2013年09月30日

Astor Piasora Cocerto para Bandneon , Tres tangos vol.20

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 おすすめの一枚をご紹介する、「この一枚」のコーナー、8/28日の「MY SPANISH HEART Chick Corea」以来の今日は、このコーナー20回(枚)目になります。
 
 今日のアルバム、アストル・ピアソラのオーケストラとバンドネオンの為の作品集は1987年の録音、ピアソラの晩年60代後半の健康を大きく害する少し前に録音されたものです。
 クラシック的な考え方をすれば、自作自演という訳でピアソラ氏自身がバンドネオンを演奏していて、オーケストラはアメリカ、ニューヨークを本拠に活動する室内オーケストラ、セント・ルカス管弦楽団、指揮はナンと!、作編曲家として有名な、ラロ・シフリンですよ、、 (^_^;) 。

 このディスク、実はいつもの様に中古レコード屋さんをまわっている時に偶然みつけました、しかも値段は780円!!、素晴らしい内容のアルバムを偶然見つけて、しかも、安い(安過ぎ、、)というのは、とても楽しいというか、コレだから、古本屋と中古CD屋巡りはやめられまへんな、、という感じです (^o^)/v 。

 話をこのアルバムに戻すと、、、ピアソラはご存知のとおり、タンゴのバンドネオン奏者兼バンドリーダーであるわけなんですが、クラシックの作編曲、管弦楽法などを、ヒナステラや、ナディア・ブーランジェに師事し、いろいろ勉強した人です。
 いろいろな曲を書いていて、私もいろいろ聞いて来ましたが、今回の作品ははじめて、しかも本人の演奏の録音ということで、お店で発見して、即買いましたが、実際聴いてみると、なかなか素晴らしい、、です ( ^ ^ )/ 。

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 制作はワーナーグループ、Nonesuchレーベルなので、音も良く(音の小さいバンドネオンとオーケストラのバランスをとるのは大変だと思います)、オーケストラはいろいろありますが、まずまずの演奏、、。結構バイオリンのソロもたくさん出て来て、コンサートマスターは名前は書いていませんが、とても良い音を出しています。

 しかし自分の曲とはいえ、ピアソラ氏の演奏はあまりにも素晴らしい、素晴らしすぎます、、。しかしこんなに、素晴らしい曲を書いて、自分でソリストまでやり、良い音で録れたアルバムまで出せて、幸せな人だな、、と思います。

 演奏の成功の要因の一つに、旧友というか、ピアソラ氏が、パリに住んでいた時に結成していた楽団で、ピアノを弾いていた、同じアルゼンチン出身の、ラロ・シフリンが指揮を担当している、、、ということもあるのでは、と思います。
 手に入れたばかりのアルバムですが、久しぶりに、「これから長年聴き続けるだろうな、、」と思える作品だな、と思いました。

 この曲は、ピアソラの音楽とタンゴ(ピアソラ=タンゴではない)が無理なく、オーケストラの語法に写し取られていると同時に、バンドネオンの表現の幅広さを余す事なく伝えている、名曲だと思いました。
 アルゼンチン、パリ、ニューヨークと彼が暮らした様々な街の風景や音楽の息吹が、自然と作風に現れていて、そう言う意味でも、非常に今日(こんにち)てきな作品だなと、感じました。

 このアルバムは、今でも普通に手に入る様です、、。皆さんも是非!!。

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MUSICIANS
Astor Piazzolla, bandoneon
Orchestra of St. Luke's
Lalo Schifrin, conductor

Produced by Robert Hurwitz
Associate Producer: Arthur Moorhead
Recorded September 1987 at Richardson Auditorium in Alexander Hall, Princeton, New Jersey
Engineer: John Newton
Associate Engineer: Henk Kooistra
Digital Editing: E. Amelia Rogers
Mastering: Robert C. Ludwig

Cover photographs by Joel Meyerowitz
Art direction and design: Henrietta Condak



CMS Records web site  http://cms-records.biz
posted by えんこみ at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | この一枚
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