2014年03月03日

Claus Ogerman & Michael Brecker ‎– Cityscape vol.24

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 みなさんこんにちわ、CMSレコードエンジニア、小宮山英一郎が選んでおすすめする、アルバムを取り上げるコーナー「この一枚」。

 1月22日以来の今年の2回目にご紹介するアルバムは、「クラウス・オガーマン& マイケル・ブレッカー シティースケイプ」です。

 このアルバムは1982年にワーナーブラザース傘下のジャズ・レーベル、Mosaic Contemporaryから発表されたもので、実に豪華なメンバー(ミュージシャンもスタッフも)で制作された作品です。

 クラウス・オガーマンはポーランドで生まれ、ドイツで活動していたピアニスト、アレンジャーでしたが、29歳のとき、アメリカに移住し、有名なプロデューサー、クリード・テイラーと組んで、A.Cジョビンのアルバムのオーケステレーションや、フランク・シナトラとの仕事で、名を揚げた人ですが、日本では、なぜかイマイチ知名度がありません。

 ジャズの世界では、ジョージ.ベンソンをはじめ、ビル・エバンスなどとも仕事をしている人で、最近では、ダイアナ・クラールのアレンジも手がけている様です。

 共演のマイケル・ブレッカーは、テナーサックス奏者として、フュージョン、ジャズ、ポピュラーとあらゆるフィールドで活動していた人ですが、2007年に、 57歳の若さで、白血病で、この世を去ってしまいました。 

 このアルバムは、まだマイケルが、33歳の時の作品。 先ほども書きましたが、しかし豪華な布陣。 べースが,曲により,エディー・ゴメスとマーカス.ミラー、ドラムはスティーブ・ガッド、ギターもバジー・フェイトンとジョン・トロペイ、パーカッションはポリーニヨ・ダ・コスタ、キーボードのウオーレン・バーンハート、、、等々これ以上は無いという豪華メンバーで、ストリングスのコンサートマスターも、デビット・ナーディンが、ニューヨーク・フィルから来ています。 この人は、よく、オガーマンの仕事に顔を出していますね、、、。

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 オガーマンというと、どちらかというと、オーケストラの編曲家というイメージを私はもっていましたが、ここでは、全曲作曲もしていますし、現場で,指揮もしています。 

 素晴らしい演奏家がたくさん参加していますが、彼らのソロはほとんど無く、いってみれば、マイケル・ブレッカーを主役に据えた、コンチェルト的な音楽ということができると思いますが、オガーマン独特の、浮遊感のあるストリングスとタイトなリズム隊が織りなすサウンドとマイケル・ブレッカーのモダンなサキソフォンのサウンドは、とてもリッチで、素晴らしい出来上がりですが、いわゆるアドリブでない、楽譜に書かれていると思われる箇所のブレッカーのプレイは、ぎこちない,,ということはありませんが、ちょっとリハーサル不足かな、、、というところが、ないわけではありません、、(^_^;) 。

 トミ−・リピューマのプロデュースのもと、エンジニアも、名手、アル・シュミットが担当していて、彼らしい、美しく,繊細な、上品なサウンドに仕上がっています。 なお、マスタリングは、グレッグ・カルビ、、が担当しています。

 他に私が今回あらためて聴いて、注目したのは、ストリングスと、ピアノ以外のエレピや、キーボード(シンセ)使い方が地味ながら、絶妙な組み合わせをしていて、なかなか興味深かったですネ。

 タイトなリズム楽器と、ふんわりとしたオーケストラサウンド、それに、コンテンポラリーなブレッカーのメタル・マウスピースのサウンドがよくマッチして、極上の仕上がりになっています。 超高級BGMサウンド、、、と言ったら、怒られますかね、、、?。
 
 これ LP 時代の作品なので、50分弱の長さですが、なかなかマニアックな素晴らしいアルバムです ( ^ ^ )/ 。 

 これアナログも持ってたな〜、、。

 
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MBrecker_Cityscape.jpgBass – Eddie Gomez (tracks: 1, 3), Marcus Miller (tracks: 2, 4-6)
Composed By, Arranged By, Conductor – Claus Ogerman
Concertmaster – David Nadien
Drums – Steve Gadd
Engineer [Assistant] – Don Koldon, Don Wershba, Hugh Davies (2), Jason Corsaro, Michael Christopher (2)
Guitar – Buzzy Feiten (tracks: 4), John Tropea (tracks: 2)
Keyboards – Warren Bernhardt
Mastered By – Greg Calbi
Percussion – Paulinho Da Costa (tracks: 2, 4)
Photography – Suzanne Nyerges
Artwork By [Art Direction/design] – Simon Levy
Artwork By [Cover Art] – Louis Lozowick

Producer – Tommy LiPuma
Producer [Reissue] – Matt Pierson
Recorded By, Mixed By – Al Schmitt
Recorded at: The Power Station and Mediasound, NYC

Mastered in 24-bit at Sterling Sound, NYC

Originally released in 1982

 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
 
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posted by えんこみ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | この一枚
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