2013年02月09日

Chamber Concerto for Piano and Violin with 13 Wind Instruments

くもくも.jpg

 今日は久しぶりのクラシックねた、、。久しぶりなので、ちょっとマニアックな曲について書きたいと思います(いつも結構マニアックですが ^^;)。
 取り上げる曲は、アルバン・ベルクの「ピアノとヴァイオリン、13の管楽器の為の室内協奏曲」です。

 通常協奏曲というと、ピアノとか、ヴァイオリン、とかフルートとかクラリネットとか、一台の楽器とオーケストラの共演する曲が多いんですが、意外にも複数の楽器の為につくられた曲も、沢山あります。
 
 例えば、ベートーベンはピアノとチェロとヴァイオリンの3重コンチェルト、モーッアルトはヴァイオリンとヴィオラの為のシンフォニア・コンチェルタンテ(合奏協奏曲)、かわったところでは、メンデルスゾーンのピアノとヴァイオリン、弦楽オーケストラの為のコンチェルトなんていうのもあります。もう少しかわったところでは、ショスタコービッチの協奏曲第一番のように、ピアノ協奏曲といいながら、トランペットの独奏も入ってくる曲があります。それからバルトークの管弦楽の為の協奏曲というのもありましたね、、。

 ところで、今日取り上げた曲の13の管楽器とは、木管,金管あわせて、 piccolo, flute, oboe, English horn, E♭ clarinet, A clarinet, bass clarinet, bassoon, contrabassoon, trumpet, French horn×2 tromboneです。

 なぜこのような編成になったかは不明ですが、ベルクは当時作曲の先生のシェーンベルクの50才の誕生日を記念して作曲していたそうですが、完成が間に合わなくて数年後にできたらしいです (^^) 。
 
 細かい11の楽章に分かれている曲で、全体で40分近い長さですが、楽章はほぼ途切れることなく演奏されます。

 ピアノがイニシアチブをとる部分とヴァイオリンがとる部分、二つの楽器が混じりあう部分といろいろなシーンがありましが、いわゆる12音音楽ですから、わかりやすいテーマや動機はありませんが、細かく聞いてみると、テーマと変奏、ロンドなどの手法が普通に使われています。
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 私はこの手の音楽の場合、あまりそういう事を意識すること無く、無機的な音の波に身をまかせながら聴くのも好きなのですが、何回も聴いていろいろわかって来ると、それはそれで面白くはあります。

 私はこの曲のCDを二枚持っていて、一枚はピエール・ブーレーズ指揮、ピアノがバレンボイム、ヴァイオリンがズーカーマンの盤と、クラウディオ・アバド指揮で、アイザック・スターンのヴァイオリンと、ピーター・ゼルキンのピアノによる演奏です。

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 あらためて聴いてみると随分演奏によって曲がちがう曲に聞こえるものだなと思います。いまの私の好みでは、スターンとゼルキンの演奏が好きです。
 協奏曲というと通常オーケストラが伴奏するので、大勢の弦楽器が聞こえて来るのですが、この曲は管楽器のみが伴奏で、何か風通しが良い感じで、すっきりした音楽で、心地良いです。 皆さんも機会がありましたら聴いてみて下さいね。

 ベルクはヴァイオリン協奏曲もいいですよね。
最近もう一つかわったコンチェルトをみつけましたので、次の機会に紹介してみたいと思っています。

■ Piano Perter Serkin, violin Isaac Stern  Menbers of London Symphny Orchstra,Claudio Abbado
■ Piano Daniel Barenboim, violin Pinchas Zukerman   Ensemble Intercontemporain, Pierre Boulez

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posted by えんこみ at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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