2022年01月24日

昨日の続き、、。

スマートフォンでこのブログをご覧のみなさま、右上の『PC』ボタンをタッチすると過去のブログや他のカテゴリーにアクセスし易くなります。もしくは、スマートフォン用のページの下の方の、Track Backの右どなりのところをクリックすると、他のカテゴリーにアクセスすることができます。このブログは毎日更新しています。

24-2.JPG


 今日も沖縄は、まあまあ暖かい1日でした。湿度も高め、、。せっかく暖かいのに、湿度が低いのに慣れてしまっていて、エアコンを入れて、外の気温より部屋の中が2℃涼しいです。ナンダカナ〜。

 さて、それで昨日の話の続きですが、ジャズピアニスト、Bill EvansのYou Must Believe In Spring というアルバムの話です。
 下に書いたのが、従来の曲の最後にボーナストラックを3曲入れたバージョンの選曲です。そして、その3曲は、やはり元々のレコーディングエンジニアAl Schmittによるものでないことがわかりました(https://www.discogs.com/ja/release/897901-Bill-Evans-You-Must-Believe-In-Spring)。
ディスコグというサイトがありまして、いろいろなアルバムのデータがのっていますがそのサイトによると、David DonnellyとJeff Magid という人が、ボーナストラックをミックスしていることがわかりました。

1 B Minor Waltz (For Ellaine)
Written-By – Bill Evans

2 You Must Believe In Spring
Written-By – Michel Legrand

3 Gary's Theme
Written-By – Gary McFarland

4 We Will Meet Again (For Harry)
Written-By – Bill Evans

5 The Peacocks
Written-By – Jimmy Rowles

6 Sometime Ago
Written-By – Sergio Mihanovich

7 Theme From M*A*S*H (AKA Suicide Is Painless)
Written-By – Johnny Mandel
======================================================
8 Without A Song
Written-By – Billy Rose, Edward Eliscu, Vincent Youmans

9 Freddie Freeloader
Written-By – Miles Davis

10 All Of You
Written-By – Cole Porter

 このバージョンのCDには、Richard SeidelというReissue Producerがいて Liner Notes も書いていました。このアルバムは、元々は有名プロデューサーTommy LiPumaが参加していて、その関係で、Al Schmittという大物エンジニアが関わることになったのだと思いますが、2回目のCD化にあたっては、全く別のスタッフが制作しているようです。

24-3.JPG


 それで、改めてボーナストラックが入ったバージョンを配信で聴いてみたのですが、やはり後から足した3曲は若干音質が違いました。若干と書きましたが、わたし的にはそれなりに違う、、つまり多くの人はそこまで気にならないでしょうが、わたしが聴く限りでは、それなりに違いがあり、違和感があるということです。
 その点を具体的に書くと、ドラムの音が少し遠い、、と同時に、オリジナルでは全体に左寄りの定位で右側にハイハットが割とはっきり定位していたところが、ボーナストラックのリミックスではハイハットはかなり弱めになっていました。

 このアルバムの場合、全体に穏やか曲が多く、スインギーなグルーブする曲は本来は入っていなかったのですが、お蔵入りになっていたテイクはいわゆるスタンダードナンバーを4ビートでやっていますから、そのあたり音楽的な雰囲気の調整のため、ビートを強調しないためにハイハットを小さくミックスしたのかもしれません。

 しかしそれにしても、このボーナストラックの3曲ですが、どう考えてもオリジナルバージョンの選曲には合いませんよね、、?。これって、演奏して録音していますけど、もしかしたら、ウオームアップのために演奏したのかな、、?と思ったのですが、9曲目の Freddie Freeloaderでは、わざわざこの曲だけ、フェンダーローズのエレピも弾いているので、ウオームアップという感じではなさそうです。

 他の曲でもエレピを弾いているのなら、セットアップして録音することは普通ですが、他の曲、特に最初のバージョンの曲順では、電気ピアノが入ったら、台無しという感じですからね、、。でもわざわざ、エレピをセットしてエフェクターをかけて録音しているわけで、、、なんか不思議です。

 ちなみに、Freddie Freeloaderという曲は、Miles Davis の Kind of Blueで、この一曲だけWinton Kelly に交代させられた曲なので、もしかしたらBill Evans はそれを根に持っていたのかなあ、、?という勘ぐりもしましたが、どうなんでしょう?。他のアルバムやライブではこの曲はレパートリーにはなっていなかったと思うのですが、、。

 ちなみに、ボーナストラック3曲では、他の曲では入っていないドラムソロが、3曲のすべてで入っています。そこから推測すると、この3曲のうち、一曲だけ選んでアルバムのどこかに入れようとしていた、、のかも、、という気もします。まあ、何れにしても、聴けないより、聴けた方が良かったですが、、、って感じのテイクではあります、、( ^∀^)。

 まあ、そんなわけで、二日続けてオタクな話を書きましたが、演奏メンバーのEddie Gomez とEliot Zigmund は存命ですので、お会いする機会があったら、実際はどうだったのか、訊いてみたい気がしますが、1977年の話ですから、本人たちも覚えているかどうかは、微妙ですよね、、(笑)。

24-1.JPG


CMS レコード主宰 細川正彦の演奏情報 


トリオHTK 8thライヴ 

2022年 1月13日木曜日 at GROOVE 19:00〜 〒901-2122 浦添市勢理客 2-18-10 地下一階. tel,fax (098)879-4977.

メンバー 細川正彦 p 高尾英樹 b 川原大輔 ds

/span>

2022年 2月13日日曜日 鹿児島県 徳之島 A-House 〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津7315 0997-83-2981

細川正彦トリオ ベース ジェフ 蔵方 ドラム 川原大輔




細川正彦トリオ ベース 古荘昇龍  ドラム Sebastiaan Kaptein 熊本ライヴ (終了)



2021年 10月26日火曜日  大劇会館   〒860-0808 熊本県熊本市中央区手取本町4-1

       

 10月27日水曜日  おくら 〒860-0848 熊本県熊本市中央区南坪井町1−12










大森ひろ"The Drummist" レコ発ツアー 細川正彦p トリオ 加藤雅史ba 大森ひろds  (終了)



8月25日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ  〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15−28 小島ビル 1F 052-931-0914



8月26日 水曜日 岐阜 アイランド カフェ 〒502-0911 岐阜県岐阜市北島5丁目3−5 058-213-7505



8月27日 木曜日 大阪 八戸ノ里 バー蓄音機 〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5丁目6−5 06-4307-0080 中止



8月28日 金曜日 高知 Panchos(パンチョス) 〒780-0841 高知県高知市帯屋町1丁目2−1 088-823-0647 中止



8月29日 土曜日 兵庫 明石 Pochi

 〒673-0892 兵庫県明石市本町1−1−2丁目 ローソンストア100明石本町店 B1F
 中止





2021年 7 月 ライヴスケジュール(終了)



 7月14日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ 18:00〜

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15−28 小島ビル 1F 052-931-0914

 ピアノトリオ  山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano



 7月16日 金曜日 大阪 梅田 ジャズオントップ 19:00〜

  〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町15−17 ACTV 06-6311-0147

 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano



 7月17日 土曜日 大阪 放出 ディアロード 14:00〜

 〒538-0044 大阪府 大阪市 鶴見区 放出東3丁目-20-21東大阪リビングセンター 4F 090-8141-7309

 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano



 7月19日 月曜日  名古屋 スターアイズ

〒464-0836 愛知県名古屋市千種区菊坂町3丁目4−1052-763-2636

   竹中優子 as 加藤雅史 bass 細川正彦 piano




CMS レコードのアルバム、ネットでも配信中です。



(サブスクリプション Subscription)

Apple Music

amazon prime Music

Spotify

LINE MUSIC

Google Play Music

kkbox

レコチョクBest

ひかりTVミュージック

dヒッツ月額コース

AWA

rakuten music



(ダウンロード Download)



iTunes Store

amazon music

ORICON

mora

レコチョク

dミュージック

Music Store

ひかりTVミュージック

dヒッツ

replay

Google Play

ドワンゴジェイピー

OTOTOY

mysound

着信★うたbyKONAMI







日記(2782)



音楽(141)

エンジニアの独り言(74)

アルバム紹介(6)

この一枚(42)

Gidon Kremer(47)

Glenn Gould(29)

最近食べた麺(192)

ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について (4)

ランダム再生の楽しみ(2)





 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。



  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、

第一弾、納浩一「Little Song Book」

第二弾、
中島教秀「Duologue」



シリーズ第三弾(完結編)

船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@



お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。





 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  

 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。

                               

■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3



CMS Records web site  http://cms-records.biz

posted by えんこみ at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189292489

この記事へのトラックバック