2016年10月17日

仕事の話。

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 今日も沖縄は、晴れたり曇ったりですが、それなりに暑くて、外を歩いていると、かなりの汗が出ました。

 先日東京で録音した素材のミキシング作業を、やっとはじめたのですが、ハードディスクに入っている素材を読み込む事が、フォーマットの違いで、すんなりとはゆかない事が、判明して、なかなか作業は難航しています。

 タダでさえ、いつもとは違う場所での録音で、いろいろ勝手が違うのでは、、?と思っていたのですが、データの読み込みの段階で、つまずくとは、、(´o`; 。

 実はこの手のトラブルは時々ある、というか、可能性としてはよくあることなので、十分にデータをコピーする時にスタジオにお願いしていたのですが、作業を思う様にしてもらえなかった様です。

 読み込みは、思う通りにはできないのですが、かなり手の込んだ、、というか、イレギュラーな面倒くさい方法でやれば、時間はかなりかかるのですが、作業が出来な事はありませんので、一応今は、その方法で、作業していますが、今日、ハードディスクを東京に送りましたので、私の指定したフォーマットで、データをコピーして、送ってもらえる予定です。

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 その間も、今の「面倒くさい方法」で、出来るだけ作業を進めますが、かなり骨の折れる、というか、忍耐の必要な、なかなか辛い作業になります。

 今日のブログの写真は実は、昨日のものとあわせて、一昨日の撮影。

 天気が良かったので、昼メシがてら、外に出て、100枚弱、写真をとりました。昨日の猫の写真も今日の猫のも、お休みの日の市場で、のんびりしていたところを撮りました。

 今日の3枚目の写真は、、「何だかわかりますか?」これは、、、?。

 答えは明日のブログに書くことにします。

 解る人には簡単にわかりますが、知らない人には、、。そして、解らない人がそれを知ると、、「え〜」っとなるかもしれませんが、、 (⌒0⌒ゞ 。

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2016年09月21日

どうやって作業をしているのか、、について その 3 。

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 沖縄地方、今日は晴れて、少し凉しめの気候で、湿度も低め、心地よい風が吹いていましたが、それでも最高気温は30℃で、まだまだ夏と言う感じは続いています。

 今日はブログのタイトルに反して、「どうやって作業をしているのか」というより、ダメなミキシングエンジニアの話になってしまいましたが、べースの重要性について書いたことが、思わぬ反響になり、Facebook 効果で、マニアックな内容にも関わらず、かなり多くの方が文章を読んで下さったようです。

 マルチチャンネル(トラック)で録音した音源を2つのチャンネルにまとめる、とい作業は、それをする、エンジニアが、どのように音楽が聞こえているのか、、ということが、出来上がりに大きく反映されるということは明確です。 エンジニアが感じた音楽、言い換えれば、エンジニアが見た景色を、素材を彼が感じた形に、映像として再構築する様な、、、もっと解り易く書くと、言ってみれば、まるで「福笑い」のように、目や鼻、口をどのように並べるか、、と言う様な作業である、と言う事ができます。

 お正月なら、目隠しをして、不思議な、というか、おかしな顔に並べた方が、楽しく、失笑を買い、楽しいレジャーとして成立するわけですが、これがミキシングとなると、素材を不思議な並べ方をしたりしたら、これはもうシャレにならない、、。

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 もう完全に、音楽の世界は破壊されるか、かなり現実の音楽とはちがうものになってしまいます。ミキシングの場合、福笑いにたとえれば、並べてから、色がついていない目や鼻の部品に色を塗る、、というような作業もあるわけです。もしそれを誤ると、それはもう大変なことになります。

 そのくらい、ミキシングのエンジニアは、重要な役割、というか、責任があります。

 昨日の、バンドにおいてはべース奏者が非常に重要な役割をしている、、というのと同じか、それ以上に、音楽を再構築する役割をになっている、、ミキシング・エンジニアは、一般の人が想像している以上の大きな役割を、マルチトラックのミックダウン(トラックダウン)においてシナケレバならないということです。

 かなり、良い状態で素材が録音されていても、マルチの素材を、ミキサーのフェーダに立ち上げて、軽くバランスをとれば、作業の大半が終わる、、ということは滅多にありません。 ライブで複数の楽器が、その場の空気の中を通って聴いている人の耳に到達するように聞こえる様にするだけでも、音質の調整、そしてパンポットによる、定位の決定をはじめとして、余程の行程を時間をかけて作業しなければ、ある程度音楽として聴くに耐えうる状態にすることはできません。

 そんなわけなので、こんな事をするなら、わざわざマルチトラックで録音しない方が、いろいろと楽で、しかも結果が良いのではないのか、、と思う事もしばしばあります。 それにも関わらずマルチトラックで、わざわざ録音してミキシングをするのは、それをしなければ出来ない事、出せない効果がある、、ということなんですが、コレについてあんまり細かく書くと、企業秘密的なことを公開することになってしまうんですよね、、 (ーー;) 、、困ったな、、。

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 2016年 9月27日火曜20時から、CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦の演奏が、東京、神保町の「試聴室」であります。このライブには他に、曽我部 晃率いるVo G + Acd のユニット、ファーカンダも出演します。

 2016年 10月2日、日曜日 14:00 〜 熊本県多良木町 多良木町交流館、「石倉」で、多良木音楽祭の一環として、CMSレコード主宰、細川正彦の演奏があります。CMS-1010『 In a Springtime 』の サキソフォン奏者、伊澤隆嗣(as ss)も共演します

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2016年09月20日

どうやって作業をしているのか、、について その 2 。

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 昨日の続きで、録音した楽器の音を、どのような作業をして音源として仕上げる、、と言う話なのですが、各楽器をバラバラの、つまり、別々のチャンネルに録音している訳ですから、エンジニアはまず、各チャンネルにどんな風に楽器の音が録音されているのか、、ということを、作業をするまえに、改めて聴いてチェックしなければなりません。
 その場合、別々に聴くこともあれば、ある程度簡易的にバランスをとって、全部のチャンネルを鳴らしつつ聴くとか、色々なやり方で、再生してみるわけです。

 昨日も書きましたが、別々のチャンネルにわざわざ録音しているということは、それを改めて、音質的に、あるいは、音量も調節できる、、というか、それをしなければ、ちゃんとした音楽としては聴く事ができないわけです。これが、大昔の様に、2チャンネルでしか録音していなければ、やりたくても、各楽器のバランスを変える事はできないわけですが、自由に変えられる、、というと、聞こえがいいわけですが、もし、ミキシングエンジニアが、録音された音楽をあまりよく理解していない場合は、音楽の内容ををうまい具合に反映させる様なバランスのとり方が出来ないことがあり得る、、ということなんですね、、。

 これは、日本のジャズの録音の場合特に多いのですが、なぜか、べースが良く聞こえない、、、ということが多いです。 その前に、リスナーも含めて、ですが、べースと言う楽器が音楽の中で、いったいどんな役割をはたしているのか、、ということを、理解しないで、音楽を聴いている人って、意外と多いんですよね、、。

 以前ライヴを聴きに行ったら、知り合いに会って、その人といろいろな話をしていたら、「ピアノとか、ドラムとかは、ナニをやっているのかよく解るのですが、べースが低い音で、一体ナニをやっているのかよく解らなくて、あんまり面白く無いンですよね、、」という話をしていました。

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 それを聴いてビックリした、、というか、頭を抱えました。

 確かに、べースの音って、聴き取りにくいのかもしれませんが、、、「一体ナニをやっているのかわからないなんて、、」。 べースはジャズバンドの根幹というか、リズムとハーモニーの全てを司っているのですが、それをアッサリ、「ナニをやっているかわからない」なんて、、。

 これは、まだ、リスナーの方が感じている事だからそれはそれで、しょうがないのですが、エンジニアの仕事ぶりをみていると、もしかして、そう言う感じで、べースの役割をよく解っていないのでは、、?という、ミキシングの仕事ぶりを聴く事がよくあります。

 アルバム全体を通して、べースがこもっていたり、音程が解りにくいとか、音量がスゴく小さいということがよくあるのですが、これはもう、エンジニアがよく音楽を解っていないという証拠というか、ジャズ系音源場合、致命的な欠陥というか、とにかく、音楽全体のアンサンブルが聞こえて来ない仕上がりになってしまいます。

 これがマルチトラックで録音をしていなければ、元の音源に、ある程度べースの音が入っていれば、バランスを変え様が無いのですが、べースの音色と音量バランスを後からかえられる録音の仕方だからこそ、それが上手くいっていないということが起こってしまうんですね。

 エンジニア自体が、そこで、どんな風な音楽が鳴っているのか、、ということを把握しているか、していないのか、、?、ということが、ミックスダウンの出来上がりの生死をわける要素ということになります。

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2016年09月19日

どうやって作業をしているのか、、について その1 。

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 昨日の続きの文章になりますが、私の場合、あまり具体的に、こういう風に作業しています、、こういうやり方をしています、、ということを人に言ったり、文章に書いたり、、ということはあまりしませんが、基本的な事、現代の音楽録音の仕方について、知って頂く、と言う意味も込めて、すこし書きたいと思います。

 まず、簡単に書いてしまえば、たとえば、バンドとか、複数の楽器が合奏しているものを記録する場合、基本的には、それらの一つ一つの楽器は、別々のトラックというか、チャンネルに記録します。

 このトラックとかチャンネルと言う言葉自体、専門でない方には、解説というか、説明が必要なのですが、通常私たちが聴いている、音源というものは、ステレオ、つまり、2つのチャンネル、つまり右と左の2つのチャンネルがあるわけですが、言い換えれば、左右二つのスピーカーとか、ヘッドフォンの右左から音が出る、、この2つになる前の、録音現場で最初に記録されるときは、最低でも、録音される楽器の数だけ、チャンネルがある、と言う事を理解してほしいです。

 例えば、サックスのカルテット、サックスと、ピアノと、べースとドラム、、、。それらの楽器はたとえ同時に演奏し、録音していたとしても、違うチャンネルに記録されています。

 ではなぜ、そのように録音するのか、、?。これは、別々のチャンネルに記録する事で、あとで、楽器ごとに別々に音質を調整したり、音量を調節することができるようにするために、そういう風に録音します。

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 昔は、どんなに大きな編成のバンドや、オーケストラでも、一つあるいは二つのマイクをつかって、少ないチャンネルに記録していましたが、後の作業、つまり録音した後にプレイバックして、たとえば、オーケストラをバックに歌手が歌っているとすると、オーケストラの音量だけを大きくする、、とか、歌手の歌だけにリバーヴ(エコー)をつけるなどの作業をしようとすると、どうしても各々を、別のチャンネルに録音しないと、そういう作業ができない、、。

 その他、伴奏と歌を別々に録ったり、伴奏する楽器を別々に録るという作業をすることで、忙しいミュージシャンのスケジュール調整が楽になるほか、別々の場所(スタジオ)で録音をするなど、いろいろな利便性とともに、多チャンネル=マルチトラックのレコーディングが現代の制作現場では当たり前になっています。

 ポップスや、ロック系以外の、ジャズや、クラシック音楽の場合は、ほとんどの場合、音楽的な理由で、同時に演奏してそれを録音しますが、上に書いたとおり、同時に録音しても、別々のトラックに録る事で、それぞれの楽器の音色を、録音後のミキシング=トラックダウン作業で、様々な効果を出す処理ができるというメリットを生かして、作業をしています。

 トラックダウンと言う言葉は、8チャンネルや、16トラックなどのチャンネルを、音質調整とともに、2チャンネルの一般的な音源として仕上げる(トラック=チャンネルの数を16や8から、2つにダウンする、、)作業ですが、多くのチャンネルのバランスをとるなどの調整をするには、実際に演奏する時間、録音時間とは比べ物にならない程の時間がかかるというデメリットもありますが、その作業をしっかりやり、それがうまくいけば、少ないチャネルで記録しているより、はるかに魅力的な音源を制作することができる、というわけですが、その作業をする技術者の感覚、スキルが仕上がりを大きく左右するという、危険性もはらんでいます。

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2016年09月18日

仕事の心構え。

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 気がつけば、9月も後半になって、なんだか最近時間がすすむのが、早い、、そんな気がしますが、これも歳のせいなのか、、?。 のろのろ台風(そう呼ぶ事にしました (´Д` ) )はまだ、沖縄付近に居ますね、、。

 私の仕事、エンジニアリング、、つまり、音楽を録音して、音質を調整して、最終的な音源として聴ける様に調整する、、ということなのですが、この作業は、最終的に音源を聴く人が、どういう風な音で聴けば、音楽をより楽しめるのか?、、ということを考えて作業をするわけです。

 つまり、CDを聴く人は、カーステレオとか、ラジカセで聴く人もいれば、居間に大きめのステレオを持っている人もいるでしょうし、音楽はヘッドフォンで、デジタルオーディオプレーヤーで聴くと言う人や、昨日書いたような、とても高額な装置で聴いていると言う人もいるわけです。

 それぞれの機器の性能は随分違うでしょうし、スピーカーの大きさ、音楽を聴く音量も、それぞれまちまちでしょうし、出来上がった音源は、こちらの想像を越えた、いろいろな環境で聴かれるわけです。 そういった様々な環境で音源を聴いて下さる人がどうしたら、より、楽しんで、そして、CMSレコードの作品に込められたメッセージを、如何に理解してもらうことができるか、、と言う事をいつも念頭において作業しています。

 良い音で仕上げる、質の高い音質で、、ということを考えてはいますが、ハイエンドの、高額なシステムばかりを意識して、音源を制作してしていては、多くのユーザーのことを、結果として無視してしまう事になるわけで、それでは、どの辺り、どういう音質を目指して仕上げるのか?ということに関して、常に真剣に頭を悩ませているわけです。

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 言い換えれば、かなり、傷んだ、あるいは、お金をかけてはいるが、それなりの音が出ていない装置で聴いたとしても、それなりに楽しめる、、ということをある程度意識して作業をする、、ということになるのですが、そういうやり方が、昨日書いた様な、歪んだ価値観、「良い音」を知らないユーザーの人達と私の接点をつくることになってしまった、、というのは、皮肉な事です。

 多くの健全なリスナーのためだけに音質調整をする、、と言う事の方が、作業が、かなり楽になるのは間違いないのですが、過去の仕事、特に放送関係の音源の仕事を長い間して来た関係上、あらゆる、、とはゆかないまでも、ほとんどの機器で再生しても、音楽のイメージがかわらない、楽器の音色や、各楽器のバランスが、いろいろな環境で聴いても、かわらずに聴くことができる音源に仕上げる、ということを常に念頭においています。

 これは逆に言えば、制作の環境で、優秀な機器を使っても、音楽的に、そして音響的にその制作の場だけでのみ完結してしまっている音源がたくさんあるので、できるだけそう言う風にならない様にしよう、というのが、私のやり方です。 この辺の話は、以前のこのブログ、「エンジニアの独り言」に沢山書いてありますが、明日も続きを書こうとお思います。

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2016年08月28日

何故か真面目にエンジニアリングのはなし。

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 きのうは甘いものの話を書きましたが、甘いもの=嗜好品という要素が大きいと思うのですが、そういう要素が強ければ、強い程、甘み以外の香りの部分が大事になってくる気がします。 素材の旨味、調理された結果、造りだされる味に、自然のつくりだした果物の酸味と甘みと豊かな香りが加わる事で、舌と脳に甘さと共に、爽やかな刺激がつたわり、充実感を得る事ができるのだと思います。

 少し話はかわりますが、ケーキやお菓子を造る時は、狙っている、味、香り、雰囲気を出す為に、いろいろな作業をしますが、それらの行程にはそれぞれ意味があり、長い間にいろいろな人により編み出された、レシピが存在しますが、録音や、ミキシングの作業も、それに似たところがあります。

 時々ミュージシャンで、「録音は良い音で録って欲しいので、いろいろと余計な事をあんまりしないで、自分は良い音を出していると思うので、出ている音をそのまま録ってほしい、、」みたいな事を言う人がいますが、録音の仕方には、いろいろなノウハウ、例えば、マイクの立て方、ピアノなら、調律のしかたや、ミキシングの時の音のバランスのとり方や、音色の出し方など、録った音をそのまま、、などと言われても、言ってみれば、小麦粉や、牛乳、砂糖などをつかって、「余計な事をしないで」それらをただ混ぜて、オーブンに入れても、お菓子と呼べるものなど出来るわけもありませんし、「出ている音をそのまま」といのは、何処で出ている音を、どこで聴いた音なのか?、全く不明な話で、とても理解できない話です。

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 モノを造りだすには、音源や料理に限らず、狙っている結果を導きだす為の、様々な方法論、細かな作業手順が、あり、素材と道具の使い方で、出来上がる作品の内容は、全く違う物になることもあります。

 つまり、製造が巧くゆく様にする為には一筋縄ではゆかない、様々な試行錯誤が裏側に潜んでいて、それはミュージシャンが毎日の生活の中で体験する、練習や、日常の感性経験や、それまでの人生の経験が演奏の内容に出るように、技術者にも、葛藤や、心理的な闘い、それまでの経験を良い形で昇華させるという、一種の賭けに近い様な、挑戦をしなければならない作業なのです。

 録音のエンジニアリングは、機材を使った電気的な作業と言う側面もありますが、究極的には、演奏と全く同じ様な、心理的、技術的に、いかに目標をもって、それに近づいて行けるかという、地道で、精神修養を必要とする創造行為で、技術的というよりは、音楽的な作業なのです。

 良い機械をつかって、決まった事をすれば、ある程度よい音で、誰でも作品を仕上げる事ができる、、、訳も無く、インスタントラーメンでさえ調理法で出来上がる味はかなり違うことからも解る様に、音楽を演奏し、それを、良い形で記録したい、、、と、思っている方達には、その辺のことを必ず理解して欲しいと、いつも思っています。

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2016年08月18日

良い音を得る為に必要なこと。

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 今日は適度に雲っていて、涼しくて良かったです。 まさか、晴れより、曇りの日が嬉しく感じるようになるなんて、想像もしていませんでした。 8月もとっくに半ばを過ぎてしまいました。


 昨日は持ち前のしつこい性格ゆえ、結局、一昨日の話の続きみたいになってしまいましたが、昔と今の音源の制作スタイル、つまり、アナログのメディとデジタルのメディアでは大きく音の造り方が違うところがある、、ということは、私の様な仕事をしている人間にとっては重要な話です。

 以前、CMSレコードのアルバムを、あるお店(ジャズ喫茶的なところ)に持って行ってかけてもらいました。 そうすると、お店の方が「これ、べースが出過ぎじゃないですか、、?」、、と。 

 確かにスピーカーからべースの音がピアノの音に比べて、大きく、そして潰れて出ています。

 でも、私は少しも慌てませんでした。何故なら、理由がハッキリしているからです。 それは、多くのジャズ喫茶や、その手のお店に置いてあるオーディオシステムは、偏った帯域バランスになっていたり、むかしの、べースが小さくしか記録されていない録音にあわせて、トーンコントロールの低音部( Bass) をかなり上げてある事がほとんどなんです。
 そのようにして、やっとべースが聞こえる様な、状況で、これは、昔の録音が、とても大きなモニタースピーカーでモニターしていたり、超低音部分の帯域を十分に記録されていなかったりする音源が、多いことから、無理矢理 Bass を上げないと、どうしてもべースが小さくなってしまうということなんです。

 「べースが出過ぎじゃないですか、、?」といわれ、私は少しも慌てずに、「トーンコントロールをフラットか、オフにして下さい、そうしたら、ちゃんとしたバランスで聞こえますから、、」といいました。 お店の人は怪訝なかおをしながら、めんどくさそうに、つまみをいじりました。

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 すると、、、全くマトモなバランスで聞こえるだけでなく、べースの音も、ピアノの音もナチュラルな、とても良い音色になりました。お店の人もそれに気付いたみたいですが、なんだか、「面白く無い、、」という顔をしていました。 

 それは、システムの帯域バランスがおかしいということが、証明されてしまったからなんでしょうね、、。 
 
 音楽ソフトというものは、定められた規格、CDと言うものに焼き付けられ、再生されますが、それを再生する機器は必ずしも一定ではない、、。 多くの家庭用のオーディオとか、テレビのスピーカーは小さくて、低音が出にくいことが多いのですが、世の中の多くの再生装置が、大体そう言う感じなんです。そのお店のシステムは、良くあるタイプの、私の予想の範囲であった、、ということなのです。

 なので、そう言うシステムで聴いても、しっかり、音楽の各楽器のバランスが聞こえる様にして、私は仕上げているのですが、ハイエンドの例えば、放送局のモニターとか、スタジオのスピーカーできいても、その機器がまともな特性であるならば、ちゃんとしたバランス、音色で楽器のおとが聞こえる様に調整しています。これには、いろいろコツがあるのですが、それは企業秘密ですが、、、( ⌒-⌒; ) 。

 この話のつづきは、明日へ、、。

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2016年08月16日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(4)。

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 「エンジニアの独り言」(アナログとデジタルのそれぞれの、、、)と題して書いて来ましたが、毎回の、ブログにしては、あまりにも長い文章にお付き合い頂いて、ありがとうございました。 今日で、コレに関する文章は、一応終わりにするつもりです。

 デジタルオーディオは、決して、アナログオーディオに劣った物ではないにも関わらず、それにふさわしい評価を得られていないどころか、LPレコードの復刻や、アナログのブームをオーディオメーカーの主導もあって、起こしている、、という現実を、歯がゆい、というか、一体どうしてなんだろう、、という思いを込めて今回の文章を書いていますが、ここで改めて書きますが、私はLPレコードや、アナログオーディオが決して嫌いだ、、というわけではないのです。

 それどころか、ほんの十数年前まで、全くのアナログ派で、CDすら一枚も持っていませんでした。つまりいわゆる、デジタル嫌いのアナログファンだったわけです。 それが、なぜ、アナログを否定して、デジタルを推奨するに至ったかは、エンジニアという仕事柄、現代の最先端の技術を体験し、如何にして良い音楽を良い音で、聴き手の皆さんに供給するか、、ということを真剣に考えた結果の、必然的な流れでした。

 CDプレーヤとオーディオセットという組み合わせが、残念ながら前時代的であり、PCとデジタルオーディオプレーヤーの組み合わせには、かなりの予算をかけても、かなうことが出来ないということを昨日書きましたが、こういうことは、オーディオ雑誌や、そのほかの文献には、従来のオーディオ産業(メーカー、雑誌などにとっては広告主)を保護するために、掲載しない事実です。

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 CD盤自体もう随分まえの規格ですし、デジタルオーディオプレーヤーをめぐる環境も、いろいろな問題がある、、ということを前回、前々回にかきましたが、それでも、ちゃんとした聴き方をすれば、従来のオーディオシステムとは比べ物にならない程のポテンシャルを持っているのが、現代のデジタルオーディオなのです。

 昨日の文章にかいた、音源ファイルの配信についてですが、ほとんどの音源の配信のされ方が、mp.3 という圧縮された、音質の落とされたファイルであり、これは、完全により多くの曲数のファイルをサーバーにそろえて、ネット上のメガストアを構築したい、売り手側の都合によるものです。

 細々と行われている、ハイレゾ(High Resolution)のファイルに依る配信もありますが、今の段階、、、つまり、PCと、オーディオプレーヤー以降のアンプや、スピーカーシステムなど、より良いものが手軽に一般ユーザーの手に入り易いところで手に入るようにならない限り、高音質のファイルの再生は、そのファイルの真価を発揮する事はできないでしょう。また、ハイレゾだからと言っても、元の音源のファイルの質が良く無ければ、あまり意味が無い、、ということもしっかり理解して頂きたい物です。

 現時点では、より大きな(何倍もの容量)ハイレゾファイルの実力を100%発揮するシステムの構築はいろいろな意味で、難しく、従来のファイルを正確に、実力を発揮するかたちで再生することができるシステムを構築してから、ハイレゾ再生のことを考えても遅く無いと思います。 逆の言い方をすれば、従来のファイルに依るデジタル再生がちゃんと出来ないシステムでは、ハイレゾファイルの再生はその実力を発揮することは難しいということです。

 先進的なシステムを組むの為のアンプや、スピーカーシステムなど話は今回は書きませんが、以前このブログでかいた、「パワードモニターのすすめ」を是非ご覧下さい。

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2016年08月15日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(3)。

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  今日は8月の15日、、、。 

 今月も半分近く過ぎたと同時に、知り合いのSNSの投稿を見たりしていると、「夏も終わりですね、、」みたいな文章を見ますが、こちら沖縄は全然そんな感じはありまシェ〜ン、、(´ε` ) 。

 今日は天気はまずますでしたが、湿度が低くまあまあ、快適、、。

 気温は33℃までは上がりましたが、何故か、曇ったせいもあるのか、午後3時くらいから、涼しくなりました。


 さて、昨日はデジタルオーディオプレーヤーにつないで聴く、イヤホンや、ヘッドフォンの性能が、本体の性能に合っていないために、デジタルオーディオ全体のイメージが悪くなっているという事を書きました。 多くの人は極めて小型な携帯型プレーヤーの音質にそれほど期待しておらず、愛用していながら、その実力を過小評価しているといって良いと思います。

 その他に、現代のデジタルオーディオの問題点は、CDプレーヤー自体にもあります。 CD盤からデータを読み取り、リアルタイムで再生するというのが、CDプレーヤーの役割なわけですが、どうも、そのリアルタイムの読み出しの性能には限界がある、、ということがあるみたいです。
 どうしてもエラーや、それを補正する機能にはそれほどの期待を出来ないと言うところがあるようで、CDプレーヤーで再生するのではなく、コンピューターのハードディスクに読み込む方が、CD盤のデータを忠実に読み取る事が出来るという事は間違えないようです。

 もちろん高額なCDプレーヤー(数百万)のなかには、優秀なエラー補正や、中のメモリーに一旦データを読み込んで再生する、、といったいろいろな機構で、良い再生を目指している物もありますが、比べ物にならない程低価格のパソコンや、それと連携させてつかう、デジタルオーディオプレーヤーのデータ再現能力は決してそれに比べて、極端に劣っているということはありません。
 800万から1000万近い製品を何台か試聴した事がありますが、とても素晴らしい音でしたが、誰もがあれを購入できるわけではありません。

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 つまり、極端に高額なシステムを組まない限り、CDプレーヤは、PCを中心にした再生システムに再生性能は勝てない、、というのが、現代のデジタルオーディオ事情であると言う事ができます。

 せっかく優秀なアナログ録音の音源を精密で、汎用性の高い、デジタルオーディオに変換していても、再生環境に依ってその利点を生かせないということが、当たり前にあり、PCなどを中心にした、安価なシステムの方が、手軽に良い音を楽しめるという現状を知っている、ユーザーや、業界関係者は意外と少ないというのが現状です。

 CD盤自体はデジタルの黎明期(30年以上前)に発想されており、とても不完全な規格であるというのは否定できませんが、それが今も最も使われている汎用のメディアであることに違いはありませんし、それ故に現代のデジタル時代にはそぐわないところも多いというわけです。

 CDプレーヤーや、その他の機器が、不況の昨今、これ以上売れなくなると困る、、という思惑もあって、完全に守りに入って、なおかつ、レコードプレーヤーとか、アナログ分野のブームをあおって、売り上げを伸ばそうとしているオーディオメーカーの現状は、なんとも見苦しい、、とわたしは思います。

 もちろん、アナログプレーヤーの魅力は認めますし、趣味としてそういう音楽の楽しみ方はアリなわけですが、「良い音ならデジタルよりも、アナログですよ、、」みたいな、論法で、お金を稼ごうとすることは、技術を売っていたメーカーが、現代の素晴らしい技術を否定する、全く情けない、体たらくでしかないと思います、私は、、。

 CDもしくはプレーヤーに問題があるなら、ヤッパリ配信か、、、と思う方もいらっしゃると思いますが、それにはまだまだ問題がある、、ということを続いて書きたいとおもっています。

 明日も続き書いちゃいますヨ、、。

 もうイイ、、、?、 ( ̄◇ ̄;) 。

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posted by えんこみ at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | エンジニアの独り言

2016年08月14日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、(2)。

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 今日は昨日に引き続き、アナログオーディオと、デジタルオーディオについて書きますが、その前に、気候の話、、。

 某気象サイトによると、福岡の今の気温は33℃ 湿度が55%で、体感温度は38℃なんだそうです。ちなみに沖縄は、気温33℃ 湿度59% 体感温度は39℃なんだそうですが、沖縄にしては湿度が低いので、日陰で風が吹いてくると、意外と涼しく感じます。

 気温33℃で涼しく感じるというのは、もうスッカリ、亜熱帯慣れしてしまった、、と言えるかもしれませんが、さっき福岡のお友達に電話したら、35℃を越えていて、とてつもなく熱い、、と言っていました。

 なんか、ネット上のデータと少し違う様な、、、。そう思って、また別のサイトをみると、、沖縄は32.2℃で、湿度は65%、、、?、えっ全然違うじゃん!。

 どうしてなのかな、、?。

 まあ、どちらのサイトを見ても沖縄としては随分湿度が低いということは言えますが、、。

 さて、昨日のつづきですが、、、。

 私には時代錯誤に感じる、アナログ神話が未だに語られている理由について考える時、急激にすすんだ技術に機器のメーカーも、ユーザーもついて行けていないということがあるのではないのかな、、と思うのです。

 すすんだ技術というのは、主に、デジタルオーディオの場合、コンピューター系の技術で、従来のオーディオメーカーはそこの辺りがとても弱い、、。 これは、出版会社が、web など、やはりコンピューター系の技術に信じられない程弱いのに似ています。 そういうことは、日本の企業の在り方というか、形態の違うビジネスモデルに対する極端な苦手意識が強いという側面をはっきりと、浮き彫りにしているような気がします。

 簡単に言うと、従来のオーディオメーカーは、アナログレコードから、CDにメディアが移ったあとでも、アンプやスピーカなどの性能を、従来のアナログメディアを再生するためのものとそれほど変えずに、つまり、性能をそれほど上げずに設計、生産していた、、というところがあります。

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 別の言い方をすれば、デジタルオーディオというものを、なめていた、、というか、私もかつてそう思っていましたが、「どうせ、デジタルだから、みんな同じ様な音になるんでしょ?、時代の流れなので、しょうがないのかもしれないけど、アナログのほうが良いに決まっているんだけどな、、」というような、実は、デジタルオーディオに関して、音声をデジタルデータに変換すると言う以外のことはナニも知らずないくせに、勝手に決めつけていたところがあったと思うんです。

 音をアナログから、デジタルに取り込む時と、それをまたアナログに変換して、音声にする作業をしっかりやっておけば、とても扱い易く、簡単なシステムで、高音質な音楽再生を可能にする優秀なフォーマットだという意識は当初ほとんどなかったと言う事は間違えの無い事だと思います。

 かなりの小型、そして低価格のデジタルオーディオプレーヤーに付属しているイヤホンや、多くの場所で販売されているヘッドフォンは、いたずらに低音が増強されているばかりで、忠実度、、つまり、音源本来の音を再現する能力がない、私に言わせれば、パチもんみたいな製品が溢れているわけですが、ほとんどのユーザーはそんなモノだ、、と思って使っています。

 もちろん中にはプレーヤー自体に、とるに足らない製品もまれにありますが、ほとんどの機種が優秀な性能を持っていながら、壊滅的な性能の「おまけ」の様なイヤホンや、ヘッドフォンで台無しにされています。

 なんだか、昨日に引き続いて、文章が長くなってきましたので、つづきはまた、明日、、ということで、、(ーー;) 。

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2016年08月13日

アナログとデジタルのそれぞれの、、、。

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 昨日はアナログ礼賛なんて、バカバカしい、、と言う様な、ちょっと過激な文章を書きましたが、ここで改めて、エンジニアとしてそして、音楽を愛する者として、アナログとデジタルの長所と短所について書いておきたいと思います。
 この場合のアナログとは、LPレコードや、カセットなどの民生用のメディアを指しています。

 アナログの長所

 音に温かみがある。→

 これはテープに録音する事により、一種のコンプレッション(圧縮効果)が起こるため、そういう風なサウンドになる。それと、特性がハイファイ(ロスや歪みが多い)すぎないため、録音やミキシング時の細かいアラが隠れる、、と言うところもあります。 音が太いと言う感覚もありますが、これも、磁気テープの効果に依るところが多いです。

 コレに関しては、LPやCDをカセットなどに録音したときにも、同じ様な効果があらわれ、特性は劣化しているはずなのに、音楽的に好ましい音に聞こえるということが起こります。

 LPレコードの場合、機構上、中低音の再生が得意で、ヴォーカルや、べースの音が、CDなどに比べ、張り出して、存在感が強くでます。

 アナログの短所

 ノイズや歪みが多い。→

 磁気テープや、レコード盤を再生する場合、スタジオで完成したマスタ−テープがどれほど良く出来ていても、一般家庭の装置で再生すれば、雑音、、サーっというテープノイズや、スクラッチノイズ(レコード盤の表面の傷や、ゴミによる)は、避けることができない。 高音部の再生に弱く、楽器の高い倍音の再現性が悪い。

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 デジタルの長所

 この場合のデジタルとは、デジタルメディア、、、CDや、音源データをオーディオプレーヤーなどに読み込んで再生するものを指します。

 ノイズや歪みが少ない。→

 デジタル音源にすることで、完成した音源を限りなくマスタ−テープに近い特性で、一般家庭で再生できる。機器に依る特性の違いが少ない、、。コレに関しては、黎明期の家庭用CDプレーヤーなどに比べて、現代のモノは格段の進歩をしている。

 メディアの扱いや、収納がアナログとは比べ物ならないほど、手軽である。 

 デジタルの短所

 音がデジタル臭い。→

 いわゆる、ジッターとよばれる、デジタルデータの読み込み、書き込みエラーのため、独特のギズギスしたサウンドになり、音に潤いがないことがある。 特に初期のCDの場合デジタル化(マスタリング)時の方法がそのような結果を起こす原因にもなっていた。 これに伴って、音が「細い」、「冷たい」などの、デジタル音響への批判がオーディオマニアや、エンジニアを中心に、専門家達からの悪い評価があった。

 オーディオプレーヤーなどに音源を入れ込んだり、ネットショップで販売している音源は、mp3などの圧縮フォーマットであることが多く、本来の質(マスタ−音源の)が反映されておらず、劣化している。

 この様にデジタルとアナログの、良いところ、悪いところを書き出してみたわけですが、デジタル時代になって、簡単に言えば、当初の目的どおりに手軽に良い音で音楽が楽しめるようになったはずなのですが、それでは、なぜ、未だに、「アナログの方が良いに決まっている、、」という人が多いのでしょうか?。

 それらの事について、明日も引き続き書きたいと思います。

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2016年08月12日

いにしえの音、、。

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 昨日の札幌ラーメン屋さんですが、書き忘れていましたが、北海道の木彫りの熊や、アイヌの人形まで置いてあって、「外食産業遺産」と言っても良い、いにしえ感、溢れるお店でした。

 あと、どの位存続するのかな、、?。


 ところで、今日のブログの写真ですが、、、いつもの一眼レフや、デジタルオーディオプレヤーではないもので撮ったのですが、随分色味とか、雰囲気が違う物だな、、と思いました。

 なんか、芸術的というか、なんか、絵画的というか、空の色も雲の雰囲気も、写真と言うより、細密画の様です。 特に高級な機種ということは全然ないのですが、キレイと言えば綺麗ではあります。

 録音機材などもそうなのですが、デジタル機器になると、個性がなくなって、どれでも同じ様になる、、という話が、一昔前に盛んに言われていましたが、ココに来て思う事は、そんなことは全然なくて、いろいろ機種や、メーカーによって、いろいろなキャラクターがあり、それなりに個性的である、、ということです。

 それもそうなのですが、デジタルになって、機械的な物以外に、ソフトウエア的な部分でも録れる音や写真の色などに、個性が出る、と言うところがある事が解ってきました。

 上に書いた様に、デジタルを毛嫌いしていた、写真を撮る人達や、レコーディングエンジニア達が、アナログでの作業ができなくなった今、一体どんな気持ちで仕事をしているのかな、、と、時々思うわけですが、デジタルの簡便性と、いろいろなメリットは、私に言わせれば、明らかにアナログより優れており、未だに、まるで、迷信的に、アナログ神話が語り継がれていることに、強い疑問を感じます。

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 私自身、デジタルの音を、嫌い、仕事上も、音楽を鑑賞するときも、デジタルメディアをかなり長い間拒否していましたが、技術の進歩により、コスト=音ということは、必ずしも言えなくなった現在は、ナニをどうすれば、良い音になるのか、、ということを身をもって、理解している専門家は意外と少ない気がします。

 デジタルの時代でも生かせる、アナログのノウハウもたくさんあり、デジタルとアナログの対立関係というものは、あらゆる分野で、もう存在しないと、私は思っているのですが、まだまだそう言う考え方の人は少ない気がします。

 音の最終メディアに関しても、昨今のアナログ盤ブームには、あきれると同時に、深い疑問と失望を覚えています。 古いものを愛する気持ち、そう言う心、は、私もよく理解できますが、音の善し悪しに関してそういった主観が、技術的な理解力不足と、聴覚的判断能力の少なさから、新しい技術を否定し、古い物を妄信するという、とても愚かな価値観をつくってしまっている、というのは、とても残念な事です。

 アナログ再生機器の業者にとっては、またとない商機なのでしょうが、、。

 技術はあくまで、技術の為ではなく、音楽や、映像、、すなわち芸術の為に、日々研究開発されている、、ということを、忘れている技術者がとても多い気がします。デジタルと言えども、人間がプログラムしなければ、機構的にナニも実現することは出来ない、、、と言う事を、せめて、専門家の人達には理解してほしいものです。

 そんな事を、タイムスリップした様な札幌ラーメン屋さんに行って、感じたりするわけでした、、 (。-_-。) 。

 このデジタル社会に技術的な懐古趣味は、百害あって、一理無しと私は思っています。

 今日はマジメやね、、、(^。^;) 。

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2016年05月26日

音楽の話、、、。

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  最近ずっと音楽の話をブログに書いていないな、、、と思って調べてみたら、4月19日に「久しぶりに音楽の話」という題名でブログをかいてから、一ヶ月以上音楽の話題がありませんでしたし、4月19日以前もかなりさかのぼらないと、音楽の話題は無い様です。
 一応、CDレーベルのHPにあるブログなので、音楽の話があんまり少ないのは、どうなのかな、、?と思っていましたが、熊本の地震とか、引っ越しとかがあったせいもあるのですが、すっかり音楽の話題と疎遠になってしまいました。

 いつも書いていることですが、私の場合、仕事で扱っているモノ以外の、それほどしょっちゅう音楽は聴かないので、ブログの内容もそういう傾向にならない様に、、と注意はしているのですが、なかなか思う様にはゆきません。

 そういうわけで、コレが音楽の話と言って、良いのか、ちょっとわかりませんが、最近ラジカセでときどき音楽をきいています。 ラジカセって、ハッキリ言って、もう死語、、というか、ほとんどみなくなりましたが、使っていなかった物を引っ張り出して来て聴いています。 本当はラジオを聴きたいな、、と思っていたのですが、リモコンが見当たらなくて(飛行機に手荷物で運んで来たのに〜)、選曲が出来ないので、ラインインにデジタルオーディオプレーヤーをつないで聴いています。 

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 あと、たまにCDも聴いたり、、。でも、コチラにはCDはほとんど持って来ていないので、それほどは聴きませんが、、、。

 随分使っていなかったので、へたっているのではないかな、、と思っていたのですが、使ってみると意外にそうでもない、、、。 というか、結構良い音、、。今回気付いた事は、CDの音源をCD盤そのものと、オーディオプレーヤーと、両方できいてみたら、CD盤の方が音質が良く聴ける事です。

 つまり、ラインインプットの音質はイマイチなんですね、、、というか、CDのプレーヤーの性能がいいのか、、、?ちょっとわかりませんが、、。 本来なら、オーディオプレーヤーの音質が間違いなく良いので、ラインインの性能が悪いか、古いので、傷んでいると言う可能性がありますね。

 ところで、これって、どの位前の製品なんだろう、、?。

 CDの他に、カセットや、MDまで付いている様なやつなんですが、、。そういえば、先日量販店にいったら、なぜか、カセットテープと、MDのディスクが売っていました。 ナンであんな物売っているんでしょうね?。一時は何処探してもなかな売っていなかったのに、、。

 話戻しますが、そのラジカセですがCDもMDも、カセットも、いまでも壊れていなくて使えるんです。そういえば、MDのところに、昔聴いていたMDのディスクが入っていました。 なにかと思ってきいてみたら、Gidon Kremer だったんで、笑いましたが、、。 昔から好きだったのネ、、、。

 これって、音楽の話ではなくて、ラジカセの話ですよね、、、?。

 ナンダカナ、、(´Д` ) 。 今日は夜はお出かけなので、早めにアップ!!!。

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 警固のカレチネキーマカレー食べたいな、、。

納 浩一 細川正彦 「Little Song Book 」in Okinawa ツアー

CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦とベーシスト納 浩一 のアルバム 「Little Song Book(CMS-1007)」
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のメンバーによるライヴが、沖縄であります。

5月26木曜日 浦添 グルーブ 
〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客2丁目18−10
電話:098-879-4977

5月27金曜日 那覇 パーカーズムード ジャズクラブ
沖縄県那覇市久茂地3丁目9−11 アーバンビル 5F ‎
Tel 098-861-2565

 九州ローカルの、アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
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2016年03月08日

プログラム

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 なんか、今日は昼過ぎから、急に気温が下がりましたが、どうしてなんでしょうか、謎ですネ、、。19℃くらいあった温度が、ちょうど12時くらいから下がり始め、夕方まえには14℃位までさがって、寒くなりました。 不思議です。

 昨日はコンピューターの進歩というか、ITというか、そういう技術の進歩が昔のSF小説に出てくる様な話を現実の物としている、という話を書きました。

 コンピューターと言えば、昔は、電子計算機とか、電算機と呼ばれていて、大きさが今の何倍もアリ、黎明期のものは、部屋何個分とか、ビルのワンフロアとか、そういう大きさであったわけですが、そういう機械が出来る事は、電卓並みの計算で、記録媒体には大きなテープレコーダーみたいなリールのある機械を使って、紙テープに細かい穴をあけて、データを出力していました。

 それでも、大企業の経理とか、大学の実験室ではそれらが重宝されていたわけですが、その後に高性能化と小型化が、半導体の進歩により進み、いわゆるパソコンという小さな卓上にのる形の電子計算機が今では主流になっていたり、携帯電話の中に仕込まれたりしているわけですが、一方で、スーパーコンピューターと言われる様な、今の技術では、まだ小型化できない程の計算量をこなすための、大型の電子計算機も、最先端の現場では使われています。

 こういう事を書くと、機械の大きさ、性能についての話になってしまうのですが、コンピューターの場合、そのさせる仕事(計算)に応じた、プログラムを、かならず人間が考えて書き込む、、というか、入力しなければならないので、そういう無機的に見える機器を支えているのは、人間が、地道にこつこつとデータを入力した、手仕事に依るものなのです。

 昨日はスマホのカメラを例にあげて、あまりにも簡単に、手軽に巧みに良い写真が撮れてしまうので、使っている人はもう、そういう事を考えないというか、全く意識していませんが、ああいう風にそう言った技術的な事や、機械の操作方法を考えないで、使えるのは専門の人間が、そのように機器が働くように、細かいプログラムを入力したお陰なわけです。

 優秀な人間が、巧妙に、プログラムを入力すればするほど、使っている人は、気楽に、楽しく簡単に操作できる、、、。そう言う事をもう私たちは全く考える事が無い程、ソフトウエアのプログラムは、コンピューターの計算性能とともに進歩しているのだ、と言えるのだと思います。

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 昨日のブログのタイトルは人工知能という言葉を使いましたが、今のコンピューターは、それを使う人間の扱い方に応じて、プログラムが、適応するような、性能を持っており、それが、使い易いユーザーインターフェイスを実現しているのだと思いますが、こういうことが実現して、急速に私たちの生活の隅々にコンピューターが入り込む事が出来る様になって来たのだと思うのです。

 たとえば、何かの情報を入力するために、キーボードを指で叩くのではなく、やりたい事を声に出して入力する、、などという事は、いまや、携帯電話では当たり前の事となってしまいましたが、これもまた、私の様な古いタイプの人間にとっては、SF小説の世界でのみ実現する事の様に今でも感じてしまいます。

 今から、十数年前に、仕事で、録音したデータを、「コンピューターで、編集します」と、顧客に伝えたら、私がコンピューターを操作するのではなく、コンピューターがすべて自動で、私が一切手を触れずに仕事が完了する、、という風に勘違いした人がいましたが、もはや、一般の人にとって、何処から何処までが、人間の仕事で、どんなことを、どんな風にコンピューターが作業するするのか、ということに関しては、よく解らないというか、どういうことをコンピューターで、どういう風に操作するのか、、ということは、具体的には想像できない様になってしまっているのかもしれません。

 最近考えているのですが、私の仕事の場合、ミキシングのやり方、音色の作り方とか、バランスのとりかたとか、私のする、いろいろな操作方法をコンピューターに覚えさせて、ある程度自動的に操作させて、最後の仕上げだけ、を、自分の手で操作して仕上げる、、というような事が、恐らく将来的には出来る様になるという気がしています。 まあ、実用化されるのは、まだ少し先の事でしょうが、そう言う事は全く不可能なことでは無いという気がしています。

 もしそれが、出来る様になれば、複数のプロジェクトを短い間に同時進行させるというような事が実現するかもしれません。そういしたら、本当に楽になるのですが、、。

 ただ、これが行き過ぎると、私という人間が居るという存在意義がだんだん危ぶまれてくる気もしますので、ちょっと怖い気がしますが、私がこの世からいなくなっても、私風の処理をした音源が制作できることになるのだとは思います。

 ソフトに指令を出すと、「この音源を小宮山風に仕上げますか、、?」なんて、ダイアログが画面にでてきたりして、、(^_^;) 。

 これってビミューですがね、、。

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2016年02月21日

弦のはなし2(昨日のつづき)

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 今日は大体晴れで、清々しかったですが、気温は10℃くらいまでしか上がりませんでした。

 昨日の話を総合すると、金属の弦はガットにくらべて、良い事ずくめ、、みたいな気がしてしまいますが、ガット弦しか無い時代に造られたヴァイオリンの名器などの場合、もともとはガット弦を張る事を前提に設計、製造されていますから、当時の音色や、響きを出したい(再現したい)、という演奏者はガット弦を選択する、、という考え方も当然あるわけです。

 ほとんどのビンテージ楽器のペグや、駒などは、現代の弦にあわせて取り替えられていますから、ガットを張るときはそういう部品も交換することもあるのかもしれません。

 確かに、ガット弦しか無かった時代の音をその楽器から出そうとするなら、ガット弦を張らなければそういう音はでないのは当たり前のことなのかもしれません。

 実際に、ビンテージの楽器で、金属の弦からガットに替えた途端に音色や鳴りが良くなる楽器も存在するそうで、そのあたり、使いにくくても、ガット弦が完全に無くならない大きな理由の一つのような気もします。

 昨日書いた船戸博史氏のように、ジャズ系のコントラバス奏者の方には高い方の弦だけガットや、ナイロン弦を張っていらっしゃる方が時々いますが、あれは、ピチカート(指で直接弦をはじく)中心の演奏法をする事が多いジャズべースの奏法ですが、弓を使った演奏をするときの音色を意識しての事だときいたことがあります。

 クラシックの場合、ピックアップや、アンプを使わずに生で演奏しますので、ナイロンやガットをつかって、もし音量が出ないことになると困りますが、ジャズの場合はほとんどの場合アンプを通しますので、ナイロンや、ガット弦を使いやすい、ということもあるのかもしれません。

 ただ、ビンテージのコントラバスの場合、ガットを張っても音量が出る、、という場合もあるらしいので、一概には言えませんが、、。 

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 古い楽器にガット弦ばかり張って、当時の曲ばかりを演奏するような演奏会が時々ありますが、そういうのを一度は聴いてみたい気がしますが、まだ生演奏を自分の耳で聴いた経験はありません。

 きっと、音量も小さく、多分地味な音で、派手さの無い、ややもすると少しショボイ音なのかもしれませんが、それと引き換えにある何か、良いところもあるはずなので、一度は体験してみないととは、思っています。 昔の人達の聴いていた音、楽器の響きがどんなものだったのか、、ということも、エンジニアとしては知っておきたいですしね、、。

 でも、とにかくガット弦は湿度に敏感らしいので、日本ではなかなか良い結果がでないのかもしれません。音程も不安定になり易いということなので、それは困りますね。

 管楽器も長い歴史の間に、いろいろ改良されてはいますが、リードや、マウスピースなど基本的な発音体は昔とほぼ同じなので、それほど音色は変わっていないのかもしれませんが、弦がガットから金属にかわった、、というのは音色にかなりの変化を与えているのではないかと思います。 でもその背景には、「切れ易い」などという事も含めて、ガット弦のたくさんある不便さが大きく関係しているというのは間違いない話で、弦楽器の演奏家は、永年そういうことに散々悩ませられて来た、、という事実があるわけで、いろいろ考えさせられますよね、、。

 現代の技術で、本来の羊の腸の特性に近い部分も、もちつつ、ガット弦の問題点を解決するような素材を開発することは、ある程度可能かもしれませんが、それを実際に商品として仕上げ、採算まで考えると、現実的ではないのかもしれません。

 しかし、昨日も今日も「お宅」な話ばかり書いてしまいました。

 やれやれ、、(;´д`) 。 今日は日曜なので、早めにアップします、、、。


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2016年02月20日

弦のはなし

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 2月ももう20日になりましたが、、早く暖かくならないかな、、(´ε` ) 。

 昨日はめずらしくギターの話を書きましたが、ギターや、ヴァイオリン、チェロや、コントラバスなどの弦楽器には必ず「弦」が張ってありますが、今は、その弦の材質は、金属か、ナイロンもしくはその混合みたいな材質だったりしますが、もともとそれらの楽器がこの世に現れた時にはすべて、ガット(羊の腸)を使っていたみたいですね。 

 そのガットを張ったというか、ガットの代わりにナイロンの弦を張ったギターの話を昨日は書きましたが、調べてみたら、現在でも一応、ギター用の天然ガット、羊の腸を加工して造った弦は存在しているらしいのですが、私はまだ見た事がありません。 コントラバスや、ヴァイオリンなど、クラシック音楽では、昔の音楽、、つまりまだガット弦を使っていた頃(数百年前)の音楽を演奏する時にガット弦を使う事があり、時々見かけたり、音を聴いた事はあります。

 ちなみに、当CMSレコードのべースデュオシリーズ第三弾の「Harvest Moon」に参加しているベーシスト船戸博史さんのべースには、4本のうち、高い方の二つの弦にガット弦が張られていました。

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 それでは何故、ガット弦はだんだん使われなくなってきたのか、、ということの理由を書いてみたいと思います。

 その理由、

その一は、、耐久性が悪い。
その二は、、天然素材なので、個体差が多く、質にばらつきが多い。 
その三は、、湿度や気候の変化に敏感で、弦の状態次第で音程不安定である。
その四は、、値段が高価である。

 これらの理由が考えられるみたいですが、そうは言っても、ガットの弦しかない時代には、それを使うしか無かったので、皆さんガット弦を張っていたというわけですが、金属の弦が発明されてからは、大量生産もでき、品質も安定していたり、羊の腸よりは、金属は当然長持ちするので、かなりの演奏家が、金属の弦をガット弦のかわりに使う様になってきた、というわけですが、きのう書いた、アコースティックギターの場合、弦を金属にすると、もともとのガット弦とは随分違う音になってしまうということもあったせいか、金属の弦以外に、その後新たに発明されたナイロン(石油原料)の弦をつかって演奏することが多い様です。

 それと、ギターの場合はエレキギターや、フォークソングなどに使う場合は金属弦で、クラシックや、ブラジル音楽などの場合はナイロン弦という、出したい音色次第で、弦を選ぶ、、という作法が定着している様ですね。あとエレキギターの場合は弦の振動をピックアップに認識させるためには、金属の弦でなくてはならないという事情もあります。

 あと、もう一つ、ガット弦にくらべて、金属の弦は、一般に、音量がガットより出るんですね、、。 だから、近代になって、オーケストラが大編成になり、他の楽器も改良され、大音量を出す様になった結果、ガットより金属の弦を使う様になった、、ということもあるのだと思います。

 長くなったので、続きはあした〜。

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2016年02月19日

ギターの音

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 今日は午前中は日差しが見えましたが、午後からは、曇り、夜になったら、雨が降り出しましたが、一日中あまり寒く無くて、過ごし易かったですね、、。

 ところで、突然ですが、ギターが好きです。 ギターなら大体好きなのですが、特に好きなのはガットギター。 ガットギターというのは弦がガット(羊の腸)という事なのだと思いますが、実際は現代ではナイロン弦です。 鉄弦のギターも悪く無いけれど、音に癒されるのはガットギター。 生音がナンとも言えずホッとします。

 ギターというのは手軽な楽器で、どこにでも持って行けるので、つまり何処ででも演奏できる。 大体の人がギターの演奏経験があって、すこしは爪弾けるのだが、私は全く弾けない。 だから、それで余計にギターにあこがれがあるのかもしれなませんね。

 ガットギターというと、クラシックとか、フォーク、ブラジル音楽などで良く演奏されるが、どんなジャンルでもガットギターなら好きです。 いま仕事で手がけている音源はピアノ中心のもので、別にピアノが嫌いという訳ではないのですが、楽しみで聴く事はあまり無くて、ギターや、ヴァイオリンなど、弦楽器がやはり好きですね、、。

 ギターが弾けて、良いギターを持っていたら、いろいろな所に旅して、いろいろな場所で弾いてみて、一人でこっそり楽しむと思います。 音楽をヘッドフォンで聴きながらいろいろな場所を歩くと、聴いている音楽や、周りの景色がお互いに影響し合って、いろいろな別の景色として、新鮮に見えますが、きっと、ギターを山の上や、海の近く、響きの良いヨーロッパも教会などで弾いたら、いろいろなイマジネーションが湧く事でしょう、、。

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 それから、ギターは響きの無い場所で弾いても、近くできいていれば、弦とボディーの共鳴で、リヴァーブがかかったみたいなサウンドになりますが、あれがいいですね。

 小さいながらもそこから、どこか別の場所に行ける窓ができた、、みたいな気がしてきます。あれだけ小さくて、軽い楽器なのに、音は小さいですが、とても広がりがある音色。 ジャラーンとならして、サスティンが長いのがイイ、、。 ヴァイオリンは弓で弾かなければ長い音は出ませんし、弓をとめれば、直ぐに音も止まってしまう、、。その分音が人間の手でコントロールできる、、ということも言えますが、ギターの音、特に解放弦はよい楽器ならば特に、残響的な音の長さが、しばらく続く、、。

 ピアノのペダルを踏んだような感じで、ゆっくり減衰しながら音が伸びる、、。これが好きなんです、そしてピアノとは全然違う、ウッディーな、響き。

 最近のクラシックギターの演奏者に多いのですが、ウッディーな響きではなく、ちょっとペンペンした音で、ガシガシ弾く人がいますが、あれはどんなに上手くても苦手です。 でもああいう奏法が現代では流行みたいですね、、。

 なんの楽器でもそうなのですが、上手い人がどんどん訓練して、ある段階を越えると、もともとのその楽器のキャラクターと違う音を出してくる、、、。 初心者ではどうやっても出ない音色が楽器からでる。 これはある意味スゴい事で、なかなかできるわけではない奏法なわけですが、私の好みでは、「それって、ナンか違うんじゃないの?」という気がします。

 小手先のテクニックじゃなくて、音色の名人芸、、、ということになるのだと思うのですが、本来のその楽器の音色を逸脱しかけたような、ああいう表現は好きではありません。

 私の好みッて、残響が好きとか言っていますが、それならサウンドフェチみたいな感じで、上に書いたような音が好きなのかというと、そうでもない、、。 めんどくさい、、というかよく解らないですね、、。

 何だかな、、。

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2016年01月14日

公の立場と、私的立場って?。

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  昨日は、あるアルバムのピアノの音が、、という話を書きましたが、ああいう話って、普通の音楽愛好家の方だと「えっ、それってナニ?」というような話なんだと思います。

 つまり、何と言うか、専門家であるが故にいろいろ細かい事が気になってしまう。 こういう事ッてある意味損だなと、いつも思うのです。 いろいろ細かい事が気にならずに音楽が聴けて、楽しめたらどんなに楽しいだろうな、、と思います。

 昔は、よりマニアックに、いろいろ細かいことに詳しくなる事が、素晴らしい、、すなわち、理解が深まる事で、、それが楽しみにつながる、と思ったことも有ったのですが、それは職務上大切な事とはいえ、音楽愛好家としては、絶対損している、、と思う様になったんですよね、最近。

 あと何年生きるのかはわかりませんが、音楽ッて、「音」を「楽しむ」と書くわけで、ここ数日の話題である、いろいろな方々の「天命の全うの仕方」を見るにつけ、生きている間に「どれだけ楽しんで、なんぼ」というモノなのではないのか、、。 なんか、欠点探しみたいな感じッていうのは、正しい聞き方では絶対ないわけで、、。

 でも音楽を媒体に入れ込む、つまり、そういう商品を制作する立場に立つと、楽しんでばかりも居られないということなのですが、、公の立場と、私的立場。 公にはより良い商品をつくる為に、常に批判的に、欠点をみつめて、改善してゆく、、、という姿勢が大切なのではないか、、と思っていて、それは録音やミキシングという仕事の場合スゴく大事なポイントなんだと思っています。 
 一旦そういう「公の立場」に立ってしまうと、もう、私的立場(ただただ音楽を楽しむという)には戻れない、、気がします。

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 でも、昨日の話みたいなことを、知らないで、あのアルバムを聴いているひとがいたら、私が書いた様な作品の欠点を知ってしまうと、楽しく鑑賞していたのに、「へ〜そうなんだ、、」という感じで、あんまり面白く無くなってしまう可能性もあると思うんです。なので、誰が弾いているスクリャービンの曲集かは、書かなかったんですけれどもね、、。

 スクリャービンの曲集なんて、たくさんあるので、同じアルバムをもっている人がこれを読んでいる可能性はそんなに高くは無い、、と思うのですが、、。

 いろいろな音楽があり、いろいろな表現が存在しているわけですが、それをどのように(どんな音質で)記録してゆくのか、、という事に関しては、これまたいろいろな次元があるのだとは思いますが、音質を決定する側(エンジニアやプロデューサー)が、決して音楽の内容を損なってはいけない、、ということは絶対なのだと思うのです。

 でも、昨日書いたアルバムの場合、私の想像どおりに、演奏者の都合というか、希望で、あの調律のくるった、 Baldwin を現場に持ち込んでいたとしたら、、、。 スクリャービンという、超絶技巧の楽曲を演奏する為に、なれた楽器(ピアノ)を持ち込むことを演奏者が望んだとしたら、、。

 この様に、作品制作の現場はいろいろな事情が入り乱れた、複雑なところなのです。 そんなことを、全く想像もしていない、リスナーの為に、制作者側の人間は、それらの諸々と闘ってゆかなければ成らないのだと思います。

 そう思いつつも、一介の音楽愛好家に戻りたい、、という虚しい願いを持っている自分が寂しい、、と思う今日この頃です、、(´ε` ) 。

 今日はブログを書きながら、久しぶりに Gidon Kremer のエルガーのバイオリンコンチェルトを聴いていますが、あまりにも素晴らしい演奏で、「私的立場」に戻らさせてもらえる気がしてきます。 これは音楽の力なんだと思います。

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 若葉の季節が待ちどおしいデスネ、あ〜。

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2015年12月16日

いい音って、、、?2。


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 昨日のブログで、録音はアナログで、最終メディアはデジタルがいい、、ということを書きましたが、実際にはもう、アナログ録音はほとんど不可能な状態です。

 というのは、アナログレコーダーのメーカーは、もう、その機器の製造も、修理などのサポートも行っていないうえ、テープも製造はもう終わっていて、わずかに残っている製品も、品質が安定しない物がほとんど、、という状況なのです。特に、2チャンネルのマシーンではなく、16や24などのマルチトラックレコーダーを使う事はとても難しくなっています。

 それどころか、デジタルのテープレコーダーも同じ様な状況で、オーディオの世界ではテープレコーダーはもはや、使われる事がほとんど無い機器と言う位置づけになってしまいました。

 でも、私が書きたいことは、、昨日は脱線してしまいましたが、音源を聴いて「いい音」に感じる為には、いわゆる音質のみを語る事はできなくて、音楽の内容がとても大切なのではないのだろうか、、ということです。

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 物理的に、音響特性だけを通じて音を語る事は本来できず、録音作業も、どういう機器をつかっているのか、とか、どういう規格で、つまり、サンプリング周波数はなになにヘルツだとか、量子化ビット数は16ビットか、24ビットか、、などということが良く問題になりますが、そう言う事は全く音に関係ないというものではありませんが、それ自体が音質と、音楽にとって、一番大切な事柄では無い、ということは皆さんに理解して頂きたいです。

 私の様なエンジニアをやっている人でも、ビット数=音質と思っている人が意外と多いのには少なからず驚いてしまいます。

 あんまりこういう事を書くと、ソフトウエアや、いろいろな機器をつくっている人達に怒られるかもしれませんが、いろいろな状況、音楽の内容、作業の仕方など、様々な要素がからんでいるので、話はそう簡単にはゆかないのです。

 明日は(本日は)録音作業がありますので、ブログの更新はまた、遅くなるかもしれません。

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 CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦が、小濱安浩クインテットと池田-小濱クインテットのメンバーとして中京地区三カ所(岐阜県、三重県、名古屋府)で演奏します。新進トロンボーンプレーヤー坂本菜々さんも参加します。

12.27.sun
 ISLAND CAFE お問合せ:TEL. 058-213-7505
岐阜市一日市場北町3-7
小濱安浩クインテット
小濱安浩(ts)・坂本菜々(tb)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)
12.28.mon
 Salaam お問合せ:TEL/FAX 059-326-7568
三重県四日市市智積町3191-3
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)
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名古屋市中区金山5丁目1-5 満ビル2F
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 CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
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2015年12月15日

いい音って、、、?


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 今日も一日不思議な天気、、、。

 最高気温が15℃で、最低が 13℃位どちらも明け方で、今も13℃弱なんですね。 予報をみると、明日は、最高が11℃で、最低が10℃で、結構寒いですが、その気温差は、わずかに一度です。

 ところで、話題はかわって、「いい音」って、なんなのかな、、?ということを、ここ数日考えています。

 「いい音」と一口に言っても何のことかわかりませんが、。 まあ、心地よく感じる「音」なのだと思うのですが、、。 その心地よく感じるって、音質だけではなくて、音楽の内容も無関係でない、はずだと思うのです。

 当たり前のことかもしれないのですが、オーディオ的に音が良い、、つまり、ノイズが無いとか、歪みが少ないとか、音の大小がちゃんとある、、とかという従来の価値観というか、オーディオ的な快感というか、好ましい特性ということって、本当は「いい音」とはあまり関係ない気がしています、最近。

 それは、音楽が始まる前に、「ザーっ」という雑音が出ていたら、これは不快というか、「いい音」とはかけ離れているのかもしれませんが、、。

 上に書いたオーディオ的な音の良さ、、というか、言葉で表し易い音の良さということを言うのなら、現代の録音物はすべて「音がイイ、、、」と言って良いのかもしれませんが、昔の、録音、特に1950~70年位までのデジタル以前の音が、どうかと言うと、とてもいい音、好ましい音、音楽を楽しむのにいい雰囲気をもっている音質の作品ッて、たくさんありますよね、、。

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 でも、特性的に見たら、当時のものは今とは比べ物にならない程良く無いものも混じっているはずなのですが、聴いていて、そうは感じない、、というか、すべてが悪い、、というわけではありません。

 確かに、現代のデジタル録音と言えども、基本というか、基準はアナログにあって、所詮デジタルオーディオは、アナログをシュミレートしているわけですし、アナログは劣悪なものでは決して無いわけですが、、。
 前にもこのブログに、いろいろ書いていますが、最近のアナログ盤回帰現象みたいなものがあるわけですが、あれって、そう言ったこととは違った意味で、私には今ひとつ理解できないところがあります。

 むしろ、録音ミキシングに関して言えば、一昔前の方が音楽的というか、「楽しい」とか、「臨場感」とか、リアリティーがある物が多いと思うのです。 でも、元の録音方式に関係なく、それが、CDになったものと、レコード盤になった物とでは、その再現性能が違い過ぎる、、、。 アナログ盤には、スクラッチノイズがありますし、回転ムラも必ずついてまわります。だいたい、扱いが面倒ですし、機器も盤も、置き場所も大変、なのに、LPレコードが「イイ」というのは私には良くわからない、、。

 録音はアナログが好きで、最終メディアはデジタルがイイ、、、というのが私の好みなわけですが、、。 いい音ってナンだろう、、という話を書こうと思っていたら、なんだか、デジタルとアナログのメディアの話になってしまいましたが、、、。

 このパターンいつものこと、、。 でも今回はこのままでは終わらせませんよ、、。

 明日も書こうかな、。 コレホント、「エンジニアの独り言」ッて感じですね、、 (´ε` ) 。

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 CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦が、小濱安浩クインテットと池田-小濱クインテットのメンバーとして中京地区三カ所(岐阜県、三重県、名古屋府)で演奏します。新進トロンボーンプレーヤー坂本菜々さんも参加します。

12.27.sun
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岐阜市一日市場北町3-7
小濱安浩クインテット
小濱安浩(ts)・坂本菜々(tb)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)
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2015年11月24日

N


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 昨日の続きになりますが(珍しいエンジニアの独り言の三日目)、過去に膨大なデータが存在していて、それをもとにいろいろと試行錯誤して、仕事を進めてゆく、、それが何の分野でも良い仕事をする為の最低限の取り組み方なのだと思いますが、、、。

 これは、人に聞いた話ですが、某アルファベットの「N」ではじまる放送局には、「この楽器には、このマイクをこういう風に立てること、、」というようなマニュアル本があって、そこの職員はみんなそれを見て、その通りにセッティングしているらしいです。 何も考えないで、機械的に、、、。

 過去の蓄積からマニュアルができているのだとは思いますが、、。

 そんな馬鹿な、、、。

 楽器の音と一口にいっても、音楽の種類や、演奏者によっての、出る音の違いを考えないで、マイクをセッティングするなんて、考えられないわけですが、そんなことは、「おかまえなし」ということなのでしょうか?。

 これは昔の話ですが、知り合いのドラマーが、さっきの「N」ではじまる放送局で収録があって、リハーサルのあと休憩して、本番のとき、楽器ところまで行くと、ドラムの一部が動かされていたので、「どうして、これ動かしちゃったんですか?」ときいたら、「あっ、うごかしたら、マズかったですか、すみません」と言われたそうです。

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 「動かすのは、楽器じゃなくて、マイクだろ、、!」と思いましたが、きっと、マニュアル本に書いてあったのと、ドラムセットのセッティングがちがったので、ドラムの方を、マニュアル通りの位置に動かしてしまったのでしょうね、、、(^_^;) 、、って、アホか、、、!、(`ε´) 。

 そんな放送局に、受信料とか、払いたくないですね。

 テレビ持ってないから、払ってないけど、、、(⌒-⌒; ) 。
 
 だいたいあそこの「N」は、超丼勘定で、以前スタジオを見学して下さい、というので行ったら、地方局では年に一度も使うか使わないかわからない、、というような高級マイクが何十本もあって、「これまだ一回もつかっていないんですよね、、」みたいなヤツを見せられましたが、アレッて、ホントに無駄。

 あれって、税金で購入されているわけで、どういうことなんでしょうか、、?。

 その他には、ハイヴジョンのカメラを一つ数千万もするのに、三台も購入して、テストして一番画像のいいヤツ一つだけ使っている、、とか、。

 あと私自身が確認したのは、業界で一番高級なリヴァーブマシン(数百万)を何故か二台も所有していて、持ち出し用とスタジオ用とに分けて使っている、、、。 でも、あんな機材は、地方の局では、ほとんど制作らしい制作はしていないので、一台あれば十分だと思うのですが、、。 その一台も年に何回かしか使わないか、使わない年もあると思いますよ。

 一台で十分、、、というか、別にいらないと思いますよ、音楽スタジオでもないのに、あれは、、。

 それで、ああいう贅沢三昧の機材群はほとんど、もしくは全く使われないまま、年月が経つと、規約で決まった使用期限がきれて、廃棄という形で、処分され、中古業者などに引き取られているのが現実なんです。

 いみわからん、、、( ̄◇ ̄;) 。

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写真と本文は関係ありません。

CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦 の演奏が熊本であります。
2015.12.02.wed
菅原高志 QUARTET メンバー菅原高志(Drums) 松井宏樹(A.Sax) 細川正彦(Piano) 荒木卓也(Bass) 
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〒860-0806
熊本市花畑町11-14 KOHENビル2F
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2015年11月23日

経験と推論


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 昨日も私の仕事の話を書きましたが、今日も引き続き、、、。 

 何の分野でもそうなのかもしれないのですが、それまでの経験で、「こういうときはこうする」、「こうしたほうが良い、、」、「そうしないと、まずいことになる、、」など、いろいろな事を仕事上の手順の中で、人間は考えます。

 過去の経験に照らし合わせて、合理的な結論を出す、、、ということは、とても懸命なこと、、と、多くの人が思っている訳なんですが、私の仕事の分野の場合、必ずしもそうとは言えない、、。

 もちろん私も人間ですから、そう言った常識的な問題の立て方、そしてその解決法をそれから導くこともある訳なんですが、「こういう場合はこうする、、」ということが、その通りになることは、実はそんなに多くはない、と言えると思います。

 これは、料理なんかでもそうなんですが、こう言う材料を、こんな形に切って、このくらいの時間炒めるとか、煮るとかって、本に書いてあったりするわけですが、あれって、あくまでも目安というか、一例にすぎない、、と思うんです。
 たとえば、野菜の人参を料理する場合、この世にある人参すべてが、同じ味、、というか、水分とか、固さとか、一つ一つの個体はみんなバラバラな特性をもっている訳で、判で押した様に同じ処理をしたかと言って、結果が同じになる訳が無い。

 火の通し方でも、鍋の厚さ、コンロの火の強さ、素材に含まれる水分の量、油の質など、いろいろな不確定要素があるのですが、それをいちいち例に挙げて調理法を説明していては、文章の量がいくらあってもたりません。

 同じことが、録音や、ミキシング作業でも言えます。

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 この楽器はココにマイクを立てれば、いい音で録れます、とか、こんな感じにしたいときは、こういう処理をすれば、巧くいく、、なんていうことが、たまに雑誌や、その手の専門書みたいなものに、真しやかに書いてありますが、あれって、本当なんでしょうか?。

 録音を勉強している人や、仕事でやっている人が、ああいう文章をみて、「なるほど、こうやればいいのか、、」と、その通りにして、上手くゆく、、、なんていうことは、多分ありません。

 これは楽器の演奏も全く一緒で、どうしたら、ああいうプレイができますか?、どうしたらあんな音楽ができますか?、、、みたいな問いにたいして、「それは、これこれ、こういう風にやればいいんですよ、、」なんて、簡単に技が伝授できる、、、わけがない、、(~_~) 。

 でも、ガイドブックというか、楽器の演奏の本で、「すぐ弾ける、、」とか、「◯◯自由自在」みたいなものってありますが、あれって、「へ〜、、コレ買って読めば、簡単にあれができるんだ、、じゃあ買うぞ、、」みたいに、怠けたい人(努力したくない人)が、飛びつく様に、ああいうタイトルを付けるわけですよね、、。

 そんなうまい話は、この世にない!、、(豊田商事か、、←古ッ)。

 なんか、長々と書いてしまいましたが、今回の仕事でも、固定概念というか、経験上覚えた対処の仕方が、ほとんど役に立たない、、という体験を何度もしました。
 別に、誰かに教わったわけではなく、自分で勉強して、ノウハウを蓄積してきたはずなのですが、それすらも、なかなか通用しない、、。

 毎回勉強、そして試行錯誤、、、って、そういうのあんまり好きじゃない(← 努力したくない人)。

 もうちょっと、楽にならないかな、、、、(e_e) 。

 そんなうまい話は、この世にない!、、(豊田商事か、、←古ッ)× 2 。

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2015年11月22日

作業のやりかた


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 今日は日曜日で、明日が月曜ですが、祝日。

 世の中は、多分(詳しく無い)、今年最後の連休を楽しんでいらっしゃるのかもしれません。

 私は、先日から続いている、というか、数ヶ月越しの作業がいよいよ佳境に入ってきました、、。いつもはいろいろと、終わりまじかになると、じたばたする、、というか、お尻に火がついた感じで、焦りまくっていることが多いのですが、今回はのんびり、、というわけではありませんが、少し冷静に作業できている気がします。

 どうしてなのか、、、?。

 慣れた、、? いや、そういう訳でもないのですが、、、慣れているのは仕事なので当たり前ですが、、。今回は、極力作業に熱中し過ぎない様に、、、これが基本方針。

 実はいろいろシステムも替えた、、ということもあり、頭の使い方もかわったのかもしれません。 機械の操作は頭の使い方に影響を及ぼすのだな、、と改めて感じました。

 操作環境というか、作業をする感覚というか、そういうものが、作業の内容に無意識のうちに色をつける、、ということがあるのかもしれません。

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 なにが、どうだから、そうなる、、、という様な、簡単に説明できるわけではないのですが、いろいろな環境が思考に影響を与えるので、その結果、発想も少し違う感じになるような気がします。

 昔の様に、メカメカしい、作業環境だと、動作音とかもあるし、頭の中が現場のガチャガチャした感じに影響を受ける気がしますが、最近の比較的静かな環境では、もっと、繊細なというか、内省的な考え方というか、思考パターンになる、、そんな気がします。

 そうなると、もっと些細なこと、たとえば、休憩の時に飲むものとか、食事のときに食べるものなんかが、頭の働きに関係してくる様な気がしていて、そう言うことも研究して考えつつ、より良い作業の在り方を模索する必要があるのではないのか、、、?、と思っています。

 新しい作業方法をあみ出すことができれば、なにか新しい表現が出来る様になるかもしれません。

 ガンバルゾ!!

 ファイト!! 

 ポジティヴやな、今日は、、、 (´o`;。

 珍しく天気の話書かなかったですね、今日は、、?。

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2015年11月13日

オルガン・トリオ


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 今日は寒かったですね、、、、。 といっても16〜17℃位はあってそれ程でもないのかもしれませんが、ず〜っと暖かかったので、20℃を下回ると、寒く感じます。

 でも、日が暮れてから実は気温が上がっていて、今、、(夜の八時過ぎ)が今日で一番高い温度になっていて、18℃くらいありまして、まだ少し上がりそうです。

 まあ、最近の傾向で、あんまり寒暖の差がない、、、。 天気は悪かったですが、、小雨がパラパラと、、。明日は晴れるのかな、、?。また雨か、、?。

 どんな温度、どんな気候でも、私の仕事は室内で、こつこつとすすんでゆきますが、やっとメドが付きつつあります。

 今やっている仕事は、ギターのアルバムで、ギター、オルガンそしてドラムという、俗にいうオルガントリオの編成です。ギターがリーダーで、全曲オリジナル曲、いろいろな感じの曲があって、バライティーに富んだ選曲です。

 オルガントリオはオルガンを弾く人が、左手か、足鍵盤で、べースも担当するので、当然べースがいません。この辺が、実は録音上で、めんどくさいところで、ドラムが居たら、必ずべースが居る、、というのがバンド録音の基本なのですが、オルガンがべースも兼ねているので、いろいろ勝手が違います。

 べースとドラムでリズム隊を形成していて、上にキーボードとか、サックスとかが乗って演奏する、、というサウンドの組み立てとは、随分おとの傾向が違います。 当たり前のことですが、同じ機械(オルガンですが)から、オルガンの音と、オルガンで弾くべースの音が出てくる、、、。 

 つまりべースとオルガンとが同じチャンネルに録音される、、ということになるわけで、これが、慣れないと難しいというか、音のまとめ方が普通のバンドと違う、、、。
 
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 当然のことですが、オルガンの出すべースの音は、ウッドベースとも、エレキべースともまた違う音です。一時ジャズの世界では、オルガントリオはほとんどなくなって、死滅状態だったのですが、最近、というかココ10年くらいは復権してきていて、特にアメリカでは、よく演奏されているようです。

 ライヴツアーなどをするときは、ピアノがない会場でも演奏できたり、アメリカと言えども、良いベーシストは少ないですから、そういったいろいろな事情で、オルガントリオは息を吹き返しています。

 クラブミュジックの流行りなども、オルガンの音を復権させて要因になっていて、一昔前は、ハモンドオルガンの音を聞くと、時代を感じたものですが、今の若い人達には、「古くさい、、」というより、「お洒落な音」という認識があるみたいですね、、。

 ジャズやロック、クラブミューックなどでつかうオルガンは、大体がハモンドか、それを模した楽器で、「レスリー」というロータリーエフェクトが付いた、アンプとスピーカーの組み合わせられたものでならします。

 なので、録音する場合も、その「レスリー」にマイクを立てて録音することが多いんですが、これが結構面倒くさいんです、、。

 どうめんどくさいかと言うと、、、、、。

 そんな事かいても、読んでいる人はあんまりわからないと思いますので、解説しませ〜ん、、(°□°;) 。

 エンジニアの独り言なんで、、(^。^;) 。このタイトルで書くのッて、めちゃくちゃ久しぶりやな、、^_^; 。

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2015年08月21日

アナログとデジタル(LPとCD)の話 4 番外編。


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 今日の九州福岡地方、晴れたり曇ったり、かなり強い雨が降ったりと、なかなか忙しい天気でしたが、いまは、26.5℃、湿度 89 % という、かなりのジメジメで、私としては結構辛い状態です。

 昨日まで、昨今のデジタルオーディオのこと、アナログに対する、デジタルオーディオの良さ、というか、これからが、本当のデジタルオーディオの時代なんです、、的な話を書きました。

 オーディオとか、産業というか、そういう業界について、私がいつも思う事は、いささか、無責任な宣伝広報が多すぎるのではないのかな、、ということです。 つまり、新しい技術というか、トレンドみたいな物を、もうほとんど半分デッチ上げて、機器や、ソフトをなんとかして売ろうという商魂というか、政策があるわけですが、これが、ほとんどの場合半分詐欺まがいというか、あんまり本質的にははっきりしない、イメージ先行な感じで、そういうやりかたを押し進めてゆく、、。

 これは、当然あんまり、良いことではない、と思うのです。

 最近のトレンドである、「ハイレゾ」についてもそうで、ハイレゾっていうのは、High-Resolution、、、つまり、高解像度のデジタルオーディオのことですが、これを、正確に理解するには、かなりの知識が必要ですし、少なからず細かいというか、専門的な技術的な説明をしなければならず、仮にそれをしても、それを読んだり、見たりした人が、それを理解する事は、それなりに難しいので、ハッキリ言って、適当に説明して、「とにかくこれは、画期的なんだ、素晴らしいんだ、、」みたいな感じで、アナウンスするわけですが、ああいうやり方が誤解を生む、と私は思うのです。

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 「ハイレゾ」は、もともとの音源をできるだけ忠実に、聴く事ができる方式、規格であるわけですが、決して、音の悪い音源をよく聞かせるものではありませんし、万能の魔法の方式ではないわけです。

 つまり、とても良い状態の音源、いいかえれば、普通のCDフォーマットにしてしまうと、もったいない様な、素晴らしい音源を、ハイレゾ化した場合にのみ、絶大な効果があるわけす。 それらは、いったいどういった音源であるかというと、アナログの最高品質の音源や、デジタルのハイビット、ハイサンプリングで、良質の出来上がりの音源などです。

 アナログの音源の場合、どうしても、テープのヒスノイズ(サーっというノイズ)が目立ちますので、音質がそれなりに良い物でも、古い時代の音源だと、そういうノイズが、ハイレゾで、かえって目立ってしまうような場合もありますし、デジタルの音源でも、それなりにアラが目立つってしまうことも、ハイレゾ音源の場合、よくあることです。

 そういった、短所も、しっかり、ユーザーに知らせた上での宣伝広報活動をする事が、望ましいと思うのですが、それがなかなか、長所ばかりを、宣伝して、本質的なところを伝えない傾向があるのは残念なことです。

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 名古屋を中心に全国で幅広い活動をしている、サキソフォン奏者、小濱安浩氏とCMSレコード主宰ピアニスト、細川正彦が、熊本で演奏致します。
 
 2015年 8月26日(水)Jazz inn おくら、
      8月27日( 木)エスキーナ・コパ 

両日とも、ゲストに伊澤隆嗣 as ss が加わります


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