2014年01月21日
今年初 GG
いやあ、久しぶりに、ブログ更新が次の日の昼を過ぎてしまいました、、。 もう夕方ちかくです、、(^_^;) 。
それとは関係なんですが、今年初めてのグールドの話、、。
グールドという人が、コンサートの演奏活動をするのを、ある時期からやめて、レコーディング専門の演奏家になった、、、というのは有名な話ですが、もちろんクラシック業界では、とても珍しい話、、。 他のジャンルでは、ドナルド・フェイゲンとかピンク・フロイドなど、当初はライヴをしない、公開の場所での演奏はしないと公言していたバンドも、プロジェクトの内容がかわったり、いろいろな事情も変化して、最近は時々コンサートをやっているグループ、というか、アーティストもいます。
彼らの場合はスタジオでの多重録音で、リアルタイムの実演が不可能な音楽の構築のしかたで、素晴らしい音楽を作っているという事で、単純に言ってしまえば、グループを構成しているメンバーの人数より、出ている音の数が多い、、、とか、アルバムの演奏メンバーが
一曲ずつちがうとか、いろいろアルバムを聴いている人達の前で、その音楽を再現する事が難しい音楽だったわけです。
そこのところは、グレン・グールドの場合、編集というプロセスは経ているとはいえ、多重録音などの技術は使っていないので、コンサートをやろうと思えば、することもできたはずですが、それをあえて、録音に専念し、一切のコンサート活動を停止し、それを一生つらぬいたというわけです。 でも50代前半という若さで、亡くなっているので、もしあのまま長生きすれば、年取ってから、またコンサート活動をはじめる、、、ということも可能性がないわけではなかったと思います。
それにしても、演奏家がコンサートをやらない、、ということは、録音という手段が無い時代には絶対にあり得ない話ですし、録音という一種の制度ができてからでも、人気がない演奏家なら、コンサートをひらけない、、ということはあり得るわけですが、グールド程の人気=レコードセールスがある音楽家なら、それは常識的には考えにくい話です。
カナダ人のグールドが、アメリカのレコードプロデューサーに、若くして見いだされ、それなりの準備を経て、大々的にうりだされ、その結果、予想以上のセールスをあげ、名声を確立しただけでなく、その後の活動をやり易くしたという事実は、皮肉にも結果的に、グールドと聴衆の距離を大きくする事になってしまったわけですよネ、、、(次のブログにつづく、、)。
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