2018年02月12日

この一枚 vol,35、 Bill Evans Alone

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 昨日のブログで、もうすぐ2000回目のブログになる、、、(って言ったって、まだ100日くらいありますが)と書きましたが、最近のこのブログの傾向としては、いろいろなカテゴリー(11種類)(コーナー)を作っている割には、だいたいが「日記」で書いています。

 中には1年以上も書いていないカテゴリーもあったりして 、、、。 なので、今日は、たまたまブログ書きのBGMとして選んだアルバムの事を書いてみよう、、と思いました。

 「この一枚」というからには、お気に入りというか、皆さんに推薦できるアルバムについて書く、、というコンセプトなのですが、今日ブログ書きのBGMに選んだアルバムは、わたしのPCの中に入っている音楽。

 個人的なコレクションというか、そこには、実はあんまりたくさんのアルバムは入っていません。 まあ、でもそれなりの数でないこともないのですが、それほどは多くありません。

 エンジニアという仕事柄、音質もなのですが、内容の素晴らしい音楽を、アルバム単位で、普段から聴きたい、聴いた方が良い、、というか、聴かなければならないのではないのか、、?、というふうに思っていて、そのようにして、選んだものだけが、PCの中には入っています。

 そういうわけで、普段何気なく聞いているアルバムは、すべて、「この一枚」で取り上げても構わない、、というような内容の作品です。

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 というわけで、今日は Bill Evans のアルバム、「Alone」を取り上げますが、このアルバム、タイトル通り、ソロピアノ、、。 今でこそソロピアノ、つまり、ジャズピアノの、伴奏なしの作品って、珍しくはありませんが、当時としては、ソロピアノは、まあまあ珍しいタイプの フォーマットなんです。

 特別な例外としては、アート・テイタム(Art Tatum)のソロアルバムが大量にありますが、あれは例外中の例外、、。 

 クラシックでは、基本ピアノ曲といえば、ソロ=独奏で、ソロは全然珍しくありませんが、バンド形式の音楽が主の、ジャズの世界では、特にジャズ全盛期の時代では、特別なものでした。

 アート・テイタムの場合、ビルエバンスより、20年も前に生まれていますし、スイングスタイルというか、両手を縦横無尽に使って演奏する(ジャズとしては初期の)タイプですので、あえて、ベースや、ドラムなどがいない無伴奏スタイルが、彼の音楽性を生かすことができたということなのだと思います。

 ご存知の通り、Bill Evans はほとんどのアルバムが、ベースとドラムを従えた、トリオのスタイル、、。彼自身も、普段ジャズクラブで演奏している、トリオのスタイルをもっとも愛していたようですが、このアルバムよりずいぶん前の作品で、何曲か、ソロのトラックを発表しているように、ソロ演奏もかなり好きだったようです。

 ピアノトリオの演奏でも、長めの独奏から始まって、バンド演奏に入って行く、、というスタイルで、しばしば演奏していますし、実は「ソロが大好き」と言って良いのかもしれませんが、アルバム一枚のソロ、というと、セールス的には難しい、、という判断もあり、このアルバムを出した1968年が最初のソロということになったのだと思います。

 このアルバムは当時、グラミー賞も受賞していますし、そこそこの成功を納め、その後のジャズ界のソロピアノブームの先駆け的な作品になったようです。そして、第二弾として、レーベルは移籍していますが、1977年に「Alone again」というタイトルのソロアルバムを、再び発表しています。

 先日知り合いの方と、Bill Evans の話をした時、「Alone again」は、聴いたことがあるが、「Alone」は聴いたことが、まだない、、という話を伺いましたが、もうずいぶん前の作品ですし、最近では、知名度が下がっているのかな、、という気もしましたので、今回取り上げてみました。

 「この一枚」、なんと、1年ぶり以上の久しぶりの投稿になりました。

 このブログの過去の、Bill Evans 関連の記事 ↓http://soboro.sblo.jp/pages/user/search/?keyword=bill+evans&tid=seesaa_hotspot&hid=167&c=12&search=1&ic=shift-jis

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大阪と鹿児島で CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦の演奏があります。
2月18日(日) 大阪 DEAR LORD
細川正彦(p) 山本学(b) 弦牧潔(ds)

大阪府大阪市鶴見区放出東 3-20-21 コンビビル4F TEL 090-8141-7309

3月20日(火) 徳之島 A-House
細川正彦(p) 納浩一(b)
CMSレコードのアルバム「Little Song Book」からのレパートリーを中心に演奏いたします。

鹿児島県大島郡徳之島町亀津 7315 TEL 0997-83-2981


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 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

CMS Records web site  http://cms-records.biz
posted by えんこみ at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | この一枚
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