです。

 
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 そのパワーアンプが、スピーカーが入った箱、スピーカーボックスの中に、入っているのが、パワードモニターです。 普通のオーディオショップとか、家電量販店では、アンプとスピーカーが一緒になったものを販売すると、単体のスピーカーや、アンプが売れなくなってしまうので、扱っていないので、あまり一般化していませんが、いまや、業務用の分野、、つまり、スタジオとか、放送局では、もうそれが当たり前で、単体のスピーカーやアンプは、どこを探しても置いてないところが、ほとんどです。

 このブログの最初の方に、「なかなかの代物、、です。」と書きましたが、このパワードモニターはなかなかの優れもので、値段や、大きさの割に素晴らしいパフォーマンスを実現してくれます。 っていうか、簡単に書けば、音がいい!!。

 すべてのパワードスピーカーが音が素晴らしいとは限りませんが、多くの数多ある、スピーカーとアンプの組み合わせにくらべて、それぞれ、専用につくられたパワードモニターはコストや大きさの制約をもろともせず、完成度の高い製品が多いです。

 私がここ数日テストしているモノもそうで、数日を経て、いろいろな音楽を再生していますが、実に柔軟性に富み、専門的な言い方をすれば、定位特性、位相特性など、低価格帯では考えられないほどの完成度、高忠実度をもっています。

 久しぶりにオーディオネタになりましたが、この際だから、これについて明日も真面目に書いてみたいと思います。

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2018年02月15日

桜祭りと、ソロピアノの続き。

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 今日は、超久しぶりの快晴でした〜。 気温もどんどん上がって、24℃越え、、。 めんどくさいから、着替えないで、冬の格好で出かけたら、暑くて仕方ありませんでした、(笑)。アホか、、!。

 少し前から咲いているのですが、この暖かさで、桜の花は、ピークを過ぎたようでした。何日か前に、青空をバックに桜の写真を撮りたい、、ということを書きましたが、桜の咲いているうちに、快晴の日が来るなんて、ラッキーでした。

 なので、張り切って、重い一眼レフをもって、もし晴れたら、「ここで撮るぞ」という前から決めていたポイントへ、自転車で、、、。 雲があると日が陰って、目的地に着いた頃には、「ああ、曇っちゃった、、」という風になることが多いですが、今日はほぼ快晴なので、その心配はありませんでした。そういうわけで、今日のブログの写真は、その一眼レフで、撮った写真です。

 ちょうど私が、写真を撮っている時に、通行人が携帯のカメラを構えて近づいてきましたが、なぜか目があって、お互い微笑んだりして、、。 これも、暖かい気候と、桜の花の作用なのかもしれません、、。

 今日は、まさに、「春」を感じた1日でした。

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 昨日の、某 K J 氏(なぜか今日は伏字(笑))のソロピアノについての話を書きましたが、コンサートの時にマイクを立てれば、すぐ録音できて、簡単にアルバムが作れる、、みたいなことを書きましたが、まあ、概ねそういうことなのですが、その中にも、いろいろと、ノウハウが実はあります。

 確かに、一昔前に比べて、録音機は非常にシンプルで、軽量化が進んでいますので、 K J 氏の70年代の一連のアルバムを録音していた頃より、かなりソロピアノのライブレコーディングは楽になっているのは事実だと思います。でも、録音のまえに、良いピアノ録音をするためには、とても大切なポイントがあります。

 それは、、やっぱり調律、、、なんですね、、。 以前、 K J 氏のコンサートの調律をした調律師さんとお話をしたことがありますが、主催者の関係者に、調律が終わった事を告げると「今から演奏者が確認に来ますけど、 K J 氏は、とっても調律にうるさいので、何か言うかもしれませんが、その時は、やり直してください、、」と言われたそうです。

 その後、K J 氏があらわれて、結果、「OK!」と、すぐにいわれて、 彼は足早に、楽屋に引き上げて行ったそうです。

 やり直しはなかったそうなのですが、そもそも、肝心のピアノという楽器から、良い音が出ていないと、ピアノという楽器を、良い音で収録することはできません。

 ジャケットに使う写真を素材から、いろいろ編集して、色味や、その他の要素を多少いじるように、音の場合も内容にふさわしい、音響的な、変更が多少は加えられています。

 
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 ピアノの状態を良くすること、これが、良い音で収録する為の、まず第一関門、そして次は、会場とそのピアノ、そして、演奏される音楽にあった位置にマイクを立てなければなりません。それから、K J 氏の最近のソロピアノ録音を何度か聞きましたが、録音した素材の音を、それなりに、いじって、それらしい音色に脚色しているということを、少なからず感じます。

 これは、私たち聴衆のイメージとして感じている、彼のピアノの音色を、それなりに強調する作業をしているのではないかと思います。以前、ずいぶん前に、あるコンピュレーションのアルバムで、そのなかに、一曲だけ入っている彼のソロピアノの音源を聞いた事があるのですが、その音源は、いつものレコード会社が録音し完成させた音源ではなく、かなりピアノの音色が違って聞こえました。

 あと、音色だけではなく、響き、残響なども、あとから、場所によって付け加えている箇所も、少なからずあるようです。これは、その場の響きを録音して付け加えているのではなく、後から残響装置によって、付け加えているものです。

今日は「エンジニアの独り言」ということで、若干、音響の専門的な話を少しだけ書きました。


15-4.JPG


大阪と鹿児島で CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦の演奏があります。
2月18日(日) 大阪 DEAR LORD
細川正彦(p) 山本学(b) 弦牧潔(ds)

大阪府大阪市鶴見区放出東 3-20-21 コンビビル4F TEL 090-8141-7309

3月20日(火) 徳之島 A-House
細川正彦(p) 納浩一(b)
CMSレコードのアルバム「Little Song Book」からのレパートリーを中心に演奏いたします。

鹿児島県大島郡徳之島町亀津 7315 TEL 0997-83-2981


日記(1503)

音楽(91)
エンジニアの独り言(70)
アルバム紹介(6)
この一枚(34)
Gidon Kremer(42)
Glenn Gould(27)
最近食べた麺(114)
ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について (4)
ランダム再生の楽しみ(2)


 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

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2017年12月23日

音楽と料理

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 ここのところずっと音の作業(ミキシング)をしていますので、作業をしている音源以外は、音楽を聞いていませんが、今日はブログを書きながら、珍しく音楽を聴いています。

 こういうときに聞く音楽って厳選しないと、ブログの内容にも影響しますし、その後の作業の質にも影響を与える事がありますので、注意が必要です。

 音楽ばかり聞いていると、当たり前ですが、「音楽が好き、、」という感覚は無くなります。 じゃあ、嫌いか、?というとそうでもないですが、「毎日音楽ばかり聞いて、それが仕事になる(お金が稼げて)のは、いいですね」、、いわれれば、「いや、ちょっと、違うんですよね、、」と思いますが、その時は適当にごまかします、、(笑)、´д` ; 。

 実はこれって、音楽に関わる仕事をしている人は、少なからず持っている悩みなのかもしれません。

 ツアーなんかで、同じ曲をなんども、そして同じ曲順で、同じメンバーで演奏する、、なんていうのも、結構辛いんですよ、、聴いている人にはわからないでしょうけど、、。

 音楽を鑑賞することと、創り出すこと、、。 その間には、全く違う要素がたくさんあります。
 とてもわかりやすく書けば、私のように食い意地をはっている人間が書けば、説得力があると思うのですが、食べることが大好きでも、四六時中料理をしていたら、料理もしたくなくなりますし、その時作っていた食べ物も、あんまり食べたくなくなりますヨネ、、?。

 料理というものは、お店とかで、座って待っていると、「はい、お待たせしました!」といって、出てくるから、ありがたく美味しくいただけるのであって、そのプロセスは見ないで、目の前に、さっと出されるから楽しめる、、というところはあります。

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 まあ、オープンキッチンのお店もあって、プロセスを見ることもできるところもありますが、それは、ささっとできるもの、、例えば、ラーメンとかパスタとかができる過程を眺めつつ、すぐ出来上がって食べられるから良いのであって、例えば、餃子の具を、野菜を刻むところから、長時間見せられたら、それはもう、飽きてしまいますよね、、?。

 そういうわけで、料理の長い時間の仕込みのごとく、長時間に渡ってしている、ミキシング作業を経て、作品というか、音源が完成するわけですが、そのプロセスは、録音から始まって、マスタリングまでの道のりはとっても長いものです。

 餃子に例えれば(笑)、時間をかけて野菜を畑で育てて、収穫し、肉も豚に餌をあげて育てて、やっと収穫したら、それを、細かく刻んで、手で混ぜて練り込んで、餃子の皮も、小麦を収穫して、粉にしてそれを水を加えて練る、、。 そして、やっと餃子に包んだら、注意深く火を入れて、食べられるまでという、道のりは、半端なく長ったらしい作業です。

 そういうわけで、料理と、音楽のミキシング作業って、似ているところもあるので、作業の合間に料理で気分転換できることもないわけではないのですが、そういう気を使う料理みたいな作業をしたくなくて、外食をしてしまいがちになるのですが、これって、言い訳かな、、、?。

 そうでもないですよね、、。 作業の合間は、食べることに集中したいです、できれば、、^^; 。

 あっ、そういえば、今日は祝日だそうで、、、。 また、昨日くらいまでしりませんでした。

 まあ、いつものことなんですけどね、、。 それじゃあ、また明日あ 〜 ♪( ´θ`)ノ 。

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日記(1459)

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2017年11月09日

また、i ◯od 的なもののはなし、、。

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 昨日からちょっと湿度が高くて、エアコンを入れていますが、今の外の気温は24℃なので、それほど暑くはないのですが、今日も湿度が高くて、きれずにいます。部屋の中がちょっと寒いな、、と感じなくもないのですが、湿度は低いほうが快適ですから、、、^^; 。

 先週に、i ◯od 的なもの、、というか、デジタルオーディオプレーヤーの話を随分書きましたが、実はそれに関して、また、書きたいことができました。

 かなり古い、小型のデジタルオーディオプレーヤーをだいぶ前にもらったというか、借りているというか、使っていたのですが、普段は大きめたくさん曲が入るタイプを使用しているので、滅多にそれに触ることはありませんでした。

 ところが、それを久しぶりに、パソコンにつないでみたら、インターネット経由で、メーカーからお知らせが、、、。 その小型のタイプは、2006年製のものなのですが、どうやら、リコール対象のモデルかもしれないという情報が、今年の1月に出されているようでした。

 詳しく書くと、充電したときにバッテリーが発熱する可能性があるというのが、リコールの理由でした。でも、もう11年も前の機種なので、今頃何で、、?と思ったのですが、まあ、新品に替えてくれるのかもしれないなら、と思い、メーカーに連絡してみました。

 メーカーに連絡して、シリアル番号を告げると、、やはりリコール対象機種らしく、すぐに宅配便業者に引き取りの手続きをとってくれました。最大で、6週間後に新品が発送されてくるという話でしたが、それから、3日くらいで、宅配便業者のベルを鳴らす音が、、。
 早々と製品が送られてきたのですが、開けてみてびっくり、、。 それは、さすがに古いモデルなので、それと同じものの新品はないらしく、それより新しいモデルが送られてくるという話は知らされていたのですが、送られてきたものは、メーカーが伝えてきたモデルよりもさらに新しい、最新式のもの、、。 しかも、私が使っていたのは4GBの容量の機種のものだったのですが、その機種は4倍の容量の16GBのモデルでした。

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 なんかちょっと得した気分でしたが、前に使っていたモデルは、とてもデザインが気に入っていて、結構好きだったので、最新機種とは言っても、ちょっとノスタルジーがあって、容量も大きくなったのに、前のモデルが懐かしいという気持ちがありました。

 なにしろ、ほとんど使っていないものでしたし、すぐにそれを使わなければならない、、という用事はありませんでしたが、せっかくだから、なにか音源を入れて、音質や、使い勝手を試してみよう、、といことにしました。それで、いつも聴いている音源をいくつか入れ込んで、聴いてみました。最新機種といっても、そのメーカーの小さいタイプのプレーヤーは、数年前に生産終了になっていて、そのモデルは2015年に発売されたものでした。

 いつも使っているヘッドフォンをつないで、聴いてみましたが、11年前のモデルより音質が良いであろうということは、予想していましたが、かなり音質がいいんです。 これまで、何回も、昨今のデジタルオーディオプレーヤーは、音質が優れているとこのブログでも書いてきましたが、今まで使ってきたものは、2013年製のモデルでしたが、今回交換してもらったものより大容量のモデルですし、どちらがどのくらい音質が良いのかな、、と思っていましたが、この2015年(二年前)発売の小型の機種は、2013年製のものより、かなり優れています。

 一言でいうと、倍音の成分の多さが随分違います。
 分かりやすく書くと、楽器の音色のリアリティーが随分違う、それと、歪み感がすごく少ない、、。もちろん、自分の制作した音源も聴いてみましたが、その点ははっきりと確認できました。 このような、デジタル機器系のオーディオ装置では、スペックが上がると、残響成分なども、増えて聞こえるという効果があることが多いのですが、そういう傾向もしっかり確認できました。

 これは、同じ音源を2つの機器に入れて比較しましたので、明確に判断できました。それから、ヘッドフォンだけでなく、モニタースピーカーにつないでみましたがこれも、はっきりとわかるほど、その音質の差があって、びっくり、、。

 このメーカーなかなか頑張って、改良をしていたんですね、、。 それにしても、海外のホールのクラシックのライブ録音のアルバムを聴いてみましたが、いままで、気がつかなかった、ホールの外から漏れてくる雑音もはっきり確認できまたから、これは新発見でした。 そればかりではなく、楽器を演奏するときに出る楽音以外のノイズとか、楽譜をめくる音とかもかなり大きく聞こえました。こういうことがわかるって、位相の特性がかなり良いということなんですよね、、。 こんな小さなポータブルの機器に昔は、位相の良さなんて、期待することはなかったのですが、これは本当に素晴らしかったですね、、。

 ということは、今購入を検討している最新の、大容量のモデルにも、期待ができますね、、、。 なんだか、まんまと、メーカーのプロモーションの罠に引っかかった気もしないでもないのですが、十年以上前のモデルを、わざわざリコールして、交換するというのは、そのメーカーにサポートの面で、あまり良い印象を持っていなかったので、その印象は少しだけ、良い方に転化しましたし、新しいモデルで、良い音で聴けるって、ありがたい、、と素直に喜んでいます。

 しかし、毎度書いていますが、この手の製品のクオリティーの高さって、本当あなどれませんよ、みなさん、、´д` ; 。

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日記(1413)

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2017年10月30日

なんでつかわないの?

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 たくさんのアルバムをもっていれば、、デジタルオーディオプレーヤー(◯ Podみたいなヤツ)に、 入れて聴いた方が便利でよいと、昨日書きましたが、そんなにたくさんもっていない人でも、音質やその他、いろいろな利便性があるので、それをお勧めしたいところですが、いわゆる、ライブハウスとか、ジャズバーみたいなところなら、もう、当然にそういうシステムが都合がいい、、はずなのですが、これがいまいち普及していません。

 これは、音質が悪いんじゃないか、、?という風に思っている人もいるせいもありますが、あとはアナログ盤をかけたい、CDをまだまだ使いたいので、そういうハイテクな物は、、´д` ; という意見を持っている人が多いせいなのですが、アナログ盤はそんなに好きならしょうがない(笑)、ですが、CDプレーヤーはさすがにもうやめたほうが良いと思います。

 昨日も書きましたが、古くなると、何かとトラブルが出てくるのが、CDプレーヤーですよね。 

 音飛びがする、かからないCDがある、、時々ディスクが入りっぱなしか、出て来なくなる、、など、これは、お店などの場合特に、埃や、湿気などをはじめ、物理的ないろいろな、物が、CDプレーヤーの中にはいったり、静電気で、吸い込まれたりして、読み取りのレンズがゴミで汚れたりとか、とにかく、いろいろなトラブルがあります。
 そして、その度に修理すればお金がかかりますし、場合によっては、買い換えなくてはならなくなることもあります。 その点、一度PCに読み込んだ音源は、デジタルオーディオプレーヤに読み込んで、再生する限り、かなりの確率で、、、というか、全く、故障とは無縁なんです。

 あえて言えば、充電池の交換が必要になるくらいかもしれません。

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 なにしろ、デジタルオーディオプレーヤは、昔のものはハードディスクが入っていましたが、今のものは、すべて、半導体の類を使っています、、つまり、回転部分とか、物理的な動作部分は、全くありません、、。 ということは、減るところがない、、ということは、故障は、ふんずけたりしないかぎり、ありえないんですね、、。

 その上、当たり前のはなしですが、膨大な曲数を、タイトルや、アルバム名で、素早く検索できますし、忙しい飲食店では、これほど便利なものはありません。

 そもそも、こういったデジタルオーディオプレーヤ的なものは、従来のオーディオメーカーが開発していないこともあり、いわゆる、オーディオメーカーが、システムに取り入れようという意見を持っていないので、オーディオ雑誌などでも、長年ほとんど取り上げて来られませんでした。

 じっさい、あの小さな数万円のデジタルオーディオプレーヤが普及すれば、CDプレーヤーは全く売れなくなってしまうのは、目に見えていますので、業界全体で、完全に無視していたというところもあります。その上、以前私が書いたような、パワードモニター関連が、広く使われるようになったら、アンプも、スピーカーもますます売れなくなってしまうので、従来のオーディオメーカーや、業界紙は、そういうことを、わざと取り上げまいとして、必死になっていたんです。

 デジタルオーディオをはじめ、新しい技術の蓄積をおこたり、不況で、業績不信のメーカーが、研究費を使って、いろいろ開発できなかったのは、ある程度しょうがない話ですが、技術を売りにする、機器メーカーがその悪い姿勢を貫いて、しまいには、アナログ盤、LPブームを煽っているという、姿勢には、本当にあきれますし、それにまったく気づくことなく、従順にその風潮を受け入れている、ユーザーの気質は、現代日本のやるせない、政治、社会状況の鏡か、、(笑)、と思うほどです。

 本当に良いものは、何なんのか?、安価で、利便性があり、高音質も実現できる現代的な再生システムを、否定どころか、その存在をほとんど知らないユーザーが多いということに、今更ながら、残念でしょうがない、、そう思います。

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   猫ちゃんも、困ったにゃ〜という顔をしています(←ウソ)

日記(1408)

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2017年10月09日

最近のクラシックレコードについて−2

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 今日は、10月の9日ですから、今年も残す所、あと3ヶ月未満ということで、もう、年末や、来年の話も、ちらほら。こちらは暑いので、秋らしさとか、年末が少しづつ近ずいているという、実感がわきませんが、こうしている間にも、刻一刻と、年末に近づいています。

 昨日書いた、昨今のクラシックレコードの音質の話ですが、これは、主に大編成、、つまり、オーケストラを使った収録において顕著な話で、小編成の作品に関しては、それほど質が落ちている、、ということはなく、むしろ、新しいテクノロジーを使って、質が向上しているものも、ないわけではないようです。

 私が昨今の、すべての作品をチェックできているわけでは、もちろんありませんが、景気の後退と、それ以上の、世界的なCDの売り上げ不振が、確実に、レコード会社の制作費を減少傾向に導いており、作品の全体的な内容と、音の質は、残念ながら、上昇傾向にはない、というのは、否定できないというのが、私の認識ではあります。

 ここで言えることは、交響曲や、協奏曲など、オーケストラを使って、ホールで録音するような制作物は、演奏者の人件費や、指揮者のギャラ、大規模な録音機材の設置とオペレーションをしなければならない関係上、どうしても、大手の会社の独壇場とはいいませんが、小さな事業者では、なかなか手を出しにくい、分野であり、大手のレコード会社は、それぞれ、長年にわたって、構築してきた独特の、収録とミキシングのノウハウを持っていました。

 そのノウハウから出来上がっていたサウンドは、コンサートホールの最良の席で聴くよりも、音楽がくっきりと聞こえる、一種の仮想現実で、そういった音質に慣れてしまうと、ほとんどのホールで、生で聞いた演奏が、かなり遠くに感じたり、鮮度が悪く感じるほどでした。 

 これは、ブルーノートや、ECMの録音が、ライブハウスで聴くジャズバンドの演奏よりも、仮想現実的な、リアリティーをもっていて、録音と、ミキシング技術で、生演奏とはまたちがったリアリティーを追求して、CDアルバムを、生演奏に比べて、より付加価値を持たせた、音楽作品として成立させるためのテクニックを使っているのと、同じような、再生芸術としての世界を追求した結果だと言って良いと思います。

 ある意味人工的な、仮想現実の世界に、慣れてしまっている私のような者は、ワンポイント(2本のマイクで、簡易的にステレオ収録した)収録した、オーケストラの録音には、やはり、物足りなさを感じてしまいますし、オーケストラだけならまだしも、ソリストのいる協奏曲の演奏では、やはり、ワンポイント収録では、バランスや、リアリティーに、不満が残ります。

 大手のレコード会社のオーケストラの収録方法は、ワンポイントなどの、そこまでシンプルな収録方法で、予算をガッツリ節約しているわけではないのですが、かつての録音のような緻密な仕上がりのものは、ほとんどなくなってきていると言って良いと思うのですが、それは、技術の問題というよりは、やはり、予算の問題で、以前のような大掛かりな、装置を使って録音をし、長時間のミキシング、、つまり、仕上げに時間をかける予算がない、、という事情からきているのだと思います。

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 私は、クラシックの録音の専門家ではないので、完全にクラシックの収録方法を把握しているわけではないのですが、出来上がった作品を聞けば、従来の、というか、ひと昔前の収録方法や、仕上げの方法(ミキシング)を採用していないことは、すぐにわかります。

 例え、マイクの数が少なくても、現代の最新技術である、DSD収録をすれば、また違った意味でのリアリティーを追求できることを否定できませんが、あの技術はまだまだ使う側の経験値が低いので、演奏と、曲、そして、録音会場をかなり選ばなければ、従来の方法を使った、よくできた録音を凌駕することは難しいと思います。

 小編成の場合は、かなり優秀な録音もDSD収録のなかにも存在しますが、これもまた、従来の方法で追求していたリアリティーとはまたちがった次元の音質で仕上がりますので、いろいろ難しいものがあります。

 そもそも、DSDも含む、ハイbit、高サンプリング周波数の収録、、いわゆるハイレゾの音質が良いとか、音楽的であるか?、、ということに関しては、従来の方法にくらべ、絶対に音質が優良である、、、そういう作品ができるか否かと訊かれれば、まだまだ、新技術で、実験の域を出ていないところも多いと、私は思います。

 言い換えれば、それほどに、過去の録音技術の膨大なノウハウが、様々なかたちで、優秀な音楽作品の制作に貢献して来たわけで、人材や、予算を削って、それと同じものや、それ以上のものができる、、、というはずがあるわけもない、、と思うのが、普通だと思います。

 そういうわけで、オーケストラの収録に関しては、大雑把に言って、70〜80年代に完成したノウハウを、予算の関係で規模の縮小をした現場で録音した音源は、以前のような、芳醇な音で、楽しめるような仕上がりで聴くことは難しくなっていると、言わざろう得ません。

 現代の録音機は、デジタル化して、アナログや、デジタル初期に比べ、信じられないほどに、かなりコストダウンできていますが、それでも足りないほど、作品制作のバジェットは極端に下がっていると言えるのだと思います。悲しいことですが、これが現実で、この状況は、今のままでは、未来永劫、続いてゆくしかなさそうです。

 いくら「エンジニアの独り言」でも、マニアックなこと書きすぎましたかね、、、(笑)。


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CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦の演奏が、岐阜県
であります。

10.14.sat
第20回妙法寺チャリティーJazzコンサート
「九州北部豪雨災害復興支援チャリティー」
妙法寺  お問合せ:0573-43-2275
恵那市岩村町911-2
小濱安浩(ts)・池田篤(as)・細川正彦(p)・島田剛(b)・倉田大輔(dr)
+The Sax Jazz Orchestra feat.大窪玄栄

10.15.sun
熊本県多良木音楽祭

石倉ステージ 14:20 〜 伊澤隆嗣 (as ss) 細川正彦(p)

お問合せ:たらぎ音楽祭実行委員会 0966-42-1257 https://www.facebook.com/taragi.musicfes/




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2017年10月08日

最近のクラシックレコードについて。

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 今日は、レコーディングエンジニアとして、最近のクラシックレコードについて、ちょっと書きたいと思います。

 話のきっかけは、今日の午後3時ぴったりの時刻に、お知り合いの方から電話がきました。

「某バイオリニストの某ヨーロッパの名門レーベルからの10枚組全集が、中古で、かなり安く売っているのですが、これ、お買い得ですかね?」というのが、その電話の内容だったのですが、そのバイオリニストは、アジア系の素晴らしい人で、私も彼女のアルバムを何枚か、所有して、愛聴していましたので、おそらくは、新品の10分の一くらいの値段でしたので、購入することをお勧めしました。

 こういう全集物というのは、バラバラに発売したものを、後年セットとして、販売するもので、多くの場合、少し前の録音ということが多いのですが、これもその例に漏れず、70年代から、80年代くらいの録音のものがまとめられています。

 中古屋さんには、よく、こういったセット物が置いてあって、一度購入した人がなんらかの事情で、売りに出したものも多いのですが、倒産した販売店に在庫として売れ残っていたものが、出回ることもよくあります。値段の高いセット物を、仕入れたはいいが、なかなか売れないということもよくあるのです。

 今回のものは、どなたかユーザーが売りに出したもので、外箱は結構傷があったらしいのですが、中身、、つまり、CD盤自体は、綺麗な状態だったようです。これが、アナログ盤=LPレコードの場合、開封して、聞いていれば、必ず小さな傷がありますし、再生してみれば、雑音も少なからず出てしまっていることがほとんど。そこへ行くと、CDの場合、よっぽど大きな傷がないかぎり、新品と変わらない音で再生できますし、多少の傷があっても、再生するときにエラー補正機能が働いて、雑音が出ることはほとんどありません。

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 この全集を出した大手レーベルは、歴史あるレコード会社で、大変有名なレーベルですが、去年私が買った、同じレーベルの最近の録音の、他のバイオリニストのコンチェルトのCDは、残念ながら、あんまり音質がよくありませんでした。
 それはどうしてなのかというと、最近はCDアルバムの売れ行きがわるいので、録音に、昔のようなお金も、時間もかけていない、、というのが、その理由だと思うのですが、なんでもこの分野は、新しい方が良い、、という時代は、残念ながらもう終わってしまっているということなんだと思います。

 そもそも、その大手、名門レーベルは、もう実質的には、解散していて、そのブランドを、現存する大きな会社が買い取って、そのライセンスというか、意匠を使って商売をしています。 おそらくは、もともと制作に関わっていた、熟練した録音技術者は、もう引退しているか、退社しており、一昔前の、大きな利益が望めるような、緻密な生産体制はもう、とっくの昔になくなっています。

 非常に残念なことですが、多くの名門レーベルはなくなっているか、身売りして、実質的には存在しておらず、「◯◯レーベル」という名前の元、発表している最近のCDアルバムは、すべて、ローコストで生産されていて、実質的には、名前だけのレーベル名が一人歩きしているわけです。

 これは、ジャズの世界でも、全く同じことが言えて、「Verve」とか、「Blue Note」などのレーベルから出ているアルバムでも、プロデューサーはおろか、エンジニアまでも、レーベルが実質的に活動していた当時のスタッフは、だれも関わっていない、言ってみれば、包み紙だけ老舗の物で着飾われた、厳しい言い方をすれば、完全な「パチ物」なんですよ。

 そういう意味でも、一昔前の良き時代の、しっかりした生産体制のもと、制作されたアルバムは、中古で、安価に手に入れられるなら、お買い得、、と、間違いなく言えるわけです。 ナンダカナ〜。

 こんなことを、堂々と書いてしまっていたら、CMSレコードのアルバムも含めて、最近のアルバムが、ますます売れなくなってしまうかもしれませんね、、。

 あっ、でも我がCMSレコードは、小さなレーベルなので、今も昔も、、、って言っても十数年の歴史しかありませんが、手抜きなしの制作スタンスで、ずーっと、良いアルバム造りに、携わっていますよ〜、、( ´ ▽ ` )ノ 。 新作しばらく出てないけど、、、´д` ; 。

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CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦の演奏が、岐阜県
であります。

10.14.sat
第20回妙法寺チャリティーJazzコンサート
「九州北部豪雨災害復興支援チャリティー」
妙法寺  お問合せ:0573-43-2275
恵那市岩村町911-2
小濱安浩(ts)・池田篤(as)・細川正彦(p)・島田剛(b)・倉田大輔(dr)
+The Sax Jazz Orchestra feat.大窪玄栄




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 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

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2017年09月22日

古くても、、なお。

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 9月もとっくの半ばをすぎて、なんだか涼しくなってきた、、なんて書いていましたが、昨日と今日は、雨が降ったりして、けっこう蒸し蒸ししています。気温は最近では高いほうの、31℃で、湿度が高いので、それなりに暑いかんじがします、、っていうか、普通に暑い。

 一度涼しい気候を体験しているので、とても暑く感じます。 本州や、九州では、朝晩かなり涼しくて、もう寒く感じる時期なのでしょうが、やはり、それが羨ましいです。

 明日以降どうなるのかな、、?と思って、予報を見たら、天気は悪いみたいですが、最低気温は25とか、26℃、、、。 今日の明け方が28℃でしたから、それより、2、3℃低いですし、最高気温も30℃くらい、、。 少しは涼しくなるみたいで、よかったです。

 実は数日前から、以前使っていた、古い機材を使って、音の作業をしているのですが、もう何年か使っていなかったので、「ちゃんと操作できるかな、、?」と思いながら使い始めたのですが、これが、実に使いやすい、、。 忘れるどころか、自然に手が動いてしまうほど。

 使いやすいということは、その分、他の部分、音を聴く作業に集中できるということもあり、とても良いことなのですが、これって、今使っている、現行のシステムに比べ、とても良い、、というか、快適。

 これじゃあ、現行のシステムで、また作業するのが嫌になってしまうな、、、と思います。

 ハイテクの世界は、日進月歩、、新しい機材の方が、安くて性能が良い、、というのが当たり前なのですが、かれこれ、この古い機材は、もう20年近く前に生産されたものなのですが、当時かなり高かったこともあり、未だに全然使える、、。

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 いわゆる、デジタル機器で、スペック的には、新しい方がハイビットで、絶対音も良い、、、はず、なのですが、この古い機材は、音を聴く限り、それほど劣っているとは、思えないんですよね、、。
 なんか不思議だな、、。

 もちろんこの古い機材、新しいものと組み合わせて使っているせいもあって、良い音、ということもあるのですが、音質だけでなく、端末のコントローラー部分が、格段に良くできており、長年使っていたので、体感的に操作できるんです。

 よく、アナログの方が、デジタルより、、みたいな、このブログで度々書いている話は、世間でよくあるのですが、デジタル機器、、言ってみれば、 黎明期とは言いませんが、かなり昔のものでも、ちゃんと作っているものは、使い方如何では、まだまだ使えるのだな、、と、改めて確認したわけですが、、なんとも割り切れない、不思議な気持ちです。

 ただ、問題なく使える、、からといって、いつまでもこれを使っていると、他のスタジオのシステムとの、互換性に問題が出たり、仕事をやる上では、いろいろと問題があることも事実。

 なんか、いろいろ考えさせられます、、、´д` ; 。

 こういう経験をすると、ますます、私が普段言っている、アナログノスタルジーは馬鹿げた事だともいますし、オーディオ関係に興味のある方は、そろそろ、デジタル本来の実力、本当のデジタルの音に向き合って欲しい、、と思わざろうえません。 

 出来損ないのデジタルシステムと、アナログ機器を比べれば、もちろん、アナログに魅力を感じるのは当然だと思いますが、本当のデジタルの音を知らないで、「やっぱアナログだよね、、」とか言ってるのって、やはり、おかしいと思いま〜す。

 久しぶりに、「エンジニアの独り言」のカテゴリーに入れましょう、今日のブログは。 

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2017年08月26日

昔のアナログ盤の話 3とか、、プレーヤーの調整の話

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 いつも書いている気象の話を全く書かないで、ここ数日書きまくってきた、アナログレコードの話、、。

 かねてから、「なんで今更アナログ盤なの、、?」という話を繰り返し書いてきましたが、私自身かつてはかなりのアンチデジタル、、アナログファンでした。

 17〜8年位前までは、CDなんて、もらいものしか、持っていませんでしたし、当然CDプレーヤーも持っていませんでした。

 アナログレコードを聴くためには、レコードプレーヤーのアクリルの蓋を開け、ジャケットから袋に入った盤を出し、ターンテーブルにのせて、ほこりをとる、、そして、小指でプレーヤーのアームをレコード盤の最外周のところに、静かに置き、それからターンテーブルのスイッチをオンにする。アンプのボリュームを上げて、やっと再生が始まる、、、。

 というような、ある種儀式のような、所作、、と言っても良いような、動きを毎度毎度、音楽を聴くときにしていたわけです。

 もちろん、CDの場合、ケースから盤を出して、プレーヤーに入れるだけ、、。 デジタルデータとしてPCなどに読み込んだものは、さらに手軽に、そして、他のアルバムに切り替えるのも、テレビのチャンネルを切り替えるような手軽さなわけです。

 アナログプレーヤーの場合、実は普段からのメンテが必要で、正しい再生をするためには、幾つかのチェックポイントがあります。

 まず一つが、針圧調整(しんあつちょうせい)。カートリッジにより、本体の重さおよび、レコード盤に針をのせるときにかける重さが異なるため、それぞれ適正な重さをかけるようにトーンアームについている重りを調整しなければなりません。

 カートリッジの適正針圧というものが、説明書に書いてありますが、その適正値には幅があります。 重め軽めによって、音質は変化しますし、反って波打っているようなレコードや、傷がついているレコードをかけるためには、針圧が軽目の適正値を持つカートリッジの場合、重めに設定しないと、針飛びの原因になります。

 レコードに記録されている音楽にもよるのですが、少し重めに設定したほうが、音が落ち着くことが多いのですが、あまり重めに設定すると、針がレコードの溝をこする力が強くなりますので、レコード盤は、痛みやすくなります。

 それからある程度以上の機種の場合、トーンアームにインサイドフォースキャンセラーという機能が付いていることが多いです。これは、レコード針が、盤をトレースするときに、外周から内周に引っ張られる力を、少し外周向きに引っ張る機能です。
 これは何故そういう機能が付いているのかというと、ステレオで、刻み込まれたレーコードの溝は、V の字の溝の内側の左右にそれぞれのチャンネルの音が刻み込まれていますので、レコード盤の外側から、内側に引っ張られる力が強いと、再生音の左右のバランスや音質にばらつきや、偏りがおきるのを防ぐためです。

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 それから、もう一つ、それはオーバーハングの調整です。
 これは、レコードの原盤に溝を刻む機械(カッティングマシーン)は、レコード盤の外周から内周へ、平行にすすんで、溝を刻むような精密な機構になっていますが、各家庭で再生するときは、決してレコードプレーヤのトーンアームは平行に進むことなく(予算の関係で、簡単な機構に変更されている為)、弓形の弧を描きながら、トレースしていゆくわけですが、それでは、溝が書き込まれた時とは違う道筋をレコード針が進んでゆきますので、トーンアームの支点の位置を調整することで、その差異を少なくし、より理想的な形で、レコード針がレコード盤の溝をトレースするように調整する作業です。

 こういうことを、一切の図もなく、言葉で説明すると、訳がわからない方もいらっしゃるかもしれませんが、これらのいろいろな調整がしっかりできて、初めて正しい音がレコード盤から再生される、、という、とても面倒臭いのが、アナログレコード再生なんです。

 私もこれらの作業を注意深く行い、レコード盤の溝に刻まれた情報を、より良い形で再生しよう、、と時間をかけて調整していましたが、文字通り、アナログな、機械的な調整ですので、一旦完璧にそれをやったとしても、温度や湿度などの変化で、再生音は毎回変化してしまします。

 針圧に関しても、レコード盤と、記録されている音楽によって、適正値は共通ではなく、まして、カートリッジを交換して音質の違いを試したい場合や、針の新しいものや、古くて、摩耗しているものによっても、音はかわってきますので、理想を追求して行くと、本当にきりがない作業になります。


 こういった、面倒臭い、、言い換えれば、音楽とは関係のない作業なくしても、雑音がなく、手軽に面倒な所作や、調整が全く必要なく音楽が楽しめる、デジタルオーディオは、まさに福音と言って良いと思います。

 それをいまさら、アナログレコードを、、という流行、、もしくは、時代に完全に取り残された、旧型オーディオメーカーのメディアぐるみの洗脳と言っても全く差し支えない方策を鵜呑みにしている、オーディオファン、あるいは、音楽ファンの皆さんは、全くオメデタイというほかない方々だな、、と思います、私は。

 好きなスタイルで、音楽を聴く自由はもちろんありますし、それが趣味というものですが、それでは、少しでも良い音楽を良い音質で、、と技術と経験を磨いてきた、過去から、現在までのエンジニアをはじめ、いろいろな人たちの努力が無駄になってしまうと思いますし、余分な予算と、作業を伴う、アナログレコード再生は、私個人としては、お勧めできるものではありませんが、「それでもやりたいんですよ、、」という方は、このブログを参考にして、より良い再生を楽しんでみてください、、´д` ; 。

 実際のところ、レコードをかけているお店や、個人宅で音楽を聴くと、上に書いたような調整ができていないことが多く、ノイズや歪みをはじめ、左右の偏りなど、「もう少しなんとかできないのかな」という状態のことが、非常に多いです。

 さて、明日からは、もう少しマニアックじゃない話を書かないと、このブログの読者さんは、いなくなってしまいますかね、、(笑)。


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 クリックで、ブログ掲載の写真が見られます。↓
http://cms-record.sakura.ne.jp/sblo_files/soboro/image/25-3-74e7d.JPG

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2017年08月24日

昔のアナログ盤の話


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 昨日のスクラッチノイズの話ですが、音楽のジャンルによっても、気になる、気にならないというのは、異なるところがありますよね、、。 リズムの強烈な音楽というか、ベースとドラムが常になっている、音楽の場合、スクラッチノイズは、あんまり気になりませんが、クラシックのシンフォニーとかで、とても音が小さくて、木管楽器や、弦楽器の長い音符が出ているところで、プチッとか、バチっとなると、雰囲気は台無しになります。

 あと、曲の間の静寂のところにも、ノイズが入ると、よろしくない、、、。こういうのって、全く気にならない人もたくさんいるとは思うのですが、、。 私の場合仕事柄というのもあります。

 例えば、録音した音源で、曲の残響というか、楽器の音がだんだん小さくなっていく場面で、何かしらの雑音が入っていると、やはりそれは、なんらかの方法で、取り除きたい、、というか、取り除かなければならない、、と職業的に思ってしまいます。

 プチッとか、バチっという雑音でも、音量の大小がありますが、現代の録音現場ではなくても、そういう音が商品としての音楽の中に入っていると、製品としては売ることができないはずだったんですよね、、。

 ところが、購入した後、レコード盤に針を落としたり、なんらかのゴミとか埃とかがあったり、細かい傷がつくと、それがノイズになって出てしまう。 白い布に、何かインクが飛んで、小さなブツブツができてしまうみたいな感じですから、新品にそれがあると、返品の対象になりますが、買ってからはそういうことはよくあることで、しょうがない、、というのが、アナログレコードの時代の慣習だったわけです。

 それに比べたら、いまのCDや、ファイルによる販売は、そういうノイズとは無縁な、限りなく、マスターテープに近いメディアということができますよね、、。

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 買ってしばらくしてからノイズが出てきたレコードをいちいち交換していたら、レコード屋さんもレコード会社も、、商売になりませんから、その辺はもちろん放置されていました、。

 アナログ盤のスクラッチノイズに関しては、当時は、日本でプレスしたものに関しては、とてもノイズが少なかったのですが、アメリカから輸入した直輸入盤を、安く買った物に関しては、盤質が悪いものもたくさんありました。スクラッチノイズは、傷だけでなく、静電気で、発生することも多いですから、静電気が発生しやすい盤の材質というのもあったのかもしれませんし、日本は湿度が高いので、静電気が帯電しにくいということもあったのかもしれません。

 新品を、ジャケットから出して、ターンテーブルの上に乗せた時に、一面に埃がついていたり、盤面が反っていたり、その埃の為に、プチプチというノイズが最初から出ていたり、、。 いろいろと、粗悪な商品は、安い輸入盤にはたくさんありましたが、少ないお小遣いで、より多くの盤を購入したい、、という欲求がありましたから、その辺は、ある程度我慢していましたね。

 当時、国内盤が2500円していた頃に、1800円とか、ジャケットの端っこが斜めに切り落としてある、カット盤と呼んでいましたが、そういう安売りする為の輸入盤は980円とか、880円だったので、盤質に関しては、多くは望めなかったということだったと思います。

 それから、新品のまだ状態が良い、スクラッチノイズが出ていない盤を、長持ちさせる液体を、盤面に散布する、、という商品もありました。 そういう商品が出ても、なにか、盤面に塗りつけるみたいなことは、気持ち悪かったので、それをしてはいませんでしたが、放送局でそれを使い出したという話を聞き、使ってみましたが、それなりの効果がありましたね、、。

 値段が高いものだったので、すべての盤にはつけませんでしたが、お気に入りの盤や、音楽的にノイズが目立つと気になるものには使っていました。

 まだ、アナログ盤を聞いていた頃、昔それを散布した盤は、何十年も経っていても、ノイズが少ない気がしましたので、効果はちゃんとあったのだと思います。

 本当は他に書きたいことがあって、偶然始まってしまったスクラッチノイズとアナログ盤の話ですが、何気に続いていますので、明日も書いちゃいます、、(笑)。

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2017年05月03日

ミキシングのはなし。ミキシングってな〜に、?。

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 ここ数日書いている通り、集中してミキシング作業を行っていますが、この「ミキシング」って、!?(・_・;? ナニ、、という方のために、ちょっとだけ説明してみたいなと、思っています。

 スタジオなどで、楽器を演奏して、それを録音するわけですが、その録音の仕方は、例えば、三つの楽器があった場合、それらを、いっぺんに、せーので、同時に演奏をしたとしても、録音するチャンネルは別々になります。
 ピアノは、ピアノだけを A のチャンネルに、ベースは、もう一つ別のB というチャンネルに、、そしてドラムはたくさんあるシンバルとか、スネアドラムとかを、C、Dという、別々のチャンネルに録音します。それらのA B C D のチャンネルに録音する楽器の音は、独立しているのが理想で、ピアノのチャンネルに、ベースの音が漏れていたり、ベースの音のチャンネルに、ドラムの音が漏れて入ってしまう、、というようなことはできるだけ無いようにして録音します。

 簡単に言えば、それぞれの楽器は別の部屋に居て、演奏、そして録音するのが理想です。 もちろんライヴ録音の場合などは、必ずしもそういう風にできるとは限りませんが、、。

 いま、私がやっている、音源の場合、それぞれの楽器が独立して収録されており、ミキシング作業では、それらの楽器の音色を決めたり、音量のバランスをとったり、ステレオの二つのスピーカーのどの位置に各楽器を配置するかとか、今回はヴォーカルが入っているので、それにかけるエコーというか、リヴァーブの量を加減する、、なんていうこともやります。
 
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 各楽器の音色などを、それぞれ個別に聞いて調整しますが、これは、どういう風に聞かせたいか、演奏者はどういう音を目指して弾いているかということを考えて、ある程度音色が決めますが、その後、すべての楽器を同時に聞いた時、うまく混じり合って居ない場合は、またそこで、全体を聞いて音質を調整する、、ということもあります。 この辺りの作業がとても時間がかかりますが、全体の時間配分を考えて、納期内で、どれだけの仕事ができるか、、というのが、腕を問われるところです。

 生の楽器は、音の強弱の幅が大きく、現代のように、優秀な機材で、その幅を余すところなく捉えることができるようになっても、それをそのままスピーカーから、再生すると、どうしても「うるさい」というか、聴き辛くなってしまいますので、そのあたりをうまく調整するというのも、ミキシングの大事な作業の一つです。

 例えてみれば、料理で、素材を切って、下味をつけたり、食べやすい大きさにしたり、何かの調味料をつかって、味付けしたり、それを焼いたり、蒸したり、揚げたり、、というようないろいろなプロセスで、美味しい料理に仕上げてゆく過程に、ミキシング作業は似ています。

 ですから、料理は、料理人が知っている以上の味にはならないのと一緒で、ミキシングエンジニアは、演奏家が出した音を、音楽的に、そして音響的に、どうのように再構築することができるか、、という作業に終始することになります。

 今日は真面目に仕事のことをかきましたが、、作業の合間にこんなこと書いて、ストレスたまらないのかな、、と思ったりもしますが、書いてるのは自分なので、大丈夫なんでしょうね、、(笑)。

 この後、ちょっと気分転換して、仕事にもどりましょうかね、、^_^; 。


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2016年10月17日

仕事の話。

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 今日も沖縄は、晴れたり曇ったりですが、それなりに暑くて、外を歩いていると、かなりの汗が出ました。

 先日東京で録音した素材のミキシング作業を、やっとはじめたのですが、ハードディスクに入っている素材を読み込む事が、フォーマットの違いで、すんなりとはゆかない事が、判明して、なかなか作業は難航しています。

 タダでさえ、いつもとは違う場所での録音で、いろいろ勝手が違うのでは、、?と思っていたのですが、データの読み込みの段階で、つまずくとは、、(´o`; 。

 実はこの手のトラブルは時々ある、というか、可能性としてはよくあることなので、十分にデータをコピーする時にスタジオにお願いしていたのですが、作業を思う様にしてもらえなかった様です。

 読み込みは、思う通りにはできないのですが、かなり手の込んだ、、というか、イレギュラーな面倒くさい方法でやれば、時間はかなりかかるのですが、作業が出来な事はありませんので、一応今は、その方法で、作業していますが、今日、ハードディスクを東京に送りましたので、私の指定したフォーマットで、データをコピーして、送ってもらえる予定です。

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 その間も、今の「面倒くさい方法」で、出来るだけ作業を進めますが、かなり骨の折れる、というか、忍耐の必要な、なかなか辛い作業になります。

 今日のブログの写真は実は、昨日のものとあわせて、一昨日の撮影。

 天気が良かったので、昼メシがてら、外に出て、100枚弱、写真をとりました。昨日の猫の写真も今日の猫のも、お休みの日の市場で、のんびりしていたところを撮りました。

 今日の3枚目の写真は、、「何だかわかりますか?」これは、、、?。

 答えは明日のブログに書くことにします。

 解る人には簡単にわかりますが、知らない人には、、。そして、解らない人がそれを知ると、、「え〜」っとなるかもしれませんが、、 (⌒0⌒ゞ 。

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 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

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 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
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2016年09月21日

どうやって作業をしているのか、、について その 3 。

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 沖縄地方、今日は晴れて、少し凉しめの気候で、湿度も低め、心地よい風が吹いていましたが、それでも最高気温は30℃で、まだまだ夏と言う感じは続いています。

 今日はブログのタイトルに反して、「どうやって作業をしているのか」というより、ダメなミキシングエンジニアの話になってしまいましたが、べースの重要性について書いたことが、思わぬ反響になり、Facebook 効果で、マニアックな内容にも関わらず、かなり多くの方が文章を読んで下さったようです。

 マルチチャンネル(トラック)で録音した音源を2つのチャンネルにまとめる、とい作業は、それをする、エンジニアが、どのように音楽が聞こえているのか、、ということが、出来上がりに大きく反映されるということは明確です。 エンジニアが感じた音楽、言い換えれば、エンジニアが見た景色を、素材を彼が感じた形に、映像として再構築する様な、、、もっと解り易く書くと、言ってみれば、まるで「福笑い」のように、目や鼻、口をどのように並べるか、、と言う様な作業である、と言う事ができます。

 お正月なら、目隠しをして、不思議な、というか、おかしな顔に並べた方が、楽しく、失笑を買い、楽しいレジャーとして成立するわけですが、これがミキシングとなると、素材を不思議な並べ方をしたりしたら、これはもうシャレにならない、、。

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 もう完全に、音楽の世界は破壊されるか、かなり現実の音楽とはちがうものになってしまいます。ミキシングの場合、福笑いにたとえれば、並べてから、色がついていない目や鼻の部品に色を塗る、、というような作業もあるわけです。もしそれを誤ると、それはもう大変なことになります。

 そのくらい、ミキシングのエンジニアは、重要な役割、というか、責任があります。

 昨日の、バンドにおいてはべース奏者が非常に重要な役割をしている、、というのと同じか、それ以上に、音楽を再構築する役割をになっている、、ミキシング・エンジニアは、一般の人が想像している以上の大きな役割を、マルチトラックのミックダウン(トラックダウン)においてシナケレバならないということです。

 かなり、良い状態で素材が録音されていても、マルチの素材を、ミキサーのフェーダに立ち上げて、軽くバランスをとれば、作業の大半が終わる、、ということは滅多にありません。 ライブで複数の楽器が、その場の空気の中を通って聴いている人の耳に到達するように聞こえる様にするだけでも、音質の調整、そしてパンポットによる、定位の決定をはじめとして、余程の行程を時間をかけて作業しなければ、ある程度音楽として聴くに耐えうる状態にすることはできません。

 そんなわけなので、こんな事をするなら、わざわざマルチトラックで録音しない方が、いろいろと楽で、しかも結果が良いのではないのか、、と思う事もしばしばあります。 それにも関わらずマルチトラックで、わざわざ録音してミキシングをするのは、それをしなければ出来ない事、出せない効果がある、、ということなんですが、コレについてあんまり細かく書くと、企業秘密的なことを公開することになってしまうんですよね、、 (ーー;) 、、困ったな、、。

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 2016年 9月27日火曜20時から、CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦の演奏が、東京、神保町の「試聴室」であります。このライブには他に、曽我部 晃率いるVo G + Acd のユニット、ファーカンダも出演します。

 2016年 10月2日、日曜日 14:00 〜 熊本県多良木町 多良木町交流館、「石倉」で、多良木音楽祭の一環として、CMSレコード主宰、細川正彦の演奏があります。CMS-1010『 In a Springtime 』の サキソフォン奏者、伊澤隆嗣(as ss)も共演します

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2016年09月20日

どうやって作業をしているのか、、について その 2 。

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 昨日の続きで、録音した楽器の音を、どのような作業をして音源として仕上げる、、と言う話なのですが、各楽器をバラバラの、つまり、別々のチャンネルに録音している訳ですから、エンジニアはまず、各チャンネルにどんな風に楽器の音が録音されているのか、、ということを、作業をするまえに、改めて聴いてチェックしなければなりません。
 その場合、別々に聴くこともあれば、ある程度簡易的にバランスをとって、全部のチャンネルを鳴らしつつ聴くとか、色々なやり方で、再生してみるわけです。

 昨日も書きましたが、別々のチャンネルにわざわざ録音しているということは、それを改めて、音質的に、あるいは、音量も調節できる、、というか、それをしなければ、ちゃんとした音楽としては聴く事ができないわけです。これが、大昔の様に、2チャンネルでしか録音していなければ、やりたくても、各楽器のバランスを変える事はできないわけですが、自由に変えられる、、というと、聞こえがいいわけですが、もし、ミキシングエンジニアが、録音された音楽をあまりよく理解していない場合は、音楽の内容ををうまい具合に反映させる様なバランスのとり方が出来ないことがあり得る、、ということなんですね、、。

 これは、日本のジャズの録音の場合特に多いのですが、なぜか、べースが良く聞こえない、、、ということが多いです。 その前に、リスナーも含めて、ですが、べースと言う楽器が音楽の中で、いったいどんな役割をはたしているのか、、ということを、理解しないで、音楽を聴いている人って、意外と多いんですよね、、。

 以前ライヴを聴きに行ったら、知り合いに会って、その人といろいろな話をしていたら、「ピアノとか、ドラムとかは、ナニをやっているのかよく解るのですが、べースが低い音で、一体ナニをやっているのかよく解らなくて、あんまり面白く無いンですよね、、」という話をしていました。

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 それを聴いてビックリした、、というか、頭を抱えました。

 確かに、べースの音って、聴き取りにくいのかもしれませんが、、、「一体ナニをやっているのかわからないなんて、、」。 べースはジャズバンドの根幹というか、リズムとハーモニーの全てを司っているのですが、それをアッサリ、「ナニをやっているかわからない」なんて、、。

 これは、まだ、リスナーの方が感じている事だからそれはそれで、しょうがないのですが、エンジニアの仕事ぶりをみていると、もしかして、そう言う感じで、べースの役割をよく解っていないのでは、、?という、ミキシングの仕事ぶりを聴く事がよくあります。

 アルバム全体を通して、べースがこもっていたり、音程が解りにくいとか、音量がスゴく小さいということがよくあるのですが、これはもう、エンジニアがよく音楽を解っていないという証拠というか、ジャズ系音源場合、致命的な欠陥というか、とにかく、音楽全体のアンサンブルが聞こえて来ない仕上がりになってしまいます。

 これがマルチトラックで録音をしていなければ、元の音源に、ある程度べースの音が入っていれば、バランスを変え様が無いのですが、べースの音色と音量バランスを後からかえられる録音の仕方だからこそ、それが上手くいっていないということが起こってしまうんですね。

 エンジニア自体が、そこで、どんな風な音楽が鳴っているのか、、ということを把握しているか、していないのか、、?、ということが、ミックスダウンの出来上がりの生死をわける要素ということになります。

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2016年09月19日

どうやって作業をしているのか、、について その1 。

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 昨日の続きの文章になりますが、私の場合、あまり具体的に、こういう風に作業しています、、こういうやり方をしています、、ということを人に言ったり、文章に書いたり、、ということはあまりしませんが、基本的な事、現代の音楽録音の仕方について、知って頂く、と言う意味も込めて、すこし書きたいと思います。

 まず、簡単に書いてしまえば、たとえば、バンドとか、複数の楽器が合奏しているものを記録する場合、基本的には、それらの一つ一つの楽器は、別々のトラックというか、チャンネルに記録します。

 このトラックとかチャンネルと言う言葉自体、専門でない方には、解説というか、説明が必要なのですが、通常私たちが聴いている、音源というものは、ステレオ、つまり、2つのチャンネル、つまり右と左の2つのチャンネルがあるわけですが、言い換えれば、左右二つのスピーカーとか、ヘッドフォンの右左から音が出る、、この2つになる前の、録音現場で最初に記録されるときは、最低でも、録音される楽器の数だけ、チャンネルがある、と言う事を理解してほしいです。

 例えば、サックスのカルテット、サックスと、ピアノと、べースとドラム、、、。それらの楽器はたとえ同時に演奏し、録音していたとしても、違うチャンネルに記録されています。

 ではなぜ、そのように録音するのか、、?。これは、別々のチャンネルに記録する事で、あとで、楽器ごとに別々に音質を調整したり、音量を調節することができるようにするために、そういう風に録音します。

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 昔は、どんなに大きな編成のバンドや、オーケストラでも、一つあるいは二つのマイクをつかって、少ないチャンネルに記録していましたが、後の作業、つまり録音した後にプレイバックして、たとえば、オーケストラをバックに歌手が歌っているとすると、オーケストラの音量だけを大きくする、、とか、歌手の歌だけにリバーヴ(エコー)をつけるなどの作業をしようとすると、どうしても各々を、別のチャンネルに録音しないと、そういう作業ができない、、。

 その他、伴奏と歌を別々に録ったり、伴奏する楽器を別々に録るという作業をすることで、忙しいミュージシャンのスケジュール調整が楽になるほか、別々の場所(スタジオ)で録音をするなど、いろいろな利便性とともに、多チャンネル=マルチトラックのレコーディングが現代の制作現場では当たり前になっています。

 ポップスや、ロック系以外の、ジャズや、クラシック音楽の場合は、ほとんどの場合、音楽的な理由で、同時に演奏してそれを録音しますが、上に書いたとおり、同時に録音しても、別々のトラックに録る事で、それぞれの楽器の音色を、録音後のミキシング=トラックダウン作業で、様々な効果を出す処理ができるというメリットを生かして、作業をしています。

 トラックダウンと言う言葉は、8チャンネルや、16トラックなどのチャンネルを、音質調整とともに、2チャンネルの一般的な音源として仕上げる(トラック=チャンネルの数を16や8から、2つにダウンする、、)作業ですが、多くのチャンネルのバランスをとるなどの調整をするには、実際に演奏する時間、録音時間とは比べ物にならない程の時間がかかるというデメリットもありますが、その作業をしっかりやり、それがうまくいけば、少ないチャネルで記録しているより、はるかに魅力的な音源を制作することができる、というわけですが、その作業をする技術者の感覚、スキルが仕上がりを大きく左右するという、危険性もはらんでいます。

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2016年09月18日

仕事の心構え。

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 気がつけば、9月も後半になって、なんだか最近時間がすすむのが、早い、、そんな気がしますが、これも歳のせいなのか、、?。 のろのろ台風(そう呼ぶ事にしました (´Д` ) )はまだ、沖縄付近に居ますね、、。

 私の仕事、エンジニアリング、、つまり、音楽を録音して、音質を調整して、最終的な音源として聴ける様に調整する、、ということなのですが、この作業は、最終的に音源を聴く人が、どういう風な音で聴けば、音楽をより楽しめるのか?、、ということを考えて作業をするわけです。

 つまり、CDを聴く人は、カーステレオとか、ラジカセで聴く人もいれば、居間に大きめのステレオを持っている人もいるでしょうし、音楽はヘッドフォンで、デジタルオーディオプレーヤーで聴くと言う人や、昨日書いたような、とても高額な装置で聴いていると言う人もいるわけです。

 それぞれの機器の性能は随分違うでしょうし、スピーカーの大きさ、音楽を聴く音量も、それぞれまちまちでしょうし、出来上がった音源は、こちらの想像を越えた、いろいろな環境で聴かれるわけです。 そういった様々な環境で音源を聴いて下さる人がどうしたら、より、楽しんで、そして、CMSレコードの作品に込められたメッセージを、如何に理解してもらうことができるか、、と言う事をいつも念頭において作業しています。

 良い音で仕上げる、質の高い音質で、、ということを考えてはいますが、ハイエンドの、高額なシステムばかりを意識して、音源を制作してしていては、多くのユーザーのことを、結果として無視してしまう事になるわけで、それでは、どの辺り、どういう音質を目指して仕上げるのか?ということに関して、常に真剣に頭を悩ませているわけです。

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 言い換えれば、かなり、傷んだ、あるいは、お金をかけてはいるが、それなりの音が出ていない装置で聴いたとしても、それなりに楽しめる、、ということをある程度意識して作業をする、、ということになるのですが、そういうやり方が、昨日書いた様な、歪んだ価値観、「良い音」を知らないユーザーの人達と私の接点をつくることになってしまった、、というのは、皮肉な事です。

 多くの健全なリスナーのためだけに音質調整をする、、と言う事の方が、作業が、かなり楽になるのは間違いないのですが、過去の仕事、特に放送関係の音源の仕事を長い間して来た関係上、あらゆる、、とはゆかないまでも、ほとんどの機器で再生しても、音楽のイメージがかわらない、楽器の音色や、各楽器のバランスが、いろいろな環境で聴いても、かわらずに聴くことができる音源に仕上げる、ということを常に念頭においています。

 これは逆に言えば、制作の環境で、優秀な機器を使っても、音楽的に、そして音響的にその制作の場だけでのみ完結してしまっている音源がたくさんあるので、できるだけそう言う風にならない様にしよう、というのが、私のやり方です。 この辺の話は、以前のこのブログ、「エンジニアの独り言」に沢山書いてありますが、明日も続きを書こうとお思います。

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2016年08月28日

何故か真面目にエンジニアリングのはなし。

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 きのうは甘いものの話を書きましたが、甘いもの=嗜好品という要素が大きいと思うのですが、そういう要素が強ければ、強い程、甘み以外の香りの部分が大事になってくる気がします。 素材の旨味、調理された結果、造りだされる味に、自然のつくりだした果物の酸味と甘みと豊かな香りが加わる事で、舌と脳に甘さと共に、爽やかな刺激がつたわり、充実感を得る事ができるのだと思います。

 少し話はかわりますが、ケーキやお菓子を造る時は、狙っている、味、香り、雰囲気を出す為に、いろいろな作業をしますが、それらの行程にはそれぞれ意味があり、長い間にいろいろな人により編み出された、レシピが存在しますが、録音や、ミキシングの作業も、それに似たところがあります。

 時々ミュージシャンで、「録音は良い音で録って欲しいので、いろいろと余計な事をあんまりしないで、自分は良い音を出していると思うので、出ている音をそのまま録ってほしい、、」みたいな事を言う人がいますが、録音の仕方には、いろいろなノウハウ、例えば、マイクの立て方、ピアノなら、調律のしかたや、ミキシングの時の音のバランスのとり方や、音色の出し方など、録った音をそのまま、、などと言われても、言ってみれば、小麦粉や、牛乳、砂糖などをつかって、「余計な事をしないで」それらをただ混ぜて、オーブンに入れても、お菓子と呼べるものなど出来るわけもありませんし、「出ている音をそのまま」といのは、何処で出ている音を、どこで聴いた音なのか?、全く不明な話で、とても理解できない話です。

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 モノを造りだすには、音源や料理に限らず、狙っている結果を導きだす為の、様々な方法論、細かな作業手順が、あり、素材と道具の使い方で、出来上がる作品の内容は、全く違う物になることもあります。

 つまり、製造が巧くゆく様にする為には一筋縄ではゆかない、様々な試行錯誤が裏側に潜んでいて、それはミュージシャンが毎日の生活の中で体験する、練習や、日常の感性経験や、それまでの人生の経験が演奏の内容に出るように、技術者にも、葛藤や、心理的な闘い、それまでの経験を良い形で昇華させるという、一種の賭けに近い様な、挑戦をしなければならない作業なのです。

 録音のエンジニアリングは、機材を使った電気的な作業と言う側面もありますが、究極的には、演奏と全く同じ様な、心理的、技術的に、いかに目標をもって、それに近づいて行けるかという、地道で、精神修養を必要とする創造行為で、技術的というよりは、音楽的な作業なのです。

 良い機械をつかって、決まった事をすれば、ある程度よい音で、誰でも作品を仕上げる事ができる、、、訳も無く、インスタントラーメンでさえ調理法で出来上がる味はかなり違うことからも解る様に、音楽を演奏し、それを、良い形で記録したい、、、と、思っている方達には、その辺のことを必ず理解して欲しいと、いつも思っています。

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良い音を得る為に必要なこと。

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 今日は適度に雲っていて、涼しくて良かったです。 まさか、晴れより、曇りの日が嬉しく感じるようになるなんて、想像もしていませんでした。 8月もとっくに半ばを過ぎてしまいました。


 昨日は持ち前のしつこい性格ゆえ、結局、一昨日の話の続きみたいになってしまいましたが、昔と今の音源の制作スタイル、つまり、アナログのメディとデジタルのメディアでは大きく音の造り方が違うところがある、、ということは、私の様な仕事をしている人間にとっては重要な話です。

 以前、CMSレコードのアルバムを、あるお店(ジャズ喫茶的なところ)に持って行ってかけてもらいました。 そうすると、お店の方が「これ、べースが出過ぎじゃないですか、、?」、、と。 

 確かにスピーカーからべースの音がピアノの音に比べて、大きく、そして潰れて出ています。

 でも、私は少しも慌てませんでした。何故なら、理由がハッキリしているからです。 それは、多くのジャズ喫茶や、その手のお店に置いてあるオーディオシステムは、偏った帯域バランスになっていたり、むかしの、べースが小さくしか記録されていない録音にあわせて、トーンコントロールの低音部( Bass) をかなり上げてある事がほとんどなんです。
 そのようにして、やっとべースが聞こえる様な、状況で、これは、昔の録音が、とても大きなモニタースピーカーでモニターしていたり、超低音部分の帯域を十分に記録されていなかったりする音源が、多いことから、無理矢理 Bass を上げないと、どうしてもべースが小さくなってしまうということなんです。

 「べースが出過ぎじゃないですか、、?」といわれ、私は少しも慌てずに、「トーンコントロールをフラットか、オフにして下さい、そうしたら、ちゃんとしたバランスで聞こえますから、、」といいました。 お店の人は怪訝なかおをしながら、めんどくさそうに、つまみをいじりました。

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 すると、、、全くマトモなバランスで聞こえるだけでなく、べースの音も、ピアノの音もナチュラルな、とても良い音色になりました。お店の人もそれに気付いたみたいですが、なんだか、「面白く無い、、」という顔をしていました。 

 それは、システムの帯域バランスがおかしいということが、証明されてしまったからなんでしょうね、、。 
 
 音楽ソフトというものは、定められた規格、CDと言うものに焼き付けられ、再生されますが、それを再生する機器は必ずしも一定ではない、、。 多くの家庭用のオーディオとか、テレビのスピーカーは小さくて、低音が出にくいことが多いのですが、世の中の多くの再生装置が、大体そう言う感じなんです。そのお店のシステムは、良くあるタイプの、私の予想の範囲であった、、ということなのです。

 なので、そう言うシステムで聴いても、しっかり、音楽の各楽器のバランスが聞こえる様にして、私は仕上げているのですが、ハイエンドの例えば、放送局のモニターとか、スタジオのスピーカーできいても、その機器がまともな特性であるならば、ちゃんとしたバランス、音色で楽器のおとが聞こえる様に調整しています。これには、いろいろコツがあるのですが、それは企業秘密ですが、、、( ⌒-⌒; ) 。

 この話のつづきは、明日へ、、。

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2016年08月16日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(4)。

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 「エンジニアの独り言」(アナログとデジタルのそれぞれの、、、)と題して書いて来ましたが、毎回の、ブログにしては、あまりにも長い文章にお付き合い頂いて、ありがとうございました。 今日で、コレに関する文章は、一応終わりにするつもりです。

 デジタルオーディオは、決して、アナログオーディオに劣った物ではないにも関わらず、それにふさわしい評価を得られていないどころか、LPレコードの復刻や、アナログのブームをオーディオメーカーの主導もあって、起こしている、、という現実を、歯がゆい、というか、一体どうしてなんだろう、、という思いを込めて今回の文章を書いていますが、ここで改めて書きますが、私はLPレコードや、アナログオーディオが決して嫌いだ、、というわけではないのです。

 それどころか、ほんの十数年前まで、全くのアナログ派で、CDすら一枚も持っていませんでした。つまりいわゆる、デジタル嫌いのアナログファンだったわけです。 それが、なぜ、アナログを否定して、デジタルを推奨するに至ったかは、エンジニアという仕事柄、現代の最先端の技術を体験し、如何にして良い音楽を良い音で、聴き手の皆さんに供給するか、、ということを真剣に考えた結果の、必然的な流れでした。

 CDプレーヤとオーディオセットという組み合わせが、残念ながら前時代的であり、PCとデジタルオーディオプレーヤーの組み合わせには、かなりの予算をかけても、かなうことが出来ないということを昨日書きましたが、こういうことは、オーディオ雑誌や、そのほかの文献には、従来のオーディオ産業(メーカー、雑誌などにとっては広告主)を保護するために、掲載しない事実です。

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 CD盤自体もう随分まえの規格ですし、デジタルオーディオプレーヤーをめぐる環境も、いろいろな問題がある、、ということを前回、前々回にかきましたが、それでも、ちゃんとした聴き方をすれば、従来のオーディオシステムとは比べ物にならない程のポテンシャルを持っているのが、現代のデジタルオーディオなのです。

 昨日の文章にかいた、音源ファイルの配信についてですが、ほとんどの音源の配信のされ方が、mp.3 という圧縮された、音質の落とされたファイルであり、これは、完全により多くの曲数のファイルをサーバーにそろえて、ネット上のメガストアを構築したい、売り手側の都合によるものです。

 細々と行われている、ハイレゾ(High Resolution)のファイルに依る配信もありますが、今の段階、、、つまり、PCと、オーディオプレーヤー以降のアンプや、スピーカーシステムなど、より良いものが手軽に一般ユーザーの手に入り易いところで手に入るようにならない限り、高音質のファイルの再生は、そのファイルの真価を発揮する事はできないでしょう。また、ハイレゾだからと言っても、元の音源のファイルの質が良く無ければ、あまり意味が無い、、ということもしっかり理解して頂きたい物です。

 現時点では、より大きな(何倍もの容量)ハイレゾファイルの実力を100%発揮するシステムの構築はいろいろな意味で、難しく、従来のファイルを正確に、実力を発揮するかたちで再生することができるシステムを構築してから、ハイレゾ再生のことを考えても遅く無いと思います。 逆の言い方をすれば、従来のファイルに依るデジタル再生がちゃんと出来ないシステムでは、ハイレゾファイルの再生はその実力を発揮することは難しいということです。

 先進的なシステムを組むの為のアンプや、スピーカーシステムなど話は今回は書きませんが、以前このブログでかいた、「パワードモニターのすすめ」を是非ご覧下さい。

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2016年08月15日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(3)。

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  今日は8月の15日、、、。 

 今月も半分近く過ぎたと同時に、知り合いのSNSの投稿を見たりしていると、「夏も終わりですね、、」みたいな文章を見ますが、こちら沖縄は全然そんな感じはありまシェ〜ン、、(´ε` ) 。

 今日は天気はまずますでしたが、湿度が低くまあまあ、快適、、。

 気温は33℃までは上がりましたが、何故か、曇ったせいもあるのか、午後3時くらいから、涼しくなりました。


 さて、昨日はデジタルオーディオプレーヤーにつないで聴く、イヤホンや、ヘッドフォンの性能が、本体の性能に合っていないために、デジタルオーディオ全体のイメージが悪くなっているという事を書きました。 多くの人は極めて小型な携帯型プレーヤーの音質にそれほど期待しておらず、愛用していながら、その実力を過小評価しているといって良いと思います。

 その他に、現代のデジタルオーディオの問題点は、CDプレーヤー自体にもあります。 CD盤からデータを読み取り、リアルタイムで再生するというのが、CDプレーヤーの役割なわけですが、どうも、そのリアルタイムの読み出しの性能には限界がある、、ということがあるみたいです。
 どうしてもエラーや、それを補正する機能にはそれほどの期待を出来ないと言うところがあるようで、CDプレーヤーで再生するのではなく、コンピューターのハードディスクに読み込む方が、CD盤のデータを忠実に読み取る事が出来るという事は間違えないようです。

 もちろん高額なCDプレーヤー(数百万)のなかには、優秀なエラー補正や、中のメモリーに一旦データを読み込んで再生する、、といったいろいろな機構で、良い再生を目指している物もありますが、比べ物にならない程低価格のパソコンや、それと連携させてつかう、デジタルオーディオプレーヤーのデータ再現能力は決してそれに比べて、極端に劣っているということはありません。
 800万から1000万近い製品を何台か試聴した事がありますが、とても素晴らしい音でしたが、誰もがあれを購入できるわけではありません。

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 つまり、極端に高額なシステムを組まない限り、CDプレーヤは、PCを中心にした再生システムに再生性能は勝てない、、というのが、現代のデジタルオーディオ事情であると言う事ができます。

 せっかく優秀なアナログ録音の音源を精密で、汎用性の高い、デジタルオーディオに変換していても、再生環境に依ってその利点を生かせないということが、当たり前にあり、PCなどを中心にした、安価なシステムの方が、手軽に良い音を楽しめるという現状を知っている、ユーザーや、業界関係者は意外と少ないというのが現状です。

 CD盤自体はデジタルの黎明期(30年以上前)に発想されており、とても不完全な規格であるというのは否定できませんが、それが今も最も使われている汎用のメディアであることに違いはありませんし、それ故に現代のデジタル時代にはそぐわないところも多いというわけです。

 CDプレーヤーや、その他の機器が、不況の昨今、これ以上売れなくなると困る、、という思惑もあって、完全に守りに入って、なおかつ、レコードプレーヤーとか、アナログ分野のブームをあおって、売り上げを伸ばそうとしているオーディオメーカーの現状は、なんとも見苦しい、、とわたしは思います。

 もちろん、アナログプレーヤーの魅力は認めますし、趣味としてそういう音楽の楽しみ方はアリなわけですが、「良い音ならデジタルよりも、アナログですよ、、」みたいな、論法で、お金を稼ごうとすることは、技術を売っていたメーカーが、現代の素晴らしい技術を否定する、全く情けない、体たらくでしかないと思います、私は、、。

 CDもしくはプレーヤーに問題があるなら、ヤッパリ配信か、、、と思う方もいらっしゃると思いますが、それにはまだまだ問題がある、、ということを続いて書きたいとおもっています。

 明日も続き書いちゃいますヨ、、。

 もうイイ、、、?、 ( ̄◇ ̄;) 。

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2016年08月14日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(2)。

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 今日は昨日に引き続き、アナログオーディオと、デジタルオーディオについて書きますが、その前に、気候の話、、。

 某気象サイトによると、福岡の今の気温は33℃ 湿度が55%で、体感温度は38℃なんだそうです。ちなみに沖縄は、気温33℃ 湿度59% 体感温度は39℃なんだそうですが、沖縄にしては湿度が低いので、日陰で風が吹いてくると、意外と涼しく感じます。

 気温33℃で涼しく感じるというのは、もうスッカリ、亜熱帯慣れしてしまった、、と言えるかもしれませんが、さっき福岡のお友達に電話したら、35℃を越えていて、とてつもなく熱い、、と言っていました。

 なんか、ネット上のデータと少し違う様な、、、。そう思って、また別のサイトをみると、、沖縄は32.2℃で、湿度は65%、、、?、えっ全然違うじゃん!。

 どうしてなのかな、、?。

 まあ、どちらのサイトを見ても沖縄としては随分湿度が低いということは言えますが、、。

 さて、昨日のつづきですが、、、。

 私には時代錯誤に感じる、アナログ神話が未だに語られている理由について考える時、急激にすすんだ技術に機器のメーカーも、ユーザーもついて行けていないということがあるのではないのかな、、と思うのです。

 すすんだ技術というのは、主に、デジタルオーディオの場合、コンピューター系の技術で、従来のオーディオメーカーはそこの辺りがとても弱い、、。 これは、出版会社が、web など、やはりコンピューター系の技術に信じられない程弱いのに似ています。 そういうことは、日本の企業の在り方というか、形態の違うビジネスモデルに対する極端な苦手意識が強いという側面をはっきりと、浮き彫りにしているような気がします。

 簡単に言うと、従来のオーディオメーカーは、アナログレコードから、CDにメディアが移ったあとでも、アンプやスピーカなどの性能を、従来のアナログメディアを再生するためのものとそれほど変えずに、つまり、性能をそれほど上げずに設計、生産していた、、というところがあります。

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 別の言い方をすれば、デジタルオーディオというものを、なめていた、、というか、私もかつてそう思っていましたが、「どうせ、デジタルだから、みんな同じ様な音になるんでしょ?、時代の流れなので、しょうがないのかもしれないけど、アナログのほうが良いに決まっているんだけどな、、」というような、実は、デジタルオーディオに関して、音声をデジタルデータに変換すると言う以外のことはナニも知らずないくせに、勝手に決めつけていたところがあったと思うんです。

 音をアナログから、デジタルに取り込む時と、それをまたアナログに変換して、音声にする作業をしっかりやっておけば、とても扱い易く、簡単なシステムで、高音質な音楽再生を可能にする優秀なフォーマットだという意識は当初ほとんどなかったと言う事は間違えの無い事だと思います。

 かなりの小型、そして低価格のデジタルオーディオプレーヤーに付属しているイヤホンや、多くの場所で販売されているヘッドフォンは、いたずらに低音が増強されているばかりで、忠実度、、つまり、音源本来の音を再現する能力がない、私に言わせれば、パチもんみたいな製品が溢れているわけですが、ほとんどのユーザーはそんなモノだ、、と思って使っています。

 もちろん中にはプレーヤー自体に、とるに足らない製品もまれにありますが、ほとんどの機種が優秀な性能を持っていながら、壊滅的な性能の「おまけ」の様なイヤホンや、ヘッドフォンで台無しにされています。

 なんだか、昨日に引き続いて、文章が長くなってきましたので、つづきはまた、明日、、ということで、、(ーー;) 。

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2016年08月13日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、。

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 昨日はアナログ礼賛なんて、バカバカしい、、と言う様な、ちょっと過激な文章を書きましたが、ここで改めて、エンジニアとしてそして、音楽を愛する者として、アナログとデジタルの長所と短所について書いておきたいと思います。
 この場合のアナログとは、LPレコードや、カセットなどの民生用のメディアを指しています。

 アナログの長所

 音に温かみがある。→

 これはテープに録音する事により、一種のコンプレッション(圧縮効果)が起こるため、そういう風なサウンドになる。それと、特性がハイファイ(ロスや歪みが多い)すぎないため、録音やミキシング時の細かいアラが隠れる、、と言うところもあります。 音が太いと言う感覚もありますが、これも、磁気テープの効果に依るところが多いです。

 コレに関しては、LPやCDをカセットなどに録音したときにも、同じ様な効果があらわれ、特性は劣化しているはずなのに、音楽的に好ましい音に聞こえるということが起こります。

 LPレコードの場合、機構上、中低音の再生が得意で、ヴォーカルや、べースの音が、CDなどに比べ、張り出して、存在感が強くでます。

 アナログの短所

 ノイズや歪みが多い。→

 磁気テープや、レコード盤を再生する場合、スタジオで完成したマスタ−テープがどれほど良く出来ていても、一般家庭の装置で再生すれば、雑音、、サーっというテープノイズや、スクラッチノイズ(レコード盤の表面の傷や、ゴミによる)は、避けることができない。 高音部の再生に弱く、楽器の高い倍音の再現性が悪い。

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 デジタルの長所

 この場合のデジタルとは、デジタルメディア、、、CDや、音源データをオーディオプレーヤーなどに読み込んで再生するものを指します。

 ノイズや歪みが少ない。→

 デジタル音源にすることで、完成した音源を限りなくマスタ−テープに近い特性で、一般家庭で再生できる。機器に依る特性の違いが少ない、、。コレに関しては、黎明期の家庭用CDプレーヤーなどに比べて、現代のモノは格段の進歩をしている。

 メディアの扱いや、収納がアナログとは比べ物ならないほど、手軽である。 

 デジタルの短所

 音がデジタル臭い。→

 いわゆる、ジッターとよばれる、デジタルデータの読み込み、書き込みエラーのため、独特のギズギスしたサウンドになり、音に潤いがないことがある。 特に初期のCDの場合デジタル化(マスタリング)時の方法がそのような結果を起こす原因にもなっていた。 これに伴って、音が「細い」、「冷たい」などの、デジタル音響への批判がオーディオマニアや、エンジニアを中心に、専門家達からの悪い評価があった。

 オーディオプレーヤーなどに音源を入れ込んだり、ネットショップで販売している音源は、mp3などの圧縮フォーマットであることが多く、本来の質(マスタ−音源の)が反映されておらず、劣化している。

 この様にデジタルとアナログの、良いところ、悪いところを書き出してみたわけですが、デジタル時代になって、簡単に言えば、当初の目的どおりに手軽に良い音で音楽が楽しめるようになったはずなのですが、それでは、なぜ、未だに、「アナログの方が良いに決まっている、、」という人が多いのでしょうか?。

 それらの事について、明日も引き続き書きたいと思います。

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