2020年04月30日

カデンッアのはなし。

スマートフォンでこのブログをご覧のみなさま、右上の『PC』ボタンをタッチすると過去のブログや他のカテゴリーにアクセスし易くなります。もしくは、スマートフォン用のページの下の方の、Track Backの右どなりのところをクリックすると、他のカテゴリーにアクセスすることができます。このブログは毎日更新しています。


30-1,,.JPG


 昨日書き始めたマニアックな話、、ブラームスのバイオリンコンチェルトと、そのカデンッアについて、続きを書こうと思っていますが、熱心な読者の方、、というか、マニアックな話題にお付き合いしていただける方がフェイスブックの方に、昨日のブログの末尾に貼り付けた以前のカデンッアに関するブログまで丁寧に読んでいただき、今日の午前中長文のコメントをいただきました。

 その方は管楽器の演奏家でもあり、かなりガチな反応をいただき、かなりの量のコメントをやりとりしてしまったので、もう書くことがなくなってしまったのか、?、と思いきや、まだまだ続きを書きますよ、、、(笑)。

 そんなわけで、暇に任せて、ブラームスのバイオリンコンチェルトをたくさん聴きましたが、書きたいことはカデンッアについてです。いままで、カデンッアの意味、あり方、その歴史的役割などを、私なりの貧しい知識をつかって、分析および、あるべき姿のようなものを考えてきましたが、今回幾つかのブラームスのバイオリンコンチェルトの演奏を聴いて、新たに気づいたことなどについて書きたいと思います。

 今回聴いた演奏家は、Gidon Kremer Lisa Batiashvili Kyung Wha Chung などですが、Kremer はこれまでに3回もこの曲を録音していますが、毎回違うカデンッアを使っています。1度目がクライスラーのもの、2度目がMax Regerのもの、3度目が、Georgu Enesucu のもの、、なのですが、どれもとてもエキサイティングな演奏です。今回聴いたのは2度目のMax Reger(Bernstein VPO)のものなのですが、これはMax Regerがつくった「バイオリンのためのプレリュードとフーガニ短調op117No.6 」をカデンッアとして引用したものなのですが、まるであつらえてつくったよいうな、実につながりが良い演奏です。

30-2,,.JPG


 そして、その後に聞いたのが、最近活躍がめざましい、グルジア共和国出身の女流Lisa Batiashvili (リサ・バティアシビリwith Christian Thielemann/Staatskapelle Dresden)の演奏でしたが、そこではめずらしく、イタリアの作曲家、ブゾーニ(Ferruccio Busoni 1866年~1924)がつくったカデンッアを演奏しています。
 このカデンッアがなかなか面白くて、冒頭はティンパニーとの絡みがあり、その後また本編に戻る直前に弦楽合奏も加わり、ファゴットの独奏へとつながる、カデンッアとしては、かなり革新的なつくりをしています。

 こういうタイプのカデンッアは、ベートーベンのコンチェルトのために、クレーメルが作曲家シュニトケに依頼して作曲してもらったカデンッアと似ているところがありますが、もしかしたら、ティンパニーとバイオリンがからむ、、というアイデアは、シュニトケがブゾーニのブラームスのコンチェルトのカデンッアから着想を得た可能性もあるな、、と思いました。

 カデンッアの選択はソリストの意思によるものだと思うのですが、Lisa Batiashvili (リサ・バティアシビリ)のこのカデンッアの選択は、他の多くの演奏家とは違う、意欲を感じますし、その効果はけして悪い方へは行っていない気がします。

 これらの演奏を見て思うことは、それぞれ使われているカデンッアの解説や、作曲者についてKremer の映像以外一切記述がないのは、あまりにも不親切だなということです。あえて、それを選んで演奏しているのだから、せめて、曲紹介の一部にクレジットを入れるべきなはずなのですが、これは映像の製作者がそこまでの知識がない、、あるいは、その辺りの重要性を感じていない、、という残念な現実の現れとしか思えません。

ちなみに、Kyung Wha Chung , Conductor Simon Rattle, Orchestra Wiener Philharmoniker ではわざわざ、一番有名なヨアヒム(Joseph Joachim)のカデンッアであるというクレジットがご丁寧に入っていたりして、苦笑しました。悪いカデンッアではないと思いますが、誰でも知っているものの解説より、珍しい方のカデンッアの解説を入れて欲しいですよね、、?。

 今日の写真、1枚目と2枚目は昨日の昼間撮影したものです。

30-3,,,.JPG


CMS レコード主宰 細川正彦の演奏情報



2月26日水曜日 19時半〜 細川正彦 伊澤隆嗣 Duo at 九品寺Smile (終了しました)
https://www.facebook.com/kuhonjismile/

〒862−0976 熊本県 熊本市 中央区九品寺2丁目8−14 ヴィラコスモス2F (終了しました)
096-362-3586
細川正彦 p 伊澤隆嗣 as ss


東海関西地区ツアー(中止になりました)

4/25土曜 名古屋 キャバレロクラブ
ピアノトリオ 加藤雅史b 倉田大輔 ds
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15−28 小島ビル 1F 052-931-0914



4/26日曜 放出 ディアロード
ピアノ トリオ ベース山本学 ドラム 弦牧 潔
〒538-0044 大阪府 大阪市 鶴見区 放出東3丁目-20-21東大阪リビングセンター 4F 090-8141-7309


4/27日月曜 八戸ノ里 バー蓄音機
ピアノ トリオ ベース山本学 ドラム 弦牧 潔、ゲスト辻 元重g
〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5丁目6−5 06-4307-0080


4/28日火曜 大阪本町 燈門 (中止になりました)
 武井 努tsデュオ
〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町4丁目4−14 NIPPO ニュー本町ビル 06-4708-8844

4/29日水曜 神戸 Jazz & Live Born Free
武井 努tsデュオ
〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本2丁目5−8 078-441-7890


4/30日木曜 神戸 ジング ミュージック ラボ
ピアノ トリオ ベース山本学 ドラム 弦牧 潔
〒658-0012 兵庫県神戸市東灘区本庄町1丁目16−14 サンフォレストビル201号 078-413-4888






CMS レコードのアルバム、ネットでも配信中です。

(サブスクリプション Subscription)
Apple Music
amazon prime Music
Spotify
LINE MUSIC
Google Play Music
kkbox
レコチョクBest
ひかりTVミュージック
dヒッツ月額コース
AWA
rakuten music

(ダウンロード Download)
iTunes Store
amazon music
ORICON
mora
レコチョク
dミュージック
Music Store
ひかりTVミュージック
dヒッツ
replay
Google Play
ドワンゴジェイピー
OTOTOY
mysound
着信★うたbyKONAMI
/span>



CMS Records web site  http://cms-records.biz



日記(2212)

音楽(113)
エンジニアの独り言(74)
アルバム紹介(6)
この一枚(39)
Gidon Kremer(43)å
Glenn Gould(29)
最近食べた麺(168)
ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について (4)
ランダム再生の楽しみ(2)


 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」


シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

CMS Records web site  http://cms-records.biz
posted by えんこみ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187436477

この記事へのトラックバック