2016年07月10日

イザイの無伴奏ソナタ

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 今日は昨日にくらべて晴れ間が多く、やっと台風の影響が薄れてきました。

 昨晩は普段から聴いている、ベルギーの作曲家(Eugène Ysaÿe,1858〜1931)、イザイの無伴奏バイオリンソナタをいろいろな演奏家で、YouTube で聴いていました。 いつもは、大好きなKremer の演奏で聴いていますが、あるきっかけで、伝説の名バイオリニストJascha Heifetzas(1901〜1987)が演奏するイザイの無伴奏を探していました。

 生きていた時代が重なっている二人ですが、全く演奏していなかった、ということは無いのかもしれませんが、Heifetzasの録音したイザイの無伴奏はネット上では、みつかりませんでした。 彼はイザイだけでなく、パガニーニも、ほとんど録音していない様なのですが、名バイオリニスト、つまり、テクニシャンであったはずの彼が、そのテクニックを存分に発揮する為には、これらの曲が格好のレパートリーになりそうなものなのですが、何故か演奏をあまりしていない、、。

 どうしてなんだろう、、?。 Kremer も、パガニーニコンクールで、優勝までしていたり、パガニー二役で、映画に主演していたりするのですが、作品の録音はとても少ないですが、、。

 最近ちょくちょく見る、「だめ人間の暇つぶしです」という、自虐的タイトルの(ほめてます、、自虐大好き  ( ´ ▽ ` )ノ )バイオリン音楽マニアの方のブログによると、Heifetzasは、パガニーニに関しては、難しいので、あんまり演奏したくない、、と言う様なことを生前に言っていたと言う様な事が書いてありました。 この方のマニアック振りは、物凄くて、私など、足下にも及ばないどころか、マニアの片隅にも置けない程の、知識と、鑑賞経験をもっていらっしゃいます。

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 この方のブログに、「ハイフェッツはイザイを録音していますか、、?」と質問を出してみれば、直ぐにそのことが解る気がしますが、そういうことって、した事無いですし、もちろん、このブログを書いていらっしゃる人は、一度もお会いした事はありませんので、、なかなか勇気がいります。

 バイオリンを私は弾きませんので、詳しい事は解りませんが、イザイの無伴奏ソナタと、イザイ自身の名前は一般にはあまり有名ではなく、演奏するのに、あまりにも難しいので、近年まで、録音もとても少なくて、同じ時代の作曲家、フランクやカミーユ・サン=サーンス、ショーソン、クロード・ドビュッシーなどにくらべ、著しく知名度が低いです。

 かく言う私も、この無伴奏ソナタ1〜6以外の曲は、ピアノ伴奏の付いた小品以外は聴いた事がありません。ベルギーの有名な、エリザベート王妃国際音楽コンクールはもともとはイザイコンクールという名前だったらしく、それだけ、評価、尊敬されている演奏家であり、作曲家であることは間違いないのでしょうが、、。

 また、モーツァルト ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーなどのヴァイオリン協奏曲のカデンッアも書き残しているらしいのですが、誰かが演奏している、、というのを聴いた事がありません。 やはり、難しすぎるのかな、、?。 Kremer はいろいろな人のカデンッアをよく演奏しますが、まだ取り上げていないようですし、、。

 でも、あの無伴奏ソナタは、本当に素晴らしい曲です。 イザイの実像にもっと迫りたいという欲求がありますが、その為にはどうしたらよいのか、、?。

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posted by えんこみ at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2016年06月17日

どうしたら良いのか、、。

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 沖縄の梅雨は明けました。明けたとたんに、物凄い日差しが、、、。

 今日は気温は32℃くらいまで上がりましたし、湿度はず〜っと80%以上で、暑かったですが、風がふいていたので、何となくどよ〜んとはしませんでしたが、やはり、それなりには暑かったですね、、。

 クラシック音楽と、ジャズなどの音楽の聴衆の好みの違い、、みたいなモノについて書き始め、何故か、その後、音楽の歴史、音楽産業の話になったりしている、最近のこのブログですが、私が思うに、今の音楽、現代の音楽というモノは、ジャンルを問わず、基礎の部分は、ヨーロッパのクラシック音楽の遺産みたいなもので出来ている、、ということが出来ると思います。もちろん、それ以外の各地の民族音楽なども、その要素として現代の音楽の中に、いろいろな要素を見つける事はできるとは思うのですが、現代の音楽に使用しているほとんどの楽器が、もともとはヨーロッパのクラシック音楽とともに発展、改良されてきたものです。

 それにしても、ちょと文章が長過ぎますが、、、 (´o`;。

 あらゆる意味で、まだ商業的なものでは無かった頃の音楽の成り立ち、発展などの仕方は、演奏家や、少ない聴衆、研究家や、学者、一部の評論家など、ある種のインテリ層の人間たちによって、評価されながら、発展していったのだと思うのです。
 時には、その時代の影響力のある名演奏家達に酷評もされながら、作曲家は必死になって、五線譜を埋め、自身の表現を曲に込めて作品を作っていたのでしょう。

 そういった、ある種現代の、どろどろした商業の世界、経済第一主義の社会とは違う環境の中で、クラシック音楽は数百年かけて、芳醇な音楽をワインの様に発酵させてきたのだと思います。

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 作品の善し悪しより、如何にお金になるか、、聴衆の数を獲得できるか、、ということが大命題になってしまった近代の音楽界は、過去の膨大な遺産のお陰で、音楽的な体面を保っている一方で、音楽の内容とは関係ない、ゲームになってしまっている、ということにどれだけの人が気付いているのか?。

 もし、それに気付いたとしても、そこから逃げ出す事は、とくに、職業音楽家である限り、かなり難しいのかもしれません。音楽を志す若い人達が、そういったことを全く考えないで、自分の能力をつかって、どれだけの経済的な結果をだせるか、、ということに専心してしまったとしたら、数百年後のこの星の音楽はどんなものになってしまうのか、、?ということを考えますが、現代にはクラシック音楽の時代とちがって、様々な記憶媒体が存在し、それらを良い形で使えば、文化的に豊かな音楽を残して行く事はある程度可能ではないのか、、と私は考えますが、その為には演奏、作曲などとは違う様々な技術を駆使する必要があります。

 過去の人類の音楽的な遺産を、大切にしつつ、ハイテクの力を如何に使って音楽文化に貢献できるのか、、?。という命題に自分は取り組んでいる、、と言うつもりで、仕事をしています。

 これは、表現者の立場の人間だけでなく、聴衆の立場にある方達にも、ある程度の理解を持って頂きたい次元の話ではあります。

 話が難しすぎますか?、、、ネ。  もう少しCMSレコードのアルバムが売れる、、ということも、とっても大切な話で、やはり、経済は無視できませんが、、。

 そこをなんとか、、( ⌒-⌒; ) 。

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posted by えんこみ at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2016年06月16日

クラシック音楽の時代

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 今日は朝から気温29℃で、湿度は85%でした、、まあ、コチラはこんな感じなのでしょうが、まだ真夏の手前なのですが、暑いですね。 梅雨明けしたらしく、途端に、昼過ぎから、物凄い日差しでした。

 昨日までの話は、現代の聴衆は、聴き易いもの、わかり易いものを望み、音楽ソフトを企画、制作、販売する会社も、出来るだけ売れ易いものを制作しようとする傾向があるので、必ずしも良い作品が世に出る、、ということでは無いのでは、、、?。
 そして、必ずしも、わかり易く無いものでも、価値が高いと思われる作品は、一部のマニアックな(私の様な?)少数の聴衆にしか支持されない、と同時に、その存在自体が知られることが少ないのではないのか、、?、と言う話を書きました。

 でも、いま、というか、現代に伝わっている数百年前の曲達は、どのようにして今の世の中に伝えられて来たのでしょうか?。 当然のことながら、パソコンはおろか、テレビもラジオも、テープレコーダーすら無い時代にできたほとんどの曲は、楽譜と言う形で、後世の人達に伝わったわけですし、それらは、必ずしもわかり易い曲ばかりではない物も、たくさんあります。

 どうして、そう言う曲が後世に伝わったのか、、、?。 誰もが音楽を聴く、、それを楽しむと言う時代ではなかった昔のヨーロッパ。いろいろなメディアが無かった時代は、音楽に詳しい人、、恐らくは演奏をする人とか、そういう人達も人数は少なかったと思うのですが、そう言う曲を研究する専門家みたいな人、学者とか、そう言う人達が曲を評価して、後世に残したんじゃないのかな、と思うわけです。

 楽譜を印刷する技術が出来てからは、出版と言う概念ができて、やはり、演奏をする人達の為に色々な曲が出版されて、色々な場所、色々な演奏家達によって演奏されていたのだと思います。

 演奏したり、それを聴いていた人達は、多分貴族や、その周りにいた人達で、ある程度お金があった人、、、言い換えれば、大衆、民衆から搾取した、あるいは合法的にお金を集めた、教会関係者とか、、宗教に関わる人達だったんだと思います。 貴族の場合、基本あんまり働かないで、好きな事をやっていたので、当然音楽を研究したり、色々実験したりする、時間や余裕もあったわけです。ちなみに、イタリアのクレモナのバイオリン作家達も、ほとんどが貴族だった様です。

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 昔になれば成る程、キリスト教関係というか、教会関係に務めていた音楽家は多かったでしょうし、宗教が音楽の中心、、と言う時代も長かったと思います。 つまり、音楽とは、もともと非生産的な物、商業的なものではなかったんだと思います。

 現代に近づくにつれ、メディアが整って、誰でも簡単に音楽が楽しめる、聴く事が出来る様になって、クラシック音楽は、より多くの人の為に存在する様になり、つまり、商業的な物になったのだと思いますが、そのことが、聴き易い曲、多くの人が楽しめる曲と言う物を、自然と位置づけて行ったのだと思います。

 あと、作曲家が生まれた、あるいは活動した国も、音楽が世の中に流布することに関係する様になってきたのではないのかな、、と思います。

 大まかな書き方になってしまいますが、例えば、ドイツと言う国はベートーベンや、バッハなどの作曲家を国を代表する芸術家として、世界に向けてブランド化したと思いますし、フランスも、クープランやフォーレを国を代表する音楽家として、位置付け、教育機関でそれらを学生達に学ばせたと思うのですが、こういった、大国は、経済力や、いろいろな影響力を持っているので、世界の隅々にまで自国の芸術を届けるということができたと思います。

 国のつくった学校で教えていたり学んでいたりする、いわゆる体制的なイディオロギーの内側にいる音楽家の作品は、クローズアップされ易かったでしょうし、そうではない音楽家がつくった音楽は、なかなか表には出て来にくかったはずですし、もしかしたら、楽譜も録音もなく、消えていってしまった作品も少なく無かったはずです。

 色々書きましたが、今後の音楽の為には、私たちは、どうしたら良いのか、、?、と言う事について明日は書きたいと思います。

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2016年06月15日

何故か続く、、音楽の話。

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 いつの間にか、6月も半ばに、、、。
 
 数日前から続いている、音楽の話、、。 昨日はクラシックの聴衆と、ジャズの聴衆の違い、、みたいな話でしたが、音楽を愛好している人は沢山いると思うのですが、その人達は必ずしも、楽器を演奏する、、というわけではないんですよね、、?。 まして、人前で演奏したり、自分で曲までつくる、、と言う人は本当に少ないのだと思います。

 つまり、ナニが書きたいかと言うと、音楽を愛好する、音楽を楽しむ為には、取りあえずその音楽を聴く、、ということをすれば、ある意味十分なわけです。

 ある曲を好きになったとして、どんな構造でできているのか、、?、とか、技術的にどの辺が難しい、、とか、そう言う事って言うのは、別にそれを全く知らなくても、音楽を楽しむことには、支障がない、、のかもしれませんし、演奏しない人、楽器経験のない、あるいは、ほとんど無い、、つまり、触った程度、かじった程度の楽器経験しかない人は音楽を聴きながら、ある意味純粋にリスナーとして楽しんでいるのかもしれません。

 流行歌、、って、古い言い方かもしれないのですが、ヴォーカルが入っていてそれを中心に軽快なリズムの伴奏が付いている、商業的につくられた音楽がありますが、ああいう音楽は、基本的に万人受けする様に、というか、音楽の細かい事を理解する知識や、経験がない人にも楽しめる様につくってあるのだと思いますが、そういう音楽が、知識のある人には必ずしも面白くは無い、、と言う事ではないとは思うんです。

 それどころか、色々知識とか経験がある人がきけば、「このリズムって、なかなかイカしているな」とか、「このギターソロはなかなか巧いな、、」とか、「ここの転調するところが、カッコ良いんだよな」、とか、そういう風に、いろいろな所に目が、、いや耳がいって、その曲をより楽しむことができるということはあると思います。

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 でも、そういう聴き方を全くしていなくて、ただ「何となくこれ好きなんですよね、、」という感じでも、十分にその音楽を楽しんでいる、味わっている、、ということは言えるわけですし、本人にとってはそれは十分なのだと思いますし、それ以外の楽しみかたが存在している、という認識はないのだと思います。

 音楽に関して、いろいろな知識があり、いわばマニアックな聴き方、楽しみ方をしている人ならば、作曲をする演奏家、演奏もする作曲者というものの存在に対して、ある種の敬意や、興味を持つ事をできますし、現代のクラシック音楽の世界の様な、ある種特殊な環境でなければ、音楽を演奏する人間が曲も作る、と言う様な事は特に珍しいことではないのだと思います。

 考えてみれば不思議な事に、本来商業の世界に近いというか、芸術音楽(ちょっと嫌らしい言い方ですが、、)からは少し離れた世界では、音楽家は曲を作る事が特別ではない、というか、あたりまえ、、という現実があるのに、より「芸術的」と言われている、クラシックの世界では、演奏家が曲をつくる事をほとんどぜずに、人の曲ばかり演奏している、、というのも、少し違和感があります。

 本来芸術というモノは、自分自身を表現するモノ、、のはずですが、、人の曲を演奏するだけ、、というのは、まあ、曲の解釈で自分を表現する、、ということが、あり得ないということではありませんが、過激な言い方をすれば、「人のフンドシで相撲をとる」みたいなことでもありますよね、、?。

 厳しい言い方をすれば、クラシックの演奏家は、芸術家ではなく、解釈者、楽譜から、音への変換作業者、、という意味合いの仕事である、、ということは否定できません。 もちろん素晴らしい演奏で、曲の素晴らしさを聴衆に十二分に伝える事ができる、芸術的な演奏家も、もちろん存在するわけですが、、、。

 でも、あんまりマニアックな聴き方をしない、一般聴衆からすれば、自分たちのよく知っている、より楽しめるレパートリーを中心に演奏してくれる演奏家の方が、親しみを持てる、、というのが当たり前で、より、自身の世界を追求していて、人と違う解釈をしたり、馴染みの無い曲を演奏したり、自作自演的な音楽活動をしている演奏者が評価されにくい、、ということは、とても残念なことです。

 音楽の話が続いていますが、、コレって、面白いのかな、、、?。 ナンにも書くこと無い、、と言うよりはマシなのでしょうか、、?、(´o`;。

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ジャズファンと、クラシックファン、、(昨日のブログ)。

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 昨日書いた、演奏家として有名な、フルトベングラーや、リパッティーの曲は、なぜか彼らの名声程は、有名ではない、、という話ですが、これは、クラシックの聴衆がジャズやその他の聴衆に比べ、演奏者のパーソナリティーより、古くからある曲の方に興味がある、、というところもあるのかな、、と思います。

 古典的な名曲を、演奏者がどう料理するか、、というところには興味はあっても、演奏者がいったいどういう音楽観をもっているか、どういう人間性なのか、、と言う様な事にはあんまり興味が無い、、というところがある気がします。アイドル的な人気演奏家なら、そう言った興味をファンの人が持つ、ということがあることもあるのかもしれませんが、、。 

 これは、クラシック以外の音楽だと、演奏をする人間が、曲も作る、、とか、アレンジをする、、ということが、なんにも不思議でない、というか、ある程度当たり前、、みたいなところがあるのに対して、例えば、クラシックの声楽家が、自分で曲も書いて、「Singer and Song writer」になる、、、ということは何故かほとんどきいた事がありませんよね、、。 

 あと、その前に、クラシックのファンです、、と言う人の中のは、あくまでも曲のファンであって、演奏家がどう演奏する、、ということにあんまり興味が無い、、と言う人も、少なからず居る、、気がします。 まあ、楽しみ方の違い、、なだけだと思うのですが、曲そのものが好きで、そう言う意味では、誰の演奏でもOK、、みたいな、、。 まあ、基本的に楽譜どおり演奏するわけで、他のジャンルの音楽の様に、この曲を一体どういう風に料理するのかな、、?という興味をもって、きくと言う人は必ずしも多くは無い、、のかもしれません。

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 ジャズの世界ならば、例えば、コルトレーンが、ミュージカルの曲、My Favorite Things を演奏していて、「へ〜こんな風にやるんだ〜」と言う風に感心して、じゃあこの人が、曲を作ったら、どんな曲になるのかな、、と言う様な興味が自然に湧く、、のだと思うのですが、、。

 フルトベングラーの熱狂的なファンの人は、あの素晴らしい、ベートーベンのシンフォニーを演奏する、指揮者が、いったいどんな曲を書くのだろう、、、?、是非聴いてみたい、、、と言う風には、あんまりならないみたいですね、、、?。 どうしてなんだろう?。 ピアノの名手、リパッティーが一体どんな曲を書くんだろう、、?、、是非聴いてみたいな、、、と、何でならないのか?。 昨日は、商業的な理由であんまりそう言う曲が表に出ない、、と言う事を書きましたが、それだけではなく、聴衆の方にも原因がある、、と言う気もします。

 クラシック全盛というか、中世のヨーロッパの場合、演奏家=作曲家ということは、それ程珍しくはなかったわけですが、近代に近づくにつれて、それらは分業化されていったのだと思うのですが、まだ、フルトベングラーや、リパッティーの時代は、まだまだ、作曲する演奏家、、というか、演奏もする作曲家が生き残っていたわけですが、、、。

 クラシックギターの世界では、近年、逆に作曲もする、ギター演奏家がかなり居ますよね、、?。レオ・ブローウエルとか、アンドレッシャー・ヨークとか、、、。 いずれも、演奏も作曲も、かなりの腕前です。

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2016年06月13日

音楽の話 2 商業的な理由で、、。

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 昨日は夭逝のクラシックのピアニスト、Dinu Lipatti の作曲した作品が有った事をしらなかった、、、と言う話を書きました。 彼は1950年に30代前半で亡くなっていて、少しだけモノラルの録音が残っていて、私を含む愛好家を楽しませているわけですが、それらの音源はいわゆるクラシックの名曲。

 でも、最近、既にみんなが聴いているモーッアルトや、バッハなど以外に、バルトークのコンチェルトのアルバムも手に入れたんです。というか、こんなアルバムもあったんだな、、と、それを手に入れたときに思ったわけですが、その作品は、古い録音なので、音質がかなり悪いということもあるのでしょうが、やはり、わかり易い、古典的なクラシックの曲ではない、ということで、売りにくい、売れにくいということで、あまり世に出ていないという気がするのです。

 そういう意味で言うと、 Lipatti 自身の作曲した曲も、まだ聴いた事はないのですが、現代的な音楽だと思うので、古典的なクラシックよりは、すこし難解な曲なのかもしれません。 難解=売れにくい、、、ということで、音源や、楽譜が商品化されにくいということはあると思います。

 でも、もうこの世にいない人ですが、Lipatti にしてみれば、たとえ取っ付きにくい曲でも、自分が演奏したものや、作曲した作品は聴いて欲しいに決まっていると思うのですが、まして、素晴らしい作品なら、尚更の事です。でも、現世にはいろいろな事情があって、なかなか、そうはゆかないという訳なのかもしれません。

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 こういうことは、Lipatti に限らず、オーケストラの指揮者としてカリスマ的人気がある、フルトベングラー(Wilhelm Furtwängler)の場合でもあって、あれほどの名声がありながら、オーケストラを演奏している音源はたくさんありますが、それに比べたら、彼自身がつくった曲の音源はほとんどありません。

 これは、彼が作曲した作品が稚拙だったというわけではなく、それを評価できる人が当時少なかったということもあったのでしょうが、やはり、商品として有名なベートーベンのシンフォニーなどに比べ、売れにくいということが関係している気がします。

 フルトベングラーの作曲したシンフォニーはとても素晴らしい曲だと思いますし、リパッティや、フルトベングラーの作品に限らず、もう少し埋もれている曲を、世に出して、多くの人に聴いてもらえる様になってほしいな、、と、私は思っています。

 昨今の世界的な経済状況を考えると、ますますそう言う事は難しくなって来ている、、とは思いますが。

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2016年04月03日

Edward Elgar のバイオリン協奏曲

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 どうも最近ブログの更新が遅くなっていますが、別にコレと言って理由はありません、、。

 今日は、先日いつもの中古CDショップで手に入れた、アルバムの話、、。 今度は何を手に入れたのかと言うと、以前 Gidon Kremer の記事に書いた、Edward Elgar のバイオリン協奏曲です。 

 コレまでは、1967年のエリザベートコンクールの模様を収めた音源を手に入れて、Kremer の演奏でこの曲を楽しんでいました。 ところが、この音源、訳ありというか、ネット上で発見し、しかも、LPか、SPのレコードがアップされており、途中でフェードアウトがあったり、スクラッチノイズや、音トビがあったり、、。

 フェードアウトしているところは、継ぎ目を編集してつなげたり、いろいろ工夫して、聴き易くして聴いています。 本当は、コンクールの記録モノのセットもののCDがあるらしいのですが、私が必要としていない音源まで入っているので、未だに購入はしていません。

 でもこの曲は本当に素晴らしく、Elgar というと、「威風堂々」とか、最近だと、小品の「愛の挨拶」などの様な、メロディーの親しみ易い感じの、古い言葉でいうと、セミクラシックみたいな感じの曲が有名ですが、自身もバイオリン演奏者でもあった彼のヴァイオリン協奏曲は、とても良く出来た曲で、1910年につくられているので、近現代の音楽に入ると思うのですが、作風は、ロマン的なので、何となく、気鋭のバイオリニスト達には敬遠される傾向があるのか、、あんまり録音がたくさんはありません。

 ここまで書いて、、まだ書いていなかったのですが、今回購入したEdward Elgar のバイオリン協奏曲の演奏者は、鄭 京和(チョン・キョンファ)、オーケストラはロンドン響、指揮はショルティーです。

 チャイコフスキー、ブラームス、ベートーベン、メンデルスゾーンなどに比べて、圧倒的に知名度が低いヴァイオリン協奏曲ですが、音楽的内容は、決してそれらに劣る物ではないどころか、Elger の作品の中では特に優れた方に入るのではないのか、、というのが、私の意見です。

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 そういうわけで、ちゃんとした状態の音源でしっかりこの曲をきいてみたいと思い、今回アルバムを購入してみました。 鄭 京和と言う演奏家は、私は好きで、結構色々なアルバムを持っていまして、女流の中ではトップクラス、そして、もちろんアジア人の中では間違いなく最高峰の演奏家であると思っているので、このアルバムを手に入れました。 これが、パールマンや、ナイジェル ケネディーの演奏なら、あんまり聴きたくは無いのですが、、、。 このアルバムはく77年録音で少し古い物ですが、運良く、音質はまずまずでした。

 演奏なのですが、鄭 京和のプレーは、Kremer に比べ、テンポが遅めで、ゆったりしていて、落ち着いているのですが、Kremer の様な、スリリンクさは、残念ながら味わえませんでした。 特に、終楽章は、もう少しつっ走って欲しかったです。 まあ、曲がけして簡単ではないので、あれが限界なのかもしれませんが、、。

 音程やアティキュレーションは本当に素晴らしく、曲の素晴らしさは、十分に伝えてくれる演奏ではありました。

 でも、Kremer の演奏のアルバムは、ヤッパリ欲しいですね、、。

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2016年03月20日

夜中のシベリウス 2

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 どうやら、日、月と、連休らしいですね、、。いつもの事ですが、知りませんでした、^_^; 。 さて、今日のブログは、、。

  Lisa Batiashvili (リサ・バティアシビリ)とLeonidas Kavakos (レオニダス・カバコス)という、日本人にはホントに覚えにくい(笑)名前の二人の素晴らしいヴァイオリニストの演奏で、一昨日の真夜中に、聴いた、シベリウスのヴァイオリン協奏曲について昨日書きましたが、今日はその続きです。

 年齢差は10歳くらいの二人の演奏ですが、You Tube で見た音源は多分数年前の物で、最近の演奏です。 しかし、両方見て、そして聴いて思った事は、二人の体格が全然違う、、。

 Kavakos は画面で見る限り、190センチくらいはあって、それなりに長身ですが、Batiashvili はおそらく160センチくらいではないのかと思います。 からだが小さいので、ヴァイオリンがヴィオラくらいの大きさに見えました。 そして、彼女が全身を使って演奏しているかの様な、まるで、楽器と格闘しているような動きにたいして、Kavakos は、ほとんど指と、肘から先の腕しか動いておらず、最小限の動きで、演奏しています。

 やはり、からだが大きいと楽なのでしょうね、、。 なのですが、音楽に表情ががあるのは、 Lisa Batiashvili のほうで、Leonidas Kavakos の方が合理的にからだが動いている様にみえるのですが、音楽が大味な感じがします。惰性で弾いている、、とまでは言いませんが、なんだか冷静過ぎる感じ、、。

 これは別に、 Lisa Batiashvili のオーバーアクションを画面でみているので、そう感じるのではなく、音だけを聴いても明らかにそう感じます。個人的にはLeonidas Kavakosという演奏者は好きで、イザイの無伴奏や、今回聴いているシベリウスのCDのアルバム(現在演奏されている版と、それとは別の作曲当初の原点版の二曲が入っている BIS 盤)も持っていますが、一昨日みた演奏はいささか、冷静過ぎるのと、楽器の音が少し寂しい、、というか、乾いた感じがしたのに対して、 Lisa Batiashvili の演奏は、楽器の音も良く、表情豊かで、なかなか勢いがありました。

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 シベリウスのコンチェルトの場合、ブラームスや、ベートーベンの様に複数のカデンッアがあるわけではないので、二人の演奏家が使った楽譜は全く同じ。 オーケストラや指揮者は違いますが、テンポなどもそれほど大きな差異はありません。 ちなみに、Kavakos はシベリウス ヴァイオリンコンクールでは一位、 Batiashvili は、まだ16歳のころだったそうですが、2位だったそうですが、今回聴いた音源を聴く限りは、Batiashvili の演奏のほうが、私には魅力的でした。

 まあ、コンクールの順位とかは、どうでも良いのですが、フィンランドという北欧の国の曲をグルジアとか、ギリシャとか、すこし遠い国の人間が演奏すると、表現としてはどんな感じになるのでしょうか。

 個人的には、フランス人が演奏したフランス音楽、、特にラベルや、ドビュッシーのピアノの曲は今ひとつ馴染めない、、というところがありますが、これって、感性としては、私は邪道なのかな、、、と思うことがあります。

 「荒涼とした大地、、、」とか言って、行った事はないのですが、そういう特殊な環境を知っている、ということは、やはり、演奏上大切な事なのでしょうか?。 Gidon Kremer が、シベリウスの協奏曲が好きなのだそうですが、彼の母親はフィンランド出身だそうで、そういう事と、彼の好みは関係あるのでしょうか?。

 まあ、それは本人に訊いてみないとわかりませんが、、。 そういえば、以前彼のアルバムのジャケットで、北極の海の写真が使われていて、それはKremer 自身が撮ったものでしたが、、、。やはり、そいういう寒いところが彼は好きなのかもしれませんね、、。

 そう言う意味では、日本生まれで、日本育ちの日本人が、ヨーロッパのクラシック音楽を演奏すること、というのは、色々大変なのかもしれません。

 まあ、聴く方は、「あ〜いい曲だな、、」と、感心していれば良い、、というところがあって、演奏家よりは楽なポジションですが、やはり、作曲家が暮らした環境とか、時代とか、そう言うモノを知っていれば、曲への理解は深まるのかもしれません。
 そう言えば、何かの本で、読んだのですが、シベリウスがヴァイオリン協奏曲を書いたとき、ヨアヒムに酷評され、また、ブラームスのヴァイオリン協奏曲のヨアヒムに依る初演を聴いて、自分のコンチェルトを書きなおした、という話があります。 でも、Leonidas Kavakos が録音した改定前のシベリウスのコンチェルトを聴いてみましたが、改定後は随分ちがう曲になっていましたが、最初の曲に、特に大きな問題があるとは思いませんでしたが、、。

 当時はいまの様なメディアはほとんど無かったと思いますが、いろいろ音楽家どうしの意見の交換というか、発言権の強い人との軋轢がいろいろあったみたいですね。

 実は、この文章を書きながら、さらに、Joshua Bell、Oleg Kagan  のシベリウスを、またまた聴いてしまったのですが、それについてはまた次の機会に、、。 

 また睡眠時間が随分削られてしまいました、、^_^; 。

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2016年03月19日

夜中のシベリウス

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 3月も今日で、19日半ばを過ぎましたが、イマイチ暖かく無い。 今日は昨日までの予報とはちがって、午前中は雨が、、そのあともあんまり気温は上がりませんでした。


 趣味であんまり音楽を聴かない私ですが、聴くとすればヤッパリ、ヴァイオリン音楽なわけですが、昨日は何故か、Joachim József(ヨーゼフ・ヨアヒム)のヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン協奏曲ニ短調ハンガリー風.)というのをYou Tube で探しているうちに、ハマってしまっていろいろと、、、。

 ヨアヒムという人は、ヴァイオリンの名手として、有名な1800年代に活躍した人で、Brhams の協奏曲を初演した人で、いろいろな協奏曲のカデンッアも作曲していて、現代のいろいろなヴァイオリニストが演奏していたりします。その人がどんな曲を書いているのかな、、と思って探していたら、音源が見つかりました。

 その曲は、勝手に想像していたよりも面白い曲でしたし、音源の質も悪く無かったので、それなりに楽しめました。でも、昨日はそれだけでは終わらず、その後は、日本人のヴァイオリニスト、樫本大進が演奏する、Prokofiev をちょっと聴いて、その後、グルジア出身女性ヴァイオリニスト、Lisa Batiashvili (1979年生まれの37歳 ) の演奏するシベリウスのコンチェルトを、まるまる一曲聴いてしまいました。

 ヴァイオリン協奏曲というと、ブラームスや、ベートーベンの話がよく、このブログで出てきますが、実は、私が一番好きなのは、今日聴いた、フィンランドの作曲家、シベリウスのものなんです。

 ヴァイオリンの協奏曲というと、どうしても、オケが大人しいというか、悪く言えば、チョット貧弱な曲が多く、その点ブラームスは、なかなか立派なオーケステレーションなのですが、それと並んで、良く出来た曲だな〜と思うのが、シベリウスのヴァイオリンコンチェルトで、とても好きな曲です。シンフォニックでありながら、叙情的なヴァオリンパートの音形はとても私にとって、魅力的です。

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 そして、それを演奏していた Lisa Batiashvili は、私が先日ブログに書いた Janine Jansenとならんで、私が注目している演奏家なのですが、昨日は調子にのって、もう一人、1967年、ギリシャ生まれの 48歳の演奏家、Leonidas Kavakos (Λεωνίδας Καβάκος ギリシャ語だとこうなるのだそうです、全く読めませんが、)の演奏も聴いてしまいました。

 Kavakos氏もBatiashvili氏もシベリウスヴァイオリンコンクールに入賞していて、シベリウスのコンチェルトは得意曲らしく、そういった事もあって、You Tube に演奏があがっていたのかもしれません。
 ちなみに、Batiashvili氏の演奏は、Orchestra Sinfonica Accademia Nazionale di Santa Cecilia Antonio Pappano, conductor で、Kavakos氏は、Mariinsky Theatre Orchestra Valery Gergiev, conductor という組み合わせで、どちらも、なかなか興味深い演奏でした。

 40分弱の曲を2回も聴くと、一時間半近くになりますので、当然夜は遅くなってしまいました。プロフィールを見ると、二人とも、ストラディヴァリウスを使っている、と書いてありましたが、Batiashvili氏は日本のある財団から貸与されていたらしいのですが、現在はあるコレクターの人からガルネリを借りていると書いてあるのに対して、、Kavakos氏は最初 、1692年製ストラディヴァリウス"ファルマス"とJ・B・ガダニーニを所有していたが売却して1724年製ストラディヴァリウス"Avergavenny"と三台のモダンヴァイオリを所有しているとのこと、、。 Kavakos氏はどうやらお金持ちらしいですね、、。

 ただ、今回見た映像でどのバイオリンをつかっているのか、、というところはハッキリわかりませんが、Batiashvili氏の映像では、間違いなくイタリアのビンテージを弾いていると思われますが、Kavakos氏が弾いているのは、多分モダンバイオリンだと思います。 

 それにしても、こういう楽器の話になると、必ずヴァイオリンの名器の名前が出てきますが、なぜか、弓の作者の名前は、滅多にでてきません。 楽器が高くなれば成る程、演奏する弓が重要になってくると思うのですが、一般の人は、私の様なバイオリンを演奏しないのにマニアックな視点をもっている、というわけではないので、そういう事に興味はあまり無いので、資料には記載されていないのかもしれません。

 こういうお宅な話を書くと、文章が長くなりますね、、。つづきは明日にします。

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2016年03月12日

演奏以外ですること 2 。

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 最近無くなった、指揮者、Nikolaus Harnoncourtの話につづいて、昨日の続きですが、今日は George Martin について。

 George Martin という名前を見ても、聞いたことある気がするけど、誰だっけ、、?という方でも、ビートルズのプロデューサー、、と書けば、あっそうだった、、と思い出す方も多いのかもしれません。

 最近90歳で無くなったこの人は、俗にビートルズの5人目のメンバー、、と称される事もありますが、もちろん彼はプロデューサーですから、直接演奏に関わったことは無いのだとは思いますが、ビートルズの作品にとって、彼の存在は、必要不可欠であったということは間違いありません。

 ビートルズのメンバーにとって、George Martin の存在は、彼らが、デビューする前からの付き合いでありますが、音楽界というか、ショービジネスの世界では、彼が現代のプロデューサーという仕事の基礎を確立した、、というところが最大の功績になるではないでしょうか、、?。

 楽曲のアレンジをするという様な作業だけでなく、グループの方向性、作品のカラーを決定する、という様な、音楽の内容を根本的に左右するというのが、プロデューサーの仕事の内容ですが、実際のところ、それをしっかり実行する事ができ、さらに、経済的な成功も実現するという事は、並大抵のことではありません。

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 音楽を専門的に学び、オーボエや、ピアノもプロの音楽家として演奏していた経験があるGeorge Martinですが、それだけではなく、録音技術、ミキシングなど、スタジオテクニックや、機材の使い方についても、かなり造詣が深かったというところが、彼を一流のプロデューサーにしている大切なポイントです。

 ビートルズの活動し始めた頃は、まだまだ録音技術は現代に比べて、発展途上であるばかりでなく、それに使う機材もまだまだ、貧弱なものでした。

 そういう環境の中で、その場にあるものを最大限に使うばかりでなく、機材を製造しているメーカーに直接注文を出し、ビートルズの音楽、制作する作品に必要な機器を手に入れる、というような、極めてアクティヴな、素晴らしい手腕を発揮しつつ、音楽の内容と、それにふさわしい音質というものを把握し、さらに新しい音楽の在り方を実現する為に機材の使い方=作品の仕上げ方を模索し、ビートルズを成功に導いた手腕は、とても素晴らしいものです。

 名前だけのプロデューサー、つまり少し音楽的な知識があるだけだったり、レコード会社の重役に顔が利く、、という理由だけで、プロデューサー業を行っている様な人が多い中、編曲や、エンジニアリング、作品コンセプトをリンクさせて、素晴らしい作品を創り上げることができた、最初の人材であったのかもしれません。

 昨日書いた、Nikolaus Harnoncourt と George Martin は音楽を直接楽器を演奏するのではないにも関わらず、それ以外の様々な方法で、自分の考える世界を、類稀な才能と忍耐をもって、具現化した希有な人材であった、という事を、彼らの人生の終焉に際して、賞賛するだけでなく、これからの音楽を考える為に忘れずに頭のなかに強く刻み込んでおこうと、私は思っています。

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2016年03月11日

演奏以外ですること 1 。

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 なんだか、ここのところ、また冬が来たみたいな感じで、寒いですね。まあ、本格的に暖かくなるのは、桜が咲いてしばらくしてからなので、まだまだ寒いのはしょうがないのかもしれませんが、、。
 
 数日前に、もたらされた訃報、、。 Nikolaus Harnoncourt と George Martin の二人については、知っている人は知っているけど、仕事の内容と、その功績程は、知名度が高く無いという人だっ気がしています。

 それは、二人とも、音楽家でありながら、楽器を演奏することによってではなく、自分の表現したい音を創り上げていたという共通点があります。

  Harnoncourt は もともとはチェロ奏者、そして George Martin はオーボエ奏者だったそうですが、彼らの代表作には、彼らの演奏する楽器の音は全く入っていません。 この二人について、ご存知の方は、このブログを読んでいる方達の中にどれほどいらっしゃるのかは、わかりませんが、恐らくは、初めて見る名前だ、、という方が少なからずいるかもしれません。

 もしかしたら、どちらかについて、名前は知っている、、程度の知識という方が一番多いのではないのか、、と私は想像しています。

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 音楽に詳しく無い人なら、演奏をしないで音楽をつくる、、、ということに、「それって一体どういう風にするの、、?」、と疑問に思われる方が多いのかもしれません。

 まず、Nikolaus Harnoncourt について、、。 彼は、楽器は直接弾かなくても、指揮はしていましたね、、。 ただ、指揮者として活動するだけではなく、現代のクラシック音楽の在り方、というものを深く考えながら、独自の活動を行っていました。

 クラシック音楽は、名前の通り、古典音楽、つまり、数百年前につくられた音楽を演奏していますが、それらを演奏する楽器は、普通は現代の物がほとんどですし、以前書いた様に、ヴァイオリンの様に昔の楽器を使っていたとしても、弦などは、諸々の都合で、当時とは材質が違うのもが使われています。

 そういった、楽器の選択や、演奏方法などについて、考え直し、曲が作られた時代の習慣に則って音楽を演奏し、その曲本来の魅力を現代の聴衆に伝える、、という方法を選んで、Nikolaus Harnoncourt 氏は音楽活動を行っていました。 

 一般の人達(聴衆も演奏家も)が知らない方法で、Gidon Kremer をソリストに迎えて演奏された、Mozalt のヴァイオリンコンチェルトは、私にMozalt の本当の魅力を教えてくれました。

 いろいろな文献や、作曲家が生活していた国や、社会についてほとんど知らない私たち日本人にとって、諸々の事情で、、というか、演奏家や、音楽界の都合や、慣習によって、長い間に変形されてきたクラシック音楽は、それはそれで、現代のある意味正しい姿ではあるのでしょうが、本来の姿、本来の魅力を現代の人達に伝えよう、、というNikolaus Harnoncourt 氏の音楽の表現方法は、取り組もうと思う事と、実際に実行しようとする事の間には、容易に実現することが不可能な、大変大きな壁があるはずで、それを具体的な形で、具現化したということは、かなりの偉業なのだと思います。

 その偉業は、彼を、一介のチェロ奏者から、古楽の指揮者としてのみならず、世界的なクラシック音楽の指揮者=音楽監督としての地位にまで高め、2016年3月5日に86歳で、この世を去るまでの、天命を全うさせたのだと思います。

 George Martin については明日に、、。

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2016年03月01日

Janine Jansen のアルバム

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 まだまだ寒いですが、3月になりました。 早く暖かくなって欲しいものですが、、、。夕方の空の明るさは、随分日が長くなってきたな、、と感じます。

 2月の初めの頃に書いたヴァイオリニスト、Janine Jansen のアルバムのはなし、、気になっていたベートーベンとブリッテンのバイオリン協奏曲の中古盤を、ついに我慢できずに、昨日購入してしまいました。

 最近、軒並み高めの値段設定で、中古のCDやLPを販売している某店で、最安290円からのセールがやっていたので、何枚か購入して、セールコーナーじゃないところにあった、前々から気になっていた演奏家であるJanine Jansenのアルバムを見つけ、その演奏を、音源違いではありながらも、You Tube で聴いて、、「欲しーなー」と思いつつ、我慢していました。

 レーベルはDeccaで、まあ、言ってみればメージャーレーベル。 演奏は指揮が Paavo Jarvi オケが、ドイツカンマーフィルと、ロンドン響ということで、なかなかの豪華版、、。 これが中古とは言え、980円で手に入るのであれば、よしとしましょうと、、、頭の中の大蔵省が許可を出しました。

 Janine Jansen といえば、何年か前に日本のオケとの共演をたまたまラジオで聴いて、安定した技術、美しい音色、そして、何より覇気のある、ダイナミックなプレイで、印象に残っていました。

 その時は確かチャイコフスキーの協奏曲だったと思うのですが、とても良い印象がありました。それからは、ごく最近になってのYou Tube まで、何の情報も無かったのですが、そのネットでみた、Britten の協奏曲の曲の素晴らしさを初めて知り、楽しみにしていました。 中古盤なので、買いに行っても、売り切れてしまっていれば、あきらめるしか無いのですが、運良く残っていました。

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 大体こういう場合期待していて、やっと聴けたという時は、何と言うか、期待に胸がふくらんで、スッゴク感動したい、、と脳が言っていて、結果きいてみて、それほどでも無いな、、、と期待はずれ、、という事になりがちなんです、、私の場合。

 で、、どうだったのかと言うと、、、。 

 チョット期待はずれ、、な感じになってしまいました。 どうしてなのか、、、。

 まず、録音がイマイチ、、。 2009年の発売なのですが、最近のメジャーレーベルって、こんなものなんでしょうか、、?。ヒドい、、ということはないにしても、ソロバイオリンの音も、オーケストラの音も、、なんだかリアリティーが無いというか、一言で言うと、あまり良く無いホールのいい席で聴いている感じ、、、。

 Janine Jansen のヴァイオリンの音は、いままでラジオとか、YouTube で聴いた印象より、カサカサした音。音程も随所で心配なところも、、。 ここで考えたのですが、これって、やはりアルバムの制作費のバジェットが低いのではないでしょうか、、。 機材とか、オケメンバーとかが、一流ではないのでは、、?。 次いで書いてしまうと、Paavo Jarvi のベートーベンにおける指揮も、なんだかチョット癖がある、、。ちなみに、使用カデンッアはクライスラー作のモノ。 

 もしかしたら楽譜どおりやると、ああいう風になる、、という事なのかもしれませんが、、。 最近そういうことって多いですよね?。

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 Brittenn の方はイギリスのアビーロードStudio での録音で、ベートーベンよりはいい感じですが、、。 まあ、この曲はまだ詳しく無いので、繰り返し聴いてみないとわかりませんが、このアルバムを聴いた今のところの印象は、そんな感じです。

 予算が十分にあれば、テイクをたくさん録って、編集したり、機材や会場、スタッフに気を使って制作できるのですが、コンサートみたいに通して演奏したのをそのままCDにした様な、、、。 そんな感じです。 無論コンサートでも素晴らしい演奏になる事はあるのでしょうが、こういうアルバムの場合、なんテイクか録って、いいとこをつなげる、、というのが、現代のやり方、、。 編集にも時間をかけるし、音質調整も入念に、、、。 こういうやり方は、今のあんまりCDが売れない時代にはだんだん出来なくなってきているのかもしれませんね、、。

 でもこういう風にぞんざいにアルバムを作ったら、ますますアルバムは売れなくなるでしょ、、?。

 まあでも、「予算無いんでスすけど、じっくり時間をかけて下さい」といわれても、そういう仕事はなかなかできないですよね、、。

 シビアな話です。 これって制作者側のはなしで、演奏者には責任ないはなしなんですよね、、。

 なんだかな、、、。

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2016年02月04日

現代音楽って、、、。

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 昨日はヴァイオリニストの Janine Jansenの話にからめて、Brittenとか Korngoldのはなしをかきましたが、この二人は、最近まで、、といっても数十年まえまで生きていた作曲家ですが、いわゆる、「現代音楽」の人といわれている人ですが、この「現代音楽」という人という言い方をすると、一般の音楽ファンは「あ〜現代音楽ね、、〜」という感じで、なんというか、無機的な、音の拡散というか、難しい音楽、、何を表現しているのか解らない、、という印象というか、そういう音楽を想像すると思うのですが、、実はそうでもない、、、。

 一般に、現代音楽というと、なんというか、演奏が難しそうな、突飛なフレーズが飛び出す、というか、、なんか火曜サスペンス劇場の殺人場面に流れるような、音楽、、ってわかります?、みたいな音を想像しますよね、、。

 この古い言葉かもしれませんが、前衛的な音楽、ちょっとわけわからないというか、怖い雰囲気の音楽だ、、、という印象は、免れないと思うのですが、そういう音楽は実際に存在するわけですが、昨日書いた、Brittenとか Korngoldの音楽ッて必ずしもそうでもないんです。

 確かに現代音楽というと、例えば、新ヴイーン楽派のシェーンベルクとか、イタリアのノーノとか、フランスのメシアンとか、曲芸大会みたいな曲がたくさんあって、「これが芸術だ〜」「芸術は爆発だ〜」みたいな曲が多くて、一般の音楽ファンとか、クラシックを聴く人は、「これって、芸術なのかもしれないけど、よく解らない、、から楽しく無いよね」という感想を持っている人が多いのだと思うのです。

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 ここ大体百年くらいの音楽界は、ポップスみたいな商業的な音楽がたくさんある一方で、メロディーがあるとか、綺麗なハーモニーがあると、前時代的だみたいな風潮が一部にはあって、専門的にはそうじゃなく、複雑なほうが、スゴい、かっこいい、、とかこれが現代の音楽なんですよ、、みたいな流れがあって、そうじゃないと、ダメ、、みたいな世相がありました。

 でも、それって、どれだけ変態になれるか競走みたいになっているところがあって、ややもすると、本来の音楽的な衝動とはなれた、マニアック変態的にどこまでゆけるか的な極端な部分ばかりが強調されて、一種フリークス、恐いもの見たさ(聴きたさ?)みたいな人達の欲求をどれだけ満たせるか、、、みたいな方向性があったということは否定できないところがあります。

 おかげで、現代、近代の音楽の作家のなかで、そうでもない作風の人達は片隅に追いやられてしまっている、、というところがある気がします。

 少し前に、はなれたところに住んでいるかたとメールをしたとき、ある現代音楽の初演に立ち会ったとき、「もっと、スゴい不協和音とか、打楽器の連打とかあると思ったら、そうでもなくて、普通の音楽で、まるで、NHKの大河ドラマみたいな曲で、肩すかしをくらった、、」というような感想をうかがったのですが、それって、やっぱり、変態競走に知らないうちに慣らされてしまっている不幸な聴衆の残念な反応という気がしました。

 もはや、ヨーロッパの現代の、今の時代の音楽はほとんどそういう世界からは脱しているのですが、あまりにも強烈な昔の作品の激しい表現のトラウマみたいなものがいまだに、東洋の小国の音楽愛好家達には消え去っていないのだな、と思うのですが、これって考えさせられる事で、本当はBritten や Korngold の様に、そう出ない方法で、面白い曲をつくっている作曲家がいる、ということをもっと知ってほしいな〜と思う今日この頃です、(´-ω-`) 。

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2016年02月03日

ヴァイオリニスト、Janine Jansen のはなし

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 昨日は中古CD屋さんの年度末セールで、アルバムを3セット4枚も買ってしまった、、という話を書きましたが、その時、特価販売のコーナー以外の、いつも見ている売り場も一通り見たのですが、ちょっと気になる一枚が、、、。

 それはヴァイオリニストの Janine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン)の演奏する、Britten と Beethoven のヴァイオリン協奏曲のアルバムでした。

  Janine Jansenと言えば、以前、もう何年も前にラジオで、日本のオケと共演しているのを聴いて、「なかなかしっかりした演奏だな〜」と感心したのですが、それ以降、アルバムを購入する事も無く、随分時間が経ってしまいました。

 Beethoven のコンチェルトはもちろん良く知っていましたが、Britten のヴァイオリン協奏曲は、どんな曲かは知りませんでした。
 Brittenは好きな作曲家で、興味があるのですが、いままでに、まだそれほど詳しく研究はできていません。 以前、Kremer の演奏するアルバムについてこのブログでも取り上げましたが、その時はヴィオラとヴァイオリンのダブルコンチェルトが入っているアルバムで、ヴァイオリンだけの協奏曲ではありませんでした。

 そういうわけで、ちょっと気になったアルバムでしたが、昨日は4枚のアルバムを購入していましたし、値段が980円と、これも随分安いのですが、購入した特価品の290円のアルバムに比べると高く感じました。

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 その後帰宅して、寝る前に、頭の片隅に残っていた Janine Jansen の「Britten のヴァイオリン協奏曲」の事が気になって、珍しくYou Tube の検索に演奏者と作曲家名を入力してみました、、。

 すると出てきました、アルバムではロンドン響、指揮がPaavo Järvi でしたが、映像はオケがパリ管、指揮は同じ、、ロンドンでのライヴでした。時間が32分あるということで、睡眠時間が減ってしまいますが、まあ、32分なら、、ということで、鑑賞決定。

 はじめて、「Britten のヴァイオリン協奏曲」を聴きました。

 映像も音質もなかなか素晴らしいソフトでしたが、曲も演奏もとても素晴らしかったです。 どちらかと言うと、私には、のんびりのいうか、ちょっととろい印象があったパリ管でしたが、ここではテキパキと素晴らしい演奏を繰り広げていました。

 でも、何よりも素晴らしいのは、Janine Jansenの演奏。 まだ初めて聴いた曲なので、理解は浅いのですが、とにかく良い音色、素晴らしい音程、、歯切れの良いアーティキュレーション。
 最近の若い演奏家はおしなべて、技術は素晴らしいのですが、緊張感みたいなものが薄い、、人が多い気がするのですが、この人は違います。 音楽が生きている様な感じ、、というか、音楽は生きていなくてはいけないのですが、技術が完璧だとどうしても冷めた演奏になってしまう事が多いのですが、この人の演奏はとても勢いがあって躍動感がすごくあります。

 どうも、さっき調べてみたら、BeethovenとBritten のコンチェルトが大好きで、この二つの曲を録音してアルバムにするのが夢だった、、ということなので、このBrittenの曲が大好きみたいですこの人は、、。“To make a recording of the Beethoven and Britten Violin Concertos has been a dream of mine for years,” Janine Jansen enthuses.

 バイオリン協奏曲というと、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキーときて(メンデルスゾーンは嫌いです)、それより新しい曲となると、シベリウスとかになるのかもしれませんが、このブリテンもなかなかの名曲だな、、と思いました。

 オーケストラとヴァイオリンの掛け合いの面白いところがたくさんあって、いかにも協奏曲らしい曲で、ヴァイオリンの名人芸を発揮するところもしっかりあり、少し時代はさかのぼりますが、BartokやKorngold のバイオリンコンチェルトと並ぶ、近代音楽のヴァイオリンコンチェルトの名作なんじゃないかな、、と思いましたね。

 あの中古屋さんのCD売り切れないうちに、手に入れようかな、、どうしようかな、、、(ーー;) 。

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2016年01月30日

エネスコ のはなし。

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 今日は久しぶりに晴れて、気温もそんなに寒く無く、この前の寒波のあとだけに、余計に暖かく感じましたね、、、。ブログの写真は三枚とも、今日撮影したものです。

 というわけで、昨日のつづき、、前から探していたルーマニアの作曲家兼ヴァイオリニスト、、George Enescu の演奏する、バッハの無伴奏曲のアルバムを、中古レコードやさんで、格安で手に入れた、、ということで、その事を書こう、と思っていたわけですが、ナント、、、まだそれを聴けていない、、という、、。

 なんだかな、、、。

 もちろん、それを何度か聴いていますし、よく考えてみたら、以前だれかにコピーしてもらった様な、、、。 でも今はどこにあるかわかりません、、そういうアルバムの多いこと、、、(~_~) 。

 なので、改めて手に入れたのですが、、、。

 気をとりなおして、George Enescu のはなしを、、。

  Enescuというのは彼の母国ルーマニアの表記なのですが、日本ではエネスコとよばれていますが、これは発音がそれに近い、、というのではなく、フランスでの書き方 Georges Enesco に起因しているらしいですね、、。 なので、正確な発音は日本語のエネスコというよりは、エネスク、、に近いらしいです。

 この人は1881 年生まれ、1955年没で、当時としては長生きの73歳まで生きた人なんですね。最初に書きましたが、作曲家としてだけでなく、ヴァイオリン演奏家としても有名で、当時はフリッツ・クライスラー Fritz Kreisler や、ジャック・ティボーJacques Thibaud とならんで、三大ヴァイオリニストとして有名だったらしいです。

 別に演奏家をバカにするつもりはありませんが、演奏だけする音楽家と、自ら曲も創造する音楽家では、音楽の見方、捉え方が随分違いますし、ちゃんとした曲を作曲できる、、というスキルは、芸術家としてワンランク上な気がします。 でも、その割に作曲家としてのエネスコの名声は、日本では、クライスラーの名前程有名ではない、、と思うのですが、どうしてなのかな、、と考えてみました。

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 クライスラーやティボーがいくら素晴らしい演奏家だったとしても、時代的に録音はほとんどのこっていませんので、その名前だけが一人歩きしているところもあるとおもいまますが、立派な曲、たとえば、バイオリンソナタや、交響曲などなど、後世に残るものを書き残しているにもかかわらず、それらも含めて、エネスコは今一つ知名度が低い、、というところは、曲の内容が、民族音楽的だったりするところや、演奏難しい曲が多い、、、というのが理由なのではないのか、、というところがあります。

 曲の内容の善し悪しより、聴き易い、演奏し易い、、というのは、曲が後世に残る、大事なポイントだったりします。

 あと考えられるのは、クライスラー がオーストリア、ティボーがフランス出身なのに対して、エネスコはルーマニアという東ヨーロッパの国である、ということも大いに考えられますね、、。 エネスコは才能を認められて、子供の頃の7歳で、ウイーン立音楽院に入学していますし、後にパリの音楽院にも学んでいて、活動はヨーロッパだけに及ばず、アメリカでも演奏していたのですが、なかなか国籍の壁は越えられないものなのでしょうか、、?。

 ヴァイオリンの教師としても、かなり優秀で、ユーディ・メニューイン、アルテュール・グリュミオー、クリスチャン・フェラス、イヴリー・ギトリスなど蒼々たる演奏家の指導にあたっていたということも、驚くべき事なのですが、今一つ、クライスラーなどより有名ではないんですよね、、。

 そう言う意味では、以前このブログにも書いた、Kremer のアルバムはとても貴重で、素晴らしい内容の作品で、エネスコの素晴らしい仕事を一般に知らしめる事ができるアルバムだと思います。

 久しぶりに音楽の話題をかいたら、思いっきりお宅な内容になってしまいました、、、( ̄^ ̄) 。

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2016年01月22日

すっきりする為の音楽。

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 仕事で聴く音楽、というか、聴かなければならない音楽の多くはバンド編成というか、小編成そして内容は様々なのですが、大きなくくりでとらえると、少ない転調や、均一もしくは一定の法則をもって変化するリズム構造のもので、それはそれで、そこそこ複雑なのかもしれませんが、どの曲も似た様な音響傾向。

 この似た様な音響傾向の音楽ずーっと聴き続けているわけですが、それらは、ノイズや歪みなどのほとんど無い、ある程度電気音響的には整った状態ではありますが、食べ物で言えば、同じ味の傾向のものをずーっと食べ続けている様な状態。 限られた食感、限られた味付け、たとえばパンとコーヒー、サンドウイッチとミルク、ハンバーガーとカフェオレみたいな感じで、三食同じ感じ。 

 これは、西洋のある種のコミュニティーでは、とくに不思議ではない、単調ではない食生活の部類に入るのかもしれませんが、我々日本人の味覚にはかなりの単調さを感じます。 三食ともパンとコーヒーとかにならないと、単調とは感じない、たくさんのあちらの人達とは随分味覚がちがうのかもしれませんが、いろいろな音楽を知っているのに、ある種の形態の音楽ばかり聴く、、ということは、それと似た様な感覚に陥っている、という気がします。

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 これはおそらく、一般的な感覚で言えば、それほどの単調さ、では無いのかもしれませんし、そういう環境でも、一向に気にならない、、という人もそれなりの数、世の中にはいるのかもしれません。 そういうことが、以前書いた、飲食店のBGMで、あるアルバムの一曲だけを延々リピート再生して流す、、という私にとっては「事件」にちかい事が起こる理由になるのだとは思います。

 昨日、ちょっとしたトラブルで、大きなノイズがスピーカーから出て、あわててボリュームを絞ったわけですが、そのうるさい音、かなりの雑音を耳にした時、「うるさいな、、」という感覚と同時に、不思議な清涼感というか、快感が脳を駆け巡り、不思議なリフレッシュ感を持ちました。


 そんなわけで、、って、回りくどい説明で、どんなわけか解らなくなってしまった人もいるかもしれませんが、最近いつも聴いている(聴かなければならない)音楽とは全く音響的に違う音楽を聴きながらこのブログをかいています。
 
 大きな編成、頻繁で、複雑な転調、色々な楽器の音色が入り交じりながら、変化に富んで進んでゆく音楽性をもつ楽曲を聴くと、なんだか、頭にこびりついた音響の垢みたいなものが、洗い落とされる様なきがします。

 この曲をつくった人や、演奏している人間達、そしてこの音源を制作した人達は、まさか、この様な聴き方をされるという想定はしていなかったとは思うのですが、お陰で、なんだか、頭が軽くなったというか、スッキリした感覚になった、、ということ自体がそれなりに異常な事、、という気がしないでもありませんが、この音楽を聴かなかったら、確実に続いていたモヤモヤみたいなものは、解消された、、という気がしています。

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 名古屋を中心に全国で活動しているサキソフォン奏者 小濱安浩(ts)氏 と、CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦のデュオライヴが熊本であります。

1月27日(水) スイング(酔ing)
             熊本市中央区花畑町10-10 中山ビル2F 096-356-2052
1月28日(木) Jazz Inn おくら
             熊本市南坪井1-12 096-325-9209


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2016年01月06日

私の中の Paul Bley。


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 昨日のブログに書いたピアニストPaul Bley の訃報に関係して、いくつかのアルバムをとりあげて、彼についての私的な思い出を書きたいと思います。

 彼の演奏をレコードで最初に聴いたのはもう40年くらい前に友人の家で Open to Love というソロ・ピアノアルバムを聴いたときだったと、記憶しています。

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 上がそのジャケット写真、ネットから引っ張って来たので質が悪いですが、、。 もしかしたらECMというレーベルの作品を聴いたのも、よく考えてみるとこの頃だったのかもしれません。 このアルバムは1972年にリリースされていますから、おそらくその頃、、つまり新譜として発売されたものを、年上の友人が購入し、それを聴いたということなのかもしれません。 しらべてみると、キース・ジャレットの有名なケルンコンサートが75年のリリースなので、それより前なんですね、これは、、。

 初めてそれを聴いた印象は、何とも文章にしにくいのですが、単刀直入に書くと「なんか、へたくそだな、、この人」、、。 でも、不思議な魅力を感じて、その後何回も聴いてとても好きになるのですが、、とつとつとした語り口と、いまでは考えられない、全くリヴァーブのかかっていないピアノの音、一部内部奏法(弦を直接はじく)も用いていたりして、なんともつかみどころがない、ながらも、ナニか癒される空気感に虜になったものです。

  Paul Bley氏は、1932年生まれですから、Bill Evans より三歳だけ若い。ごく初期はソニーロリンズと来日したり、チャーリー・パーカーやレスター・ヤングとベン・ウェブスターなどとの録音があったり、どちらかというとメインストリーム的な活動をしていて、ミンガス、ブレイキーのメンバーで、ピアノトリオの作品もあるのですが、その後当時の最先端のジャズ、フリージャズ的な活動にシフトしていったようです。

 上に書いた「Open to Love 」につづいて私が聴いたのは、 Paul Bley, Ornette Coleman, Don Cherry, Charlie Haden Billy Higginsというメンバーで録音されていたライヴ音源「Coleman Classics」でした。 今回の文章を書く為に調べてはじめてわかったことなのですが、このアルバムは、1958年に録音されていた物を、 Paul Bley氏が、1977年に自分のレーベル、IAI(Improvising Artists Inc.)からリリースしたものでした。 

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 とても地味なジャケットで、当時私はてっきり海賊盤だとおもっていたのですが、そうではなかったのですね、、。彼はこのIAI(Improvising Artists Inc.)から、いろいろな作品を発表していて、その枚数はかなりの数になります。

 しかしこの「Coleman Classics」のメンバーたるやスゴい!。 なんというか、くせ者揃い(笑)。それにしても、このメンバーはもうみんなこの世の人ではないのですね、、。別の言い方をすれば、Paul Bley だけが生き残っていたというわけですが、その彼も、、。

 それにしてもこのPaul Bleyという人、一般のジャズファンにはあまりにも人気がない、、というか、知られていない、、。 地方のジャズ喫茶なんかに行くと、Ornette Coleman, Don Cherryはあっても、Paul Bleyは一枚もアルバムがない、、というところもあります。

 まあ、スインギー、、、とか、グルーブとか、いわゆるジャズらしいところのほとんどない人ですからね、、。でも、とても音色のきれいな、美しい演奏をする人で、私は大好きデス。

 一度位生演奏を聴きたかった。カナダに住む知り合いから、最近はソロで時々モントリオール辺りで演奏している、ときいていたのですが、、。

 明日も書いちゃおうかな、、 (´o`;。

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2015年12月09日

良い音で聴く ヒンデミット。

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 今日の気候は、明け方は7℃くらいで、冷え込みましたが、日中はみるみる気温が上がり、17℃以上まで上がりました。湿度も比較的低めで、まあまあ過ごし易い天気でした。 ある程度乾燥していたので、日が落ちてからは、それなりに冷え込んできています。

 これまで、このブログで何度か触れて来た、作曲家ヒンデミットの、交響曲を先日手に入れたオーディオプレーヤーで、聴いてみましたが、ヘルベルト・カーゲルに指揮する、ドレスデン・フィルの演奏は大変素晴らしく、また、シャルプラッテンレーベルの録音が素晴らしいので、ヘッドフォンで聴いても、まるでホールの良い席できいているみたいです。

 それにしても、1980年録音のこのアルバムは素晴らしく、ドレスデン・フィルという演奏団体のことは詳しくはしらないのですが、とても優秀な演奏家たちが集まっている様で、曲の良さもありますが、そのアルバムでは感動的な演奏を繰り広げています。

 いつも音楽を聴くときは、「アレが聴きたいな〜」と思って、衝動的にCDを探し、プレーヤーに入れて聴きますが、なかなかアルバムが見つからなかったりして、とてもめんどくさい思いをしたり、結局CDを見つけられなくて、聴くことを断念することもしばしばです。

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 前に使っていた、オーディオプレーヤーはメモリーがたったの4Gしかなく、圧縮しないで、入れるとアルバム5枚くらいしかはいらないのですが、今度手に入れた物は、64Gなので、圧縮しなくても、7〜80枚は入れることができます。

 既にパソコンに入れてあるもの、そして、なんらかの理由で入れていないもの(パソコンのHDもあんまり余裕がないので、、)も含めて、別の大きめのディスクに入れて、オーディオプレーヤーにもうCD50枚分以上は入れたので、かなりの数のアルバムを、いつでも聴くことができます。

 お陰でここ数日かなりの量の音楽を聴きました。

 しかし、3年前の製品とは言え、一般の人の再生環境がココまで進歩しているとは、昨日に続き不勉強で知りませんでした。 こういうもので、音楽を聴いていらっしゃる方はたくさんいると思うのですが、付属のイヤホンではなく、どうにかして、ちゃんとしたヘッドフォンで聴いてほしいと、強く願うわけですが、本当にちゃんとした製品で聴けば、かなりの高音質で音楽を鑑賞することができます。

 こういう音で聴いていてくれれば、私の仕事もやりがいがある、、というものです、、( ´θ`)ノ。

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 CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦が、小濱安浩クインテットと池田-小濱クインテットのメンバーとして中京地区三カ所(岐阜県、三重県、名古屋府)で演奏します。新進トロンボーンプレーヤー坂本菜々さんも参加します。

12.27.sun
 ISLAND CAFE お問合せ:TEL. 058-213-7505
岐阜市一日市場北町3-7
小濱安浩クインテット
小濱安浩(ts)・坂本菜々(tb)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)
12.28.mon
 Salaam お問合せ:TEL/FAX 059-326-7568
三重県四日市市智積町3191-3
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)
12.29.tue
 Mr.Kenny's お問合せ:TEL. 052-881-1555
名古屋市中区金山5丁目1-5 満ビル2F
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)


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2015年11月27日

作曲家チェレプニンの話


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 しかし、急に寒くなりました。 今朝は未明前に、5℃位まで気温がさがり、昼間の最高気温は12℃いかない位、、。まあこれが、この季節の普通の気温なのかもしれませんが、予報によると、来週はまた寒さがゆるむらしいです、、。

 昨日少し書いた作曲家、アレクサンドル・チェレプニンの話。

 この話を書く前にどうしても避けられないのが、日本の作曲家、伊福部昭(いふくべあきら)氏の話です。私がチェレプニンと言う名前を初めてきいたのは、もう30年位前、この伊福部氏の作品のCDのプロフィールを見た時でした。

 その時は、チェレプニンが何処の国の人なのかも、どんな作曲家なのかも知りませんでしたし、ただ伊福部氏がチェレプニンから賞をもらった、、ということだけが情報として、当時、私の頭にインプットされました。

 今回この文章を書くにあたって、その辺のことを少し調べてみました。

 伊福部氏は北海道の国立大学の農学部を卒業しており、趣味で独学で作曲をしていたようですが、その後現在の林野庁にあたる役所に就職して、アマチュアの作曲家として活動していましたが、大学の卒業の年(1935年)に、パリで行われたチェレプニン作曲コンクールに応募し、アルベール・ルーセル、アレクサンドル・タンスマンなど、当時のフランスの有力な作曲家の審査委員達の全会一致で、一位に入賞したということですが、これってかなりスゴいことだと思うのですが、あんまりこれまでのいろいろな文章には、ハッキリは出ていませんでした。

 彼が北海道での公務員生活をやめて関東に出てくるまでに、なんとそれから10年もかかるのですが、これも細かい資料を見てはじめて知りました。

 その後、彼は映画音楽などの仕事をして、代表作は「ゴジラ」の音楽を作曲して、現代では有名なわけですが、最近ではゴジラ=伊福部昭というような、お宅文化全盛のせいもあり、その他のたくさんの映画などのために書いた曲ではない曲より、ゴジラ関連の曲ばかりが有名になってしまった気がしますが、彼は2006年に 92歳で亡くなるまで、たくさんの曲を書いています。

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 そんな伊福部氏がわずか一ヶ月なのだそうですが、教えを受けたのがチェレプニン氏なのですが、伊福部氏の音楽の教育歴はコレだけで、驚くべきことに、あとは全くの独学なんだそうです。

 チェレプニンは、伊福部氏に自分のナショナリズムを捨てること無く、日本人らしい音楽活動をするように勧めたということで、それがその後の伊福部氏の音楽活動に強い影響を与えたらしいです。

 なんだか、チェレプニンの話の前に、伊福部さんの話で、随分ながくなってしまいました。チェレプニンが、伊福部さんに言ったことは、女流作曲家ナディア・ブーランジェが、弟子のジスモンチや、キース・ジャレット、アストル・ピアソラなどに言ったこととほぼ同じで、これはなかなか興味深いことではあります。

 そういったチェレプニンのことを何故書こうと思ったのかといいますと、数日前に偶然ですが、彼の作曲した無伴奏チェロ組曲が入ったCDを中古屋さんでみつけたからなんです。

 これがナント私のチェレプニンの曲初体験というわけで、チェレプニンという人の書いた曲をはじめて聴きました。ついでにと言ってはなんですが、You Tube でも検索してみましたが、出てきた曲は少なかったですね、、。試聴回数も随分少なめ、、(CMSレコードの試聴ムービーよりは多かったですが、、、ナンだかな、、)。やはりまだまだマイナーな作曲家なのだな、と思いましたが、ピアノコンチェルトの4番の一楽章から三楽章までを聴いてみましたが、なかなか素晴らしい曲だと思いました。

 どうも近年アレクサンドル・チェレプニンは再評価されてきているらしく、その音源は日本人のピアニストと、中国系アメリカ人の指揮者が演奏していました。

 もうかなり昔1977年に亡くなっている人ですが、ふとしたきっかけで、その人の音楽を知る機会がある、、ということは、なんだか不思議な気がします。 

 自分にとっての新しい音楽の出会いというモノは、この歳になると、とても貴重な気がします。

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CMSレコード主宰、ピアニスト細川正彦 の演奏が熊本であります。
2015.12.02.wed
菅原高志 QUARTET メンバー菅原高志(Drums) 松井宏樹(A.Sax) 細川正彦(Piano) 荒木卓也(Bass) 
レストランバー キーブ
〒860-0806
熊本市花畑町11-14 KOHENビル2F
TEL.096-355-1001
Open/18:30 Start/20:00


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2015年11月02日

バラード


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 すっかり上着が手放せない気候になりましたね、、。

 このブログには8つのカテゴリーがあって、「日記」「音楽」「最近食べた麺」とか、いろいろ。 

 今日は「音楽」というカテゴリーで文章を書いてみたいと思います。

 このブログもうすぐ丸三年になりますが、今見たら、「音楽」というカテゴリーで、40回書いています。CDレーベルのブログなのに、麺とか、食のことばかり書いている、、と自分でも思っていたら、意外とマジメに音楽のことも書いているじゃないですか、、、。

 でも3年間毎日書いているということは、365×3= 1095なので、そのうちの40回って、そんなには多くは無いですが、、(^^ゞ。 でも、他のカテゴリー、、Gidon Kremer や、Glenn Gouldも、一応音楽の話ですしね、、、。

 言い訳はコレくらいにして、音楽の話。


 バラードがすきです。

 音楽で、静かな曲、ゆっくりした穏やかな曲を、バラードと呼んでいますが、どうやら、ballad を、そういう音楽の意味で呼んでいるのは日本語だけ?みたいなのですが、、。 もともとは中世のフランスで書かれていた短い「誌」の呼び名から来ているみたいですが、、。

 ここのところ、ず〜っとCD用のミキシングの仕事をしていますが、今日はバラードの曲の作業をしています。 いろいろな音楽がありますが、実は私、静かな曲、バラードが一番好きなんです。

 世の中の音楽が全部バラードでもいいくらい、、。 本当にそうなったら、どう感じるかはわかりませんが、その位バラードが好き、、。

 速い曲や、やかましい曲もべつに嫌い、、という訳ではないのですが、音楽は、本当は静かな曲、穏やかな曲が好きなんです、、、。

 一曲を通して、変化が少なくて、リズムというより、音色の変化できかせるような、、そういう音楽、、。って、あんまりないのですが、。

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 ミキシング作業をしていると、どんな曲でも何回も聴かなければなりませんが、激しい曲を何度も再生すると、かなり疲れますが、バラードなら、何度聴いても大丈夫、、。

 カラッとした午後、窓際で、静かなバラードを聴きながら、お昼寝、、、なんていうのは、私にとって最高の贅沢です。 実はバラードばかり集めた音源集みたいな物も幾つかつくっています。

 自分だけの楽しみの為に。

 普段楽しみではあんまり音楽はききませんが、バラードだけは特別、、、。

 バラード喫茶とかないですかね、、。 ずーっとバラードばかりかかっているカフェみたいなところ。

 飲み物は美味しい紅茶とか、深煎りのコーヒーとか、カフェオレとか、、。 デザートはシュークリームとか、カスタードプリンとかで、まったりとした音楽とまったりとしたデザートと、まったりした飲み物で、「まったりとした時間をすごす、、、」。 フルーツの入ったヨーグルトもいいですね。

 そんなお店があったら、ミキシングの合間にでも行ってみたいですね、、、。 音楽に疲れていても行ける音楽喫茶、、、。

 CMSカフェとかって実現できないかな、、。  CMSレコードの音源から、静かな曲だけをピックアップして、お店でかける。 オリジナル曲ばかりの選曲で、うるさい「Jasrac」も関係なし、著作権フリーで音楽喫茶、、、。

 これって新しいかも、、、、、ですね。

 無理かな、、、 (´o`;。

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2015年10月03日

Ted Brown のこと。


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 今日も昼間はかなりカラッとして過ごし易かったのですが、夜になってもそれほど気温が下がらなくて、ホッとしました。

 暑いときは、早く涼しくなって欲しい、、、涼しくなれば、涼しくなり過ぎないで(寒くならないで)欲しい、、と勝手なことばかり言っていますが、コチラの都合にあわせてくれるわけでもなく、秋は少しづつ深まって行きます。

 昨日、ジャズのアルトサキソフォン演奏者のLee Konitz のアルバムをききながら、ブログを書きましたが、そのアルバムはクインテット編成で、伴奏はピアノとべースと、ドラム、フロンントはもう一人サックスが居て、その人名前は、Ted Brown 。

 そのアルバム「Figure and Spirit」のことは知っていましたし、聴いた事もあったのですが、このTed Brownという人の名前を意識したのは昨日がはじめて、、、。Lee Konitzというと、共演のテナーサックスは Warne Marsh という人が有名で、いつの間にか、その人がこのアルバムでも共演しているモノと、勘違いしていました。

 しかし、永年音楽を聴いているのに、知識が中途半端というか、このTed Brown という人を無視していた、、というのはうかつだった、、というか、失礼だった、、というか、、。 

 調べてみると、Ted Brown は、Lee Konitz と同じ年の生まれで、もうすぐ88歳になる演奏家で、今でも現役で、活動しているようです。 もうすぐ、あと数年で、90歳、、、というのに、現役なこの二人、なんとも喜ばしい限りなのですが、Ted Brown の方は私に限らず、かなり知名度は低いですよね、、?。

 名前を見たとき、七十年代に活動していたので、もう亡くなっているのでは、、と反射的に思ってしまいました、、、。それほど、わたしには馴染みがない演奏者だったわけです。

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 演奏は、この「Figure and Spirit」を聴く限り、Konitz 氏と同じトリスターノ派という感じの演奏。Warne Marshより、クルールさが弱いと言うか、音色は、割とファンキーな感じがしました。 なので、ピアノやドラムが黒人プレーヤーなので、「このテナーの人も黒人なのかな、、」と一瞬、思ったりもしました。

 彼のホームページがあって、まだ英文のバイオグラフィーを全ては読めていないのですが、どうやら、60年代から、90年代くらいまで、コンピューターのプログラマーをして生計を立てていた様です。その間も、テンポラリーに、演奏活動や、レコーディングはしていた様ですが、それが、今一つ知名度がなかった理由の一つなのかもしれません。

 この文章を書きながら、そのバイオグラフィーを読みすすめてゆくと、ナント、2009年に来日していたことがわかりました。知らなかったな、、、。

 そして、その来日をオーガナイズしていたのは、私も存じ上げている、在横浜のマシュマローレコードの主宰者、上不さんという方、、ということが、いまわかりました。人は、意外なところでつながっているモノですね、、。

 なんだか久しりに、懐かしい名前を見て、いろいろな事を思い出しました、、。

 この、Ted Brown という人、すこし研究してみたいと思います。

 
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2015年09月28日

作曲家


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 ここ数日で、バルトークの話とか、アメリカへの亡命音楽家の話をちょこちょこ書きましたが、既に評価が定まっていて、知名度がある、というか、音楽史上重要とされている作曲家だとしても、その作品の内容については、それ程知られていない、、ということはよくありますよね、、?。

 モーッアルトのオペラ、ベートーベンの交響曲、など、その文字を見れば、ああいう感じ、、という風に楽想が浮かぶわけですが、バルトークや、シェーンベルクとなると、どんな音楽なのかな、、という人が多いのだと思います。

 でもよく考えてみると、名前だけでも知られているというのは、ある意味幸せな方なのかも、、、と考える事もできます。 

 演奏家とちがって、作曲家がつくった曲をだれも演奏しなければ、その作品は音楽としてこの世に現れる事なく、全く存在しないものと、同じ扱いになってしまう、、。 自身の存在意義、存在の証として、音楽家にとっての音楽作品は存在しているはずですが、その作品が演奏されないとしたら、、、。

 仮に演奏されなくても、特殊なケースですが、後年別の作曲家や、楽譜を読んで理解することができる人がその作品に目を通せば、「あ〜こういう曲なんだな」とか、いろいろ理解してもらえるのかもしれませんが、演奏しなければ、そしてその演奏を聴く人がいなければ、音楽の存在は限りなく無いものと一緒になってしまうのかもしれません。

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 即興演奏の場合は録音しなければ、その場で消えて行ってしまうということは、当然ですが、長い時間かけてつくった楽譜にされた作品に対して、それがどういう意味をもっているのか、、ということを正しく定義するということは、並大抵のことではありません。

 演奏家が思いついた事をその場で演奏するということは、衝動という意味では、作曲家が五線紙をうめてゆく作業に似ているとは言えますが、それが作曲行為そのものである、、とは言いにくくはありますが、その現場では音楽が生まれている、、ということは間違えなく言えるわけです。

 たくさんの作曲家が曲をつくり、それが演奏されたり、演奏されなかったり、、、。

 中にはバルトークの曲の様に戦火にやられて、焼失してしまった曲もたくさんあったはずです。 現代の様にいろいろなデータという形で、楽譜や、録音物として音楽が時空を超えて存在する事ができる様になったのは、音楽の長い歴史のなかで、まだつい最近の事といってよい話です。

 音楽家、作曲家はなにを考え、どうして曲をつくるのか、、、?。 ただ音楽を聴くだけの人間にはわからない、衝動、音楽に対する考え方があるのだと思います。


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2015年09月27日

アメリカの影響


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 今日は、昼間は久しぶりに湿度が下がり、少しだけカラッとして、爽やかな気候を味わえましたが、温度は28℃近くまで上がって、それなりに暑かったですね、、。 残暑という程では無いにしても、秋というには、まだ少し汗ばむ気候なのではないかな、、と思いました。

 
 昨日、一昨日と作曲家のバルトークの事を書きましたが、彼は、近代の作曲家のなかでは、比較的知名度がある方なのではないのか、、と思うわけですが、その理由として、ハンガリーから、戦火を逃れ、アメリカに移住した、、ということもあるのかな、、と思います。

 オーストリーの作曲家、シェーンベルクも、晩年アメリカに移住しましたが、アメリカという国は、ユダヤ系(バルトークはユダヤ系ではない、と言われている)などの、ヨーロッパの人達をたくさん受け入れていますので、その後米国での活動もあり、あちらのアカデミズムや、ジャーナリズムに芸術家として認知された、という事が、文化的には強いアメリカの影響を受けている我が国でも、彼らの名声や、知名度がある、ということは、無関係ではない、、と思います。

 極端な話を言えば、ヨーロッパの情報で、日本に入ってくるものは、つい最近まで、ほとんどアメリカ経由でしか来なかったと言っても過言ではありません。

 おそらく、本国アメリカ以外では世界で一番ジャズが盛ん?、、あるいは愛好されていると言って間違いない日本ですが、これはジャズに限らず、海外の文化や歴史が、米国系の企業や、人材によって、いろいろな形で我が国にもたらされているという事実があると、ほとんどの日本人が意識はしていないと思うのですが、そう言った現実の中に、たまたまジャズという音楽が含まれている、、、という事なのだと思います。

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 絵画や彫刻等の分野では、音楽程はアメリカの勢力は強くないとはいえ、モダンアートの分野では、やはりアメリカ経由であちらの近代美術館の作品展が多く開催されています。

 私達の好むと好まざるに関わらず、戦後の日本はあらゆる分野で、アメリカとは切っても切れない関係にありますが、戦前は、フランスや、オーストリア、ロシアなどのヨーロッパの芸術の盛んな都市と東京という街は特別な関係がありましたし、人々の行き来も当時の貨幣価値の格差の割には、多かったのではないかと思います。

 当時の東京の中心部には、少なからず、ヨーロッパの芸術家が滞在していましたし、渡航途中に立ち寄る人達もたくさん居たり、ロシア革命のときも、随分多くの人達が、日本に立ち寄った様です。

 その後、日本との関係以外でも、新大陸アメリカの文化は、世界のいろいろな地域に影響を与える様な、さまざまムーブメントを起こしました。 

 ジャズをはじめ、アメリカのいろいろな黒人文化とヨーロッパ文化の混合をバックボーンに持つ音楽がアメリカ発祥とされながら、世界に広がっていますが、日本はアメリカと極めて近い関係にありながら、いつまでたっても、オブザーバーとして、影響を与えるのではなく、与えられるだけ、、という位置にある、ということは、少し残念だな、、と私は思っています。

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2015年09月26日

深まる秋 バルトークの話 2


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 昨日のつづきで、バルトークの話ですが、同様にピアニストとしても有名だったリストと共に、ハンガリー人の音楽家と言われていますが、調べてみると、生まれた年は70年あまりも隔たりがあり、二人の作風が同じハンガリーの音楽家の割に似ていない、、ということは、急速に近代化しつつあった、当時のヨーロッパの状況を考えれば、当然と言えるかもしれません。

 二人の出生地や、育った環境は随分違い、そう言った意味でも、同じハンガリーのピアニスト出身の作曲家の先輩、後輩と言っても、共通点は少なかったのではないでしょうか、、。

 リストが、ドイツ音楽の強い影響のもと、自分の音楽を創っていたのに対して、バルトークはハンガリーの民族性、ナショナリズムを強く意識した曲造りをしていて、そのあたりが、個性的で、評価の対象になっていると同時に、一般の音楽ファンや、クラシック愛好家の方達にとっては、難解な印象を受ける理由にもなっているのだと思います。

 それにしても、私が、バルトークに関して、特殊な音楽家だな、、と思うのは、ショパンや、シューマン、リスト、ラヴェルや、ドビュッシーなど、ピアニスト出身の作曲家が、膨大な数のピアノ音楽の作品を残しているのに対して、バルトークが、ピアノ協奏曲こそ三曲つくっているとはいえ、ピアノソナタや、その他のピアノを中心にした作品がそれほど多くないということです。

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 演奏される曲の種類では、圧倒的に、オーケストラ関連、、たとえば、管弦楽の為の協奏曲や、バイオリン協奏曲などが多く、次いで、二台のピアノと打楽器の為のソナタや、バイオリンソナタなどが多い気がします。

 声楽曲も多い様ですが、ハンガリーの言語、マジャール語のせいもあり、演奏の機会は、ハンガリー本国以外では、ほとんど、ないのではないでしょうか。マジャール語は恐らく、日本語よりはるかにマイナーな言語ではないかと思います。 日本ではたった一つの大学がマジャール語の学部を開設しているのみです。

 調べてみると、ショパンや、リストの数ほどではないようですが、ピアノの独奏曲もそれなりの数はある様ですが、戦災で紛失してしまった曲も多いらしく、それらは世の中には、ほとんど知られていません。 そういういみでは、この文章を書くきっかけになった、ピアノ協奏曲は、彼の作品の中では、まだ知られている方なのではないのかと思います。

 作曲家として以外では、ピアノ教育者、民族音楽の研究家という側面をもっていたバルトークですが、教育者としては、「ミクロコスモス」というピアノ練習曲集を作曲していて、彼の代表作の一つと言われる事がありますが、日本ではほとんど使われてはいません。

 民族音楽の研究では、ハンガリーの田舎の民謡などを採譜し様々な研究をして、音楽教育の分野に反映させ、作曲家のコダーイとともに、ハンガリー国家の教育システムの構築にも貢献している様です

 音楽の話は、歴史や、様々な資料をもとに、いろいろな文章を書く事ができますが、本質は、音楽そのものを聴かなければ、何もわかりませんので、是非、この機会に、ハンガリーの作曲家、Bela Bartok の作品に触れていただきたいものです。

 東洋系といわれているハンガリーですが、あちらでは、日本や中国と同じ様に、名字を先に、そして名前を後に書いたり、発音する習慣があり、あちらのレコード店でみる、バルトークのアルバムや楽譜には「Bela Bartok」ではなく、「Bartok Bela 」という表記の物がたくさんあります。

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2015年09月25日

深まる秋 バルトークの話


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 今日は、9月25日ですが、もうすっかり「秋」と言って良い気候、、、になってきました。

 秋と関係があるかどうかわかりませんが、随分前にクラシックのピアノ協奏曲についてちょっと書いたのですが、このブログで、クラシック音楽の事を書く時は、ヴァイオリンのことを書くことが多いので、ピアノ音楽の話は珍しい事です。

 その曲はハンガリーの作曲家、ベラ・バルトークのピアノ協奏曲第三番についてなのですが、この曲は、非常にレア、、というわけではありませんが、それほど有名な曲でもありません。

 ハンガリーという国はヨーロッパにありながら、東洋系の民族が国民の大多数を占める国で、見かけは西洋系の顔をした人々が多いのですが、いわゆる、フン族(国の名前もここからきている)の末裔であるといわれている人が沢山いる国です。

 一昔前の音楽の教科書には、近代の音楽というと、シェーンベルクなどと一緒に、Bela Bartok の名前が必ず出てきましたが、名前を知っている人はそれなりにいても、その曲に付いて知っている、、、という人は少ない気がします。バルトークという人は、1945年まで生きていた人なので、本当に、音楽史という観点から見ると、つい最近まで生きていた人、と言ってよいのですが、ピアニストとして活動していた割には、ピアノのソナタや協奏曲などの作品はあまり有名ではありません。

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 話を、ピアノ協奏曲第三番に戻すと、その曲はモーッアルトや、ベートーベン、近代ではラベルなどの協奏曲に比べて、それほど知られては居ない曲ですが、それなりに多くの人が演奏していて、You Tubeを見てみると、アルゲリッチ、シフ、エレーヌ・グリモーなど、有名ピアニストが多数演奏しています。

 新しい時代の曲、近代になるほど、アブストラクトというか、モダンな楽想になると、演奏者の個性は出にくい、というか、曲のキャラクターが強い、、、と私は思っていたのですが、上に書いたピアニストの演奏をYouTubeで見て思ったのは、演奏者によって、全く違う曲に聞こえる、、、ということです。

 実に不思議なのですが、同じ曲を聴いている、ということを認識しながら異なる演奏を聴いているのに、なんだか違う曲の様に聞こえる、、、。

 これはバルトークの曲の構造の特徴のせいなのか、、それとも、あまりにも各々の演奏者の個性が強いのか、、、?。 

 ここで、バルトークというピアニスト出身の作曲家のつくったピアノ曲について考えてみると、ピアニスト出身でありながら、例えば、同じハンガリー出身のリストなどと比べて、あまりにも、ピアニスティックではない、、ところが、彼の曲にはあります。 

 よく考えてみると、リストと、バルトークはそれほど年齢は離れておらず、かなり近い世代のはずなのですが、曲を聴いてみると、およそ、同じ国の作曲家とは思えない程、音楽的に共通点がありません。

 明日に続く、、。

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