2013年09月03日

クレーメルのピアソラ

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 昨日のクレーメルの初めての、ピアソラ作品、「ピアソラへのオマージュ」ですが、クラッシックの巨匠も、ピアソラの曲の雰囲気を出すのは難しかった、、という話でしたが、あのアルバムはレコード会社もかなりの力を入れて制作していたので、ジャケットのグラフィック、録音なども、すばらしく、かなりの枚数が売れたみたいです。
 
 その後のアルバムに比べ、演奏の完成度はイマイチながら、それが沢山売れて、世の中の多くの人に聞かれることになる、、。中にはクラシック愛好家の中で、あのアルバムで、初めてアストル・ピアソラの音楽を聴いた人もいるわけで、「ピアソラの曲ってこんなものか、、、」と思ってしまったり、キレーメルのピアソラはこんな感じ、と思われると、ちょっと残念で、まあ、皮肉な話ですよね、、、。それとも、あれはレコード会社の巧妙な政策によるもので、クラシックファンには、本格的なタンゴ風の演奏は刺激が多過ぎる、、、という判断の結果だとしたら、、。どなたか真実をご存知の方いらしたら、教えて下さい (^_^;) 。

 でもクレーメルの場合、レコード会社のプロデューサーがそんなサジェスチョンをしても、言う事をききそうではありませんが、、。逆にまじめに取り組んだにもかかわらず、私が感じている様な結果の録音になってしまったと、本人が思っていたとしたら、悔しいと思っているかもしれません。こればかりは本人に訊いてみないとわかりませんが、そういうことは、本人に会ったとしても、なかなか訊きにくいことではありますね、、、 (^_^;) 。

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 あらためて、「ピアソラへのオマージュ」をきいてみた後、その後の演奏をいろいろ聴いてみると、本当に素晴らしいので、昨日から書いている事が、真相のような気が、私はしています。
 クレーメルの演奏だけでなく、ピアノのヴァディム・サハロフや、アロイス・ポッシュの演奏も、あとのアルバムでの演奏は自由闊達な感じが、明らかにします。
 若いバルト三国の演奏家のアンサンブル、クレメラータ・バルティカの演奏によるピアソラは生の演奏でも聴きましたが、とてもすばらしいもので、クラシックの演奏家のジャンル門外漢の不自由さは感じませんでした。
 話は少し変わりますが、クレメラータ・バルティカは本当に優秀なアンサンブルで、他にあのような演奏をできるアンサンブルがどれだけあるだろうか、、。?という程完成度の高い演奏をしているのに、あまり評判をきかないのは、不思議で仕方ありません。
 伝統的なクラシック音楽だけでなく、現代音楽、ポピュラー的なレパートリー、ジャズに至るまで、目を見張る様な演奏をしてくれます。まだ聴いていないかたは、是非コンサートへ、、もちろん総統のクレーメル氏(師?)の演奏もきけます。

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posted by えんこみ at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Gidon Kremer
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