2021年09月16日

録音場所

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  今日はいつもの配信サイトで、私が気になっているポーランド人ピアノトリオで、ECMレコードのここ十数年の、お抱えグループと言って良い、Marcin Wasilewski Trio(マルチン・ボシレフスキ・トリオ)の新作を聞きました。
 このアルバムは今月の初めに出ていたのですが、もしかして配信サイトでは全曲聞くことはできないのでは、、?という気もしていたので、なんとなくまだ聴いていませんでした。

 先ほど検索してみたら、今の段階では全曲聴くことができるようになっていたので、このブログを聞きながら鑑賞しています。ポーランドというと、ここ数日クラシックのバイオリン音楽の話を書いていましたが、なぜかまたポーランドネタが続いていますが、これは偶然です。

 このトリオへの興味は実は、音楽的なところだけでなく、、というか、純粋な音楽以外のところ、、つまり彼らのアルバムをリリースしているレコード会社、ECMレコードの活動の仕方への興味が強いです。もちろんそれはECMの総統である プロデューサー Manfred Eicher氏の作品の作り方に関しての興味ということも言えます。

 ECMレコードというと、独特の透明感のある音作りが有名ですが、それらの多くはノルウェーのスタジオRainbow Studioで制作されていました。そのスタジオのオーナーJan Erik Kongshaug(ヤン・エリック・コングスハウク)氏が2019年に亡くなってから、これからどうなるのだろうか、、?と、私のようなマニアックなファンは心配していました。

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 それまでは、アメリカでの録音は、ニューヨークのアバタースタジオというところを使っていて、ミキシングのみRainbow Studioということもありましたし、Rainbow Studioで造り上げたサウンドが、ECMレコードのサウンドの基準になっていた、、みたいなところがありました。
ちなみに、アバタースタジオは数年前に倒産していて、今は使えない状態になっているらしく、ECM レコードの録音場所としても使われていないようです。

 Rainbow Studioに関しては、コングスハウク氏が亡くなった後も、スタジオには後継者がいて稼働している、、という話もネット上の情報ですが、伝わっていましたが、ごく最近、つまりここ数年の ECMの活動、、、録音歴を見てみるとRainbow Studioは使われていなくて、代わりにイタリアの「Artesuono Recording Studio」というところと、フランスの「La Buissonne」というスタジオがよく使われているようです。

 イタリアのスタジオは、Stefano Amerio(ステファノ・アメリオ)という人がレコーディングしていて、この人はRainbow StudioをECM が使っていた時からECMの作品に関わっていた人でした。フランスの「La Buissonne」は幾人かのエンジニアが関わっていますが、どちらのスタジオも割と田舎に位置するという意味では、Rainbow Studioに近い環境なのかもしれません。
 これは私の想像ですが、やはり大都会にあるスタジオは電源の問題で良い音で録れにくいにくいというところがある気がします。

 しかしそれにしても思うのですが、ドイツのレコード会社なのに、ドイツ国内のスタジオを使うことなく、ノルウエイで録音していたわけですが、それが今度はフランスやイタリアで録るとなると、サウンドに大きな変化があるのでは、、?ということです。
 それで実際に、今までノルウェーで主に録っていた「Marcin Wasilewski Trio」の新作なのですが、フランスの「La Buissonne」で録ってどうだったのか、、というと、やはり随分サウンドは変化していました。
 具体的にいうと、暖かみが加わったというか、丸みが出た、、というか、、。別の言い方をすれば、冷たさが減ったようなサウンドですが、別にクオリティーが落ちた、、という感じはしません。

 これはそういうサウンドを狙ったというよりは、自然と人為的な理由でそうなった、、ような気がします。個人的にはドイツとか北欧の文化と、ラテン系言語の国の文化は随分違うと思うのですが、それをあえて受け入れて録音作業する、、という制作方針はどういう考え方なのか、?というところはあります。

 プロデューサー のManfred Eicher氏は録音やミキシング作業もやる気になれば自身で行える人らしいので、長年使っていて慣れている Rainbow Studio を使って作業をすることは、できないことではないはずなのですが、、。彼にとって亡くなったエンジニアのJan Erik Kongshaug(ヤン・エリック・コングスハウク)氏は掛け替えのない人材で、他の人間との作業を同じスタジオですることは、相容れないことなのかもしれません。

 日本では、田舎にあるワールドクラスのスタジオはとても少ない(というか無い)のですが、今日書いた二つのスタジオはECMレコードの事務所がある場所から、300キロくらいで、ノルウェーのRainbow Studio よりは少し近い、、という地理的条件も選択の理由の一つであるのかもしれません。
 何れにしても、今後のECMレコードの動向には音楽的にも、音質面でも目が離せないと私は思っています。

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CMS レコード主宰 細川正彦の演奏情報 




2021年 8月 ライヴスケジュール(時間等変更の可能性あり)


トリオHTK 6thライヴ 

8月19日木曜日 at GROOVE 17:30〜 (終了しました)

メンバー 細川正彦 p 高尾英樹 b 川原大輔 ds

〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客2丁目18−10 098-879-4977


大森ひろ"The Drummist" レコ発ツアー 細川正彦p トリオ 加藤雅史ba 大森ひろds

8月25日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ  〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15−28 小島ビル 1F 052-931-0914

8月26日 水曜日 岐阜 アイランド カフェ 〒502-0911 岐阜県岐阜市北島5丁目3−5 058-213-7505

8月27日 木曜日 大阪 八戸ノ里 バー蓄音機 〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5丁目6−5 06-4307-0080 中止

8月28日 金曜日 高知 Panchos(パンチョス) 〒780-0841 高知県高知市帯屋町1丁目2−1 088-823-0647 中止

8月29日 土曜日 兵庫 明石 Pochi
 〒673-0892 兵庫県明石市本町1−1−2丁目 ローソンストア100明石本町店 B1F
 中止


2021年 7 月 ライヴスケジュール(終了)

 7月14日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ 18:00〜
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15−28 小島ビル 1F 052-931-0914
 ピアノトリオ  山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano

 7月16日 金曜日 大阪 梅田 ジャズオントップ 19:00〜
  〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町15−17 ACTV 06-6311-0147
 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano

 7月17日 土曜日 大阪 放出 ディアロード 14:00〜
 〒538-0044 大阪府 大阪市 鶴見区 放出東3丁目-20-21東大阪リビングセンター 4F 090-8141-7309
 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano

 7月19日 月曜日  名古屋 スターアイズ
〒464-0836 愛知県名古屋市千種区菊坂町3丁目4−1052-763-2636
   竹中優子 as 加藤雅史 bass 細川正彦 piano








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  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
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お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

CMS Records web site  http://cms-records.biz
posted by えんこみ at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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