2015年06月05日

BGM

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 今日は肌寒かったですね、、。

 最近見ている気温と湿度のサイトのグラフをみると、午前6時に明朝22℃あった気温が、20℃を下回ってから、夜9時すぎまで一度も20℃を越えませんでした。

 今は17.6℃しかありません。 これは夏服ではすこし寒いですよね、、。

 そんな中、今日は夕方、街の大きな本屋へ、、、。 東京や、大阪、全国の大都市にあるチェーンの大書店です。 フロアの広さ、展示している本の数は、かなり多くて、ない本は無いんじゃないか、、と思う程スゴい数です。

 ちょっと探していた本を見たりして、大きな本屋の中をうろうろとしていると、常に天井にあるスピーカーから音楽が鳴っています。 曲はバッハのブランデンブルグ協奏曲、、。 BGMって、バック、グラウンド、ミュージックの略ということですから、まあ、ココの場合お買い物をする人達が楽しく本を選ぶため、耳障りがいい音楽を流している、、というわけなんだと思うのですが、、。

 日本の場合、どこに行ってもBGMが流れていて、レストランとか居酒屋とかデパートとか、どこでもほとんど音楽が流れていないところが無いくらいです。 でもこれって、外国ではそうでもないんですよね、、。 あちらでは、そっけないくらい音楽が流れていないのが、公共の場です。

 ブランデンブルグ協奏曲って、バッハが伯爵の為につくった曲で、まあ贈り物というか、ちょっと豪華な感じのオーケストラの曲。バッハの曲の中でも、元気の良い、大編成の曲です。

 でも当たり前の話ですが、この曲はベツに、ここに置いてある「本」とは何も直接の関係はないですよね、、?。ベツに本屋だから、本に関係ある音楽を流して欲しいとか思っているわけではないのですが、、、。

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 いい音楽だから、お店でかける、いい音楽を流せば、本を買いに来たお客さんが楽しく買い物をできる、、ということなのだと思うのですが、これって必要なものなのかな、、と感じるわけです、私には。 こういう音楽は、本来BGMではなく、コンサートや、CDで自分の部屋で聴きたい音楽なんですよね、、。

 違和感を感じる、、。

 なんというか、いい絵だからといって、名画をパソコンのディスプレーの壁紙にしない、、というように、これって何だか変な感じなんだと思うのです。

 綺麗な花が咲いていたから、採って来て部屋に生けて飾る、、、というのとはちょっと違う、、と思うのです。ベツにバッハに失礼ということも無いとか思うのですが、、、。

 居酒屋でジャズがかかっているのもそうなんですが、あれってイヤだ、、とはそれほど思わないのですが、どうして、ジャズ、、?。ここに必要なの、、これにはどういう意味があるの、、?って思うわけですよね、、。

 ちなみにCMSレコードのアルバムはベツに、本屋さんとかレストランでかける為につくったわけではないので、遠慮したいです。でもレストランに来たお客さんが、「アレをききながらご飯が食べたいんだけどな〜」と言うのならいいですけどね、、。 音楽ッていろいろな聴き方があって良い!とは思いますよ、、。

 戦争をしている地帯に行って、そこに居る子供が、家が壊れて、家族が傷ついて、泣いているところを写真に撮って、その子が可愛い顔をしているから、パーティーの時、壁に飾っておく、、ということがあったとしたら、やっぱ変ですよね、、?。 反戦の集いとか、、、そういうパーティーだったら、アリかもしれませんが、、。

 それぞれ作品にはそのものが持っている意味というものがあるのだと思うのです。 可愛いから、、、いい音楽(良く出来た曲)だから、、という理由だけで、何も考えなく、そこに置かれるべきではない、、と思うんですよね、、私は。

 だからというわけではないのですが、今日はBGMなしで、ブログかきました、、、(^^;; 。

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2015年05月24日

音楽の構造と理解 2 ピアノトリオそんなに好きですか?

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 今日も九州福岡地方は爽やかな晴天でした。暑くなく寒く無く、、久しぶりに写真をいっぱい撮りました。
 
 昨日から書いている話、、、。 べースとピアノのデュオよりも、ドラムが入るピアノトリオのほうが、情報量が増えているのに、音楽的に聴き易くなる、、、という事。 「聴き易くなる」というより、理解し易いというか、、、。

  まあ、理解しているというより、ドラムが音楽に入ることで、より楽しめる様になる、、ということになるのだと思いますが、音楽を創る立場から言わせてもらうと、その分他の二つの楽器(べースとピアノ)の音、というか情報が、ドラムが入ることで、隠れてしまうというか、イメージが拡散してしまう、、という側面も否定できない部分があります。

 ピアノやべースの深い音色を静かに楽しみたい、という意味では、べースとピアノのデュオは地味ながら、とても興味深いフォーマットだ、ということができます。
 そうは言っても、ドラムが入った方が、リズムのダイナミックさとか、グルーブ感を強調したい場合は、とてもべースとピアノだけのデュオではかないません。 一般的な聴衆なら、どんなに親密なコンビネーションをもったデュオより、ドラムが入ったピアノトリオの方がグルーヴしている、躍動感がある、、ということを否定できる人は居ないと思います。

 ここで一昨日から書いている音楽の構造ということについて考えると、べースとピアノのデュオより、ドラムが入った方が情報量が増えているにもかかわらず、音楽的には理解しやすく(楽しみ易く)なるということで、情報量が増えれば増える程、各楽器の演奏している音符を把握しにくくなり、音楽は難解になる、、という考え方が必ずしもそれにあたらない、、ということを証明しています。

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 もちろん、楽器の数が増えれば増える程音楽が理解し易くなるというわけでは、もちろんなく、打楽器がリズムを強調するということが、音楽の流れに躍動感を与えているというわけで、これがピアノトリオの人気が根強い理由の一つになっているのだと思います。

 人気がある、、、ということは、アルバムが売れ易い、売れ易いということは、制作し易い、ということで、近年のジャズのマーケットを見渡してみると、ピアノトリオ編成のアルバムの多いこと、、、。
 いまどき売れにくい商品=作品をつくるのって、勇気がいりますよね、、。

 ベツに、ピアノトリオが悪い、好きではない、、ということではないのですが、個人的には、いろいろな魅力的なフォーマットがあるのに、、なんでピアノトリオだけ、、、?という風に思わずにはいられません。

 作品を購入する立場からすれば、手に入れた作品が面白いか、面白く無いか、、、ということは、とても感心があることだと思うのですが、ピアノトリオの作品の場合、その点で無難というか、たとえ好みの作品ではなくても、BGM的に聴ける、、ということなんでしょうか?。

 ピアノトリオばかり売れる、、ということは、それを買った人達のCDラックにはピアノトリオのアルバムばかりがずらっと、、、。想像するとちょっと気持ち悪いな〜。

 もっといろいろなフォーマットの作品を楽しめれば、いろいろな世界が広がる、、、と思うのですが、、。

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2015年05月23日

音楽の構造と理解

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 昨日のジャズのピアノトリオやクラシックの話、、、。

 クラシックがナゼポップスなどに比べ、理解されにくいのか、、、という話をさらに突っ込んで書けば、、ドラムやべースが入って、軽快なリズムを刻んでいない、、、という簡単な話以外にたくさんの点を例に挙げて説明できます。 

 良くある歌謡曲や、ポップスなどの一番の特徴は、メロディーの種類というか、展開のしかたというか、つまり俗に言うAメロとサビ、というやつ、、。 これは童謡などでもあるように、とても簡単なメロディーが二種類出てくる。 最初のメロディーとその後の展開形という基本的にその二つしか部位がない、、、。

 あとはそれの繰り返し(一番、二番)と間奏などで、楽曲ができあがっている。 それ以外の部位としてはイントロとかエンディングなど。これって、ひたすら二種類のメロディー部位を理解する為の飾りみたいなもの 、、。

 もちろん歌謡曲やポップスはメロディーには唄がつきもので、歌詞が必ずありますが、、、。 親しみやすい歌詞と、メロディーこれって、日本人にとってジャズのボーカル曲なんかと比べ対局にあるわかりやすさです。

 同じ唄でもジャズの場合、言語が英語、きいている日本人のジャズファンって、そんなに英語良く理解できてますか、、?そのうえ、メロディーも歌謡曲に比べ複雑で、転調もある場合が多い、、なかには「Aメロとサビ」みたいな簡単な構成でないものもたくさんあります。 それだけに、インストの(バンドだけの)演奏でも取り上げることもあるわけですが、、。

 こうなると、歌謡曲とは比べ物にならないほど難易度が高いですよね、、。 あっクラシックの話がいつのまにか、ジャズの話に、、。

 クラシックの場合、メロディーの存在自体が、ほとんどの器楽曲の場合、複雑ですよね、、。 小さなメロディーというか動機が出て来て、直ぐに展開されたり、転調されたり、またそれらのメロディーを他の楽器が少しかえて演奏したりしていたと思うと、また新しいメロディーが、、みたいな感じで、とにかくいろいろな要素がたくさん、、、。
 そのうえ器楽曲(唄のない曲)の場合歌詞もないですから、今一体どこを演奏しているのかさえ、音楽をやっていない人が初めて聴けばわからなくなる、、、。

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 わかりやすく、誰にでも楽しめるように、、、という風に、いわば商業的な理由で、単純化、簡素化された楽曲と言って良い、歌謡曲や、ポップスに対して、クラシックのほとんどの曲が、如何に絢爛豪華に盛り上げるか、複雑怪奇に演奏者の技術に挑戦するかのようにつくられています。 楽器の数が多いシンフォニー(交響曲)はその極みと言ってよいでしょう。

 でも、ここで言いたいのはクラシックやジャズの様に複雑な音楽がすばらしくて、単純につくられた歌謡曲などの音楽がくだらない、、、ということではないんです、もちろん。

 ただ、いろいろな聴き方ができる、聴くたびに何かの発見がある、とか、深みがある、、というような意味では、複雑な音楽にはいろいろな楽しみ方があるのは事実ですが、、。

 話を昨日の、ピアノトリオというフォーマットのことに戻すと、、、ドラムが入って、情報量という意味では、かなりべースとピアノのデュオにくらべ音数が多くなり、理解しにくくなるかと思いきや、リズムがドラムという打楽器の存在のお陰で強調され、曲の流れが良くなる、、というか聴き易くなる、、ということが確かにあるのですが、
 それって、聴き易くなっているだけで、必ずしも音楽への理解度が深まっているわけではありませんよね、、?。

 どんな状態を称して「理解」しているのか、、、? ということを判断すれば良いのか、、ということに関しては、なかなか難しいものがありますが、ドラムって、一度にたくさんの楽器の音が出ていて、本来は一人でやるようでない程の仕事をしていますよね、、。 実際録音のときは、たくさんのマイクを立てて、それら各々の楽器の音をもらさない様に録るということをしなければなりませんが、、。

 音楽は分析するものではなく、楽しむものだから、楽しめることが一番重要、、、という考え方もありますが、、。

 しつこく、明日につづく、、、。

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2015年05月22日

ピアノトリオから考える音楽の構造

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 今日も天気は晴天。 気温は26℃位まで上がったそうですが、暑さはそれほどは感じませんでした。 今は夜の8時過ぎ位で、21℃くらいの気温、、。 でも明日、明後日は雨なんだそうですっと思って、改めて予報サイトを見ると、雨マークは無しで、曇りになっていました。

 ここのところブログを書きながらBGMを聴くことはなく、音無しで、書いていましたが、今日は久しぶりに、BGMあり、、、しかもCMSレコードの作品、細川正彦Trio の Blue and Green です。

 ピアノトリオの編成による作品です。

 このピアノトリオという編成は、とても聴きやすいというか、BGMになりやすい。 べースデュオシリーズなんて言って、べースとピアノのアルバムばかり三枚も続けて出してしまいましたが、ドラムが入っていたほうが良い、、、というか、聴きやすい、、という人が実は圧倒的に聴衆のなかには多いんですよね、、、。

 ドラムが、なにかしら定型のリズムを刻んでいた方が、安心するというか、流れが良い、、というか、、。 

 ポップスとかロックとか、R&B 的な音楽って、必ずべースとドラムが入って、流れをつくっていて、そのリズムにあわせて、メロディーや、和音がのって音楽を形作っているわけですが、あれって、とても聴きやすいというか、安心するのだと思うのですが、、。 もちろん歴史的には、ロックやポップスより、ジャズの方が先と言うか、ロックとかポップスの元になっているのがジャズとよばれている音楽なわけですが、、、。

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 一体なにを書きたいの、、?って感じになってきましたが、音楽の中にドラムが無いと、一般の音楽愛好家の人にとっては、その音楽が私が思っている以上に難解なのものに聞こえてしまうんです。

 でも人間って、実は、演奏とか録音をしている人じゃない人、プロフェッショナルな音楽家でない人にとって、それほど多くの音が同時に鳴っていると、全てをちゃんと聴けているわけではないんです。

 極端な言い方をすれば、今ピアノがメロディーを奏でていて、べースが伴奏の和音の一番低いところの音を弾いていて、ドラムが、ハイハットとスネアで、リズムをなぞりつつ、シンバルでときどきアクセントを入れている、、、といった同時に出ているいくつかの音(多分5個くらい)をすべて、その音楽を聴いている人が把握している、というか、できる、という訳ではないんですよね、、。
 もしそれをできていたとしたら、その人はとても高いレベルの聴衆というか、少なからず、音楽に造詣がある人なんだと思う訳です。

 ところが、そうかといって、その音楽から、ドラムが抜ける、、というかドラムのパートがなかったとすると、当たり前の事ですが、ピアノのメロディーとべースの単音だけになると、情報量が5個あった音が、2つに減って、本来理解しやすくなるはずのところ、リズムというか、ドラムが造っていた、リズムの流れがなくなってしまうと、不安というか、音楽全体の流れを理解しにくくなる、、。
 これって、少し矛盾した様な、、、つまり、音数がへってわかりやすくなるはずが、結果はその逆に、、、ということになるんです。

 これは、ほとんどの一般の音楽を聴く人の当たり前の反応なんです。

 たとえば、クラシックが難しい、音楽として、理解しにくい、、、という感覚も、これと同じで、べースやドラムで定型のリズムを繰り返していない、、、なおかつ、いろいろな楽器が重なって、アンサンブルが分厚い、、など、非ポップス的な要素があるので、安心できない、、というか、流れを理解しにくい、、、。

 ということなんですよね、、、?。

 久しぶりに真面目に少しややこしい事かいていますが、、、つづきは明日へ、、、 ♪( ´θ`)ノ。

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2015年04月02日

イザイの話

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 昨日の雨にもめげず、桜はまだ木によっては、かなり花びらを残していて、かろうじて満開を保っています。
 それにしても、今日の九州福岡地方は暖かかった、、というか、すこし暑い、、といってよい程の温度でした。 おそらく24℃くらいにはなっていたと思います。 まだ完全に衣替えが済んでいないので、かなり汗ばみました、、。
 
 きのう書いたウジェーヌ・イザイ(Eugène Ysaÿe)というベルギー近代の作曲家兼、バイオリニスト。

 名手であるが故に、書いた曲も自分の名人芸を生かすものばかりで、後世のほとんどの演奏家にとって、超難曲になってしまったお陰で、演奏される機会があまりにも少なくなってしまいました。  当然死後は、素晴らしい名声も忘れ去られ、残念ながら、現代における知名度はかなり低いものがあります。

 ピアノの曲はかなりの難曲であっても、プレーヤーの人口が多いせいか、リスト、ショパン、シューマンなど、イザイとほぼ同時代の演奏家兼作曲家達の作品はかなり一般に知られています。

 セザール・フランク、カミーユ・サン=サーンス、エルネスト・ショーソンなど、その他の同時代の名作曲家にたくさんの曲を捧げられているほどのバイオリンの名手でもあったイザイはかなりの才能と能力をもっていたはずだと思うのですが、その非凡さが、ほとんど演奏不能的な、難曲を生み出し、かえって知名度を下げた、、、ということは、とても皮肉なことです。

 ソロ演奏家としてばかりでなく、弦楽四重奏団を率いたり、指揮の分野でまで活動していたらしく、有名なドビュッシーの弦楽四重奏曲の初演も彼が第一バイオリンを務める彼の楽団が行ったそうです、、。

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 私はバイオリン音楽は大好きですが、決してバイオリンを演奏するわけではないので、彼の曲が、楽譜を見て、本当はどの位難しいのか、、ということを完全には理解はできていませんが、、かなりのテクニックをもって、いろいろなコンチェルトを録音したり、世界で活躍している名手達が、イザイの無伴奏ソナタを録音すると一種硬直したような不自然なアーティキュレーションンになったり、かなり緩慢なテンポでしか演奏していない、という音源を聴くと、あの曲が如何に難曲で、ありえない程の難易度をもっているかが、わかります。

 そういう意味では、Gidon Kremer の演奏は、溌剌と、そしてのびのびとして聞こえますし、早い部分のテンポの素晴らしさや、音程の正確さ、歌心にあふれた表現は、聴衆にとって、あの曲の難易度を忘れさせてくれ、イザイの発想した音楽を生き生きと私たちに伝えてくれます。

 第二番の二楽章のような、緩やかではありますが、複数の旋律が同時に奏でられる曲では、本当に二人の演奏家がまるで合奏しているような演奏で、人間業とは思えない程の表現力を感じます。

 明日に続く、、。

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2014年12月25日

無伴奏チェロをめぐるはなし

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 一昨日からなんだかんだと書いているバッハ無伴奏チェロ組曲の話、、、。

 この曲はいまは大変有名な曲になっていて、チェロのソロの曲としては、他の曲を大きく引き離して、ダントツナンバーワンの知名度を持っていることは間違いないと思うのですが、かつては、完全に忘れ去られて、滅多に演奏される事はなかったそうです。

 その理由というのは、あまり難しい曲ではないので、初心者の練習曲としての位置にあり、専業演奏家がコンサートで取り上げる様な曲ではない、、、ということだったそうです。

 それを、音楽的な内容の素晴らしさを認めて、取り上げたというのがPablo Casals(パブロ・カザルス氏)だったのだそうです、といろいろな文献にかいてあります。

 これは何とも皮肉な話ですが、簡単過ぎると演奏家がやりがいがない、とか、自分の名人芸が生かされない、、という様な理由で演奏されなくなる、、、ということがあるのだなと、考えさせられます。

 難し過ぎると、演奏不能ということで、演奏されない、ということならまだわかるのですが、簡単だから演奏しない、ということもあるのですね、、。

 いやはや、演奏家ってめんどくさい人種なんですね、、、っていうか、作曲家の作品というものは、様々な理由で、この世の中に出る事を阻まれることがあるのだな、と、考えさせられます、、、(-_-;) 。

 その Pablo Casalsの功績は素晴らしいものがありますが、もし彼がこの曲を取り上げなかったとしたら、いったいどのくらいの長い年月にわたってあの曲がお蔵入りしたままになってしまったのだろうと考えてしまいます。

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 楽譜に従って演奏するのが基本のクラシックの場合、まだいろいろなメディアがなかった時代は特に、それを演奏する人達の好みと言うか、評価がその曲の運命を完全に左右することになってしまって居たのだなと思います。 

 いまなら、誰かが録音したものを聴いた演奏家が、あ〜こんないい曲もあるんだな、とか、難しく無いのに内容は素晴らしい曲なんだな、とかいろいろ気付くこともあるのかもしれません。

 逆に言うと、演奏者自身が楽譜を目の前にした時、その曲の真価を感じる事が、目先の技術に気をとられて、できない事があるのだな、、ということも想像できますよね、、。

 本来なら、音楽の専門家で、聴衆より間違いなく音楽に詳しいはずの演奏家が、自分で演奏したり、楽譜を読んだ結果、音楽自体の価値を見過ごしてしまうということが、あり得る、という危険性があるとは、音楽を演奏しない人には想像しにくいことなのかもしれません。
 
 作曲家がつくった曲、それは演奏してはじめて、この世に出る、聴衆がいてはじめて、音楽としての役割を果たすことができるのだなという、ある意味不条理な事実を知るにつけ、音楽の尊さを感じずにはいられません。

 これは、録音した音楽も、それが聴衆の耳にさらされなければ、この世に出なければ、存在がないのと同じ事に成ってしまうということとも共通する、やるせない話ですね、、、♪( ´θ`)ノ。

 これは、聴く側が、本当に良い音楽を求める気持ちをもっていることが、演奏家がすばらしい演奏をすることと同じぐらい重要な事なのだ、ということ意味しているのだと思います。

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2015年 CMS-1010 伊澤隆嗣アルバム「In a spring Time」発売記念九州ツアー 
 
メンバー 伊澤隆嗣 as ss fl 細川正彦 p 納浩一 b 香月宏文 、武本強志、榊 孝仁 ds 。

 
1月14日(水)佐賀 武雄 京都屋 (ds 武本強志)
 1月15日(木)福岡 New Combo (ds 榊 孝仁)
 1月16日(金)熊本「エスキーナ・コパ 」19:00 〜
 1月17日(土)熊本「 おくら」
1月18日( 日)宮崎「ハロハロ」

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2014年12月10日

Nicolai Medtener の音楽

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 今日は少し寒さが緩みましたね、、。

 一昨日に偶然手に入れた、中古CDに収録されていた、私にとっては未知の作曲家、Nicolai Medtener(ニコライ・メトネル)の音楽。
 帝政ロシア時代に活動を始め、革命とともに、出国し、フランスからイギリスへと移住をくりかえした、ピアニスト兼作曲家ですが、とにかく私は今回が名前を聞くのも、作品を鑑賞するのも初めて、、。

 この時代のロシアというと、プロコフィエフや、スクリャービン、ラフマニノフなどと、いわゆる優秀なピアノ演奏家でありながらも、作曲を良くし、後世に名を残した音楽家がたくさん居たわけですが、メトネルは、モスクワ音楽院を主席で卒業という経歴をもちながらも、亡命ということではなく、革命のどさくさを避けて出国しただけにもかかわらず、生涯ロシアに戻ることなく、活動したため、ロシア音楽界からははみ出してしまい、その演奏と作曲の才能に恵まれながらも、表立った歴史からは名前を抹消されてしまっていたようです。

 そのようなわけで、私もいままで彼の音楽を知らずに来てしまったというわけです。

 その作風は、一言でいうと、知的、、。 豊かな和声と、穏やかな旋律、硬質なピアニズムの一方、ロマンティックな楽想も合わせ持つ魅力のある音楽だ、というのが、今回のアルバムを聴いた感想です。

 ほとんどの作品がスクリャービンなどと同じ様にピアノ曲で、その辺も、交響曲や、室内楽がないことで、作曲家としてのイメージが曖昧になってしまった理由なのかもしれませんが、スクリャービンなどと比べても、けしてひけをとらないばかりか、いわゆるロシア近代風の楽想+ゲルマンの血筋を感じさせる構造力や、ロマン性もあり、「ロシアのブラームス」と彼のことを呼ぶひとがいるのもわからないでもありません。

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 交響曲などは書いていないと、先ほど書きましたが、りっぱなピアノ協奏曲は3つ書いており、自信の演奏による録音も残っています。

 おととい私がてにいれた、 Irina Mejoueva (イリーナ・メジューエワ)の演奏によるアルバムは、比較的短い曲がたくさん入っているCDですが、「8つの心象風景」、「忘れられた調べ」「おとぎ話」などという独自の表題がつけられたそれらの曲達は、独特の透明感とか、浮遊感をもちながらも、ショパンのような高貴さや、ドビュッシーのような不思議さ、チャイコフスキーやラフマニノフのような、歌謡性も感じられながらも、グリークの小品を思わせる素朴さなども感じる、とても多面的な雰囲気を持っています。

 リストや、ショパンの様な、過度なピアニスティックさをもつことなく、穏やかななかに、物語や、詩情を感じさせる曲想は、彼独自のものを感じます。 一方、プロコフィエフや、ストラビンスキーのような実験色を極力抑え、ダイアトニックの中で音楽を作る姿勢は、当時の実験音楽ブームからは遠くはなれた手法で、彼の評価を難しくしたということは間違いない、気がして、皮肉なことだな、、と思います。

 それ点に関しては、以前このブログに私がかいた、イギリスのブリテンや、ドイツのヒンデミットと同じ様なジレンマを感じます。

 時代が急展開し、何か新しいもの、突飛な表現、前衛であることが、必要十分条件であった当時のヨーロッパの音楽界の風潮が、地道な表現を選んだ芸術家達をトレンドの潮流からはみ出させてしまったということになったのだなと、改めて感じました。

 なんか今日は難しい話になってしまいましたかね、、、(-_-;) ?。

 私の手に入れたディスクが YouTubeにあがっていましたので、アドレス乗せておきます。聴いてみて下さい。

 ピアノ音楽を好きな方は、是非。 録音も演奏もなかなか良いですし、、。

 https://www.youtube.com/watch?v=mWhF3B6s528&index=2&list=RDKJJ0HFjipNc

 https://www.youtube.com/watch?v=KJJ0HFjipNc&list=RDKJJ0HFjipNc#t=1833

 というわけで、また明日、、、( ^ ^ )/。

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2014年11月19日

Patricia Kopatchinskaja(パトリシア・コペチンスカヤ)の話のつづき、演奏者の舞台裏での葛藤、、、。

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 パトリシア コパチンスカヤ がベートーベンのあまり演奏されることがない協奏曲のカデンッアを演奏していると言うことを昨日書きましたが、誰もが知っている曲を演奏し、それにイレギュラーな変更を加えて演奏する、ということに関しては、指揮者やオーケストラにとっては、めんどくさいことであり、それを実現する為にはいろいろなハードルを越えなければならなりません。
 
 そのことは、クレーメル氏が自分の著書で、ザルツブルクの音楽祭で、同じベートーベンのコンチェルトで、シュニトケ作のカデンッアを演奏するにあたって、その時の指揮者、ダニエル・バレンボイムに随分抵抗された、という経緯がハッキリと書かれているとおり、新人の演奏家がそのような試みをするためには、それなりの、根回しが必要である、ということは、想像にかたくありません。

 オーケストラの団員にとっては、いつも通りのスタイルで演奏すれば、楽だし、特別なリハーサルも必要なく、拘束される時間も少なくてすむ、指揮者にとっては、変更部分の楽曲を研究したり、アンサンブルをまとめる為のスキルをよく知らない曲で発揮しなくてはならない、という、一歩間違えば自分の演奏家としての評価に関わるチャレンジをしなければならない、、、。
 こういう事はできれば避けたい、、というのが、大方の演奏家達の感覚なんだと思います。

 クレーメル氏の著述によれば、どうしても、慣れないカデンッアを演奏することを回避したいバレンボイムに対し、「今日はこれしか楽譜をもっていない、、」という、言い訳を使って、押し切らなければならなかった、、と書いてあります。 何だかな、、、(ーー;) 。

 コパチンスカヤの場合、あのベートーベンの協奏曲を冒頭のテンポから全く違う曲としてとらえており、全て自分色に染めて演奏しています。その意欲、意思というものは並大抵のものではありません。

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 私が続いて見たYouTubeは日本で行われた、彼女の無伴奏ソロによるコンサートの番組録画、、。
 バルトークのソナタや、ピアソラのバリエーションなど、どれもまたすこぶる個性的な演奏でした。
 演奏しながら時折ステージに足をドンとぶつけて踏み込み、調子をつけるといか、邦楽の掛け声や合いの手のようなパフォーマンスもみせてくれています。しかも、よくみると、靴ははいておらず、「はだし!」。だから足をふみこんだ時に、ドンという、太鼓のような音が出るのだな、と思いました。

 一聴したところ、スタンドプレーともとられかねない、個性的な解釈、演奏法も高度な技術、しっかりとした研究に基づく音楽性があってこそだと思うのですが、私が思うに、近年のクラシック業界は、独自の解釈や、個性的な演奏に対して随分寛容になってきている気がします。
 10年前(いや15年前かな)、、なら、コパチンスカヤの演奏は完全に反則技、11/6のブログに書いたニコラ ベネディッティーの演奏も、ギリギリセーフといところがたくさんあります。
 無論本来は音楽に反則技などなく、自由に表現して構わないと思うのですが、、。

 ラディカル、型破りと言われた、グールドやクレーメルの演奏はもはや、自然な音楽性の発露と言う程度の、個性と言って良い時代になってきているのかも知れません。

 ちょっと考えさせられることではありますが、、、( ̄□ ̄;)。

 ハチャトリアン、コパチンスカヤと、ベートーベンのバイオリンコンチェルトをきいたので、久しぶりに、アーノンクール指揮で、クレーメルの演奏もきいてみました。 そうしたら、、、あれれ、ヤッパ、クレーメルって別格、、(*_*)、、、です。 中途半端な浮気って感じなのかな、、私にとっては。

 若い演奏家達には、素晴らしい先輩方の演奏に近づける様に頑張って欲しいモノです、、、(^_^;) 。

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明日です!!
CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦と、伊澤隆嗣 as,ss の演奏が、九州、熊本県であります。当日は会場で、CMSのアルバムも販売致します。
カフェ・ジャレット〒860-0844 熊本市中央区水道町1−19 ヴィラージュビル1F Tel 096-273-6672 


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2014年11月18日

気になっていたバイオリニスト、Patricia Kopatchinskaja(パトリシア・コペチンスカヤ)のこと。

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  前のブログで最近FMラジオの放送で、若い2人のヴァイオリン演奏家の音楽を聞いた感想を書きました。 

 一人は11/6のブログのニコラ・ベネデッティ、そしてもう一人は11/15のブログのセルゲイ・ハチャトリアン。二人ともまだ若い演奏家です。 彼らの演奏は先日のコンサートの録音と中継の放送で初めて聴きましたが、どちらも現在将来を期待された、注目の演奏家ということで、放送されたのだと思います。

 私も彼らの名前を聞いた事がありましたが、実は私にはもう一人というか、彼らの演奏を聴く前から気になっていた演奏家がいました。
 その演奏家の名前は、Patricia Kopatchinskaja(パトリシア・コペチンスカヤ)、、。

 このモルドバ出身の演奏家をどのようにして知ったのかというと、それは大好きなレコードレーベル、ドイツのECMレコードのホームページでした。 ECMレーベルは、もともとはジャズのレーベルとしてスタートしましたが、近年クラシックのカタログも充実していて、私の大好きなヴァイオリニスト、Gidon Kremer をはじめ、たくさんのクラシック及び、現代音楽のアルバムをリリースしています。

 話をPatricia Kopatchinskaja(しかし東ヨーロッパの人の名前は覚えにくいデス(ーー;) )に戻すと、ECMでは現代の作曲家のレパートリーで2枚のアルバムをリリースしていますが、試聴で短い音源を聴いただけでしたので、どんな演奏家かという全貌を理解する事はできていませんでした。

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 そんなところ、最近の上に書いた新人二人の演奏家との出会いに刺激され、Kopatchinskajaの音源をYouTubeで聴いてみる事にしました。 わたしは普段あまりYouTubeを見ないのですが、手っ取り早く、情報を得る事ができるだろうと、検索してみました。
 まず目についたのがベートーベンのバイオリン協奏曲。 上に書いた、セルゲイ・ハチャトリアンがラジオの中継で演奏していた、誰もが知っている有名曲です。 比較的マニアックな曲を演奏しているらしい、Kopatchinskajaですが、普通の曲?もやっているんだ〜と思い、聴いてみました。

 まず画面をみて感じた事、、は、動画ではなかったのですが、大きな目、意外とふっくらした体型、太い腕で、豪快に演奏する姿でした。 バイオリニストというとどちらかというと、やせ形で、やや神経質な容姿の演奏家が多い気がしますが、健康的な感じ、ガッチリした体型の女性でした。

 その演奏はというと、、、。 一言で言って自由奔放。 メロディーの歌い方は自由自在というか、かなりフェイクぎみ、、。でも決して雑とか、いい加減という感じの演奏ではありません。 でも、今までに聴いた事無いタイプの演奏である事はまちがいありません。 どちらかというと、正統的(というか没個性)なハチャトリアンの演奏に比べると全く正反対の演奏でした。

 そして、またまた超マニアックな話で恐縮ですが、1楽章3楽章とも、カデンッアはよく演奏されるヨアヒムのものでも、クライスラーのものでもない、ベートーベンのこの協奏曲のピアノ伴奏版についているものでした。
 オリジナルのベートーベンのオーケストラ伴奏版のバイオリン協奏曲にはなぜか作曲家自身のカデンッアがなく、Kremer などはいろいろなカデンッアを試していて、上記のクライスラー版も含め、シュニトケ作のものや、ピアノ伴奏版をそのままピアノも入れて演奏したり、それをオーケストラに編曲したものを挿入するなど、ほとんどの演奏家が、ヨアヒムか、クライスラーの版を演奏している中、独自の方法を実行しているのですが、Kopatchinskaja もそれに習ったのかは不明ですが、ピアノ伴奏版をオーケストラに編曲したものを挿入して演奏していました(kremer の演奏している版とは少しちがう様ですが)。 これは珍しい、、、というか、まあ、意欲的と言って良いと思います。

 つづきは明日書きますね、、 ^_^;。

 http://patriciakopatchinskaja.com/
 
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今日と明後日です!!
CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦と、伊澤隆嗣 as,ss の演奏が、九州、熊本県であります。当日は会場で、CMSのアルバムも販売致します。
11月18日(火) Jazz Inn おくら 〒860-0848 熊本市南坪井1-12 Tel 096-325-9209 メンバー 濱本銘二 el-b 木村好来 ds 
11月20日(木)カフェ・ジャレット〒860-0844 熊本市中央区水道町1−19 ヴィラージュビル1F Tel 096-273-6672 メンバー 伊澤隆嗣 as ss


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2014年10月15日

いろんな聴き方、、。

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ここのところ、何度か書いているとおり、ときどきラジオをきいています。

 きょうは、クラシックギターのコンサートの実況録音が放送されているので、流しています。 いま「流しています」、、、と書きましたが、ラジオの手軽さって言うのはこの辺のところなのかもしれません、、。

 コンサートで真剣に演奏に臨んでいる演奏者にはとても申し訳ないのですが、ラジオから流れる音楽には、これは私だけなのかもしれませんが、とてもカジュアルにというか、気楽に聞き流せすことができる側面がある、、、と思うのです。 

 音楽にはいろいろな聞き方があって、これはラジオやテレビ、レコードやCDがまだなかった頃からそうだったとも思うのですが、コンサートなどで、真剣に聴くきき方と、食事をしたり、お酒を呑みながら聴くという聞き方、、。 もちろん演奏者はいつも真剣に演奏しているのだと思いますが、演奏者の顔が直接見えなかったり、演奏している場所から離れたところで聴いていれば、もう少し気楽に音楽を聴くこともできます。

 これが、生の演奏ではなく、記録されたもの、再生されている音楽となると、もっといろいろな聴き方をされているのかもしれません。 車に乗りながら、家でゴロゴロしながら、、何かの仕事をしながら、、、。

 自分の部屋で、最初は真剣に聴いていた音楽を、そこからイマジネーションを得て、音楽を聴きながら、全く関係ない、あるいは、それを聞いて思い出したことを、自由に考えながら、、ボーッと色んなことを思いつくまま、、、。 これって、やはり目の前で演奏家が音楽を演奏していたら、し難い事だと思うのですが、、、。

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 この、思いつくまま、いろいろな事を考えたり、途中で他の種類の音楽に替えてみたり、、というような音楽の聴き方って、手軽に音楽を聴ける環境があってこその音楽の楽しみ方なんだと思うんです。

 いつも聴いているCDをきいていたら、ある場所から、頭の中で早送り、、そして残りを聴いたつもりになって、他の物を聴く、、。 これって、制作者側からいわせてもらえば、「おいおいちゃんと最後まで聴いてくれよ、、」と言いたいところではあるのですが、、これも一つの音楽の楽しみ方である事には変わりありません。

 このように、軽い気持ちで、とっかえひっかえ聴かれることもある程度想定されて、最初からつくられている音楽も現代においては、確実にありますよね、、、。
 イージーリスニングというやつ、、まあ、これも死語という感じなんですが、、、。 だって、とてもBGMにはとてもなりそうもないような曲がデパートや、レストランの天井につけられたスピーカーから流れている事って、けっこうありますよね、、、。

 要はある程度絞られた音量で、スピーカーから流されたら、どんな音楽でもBGMになってしまうんですよね、、、(;一_一) 。

 ところで、さっきからラジオからながれているクラシック・ギターのコンサートの実況録音ですが、ソロのときはまだマシだったんですが、他の楽器とのアンサンブルになったら、ギターの細かいところが良く聞こえないなあ〜、、、。 某局が流すクラシックの演奏会の実況録音って、国内で録音した、自前の音源はいつもこんな感じで、音像が遠い、、、。 私ならこうは録りませんよ、、(-_-) 。

 そろそろ聴くのヤメて、他の事しようかな、、演奏者さん、ごめんなさい m(_ _)m。

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2014年10月06日

去年のブログをみて、考えること、、。

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 なんだか、随分寒くなってきました。 

 その一方で、台風なんぞが来たりもしましたが、、そろそろ夏が秋になり、冬の足音が聞こえてきた感じです。

 例によって「あまり書くことが無いな〜、、」と思うと 一年前のブログを見たりするわけですが、今日も題材に困って、みてみました(http://soboro.sblo.jp/article/77650256.html?1412597793)。

 自分で言うのもナンですが、結構面白かったです、音楽とメディアの話というか、いろいろ書いていましたが、最近ああいう面白さというか、文章の切れ、、というかが、ナイ、、、なあ〜と思い、反省しました、、(ーー;) 。

 そのブログにも書いてありましたが、レコードとか、テープとかが無かった時代にも、音楽はこの世に存在していて、音楽を聴く人は必ず演奏者の前にいた、、、。 これって、当時は当たり前だったんですね、、。でも、現代の場合、音楽が鳴っている場所に、演奏者がいることの方が珍しい、、、。

 この違いは大きいですね、まあ、おかげで、私のようなレコーディングエンンジニアという仕事があったりするわけで、その昔の時代は、音楽を演奏する、つまり楽器を演奏することがない人が、音楽に関わるということはあまりなかったわけですよね、、、。

 でも絶対に、当時の音楽家って、大切にされていたのだろうな、、と思います。 ある演奏家がいたとして、音楽を聴きたい場合はその人に来てもらって、演奏してもらわないと、音楽を聴けないわけですから、、。 いまなら、演奏者もたくさんいますし、生じゃなくても、いくらでも音楽をきくことができます。

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 曲だって、今ならお店にゆけば、いろいろな楽譜が売っていて、楽譜を見なくても、いろいろなソフトをきけば、いろんな音楽を取り入れることができるところ、当時は誰かが楽譜を書いたり、考えた音楽を一生懸命にどういう風に演奏すれば良いか考えたり、、。

 そんな時代だからこそ、華麗な名曲が生まれたのかな、、、とも思うんですよね、、。

 生活をする為に、楽器演奏を教えたり、自分のあまりやりたく無い音楽をスタジオで録音したりといった、需要と供給に支配された経済圏のなかで、もみくちゃにされながら、生きている、、、、、様に見える音楽家達がつくる音楽って、自ずと、内容はその環境に影響を受けてくる、、ような気もします、、 ^_^; 。

 テクノロジーが文化にとってすべてが悪い訳ではなく、それによって、いろいろ新しい音楽も生まれたり、良いこともあるわけですが、音楽が産業になってからの弊害はやはりたくさんあると、いわざろう得ませんよね、、、。

 実際のところ、現代のあらゆる音楽は、クラシック音楽を基礎にできている、という要素が多いですから、これから先、何百年というスタンスで考えてみると、メディアで複製され、商業化された音楽が、世界の地球上のあらゆる場所で、まだ文明化される前の生活圏から生まれた民族音楽も含めた、クラシック音楽に比べて、音楽の豊かさを、後世の音楽に、どれだけ良い形で影響を残すことができるのか、、、ということを考えると、未知数な部分が多い気がします。

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2014年10月01日

Kenny Wheeler 氏のこと

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 今日は10月1日ですから、今年はあと残すところ、あと三ヶ月、、、。

 一年の三分の一を残すのみ、、、ということになりました。 これから、秋から冬へ、、、。

 って、だから、どう、、、というわけではないのですが、何となく、書いてみました。


 今年は、いろいろな音楽家、、特にジャズ系の有名ミュージシャンがたくさんこの世を去りましたが、つい先日も、あまり話題になりませんでしたが、tp、flh の、Kenny Wheeler氏が、逝去しました。

 この音楽家を、ご存知無い方も、残念ながら沢山いらっしゃるかも知れませんが、私にとっては非常に重要な演奏家でした。 

 カナダ生まれ、その後イギリスを中心に、世界で、活躍していた管楽器奏者ですが、豊かな音色、個性ある音楽性、独特の活動は、もしまだご存知無い方は、是非、一度その音楽をお聴き頂きたいと思います。

 一応ジャズ、、というカテゴリーの中で、活動している音楽家ですが、ファンキー、、、とか、ブルージーというテイストからは、おそらく全く関係ない音楽的なキャラクターを持つ音楽家でしたが、私は大好きでした、、、。

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 透明感と独特の浮遊感を感じさせる、トランペットや、コルネット、フリューゲルホーンの演奏は、技術的にも、音楽的にも、過去の巨匠、、、たとえば、クリフォード・ブラウンや、マイルス・デイビスなどと、比較しても、決して遜色あるものではありません。
 確実な個性、独特の音楽性を確立した、数少ないプレーヤーでした。

 ワールドワイドな活動と裏腹に、日本での知名度、人気は、とても限られた物であり、この国の音楽に対する聴衆の偏りをとても強く感じさせられます。

 私個人としては、もう随分前ですが、横浜で、フランスからやって来たベーシスト、アンリ・テクシエ( HENRI TEXIER)のグループでの生演奏に触れる機会があり、とても素晴らしい経験をすることができました。

 それも、最前列の楽器のベルの前、数メートルの位置で、拡声装置なしで、あの豊かで、透明感溢れる音波を感じることができたのは、本当に幸せでした、、。

 いまも、Lee Konitz ,Dave Holland, Bill Frisel らと録音した作品を聴きながら、この文章を書いています。

 もう、二度と彼の生の演奏を聴くことはできませんが、これからも、彼の素晴らしい作品を愛聴し続けたい、、と思います。 

 彼は素晴らしい曲やアルバム作品をたくさん残していますから、これからも、彼の音楽をまだ知らない人達も含めて、いろいろな人達に音楽を聴いてもらえる機会がありますね。

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2014年05月21日

早生 紫陽花 ?

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 今日は、道端で、今年はじめての紫陽花の花を見つけました、、、( ^ ^ )/ 。 上の写真 ↑ 。

 まだけして満開ではなく、小さなツボミが密集しているうちのほんの少しだけが咲いている状態ですが、個人的には今頃の感じが一番好きです。 この頃が、葉っぱの元気もあって、活き活きして見えます。

 咲き始めた紫陽花の話題を書こうと思いながら、作文のBGMを選んでいたら、なぜかグールドがピアノ2台多重録音で演奏している、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」を選んで、それをききながら、この文章を書いています (^_^;) 。

ココまで書いて、その音楽を意識して聴いてみると、花びらが徐々に、スローモーションで咲いてくる様を描写している音楽に聞こえてくるから不思議です。 

 この演奏をきいていつも思うのは、どちらかを先に録音してそれにあわせて、2台目のピアノを弾いて録音しているのだと思うのですが、自由自在なテンポやアーティキュレーションの変化が、同じ人間が弾いているにしても、あまりにもピッタリと合っていて、まるで、双子のグールド兄弟がいて、それこそ、ドイツの、コンタルスキー兄弟の様に、2台のピアノ演奏が、あまりにもピッタリ合っている事が、不思議でなりません、、、。

 考えられるとしたら、多重録音する、テープレコーダーにクリックを入れて、それを聴きながら録るとか、ビデオをシンクロさせて、自ら指揮した映像を見ながら演奏する、、、とかという方法が考えられますが、実際のところはわかりません。

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 昨日はYouTubeを現代の若者達が、聴く事に依って、お金をかけずにいろいろな音楽を聴く事ができて、それは音楽的に様々な作品に労せずして触れられるので、素晴らしい事だ、、と言う内容の事を書きました。

 それに関しては、いろいろと意見のある方もいらっしゃるかも知れません、、、(^_^;) 。

 たとえば、昔の様に、なけなしの小遣いをはたいて手に入れたアルバムを、かたずをのんで、スピーカーの前に座って心して聞くのと、パソコンに向かって、お気軽にクリックを繰り返していろいろなモノをとっかえひっかえ聴く、、というのとでは、音楽を聴く、緊張感や、有り難味みたいなモノは随分違うのかも知れません、、、 (ーー;) 。

 そういう意味では、You Tube と LPのアルバムを聴く事との違いに近い事として、LPレコードとCDアルバムを聴くということも、随分違う感覚だと思います。

レコードのジャケットを棚から取り出し、外側にかぶせてあるビニール袋をとり、うやうやしく、盤の入ったジャケットからレコードを取り出し、レコードプレーヤーのターンテーブルの上に載せ、ホコリやゴミをクリーナーでとり、静かに、トーンアームを手で持ち上げ、レコードの外周にそっと下ろす、、、、。 これって、今考えると、茶道の所作のような、、というか、もうほとんど、儀式の様な動作ですよネ、、、?。 

 といったところで、かなりお手軽な動作で、選曲できるパソコンに読み込んだ音源で、グールドから、BGMをクレーメルのPiazzolla: El Tangoにかえて、ミルバの唄を聴いたところで、かなり字数がかさみましたので、今日はこの辺で、、、<(_ _)> 。

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2014年05月17日

たまには音楽の話

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 せっかく晴れても、空の雲が無くて面白く無い、、、なんて書いていたら、今日の雲は少しダンダラ模様というか、少し面白かったですね、、。 少し写真に撮りましたが、それはまた、別の機会に、、、(^_^;)。

 ミェチスワフ・ヴァインベルクの話し以来、随分長い間、音楽の話しを書いていませんが、あんまり音楽を聴いていないんですよね、、、。 もちろん仕事では聴いていますが、、、。 もうそれだけでたくさん、、、と言う感じで、、、(´Д` ) 。

 世の中にはたくさんの素晴らしい音楽があり、ひとたびそれに出会えば、その恩恵に預かり、感動することができるわけですが、、それは一般の聴衆の方の話し、、、。 しょっちゅう色んな音楽を聴いたり、それに関する仕事をしていると、楽しみで音楽を聴くということは、ほとんど無いんですよね、、、(´-ω-`) 。

 これはある意味非常に損な話しだな、、、と思います。 まだ何にも知らなかった頃、、、毎日の様に、浴びる様に音楽を聴き、いろいろな事を考えたものでした、、、。 新しい音楽に出会う度に感動し、その音楽がどのようにできているのか、繰り返し聴きました。
 解らなければ、解るまで聴く、、、( ̄□ ̄;)、、。 繰り返し聴くうち、いろいろなものが見えてくるときもあれば、どんどん嫌いになってゆくこともありました。

 純粋なリスナーから、音楽を創る側の世界に入ってからは、また違った見方(聴き方)をする様になり、より専門的な、知識や、経験を得てからは、それまでと、音楽の聴き方もかわりました、、、ネ。

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 これが一つの境目だったような気もします。 いろいろ細かい事に気がついたり、マニアックな聴き方をする様になって、ある意味、深く音楽を理解しているのかもしれませんが、新鮮な感動とか、驚き、みたいなものがほとんどなくなってしまった、というところも否定できません。
 
 そのマニアックな状態で、感動する、というか、面白く感じる音楽が、はたして、本当に良い音楽なのか、、、という事を悩んだ時期もありました。 音楽の制作に関わる者として、一般聴衆とあまりにもかけ離れた音楽的な価値観は仕事の上で、かえってマイナスになるのではないか、、、ということを意識したのも、その頃だったと思います、、、。

 きょうは何だかマジな話しになってしまいました、、、ネ (x_x) 。


 最後に、今日コンビニの前を通ったら、「余計なものを入れないで作りました」というスイーツの宣伝のポスターみたいなものがありました。 

 「いままでどんなもの入れてたんすか、、、、?」と、おもいました。 
 
 ああいうコピーがまかり通る世の中って?、どうなんでしょ。


 終わり、、、、 ( ̄(工) ̄)/。
 

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2014年03月04日

記憶の中の音楽

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 今までに、いろいろな音楽を聴いてきて、それは記憶の中にある訳ですが、その音楽そのものは、再び聴かなくては体験できるわけではありませんが、何度も聴いている音楽(音源)の場合、脳にこびりついている、というか、かなり長い年月聴かなくても、しっかり頭にイメージできるということがあります(よね?)。

 自分の手元には,それらの様々なたくさんの音源があるわけですが、私の場合、それらを毎日の様に、とっかえひっかえ出してきて聴く、、ということは、あまりないんです。

 それでも、何かの折りとか、仕事上必要があったり、掃除や部屋を整理しているときに、たまたま出てきたり、思い出したりして、何年も聴いていない音楽を聞くことがあります。 今の私の音源コレクションはほとんどCDですから、LPに比べ、手軽に聴くことができるはずなんですが、それでも、私はそれらの音源を聞くことは、あまりしません。

 その理由は二つあります、一つはただ単純にめんどくさいから、、^_^; 。 もうひとつは、実は緊張するんですよ、、つまり、なんというか、久しぶりに聞く音源が、イメージと違うことがあるんです。 そうでもないことの方が多いのですが、それなりに選んで手に入れた音源のはずなのに、「あれ,,?これ,ちっとも面白くないな、、」とか、「こんな音楽だったっけ、、とか」、飽きるほど聞いて、頭の中にイメージができていたはずなのに、それが壊れてしまうというか、、、。こんなはずではなかったんだけど、(;゜∀゜) 、みたいなことがたまにあるんですよね、、。 

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 それが少し怖くて、聞けないんです、、。 別にそういうことがあっても良いはずなのかもしれませんが、何か、価値観がひっくり返されるというか、、大切にしていた思い出が壊されるというか、、、。 初恋の人に,同窓会で久しぶりに会って、「あれっ」、みたいなことなのか、、、よくわかりませんが、、。 

 逆に良かった、前はあまりそれほどは好きではなかったけれど、なかなか素晴らしいな〜と思うこともごくタマにあって、それは幸せなことなんですが、、、。 逆の意味で怖いのは、何十年も聞いていない音源なのに、久しぶりで、心して聞いてみたけれど、信じられないくらいに、イメージどおり、、、それはそれで、安心もしますが、なんだかつまらない、、、( ̄□ ̄;)。

 まあ私の場合、いろいろ思い込みが強いのかもしれませんね、、。

 ちなみに、昨日の、この一枚でとりあげた、「Claus Ogerman & Michael Brecker ‎– Cityscape 」は久しぶりに聞いて、結構感心した作品なんですけどね、、。 以前からLPで聞いていて、記憶の中にしっかり刻まれていて、でも何年もきいていなくて、たまたまCDを手に入れたのが、何年かまえ。その時改めて聴いてみた時は、それほど感激はなかったです。 まあ、アナログで持っているより、CDのほうが、手軽に聞けるし、音も変わらないかな,,という程度。
 でも最近久しぶりに聞いて、何だか印象がちがうんです、いい意味で、、。  人間ですからいろいろ趣味や趣向がかわることもあるのでしょうが、なんだか不思議な感じがするんです。

 ちなみに、自分が関わった作品は、何年も経って聞いてみても、それほど印象が変わるということはないんですよね、何故か、、。

 自分のことって、自分が一番わかっていると思っていたのですが、意外とそうでも無いのかも知れませんネ、、、。

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2014年02月10日

マスネという人が書いたピアノの曲。

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  今日はフランスの作曲家マスネ( Jules Massenet 1842 - 1912)の事を書いてみたいと思います。

 マスネの名前をご存知の方が、いらっしゃるとしたら、バイオリンの曲、タイスの瞑想曲という曲の作者としてだとおもいます。
 ヴァイオリン名曲集みたいな楽譜や、CDにクライスラーの曲なんかと、一緒に収録されている小品ですが、実際にはあの曲はオーケストラとヴァイオリン独奏の曲で、実は、オペラの中の一曲なんだそうです。 

 なぜか今はあまり有名でないこのマスネという人は、ドビュッシーより20年早く生まれているフランスの作曲家で、当時はフランスでかなり人気があるオペラの作曲家だったそうです。
 私がなぜこの人について書こうと思ったのかと言うと、ふとしたことで、たまたま手に入れた彼の手になるピアノ曲集のCDを久しぶりに聴いたからです。

 フランスの近代のピアノ曲で有名なモノと言えば、ドビュッシー、ラベル、サティーなどですが、彼らの先輩にあたるマスネもそれなりの数のピアノ曲を書いている様です。

 それらを聴いて思う事は、とても自由な形式の曲が多く、それらはフランスらしいエスプリに満ちていますが、節回し、展開のしかたなど、なぜかドビュッシーを思わせるところがたくさんあるんです。でも、考えてみたら、マスネはドビュッシーは彼より20歳も年下で、生徒でこそなかったものの、ドビュッシーがパリ音楽院在学中に教授を勤めています。 

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 以前評論で、ドビュッシーは若い時は、先輩のマスネや、フォーレに影響を受けていた、、という文章を見た事がありましたが、このマスネのピアノ曲集をきいて、正直あまりにもドビュッシーがマスネの強い影響を受けていることにびっくりしました。 それも、私が感じていた、ドビュッシーの独自性がある部分が、多くは、マスネの影響の下にあるのではないか、と思う程です。

 まあ20歳年がちがうとはいえ、ほぼ同じ時代に生きた音楽家同士ですから、共通点があっても、なにも不思議ではないと思うのですが、、。 ドビュッシーがマスネの曲を自分なりに分析したり、ピアノ曲を自分で弾いていたことは間違いないのでは、、と思います。 なにしろまだ、レコードというものはまだありませんから、演奏を聴くか、楽譜を演奏しなければ、曲に触れる事はできません。
 作曲家が、他の作曲家の作品を演奏すれば、当然影響は受けますよね、、。 好きならば余計に、、。

 若きドビュッシーはピアニストをあきらめて、作曲家になろうと決心したとき、最初マスネに習うつもりだったらしいのですが、なぜかそれは実現せず、他の先生についています。

 なんだか、マスネの話を書こうとしたのに、ドビュッシーの話ばかりになってしまいました。 マスネはなかなか面白い音楽をたくさん書いています、機会がありましたら、是非聴いてみて下さい、、ネ。 しかしそれにしても、何故あまり演奏されなくなってしまったんでしょうか、マスネの曲は、、(・_・;) 。

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2014年02月09日

作曲家の仕事

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 今日はなにを書こうかな、、ん〜かくことがないな、、、なんていうときは、去年の同じ日に、何を書いていたのかな、、?っと見てみる事があります。 

 2013年の2月9日はどんな事を書いていたんだろうということで、見てみましたが、なかなかマニアックな記事を書いていましたよ、、 ^_^; 。http://soboro.sblo.jp/article/62206765.html?1391946515  まあ、いつもマニアックな話題が多いので、べつに驚きもしませんでしたが、、。 
 そこにとりあげてあるオーストリアの作曲家、アルバン・ベルクの「ピアノとヴァイオリンと13の管楽器の為のコンチェルト」。 先日書いたグールドのラストレコーディングのワグナーの曲(あれは13個の小管弦楽)もそうですが、西洋では13という数字は聖書がらみで、不吉な数とされているはずですが、偶然に13個の楽器ということになったのでしょうか、、?。
  去年手に入れたピアニスト内田光子さん、ブーレーズ、テツラフのあの曲のアルバムには、わざわざモーツァルトの13人編成の別の曲も入っていました。

 べつに作曲家はそれほど、縁起をかつぐことなく、曲をつくっていて、それ程13という数字に敏感になっていないのかも知れませんが、、。 それにしては、本来避けることが多い、13という数字が多い気もします。

 作曲家というものは、意外と数字や、文字の組み合わせ、アナグラムなどの、遊びと言うか、トリックみたいなモノが好きな人種で、曲のタイトルや、楽曲そのものの中にいろいろな仕掛けを挿入している人が居ます。

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 バッハという作曲家がいますが、そのバッハの「B A C H」の文字に対応した音を使ったモチーフを曲の中に入れる、、ということをしている作曲家は何人もいます。

 B=シ♭、A=ラ、C=ド、H=シという、ドイツでの音名に対応した音ということになるのですが、バッハ自身もそれを用いた曲をかいているので、それに習ってということもあるのかもしれません。
 大切な自分の曲に、名前の文字を当てた音を主題として使用する、ということは、面白いことではありますが、純粋に音楽的なことを考えれば、ちょっと邪道、、、?。 意外と、作曲家達も、モチーフや、曲の構成を考えるのに苦慮しつつ苦しみながら、発想していたのかも知れません。
 
 一口に作曲といっても、今は、自分で演奏したり、歌ったりしたモノを録音したり、パソコンに入力して、編集したりして、曲を組み上げてゆく手法が増えていますが、ハイテクの無い時代は、ただひたすら、五線紙に書き込むという作業がほとんどで、余程発想がはっきりしていなければ、一音たりとも書き込めなかったでしょう。

 作曲家はかなりの発想力や、構造を構築する力が必要だったと思います。彼らの頭の中には、どれだけ膨大な量の音楽が、詰め込まれていたのでしょうか、、、考えてみると、何百ページにもなる交響曲や、複雑なフーガを頭の中だけで考えて、楽譜に書き込んでゆくという作業は、空恐ろしいほどの想像力ですね、、。

 今年の2月9日もマニアックな話題になってシマイマシタ、、( ´ ▽ ` )ノ。

 
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2014年01月12日

インフラ

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 音楽について、しばらく書いてきましたが、要するに、今の世の中は音楽がたくさんある、、。昔に比べて地球上にいる人間の数は増えていますし、音楽をする人口、も随分増えている、、。 つまり、音楽と言うものが産業として成り立つということが、現代社会においては起きているわけです。 

 芸術というものは、本来産業とは全く縁がないものですが、人の手によって一つ一つつくられる、音楽というモノは、絵画や彫刻とちがって、無尽蔵に複数コピーしても宣伝をチャンとすれば、ある程度売れてゆく側面を持っています。 

 先日から書いている様に、優れている作品であるから、という理由よりも、売れ易いから、商売になり易いからという理由で、多くの音楽作品が、その道のプロ達に依って、量産されているわけです。 その事に依る弊害はもちろん数知れず、様々な問題がありますし、多分今迄にもこのブログでそのことについて、いろいろ書いて来たと思います。

 その事実を、かろうじて、ある程度受け入れるとして、一方で、商業、産業となった音楽が、それによって受けた恩恵というものには、どういった類のものがあるでしょうか、、。

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 私の分野でいえば、世界で作品がヒットするような、ポピュラー音楽の世界ができたおかげで、さまざまなインフラ、、つまり、録音システムが考え出されて、それらの機器が、デジタル化によって、低価格化され、ワールドマーケティングではない、インディーズの音楽制作現場でもでも、使われる様になったということがあると思います。

 もしポピュラー音楽が無かったら、録音技術の今の様な進歩は決して望めなかったということは、間違いないと思います。

 現代でもいわゆる、芸術音楽のみが音楽の全てであったならば、録音機や再生機器のレベルは、エジソンが発明したものから、それほどの進化をせず、已然原始的なものであったかもしれない、ということは、想像に難く無い事実だと思います。 

 かねがね私は現代文明の矛盾や、問題点を自然や、芸術などを例えに、いろいろなかたちで論じてきましたが、私が本業にしている録音技術というものは、まさにその現代文明そのものが生み出したものなんですね、、、、、(^_^;) 。

 ではその、技術を如何にして使えば、より良い音楽芸術を創り出すことができるのでしょうか、、、。

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2014年01月10日

きょうはまじめに、、。

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 いろいろな音楽があり、それがいろいろな人達に聴かれているわけですが、当然のことながら、音楽には作り手がいて、それぞれの思いをもって、楽譜にしたり、音源を制作したり、演奏したりしているわけですが、それは全て、音楽家の頭の中というか、基本的には聴衆が目の前に居ないところで、しこしこ作っているわけですよね、、。

 とても孤独な作業、、。 机の上や、ピアノの前に作曲家がいて、頭で考えた音を、ああでもない、こうでもないと紙に書いたり、狭いスタジオになかで、必死に演奏して録音する、、、。 いってみれば、コンサート会場や、ライブの現場というのは、一種はれの舞台で、聴衆にとっては、それがある意味全てなのかも知れませんが、実際には、一つの曲ができて、人前で演奏する迄には、作曲からはじまって、演奏する音楽家達の毎日の生活や、それ迄の経験、言ってみれば、人生が詰まっているのかもしれません、、。

 楽譜という形、音源という形など、いろいろな形でこの世に音楽が運良く残ったとしても、それが演奏されたり、プレイされない限り、この世に存在していることすら、ほとんどの人には知られずに忘れ去られてゆく、、。

 たくさんの音楽家の頭の中にある音が、楽譜にされたり、音源として記録されることは実は稀な事であり、ほとんどの「音」達は、音楽家の頭の中からも消え去り、どんな熱演も録音されることなく空間に消え去ってゆく、、。

 優れた(といわれる、?)作品なら、必ず後世に伝わる、、。そんな事がいわれていますが、正確には優れたものなら後世に伝わること「も」ある、、、というのが正しいでしょう。 音楽の父と言われる J.Sバッハの作品でさえ、大方の作品は複雑で、演奏する事も難しく、彼の死後は、かなり長い間、演奏されず、再評価する人達がもしいなかったら、私たちの耳には決して、届かなかったかもしれません。

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 どんなに素晴らしい作品ができたと思っても、演奏が難しかったり、編成が大きかったら、演奏の機会は限られてくる、、。 馴染みの無い楽器を使った曲は、自ずと聴衆には敬遠され、大編成でなければ演奏できない曲も、予算の関係で余程の人気がないか、スタンダードになっていない限り、演奏の機会は与えられないでしょう、、、。

 音楽は素晴らしい、音楽が無い人生は考えられない、、と多くの人は言いますが、その人達がいう音楽の多くが、気の遠くなる程の、いろいろな事情をくぐり抜けて、やっと私たちの前に姿を現した、希有なものであるということを、最低でも、年に一度位は考えて欲しいと思うんです。 

 農作物のほとんどが、何千年の時を越えてきた種類であり、それを絶やさず作り続けてきた人達がいるおかげで、種が保存され、現在まで生き残り、栽培されているという事実と全く同じ様に、音楽というものの尊さ、自然の営みのように、繰り返し、いろいろな音楽家が人生の貴重な時間を費やして、創り出した音楽の意味と言うものを考える機会がどれほどあるのでしょうか?

 音楽を聴く人も、つくる人も、それについて考えれば、何かが違う、有意義な毎日をおくれるに違いないと、わたしは思いながら、音楽に関わっています。 メロディーが美しい、心地よいリズムがあるという、ただ楽しむ、慰みとしての音楽を受け入れる以上の意味が、良い作品にはあると思うのです。

 すぐれた作品を選び、感じ、味わい、限られた人生の毎日の貴重な時間のなかで、音楽と共にすごす、、、。 このことの本当の意味は、どれだけ考えても、ハッキリとはわからないのかも知れません、、でも、優れた作品に触れる事によってだけ得られる、有り難さを知ったときに、その人の人生にはちょっとだけ、無駄な時間が少なくなるのかもしれません。 

 こういう意味で本当に良い音楽が社会にひろがれば、きのう書いた様な、愚かな酔っぱらいや、人生の無駄な時間を過ごす人間はいなくなる様な気がする、、、というのは、飛躍なんでしょうね、、、(^_^;) 。

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2014年01月04日

ジャンル分けって、、。

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 きのうのジャンルの話ですが、結局ジャンルで分けるというのは便宜的なものなんだと思うんです。 

 クラシックなんて、本来「古典」というような意味で、現代、つまり、その時代に生きている人達が聴く音楽で、その人達が生まれる前に作られた音楽、という意味でしかなかったはずですよね、、。 モーッアルトの時代の人にとって、バロック時代の音楽はクラシック、バッハもクラシック、、。 
 人に名前がある様に、音楽にもカテゴライズの名前がある、、、? でもそれはおかしな話で、一つの曲に名前があるのは良いですが、ジヤンル分けが是非ものというわけではないと思うんです。それに曲の名前も必ず付けなくてはならないということはありませんよね、、?。 ソナタとか、良く副題がついていますが、例えばベートーベンの「月光ソナタ」とか、、あれってほとんどの場合、作曲者が付けていない場合も多いです、、月光はどうだったか忘れましたが、、、。 何番何調、作品番号何番という分類では学者でもない限り、曲の区別はつけにくいですよね、、、。他の曲と区別する為に曲名が俗称にししても、ついている場合があるわけですが、ジャンルもそのような都合でついているだけなんだと思うんです。

 極端な話、ジャンルで音楽の内容を判断するということは、人を見かけで判断する様なもの、、。 でも、ジャズっていうジャンルはいろいろな意味で、そのジャズっていう言葉にいろいろな固定概念がついてまわる音楽ですよね、、まあクラシックもそうなんですが、、、。

 一昔前の話ですが、ジャズは「難しい音楽」、クラシックは「上品な音楽」、、、みたいなレッテルがありました。ポップス、流行歌などとくらべると、「高尚な、、」という印象がありました。 実際に、ポップス、流行歌は誰にでも、わかる=楽しめる音楽として、商業的に作られているというか、レコードやコンサートのチケットがたくさん売れる様に、歌詞から,メロディー、アレンジまでより多くの人がわかり易いように仕上げてあるわけですが、、。  


 
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 でも難しいという印象がある音楽だから、全ての人が敬遠するという訳ではないと思うんです。 若い人、私もかつてそうでしたが、あえて,人があまり聴かない音楽に触れてみたいというか、半分恐いもの見たさという事もあると思うんです。 その程度のひねくれというか、気負いで音楽を選ぶのなら,まだ可愛いのですが、俺はロックじゃなくてジャズを聴いているんだ、、お前には解らないだろう、、、?、ああいう高尚な音楽は、、、?。という様な感じで、ジャズを聴いている人がいますが、あれは嫌らしいですね、、(-_-;) 。

 もう随分居なくなってきた気がしますが、そういうスタンスのジャズファンは意外と多く、私は大嫌いです。だって、そういう人と話しても,大体,音楽の話はチンプンカンプン、、簡単にいえば、ミーハーな感じの人が多いですネ、、。 そういうジャズファン的な人種を見て、健全な音楽ファンというか、常識人が、ジャズを敬遠してしまうところがあるのは、否定できない気がします。

 ただ、ジャズにしろクラシックにしろ、誰でも解る,楽しい音楽なんだ、、というつもりは、さらさらありません。だって、いろいろ複雑ですし、それなりの知識や感性、経験がないとすぐには楽しめるわけではない、、、だからこそ,奥が深く、いろいろな楽しみ方があるんだとおもいます。  

 ここまで書いてきて、ジャンル分けは意味がない,,,という話だったはずが、そのジャンルの存在を認めた様な話になってますね、、この文章、、(^_^;) 。アリャリャ、、(>_<) 。 

 賢明なこのブログの読者の方なら、とっくに気付いていらっしゃったと思いますが、、、 (・_・;)!。 


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2014年01月03日

音楽のカテゴライズについて

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 今日は正月の、3日、、。 今は夜の十時を廻ったところですが,今日はまだ一度も外に出ていません。 たまには寝正月もいいもんです。

 実は音楽について、いろいろな事を考えていたのですが、、マジメに、、(^_^;) 。 音楽を分類するジャンルというものがありますが、あれって主に商業的な理由でつけられたというか、売る側の都合で分けられたジャンルなんだと思います。

 なんでこんな事を改めて、いまさら考えたのかというと、ピアソラの音楽を聴いていて、ふと思ったんです。アストル・ピアソラという人は、アルゼンチンに住んでいた(実はアメリカにも子供の頃住んでいたり、フランスとかにも住んでいましたが)ので。バンドネオン奏者だし、タンゴの音楽家ということになっていますが、ピアソラの音楽をタンゴと呼ぶには、マジメに考えると無理がある気がするんですネ、、。

 何が言いたいかというと、例えば、ある音楽をそれを聴いた事が無い人に説明する時、クラシック,だとかロックだとか、、そう言うふうに説明する事が多いと思うのですが、それが本当に正しい、つまり正しくイメージを伝えられる言い方なのか、、、? ということなんです。 まあ、音楽とか食べ物とか、それを本当に体験しないで、言葉で内容を伝えるということは、当然の事ながら、無理があるんだと思うんです。 

 ロックといっても様々、いわゆるロックンロールと、パンク、ヘビーメタル、とプログレ(アートロック)では、全くちがう音楽なんだと思うんですね、クラシックでも、ボッケリーニのメヌエットと、シェーンベルクの浄夜は全く違う、、(~_~) 。

 いろいろな人が、それらの音楽を実際に知っていれば、その人達に説明というか、情報を伝達する時には、細かい事を考える事なく、ジャズ、だとかロックだとか、いろいろ安易に説明して良いとおもうんですが、何かもっとあらゆる人にわかり易い、今までのジャンル分けではない様な、やり方、言葉があって良い、、というかあった方が便利ではありますよね、、、。

 そんな、いろいろ説明をするより、最近なら、音楽をYou Tubeで実際に聴けば、ジャンルなんて関係なく、すぐに内容がわかるという事なのだと思いますが、、、。

 このブログでも音楽の話は当然多いわけですが、ジャンル分けというものは、とても便利であると同時に、大きな弊害というか、音楽の内容が正確に伝わらないと言う欠点ががあると思うので、どうにかしたいという気がしています。

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 たとえば、フランクザッパ、、、ってご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカのコンポーザー兼、ギタリストというか、音楽家がいたわけですが、その人はもしかしたら自分はロックミュージシャンだと思っていたと思うんですが、アメリカの音楽雑誌で主にジャズの事を書いてある、Down Beat に彼の活動の事が,特集されていたりするんですが、日本では絶対ジャズ系の本には載らなかった人ですよね、、、。
 でも彼の活動は、あまりにも多岐にわたっていて、一言で、「ロック」というジャンルには絶対入れられない音楽だったと思うんです。

 こうしている間にも,私はアストル・ピアソラの晩年のバンドのスイスのルガーノというところでのライヴを聴いているわけですが、これは、タンゴではなく、タンゴという音楽に軸足をおきながら、アストル・ピアソラという人が考えた極めてオリジナルな、独自の音楽、、。
 主にクラシックやジャズの影響を受けつつも、それらを見事に消化してみせた、稀な例、なんだと思います。

 ジャンル分けが好きな、、、?国民性の日本においては、最近まであまり評価されて来なかった音楽ですが、これは素晴らしい音楽だなと、あらためて感じるとともに、ジャンル分けがつくり出す、聴衆の固定概念というものは強烈で、これは、独自の,ジャンルにとらわれない表現をしていればいるほど、その音楽家にとっては足かせとなってしまうんではないか、、と思います。

 実際に、ロックは聴くけど,ジャズは聴かない、、とか、ジャンルで分けて音楽を聴いている人って、多いですよね、、。ラーメンは食べるけど、日本蕎麦は食べないとか、カレーは食べるけど、エスニック料理は食べないなんていう人もいるわけで、それは料理人や音楽家など表現している人達にとってには罪な話だと、私は思います。

 みなさん今年はジャンルの壁を破ってみませんか、、、( ^ ^ )/、?
 
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2013年12月28日

ヒンデミット Paul Hindemith

28-1.jpg みなさんヒンデミットという作曲家をご存知でしょうか? 1895年生まれ、1963年没のドイツの作曲家、、、。 有名な曲は「交響曲 画家マチス」この曲のタイトルを知っている方は、少しはいるかも知れません。
 
 私はこの曲をまだ若い頃(20代)に、友人にカセットで聴かせてもらいました。でもそのとき、ヒンデミットとほぼ同世代のフランスの画家、アンリ・マティスのことを題材にした、、、ときいていました。ところが、最近中古レコード店まわりの収穫として、ヘルベルト・ケーゲル指揮、ドレスデン・フィルハーモニー、ドイツシャルブラッテン・レーベルのCDを廉価で、手に入れたので、改めてこの曲と、その作曲家のヒンデミットについてしらべてみました。

 すると、、このマチスというのは、前記したフランスのマティスではなく、16世紀のドイツの画家、マティス・ゴートハルト・ナイトハルトのことだということがわかりました、、(^_^;) 。 私は何十年も勘違いをしていたのだと思うと、恥ずかしい一方、やっと本当の事がわかって、なんだかホッとしました。
 ところで、このヒンデミットという人、存命当時はとても高い評価をされていた人らしく、わたしはもちろん好きな作家でありましたが、その割に、現代の評価はあまりにも低い気がします。

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 ナチスドイツに反抗的な態度をとっていると判断されたヒンデミットはいろいろな迫害を受け、「交響曲マチス」と同じ題材の「オペラ」は一度は上演禁止にまでされたらしいのですが、当時のドイツ音楽最大の権力者、作曲家でもあった、フルトベングラーがナチスに逆らってまでヒンデミットを擁護したということで、初演は彼の指揮で実現。 フルトベングラーは、全面的に彼を応援していたようです。

 フルトベングラーも、ヒンデミットも結局はナチスと決裂し、国外へ逃げることになるのですが、初期のナチスに協力したということで、フルトベングラーはその後、国外では、なかなか思う様に活動できなかったようですが、ヒンデミットは68歳でなくなるまで、様々な活動を続けた様です。

 私は思うのですが、ヒンデミットは、以前書いたイギリスの作曲家ブリッテンとならんで、近代の素晴らしい作曲家として、非常に重要な位置にある人だと思うのですが、いわゆる12音技法や、前衛的な手法を使っていないなど、音楽的には多少地味な側面を持っているため、その他の現代音楽の派手な作品にくらべ、過小評価されている気がします。
 なぜこの人が,ストラヴィンスキーとおなじくらい有名でないのか、、私には理解できません、、、(ーー;) 。
 ヒンデミットは交響曲だけでなく、とても多くの楽器の為に書いた協奏曲や様々なソナタをはじめ、膨大な優れた曲をたくさん残しているので、皆さんも是非機会があれば、聴いてみて、イマジネーションゆたかで、緻密な作風を味わってみてください ( ^ ^ )/。

 ピアノソナタは、グールドも演奏していますよ、、。

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2013年12月17日

Arthur Grumiaux のはなし

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 12月15日にたまたま手に入れたバーゲン品の4枚のCDの中にあった、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲、、。 演奏していたのはArthur Grumiaux ー アルチュール・グリュミオー( 1921〜1986) という往年の名演奏家でした。

 あのアルバムがかなり気にいったので、今日も書いてしまいます、アルチュール・グリュミオーの話 、、( ^ ^ )/ 。

 いろいろヴァイオリン音楽が大好きなわたしですが、なぜかこれまで、グリュミオー 氏の作品は一度も購入していませんでした。

 一番好きなギドン・クレーメルだけでなく、いろいろな演奏家のアルバムを持っていますが、クレーメルの作品が多すぎて、限られた時間のなかで、正直他の演奏家のアルバムを聴く機会は、それほど多くはありません、、、。初めて手に入れたグリュミオー 氏のベートーベンにすっかりやられてしまった私ですが、これまでに一度も演奏を聴いた事がないわけではありません。

 ラジオやその他、いろいろな所で、いろいろな曲をグリュミオー 氏が演奏している録音を耳にした事はありました。特に優れている、と思ったことはありませんでしたが、いま考えてみると、人間ですから、得意、不得意というものがあり、彼の最良の演奏を聴けてはいなかったのかもしれません、、、。

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 今回彼のベートベンの協奏曲をきいてから、どんなレパートリーを録音しているのか、ざっとですが、調べてみました。すると実にたくさんの曲、広範囲にわたっていろいろな曲を録音しています。 バッハやそれ以前の曲、モーッアルト、ブラームスやメンデルスゾーン、ラヴェルやサンサーンス、ヴュータンやラロ、イザイなどフランス、ベルギーものをはじめ、バルトークやベルクにいたるまで、、。とくに有名なのはピアニスト、クララ・ハスキルとのコンビで録音したモーッアルトらしいのですが、わたしはまだ聴いていません。
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 いまこのブログを書きながら聴いているのは、you tube にあるバッハのソナタとパルティータ、、、。これをきいて意外に思ったのは、Partita #1 In B Minor, BWV 1002 - Correnteの演奏の仕方です。 シゲティーをはじめ、多くのドイツ系の演奏家がしているのとは異なるしかたとして、八分音符にスラーをかけず、スタッカート的に演奏しているのですが、このやり方は、クレーメルが、三回目のパルティータの録音ではじめてしたやり方なので、どちらかといえば、ドイツ系の血筋をもつクレーメルが、彼が独自に考えて弾いていたのかと思っていましたが、もしかしたら、グリュミオー,もしくはいわゆるフランコベルギー派の演奏に影響をうけているのかもしれません。

 いま聞いているソナタとパルティータの演奏は、極めてなめらか、音程も良く、かなりの名人芸です。独特の深みと軽さが共存した甘い音色ですが、表現は優雅でこそあれ、決して軽くはありません。
 いま私はこの曲だけで、多分8種類の録音をもっていると思うのですが、近いうちにこのグリュミオー 氏の音源も加わりそうです、、(^_^;) 。

 膨大なレパートリーを持っていたグリュミオー 氏が亡くなったときには80枚近い全集が発売されたそうで、録音の数もかなり多かったのだなと思っていました。
 
 写真のジャケットは、バッハのヴァイオリン協奏曲から、、。  昨日にひきつづき、少し早めのアップ、、、(^o^)/v 。

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2013年12月16日

Arthur Grumiaux の Beethoven

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 昨日のブログ、オフなので、行った中古レコード屋さんで手に入れた、4枚のアルバムの中で、今のところ一番気に入っているのは、Arthur Grumiauxのバイオリンに依るベートーベンのヴァイオリンコンチェルト。

 何が好きなのかというと、とにかく音がきれい、、、。ヴァオイリンの音色が美しいのは、クレーメルで、慣れているつもりですが、この人の音は本当に美しい、、。腕はもちろん良いのでしょうが、ヴァイオリン本体や弓もきっと素晴らしいのでしょう。昔はFM放送などで、いろいろなヴァイオリン・コンチェルトがかかると、このグリュミオーの演奏が良くかかったものです。 1921年の生まれの巨匠です。

 でもわたしは、実は、お恥ずかしい事に、この人の演奏のアルバムは一枚も持っていなかったんです、、、(^_^;) 。 演奏のしかたは、ちょっと後輩のミルシュテインにも似た、高貴な感じですが、もっと太く力強い感じですね、、。 
 ミルシュテインはウクライナ出身ですが、フランコ・ベルぎー楽派と言われるひとですから、ベルギー生まれのグリュミオー氏と、音楽的な共通点があってもおかしくは無いですね。 調べてみると、デュメイはグリュミオーの一番弟子的な人みたいですね、、、。でも彼は先生と比べると格が違いますねちょっと、、、(^_^;) 。

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 このアルバムの素晴らしいところは、もう一つ、コリン・デイヴィス振るところの、オランダ、アムステルダムのローヤル・コンセルトへボー・オーケストラ、、、。1971年の録音ですから、いまから32年前の録音ですが、コンセルトへボーは大きなホールなんですが、その大きさにふさわしい豊かな響きと豪華なたたずまいがある演奏です。 弦、特にバイオリンセクションのバランスや、木管,金管のバランスは、近年よりいい感じがします。

 録音の質もオーケストラを客席の一番良い位置で聴いている様な、繊細かつダイナミックな音です。 コンチェルトの場合、どうしても、実演より録音のほうが、バランスが良く聞こえますが、このアルバムもそんな感じです。オケのトウッティーでも、ヴァイオリンの細かい音色の変化がしっかりわかる、というのは、現場ではなかなか体験できない、優秀な録音ならではではないでしょうか、、?

 カデンツはクライスラーのバージョン、第一楽章の二つの主題が同時に絡み合う箇所は、クレーメルのような器用さは感じませんが、ふくよかで、威厳のある、良く歌う表現をしています。

 このアルバムはオムニバスの廉価版なので、他に、ロマンスの1、2番が収録されています。こちらは70年の録音で、エド・デ・ワールド指揮、ニューフィルハーモニーが演奏しています。 このころグリュミオー氏は 50代前半、このあと持病が悪化して15年ほどで他界してしまいますので、もっとも油ののっていた時期かも知れません。

アナログ録音なので、若干のテープノイズがありますが、演奏が素晴らしすぎて、ナンにも気になりません。あらためて、ベートーヴェンのこの曲の素晴らしさも感じることができるアルバムです。 290円安過ぎですな、、、(^_^;) 。

 今日はアップが早い、、、明日は雨が降る、、、?   ( ゜д゜) 、、、ホントに雨らしいスッ、、、 (ーー;) 。

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2013年12月05日

Bill Evans のこと、、。トリオ以外のアルバムについて。

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 昨日のブログでかいた、ビル・エバンスのアルバム「What's New」。

 エバンス氏のアルバムが、何枚リリースされているかは、知りませんが、ほとんどが、ピアノトリオ、、。ちなみに私の知っている管楽器の入った彼のリーダーアルバムは6枚。古い順に書くと、リバーサイドレーベルの「Interplay」、ヴァーブの「What's New」、ファンタジーでは「Quintessence」、「Cross Current」、ワーナーレーベル では「Affinity」と「We will meet again 」の2枚づつ、、。偶然かもしれませんが、それぞれに参加しているメンバーはワーナー盤2枚に参加している、べースのマーク・ジョンソン以外は、一人も重なっていません。

 ちなみにレコーディングではさまざまなフォーマットをこなしているエバンス氏ですが、ツアーはほとんどがトリオで、私の知る限りは、べースのエディー・ゴメスとのデュオでのツアーが少しだけ有っただけだった気がします。

 生前のインタビューで、管楽器を入れて演奏すると、バンドへの自分の影響力が弱ってしまうので、あまりやりたく無い、、みたいなことを言っているのを読んだことがあります。でもそれにしては、5枚のうち3枚で管楽器とギターやトランペットとテナーサックス,
アルトとテナーなどをいれてのレコーディングをしています。
 一般には、トリオ以外の作品の評価はあまり高く無いようですが、私はそれほどつまらないモノだとは思いません。

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 共演者はそれぞれに、ほとんどが、リーダーリラスの演奏者で、いわゆるオールスターバンド的な布陣でレコーディングしていますが、どの奏者ともうまくやっている様な感じがします。アルバムによっては、管楽器奏者と曲によって、バンドではなくデュエットで入れた曲もあったり、いろいろ苦労している様な気もしますが、私にとっては、ピアノトリオとは少し違う彼の側面を見ることができて、面白い気がします。

 業界内部的な話をすれば、レコーディングというものは、ほとんどが、メージャーなレコード会社の場合、特にプロデューサーに、全ての決定権があるので、プロデューサーが考えた企画をビル・エバンスや、マネージューに打診し、承諾すれば、レコーディングが実現する、、、という流れになっているので、ここに上げたアルバムが、全て、エバンス氏本人の強い希望で行われたという可能性は、あまりたかくはない、とは思います。

 ちなみに、上に書いた6枚以外に、テナーのスタン・ゲッツとのカルテットのアルバムが存在しますが、録音直後はエバンス氏は発表を固辞していた様です。

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 好評のべースデュオシリーズ第二弾「Duologue」中島教秀、細川正彦Duo CD発売記念ツアーVol.1。
 関西から、ベーシスト中島教秀さんを迎えて九州内5カ所で行います。九州ではなかなか聞けない、名手の演奏を、お近くの方は是非おいで下さい。9/10火曜にもう一カ所演奏会場がふえました。お近くに方は是非!!

  / 7 Sat 佐賀 シネマテーク
/ 8 Sun 小倉 Big Band
/ 9 Mon 福岡 New Combo
/ 10 Tue 朝倉 ギャラリーカメヤ 〒838-0068 福岡県朝倉市甘木1058 Tel 0946-21-0022 7:30 〜
Album「Duologue」 試聴 You Tube

■ お知らせ 2
九州のFM熊本の「 everyday jazz」 という番組で、発売ツアーにあわせて、中島教秀 細川正彦 Duo 「Duologue』が放送されます。期日は、来週 12月2日(月)〜3日(火)それと、こちらは全国放送ですが、CSのミュージックバードでも近日中に「Duologue」がオンエアされます。<FM熊本 周波数> 熊本 77.4MHz 阿蘇 81.3MHz 南阿蘇 76.8MHz 小国 80.4MHz 人吉 82.0MHz 五木 81.3MHz 御所浦 78.4MHz 牛深 76.9MHz

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