2013年02月08日

ブルー・アンド・グリーン ♫

ゆうやけ.jpg
 CMSレコードエンジニア、小宮山です。
 昨年の12月12日に始まったこのブログですが、12月18日に池田篤、細川正彦Duo CMS-1001「Interlude」、1月10日にCMS-1003「Trio」をご紹介致しましたが、今日はCMS-1004、「Blue and Green」を取り上げたいと思います。

 今回も試聴用ファイルを添付しておりますので、お聴きになりながら、お読み下さい(ネットやパソコンの状態によって、音がとぎれたりすることがありますが、mp3のサンプルですので、ご了承下さい)。

 「Blue and Green」はCMSレーベルの第3作目、そしてピアノとベース、ドラムによるピアノトリオの編成では二作目になる作品です。前回のアルバム CMS-1003「Trio」と同じメンバーによる録音で、ほぼ一年後の2006年の春に録音しました。

 前作がどちらかと言うと、スタンダードジャズ的な内容だったのに対して、この作品はオリジナル色というか、プロデューサー、ピアニスト細川正彦が考えるジャズ・アルバムの姿を、より具体的に示した内容と言えるでしょう。
 エンジニアとして音質面から見れば、前回のアルバムの教訓を生かして、プロデューサーの要求に応えるべく、様々な工夫をして作業に臨みました。
 
 演奏の内容としては、若いベーシスト(当時26才)の小牧良平氏が、わずか一年の間に格段の成長を遂げ、とても大きな貢献をしていることが、アルバムの成功に大きく関係しています。ソロにバッキングに、一作目にはなかった、積極さと、刺激あるプレイは、確実にバンドに良い緊張感をみなぎらせる結果となりました。
 スタンダード4曲と、短いインターリュードを含むオリジナル8曲の計12曲は、バランス良く配置されており、全体が75分を越える長さながら、聞くものを、全く飽きさせる事の無い構成になっています。
 ビル・エバンスの「Blue And Green」では17分近い長さの長尺演奏ですが、とてもドラマティックな演奏で、アルバムのハイライトと言ってよいでしょう。
 
 音楽的な内容の充実さも、さることながら、サウンドもきわめてクリアーで、各楽器の音が活き活きと記録されていて、明快な定位と、繊細でダイナミックな音色は、繰り返し聴いても色あせない、充実したアルバムになっています。
 
 オーディオショップなどでも、試聴用のソフトとして使われていることも多く、ハイファイマニアや、マニアックなピュアオーディオのファンからも高い評価を受けています。

 CMSレコードの6枚のアルバムの中でも、代表的な作品と言って良い内容で、是非お聴き頂きたいアルバムです。

CMS Records web site  http://cms-records.biz

CMS-1004 Blue and Green.jpg
posted by えんこみ at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アルバム紹介
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