昨日のブログで、もうすぐ2000回目のブログになる、、、(って言ったって、まだ100日くらいありますが)と書きましたが、最近のこのブログの傾向としては、いろいろなカテゴリー(11種類)(コーナー)を作っている割には、だいたいが「日記」で書いています。
中には1年以上も書いていないカテゴリーもあったりして 、、、。 なので、今日は、たまたまブログ書きのBGMとして選んだアルバムの事を書いてみよう、、と思いました。
「この一枚」というからには、お気に入りというか、皆さんに推薦できるアルバムについて書く、、というコンセプトなのですが、今日ブログ書きのBGMに選んだアルバムは、わたしのPCの中に入っている音楽。
個人的なコレクションというか、そこには、実はあんまりたくさんのアルバムは入っていません。 まあ、でもそれなりの数でないこともないのですが、それほどは多くありません。
エンジニアという仕事柄、音質もなのですが、内容の素晴らしい音楽を、アルバム単位で、普段から聴きたい、聴いた方が良い、、というか、聴かなければならないのではないのか、、?、というふうに思っていて、そのようにして、選んだものだけが、PCの中には入っています。
そういうわけで、普段何気なく聞いているアルバムは、すべて、「この一枚」で取り上げても構わない、、というような内容の作品です。
というわけで、今日は Bill Evans のアルバム、「Alone」を取り上げますが、このアルバム、タイトル通り、ソロピアノ、、。 今でこそソロピアノ、つまり、ジャズピアノの、伴奏なしの作品って、珍しくはありませんが、当時としては、ソロピアノは、まあまあ珍しいタイプの フォーマットなんです。
特別な例外としては、アート・テイタム(Art Tatum)のソロアルバムが大量にありますが、あれは例外中の例外、、。
クラシックでは、基本ピアノ曲といえば、ソロ=独奏で、ソロは全然珍しくありませんが、バンド形式の音楽が主の、ジャズの世界では、特にジャズ全盛期の時代では、特別なものでした。
アート・テイタムの場合、ビルエバンスより、20年も前に生まれていますし、スイングスタイルというか、両手を縦横無尽に使って演奏する(ジャズとしては初期の)タイプですので、あえて、ベースや、ドラムなどがいない無伴奏スタイルが、彼の音楽性を生かすことができたということなのだと思います。
ご存知の通り、Bill Evans はほとんどのアルバムが、ベースとドラムを従えた、トリオのスタイル、、。彼自身も、普段ジャズクラブで演奏している、トリオのスタイルをもっとも愛していたようですが、このアルバムよりずいぶん前の作品で、何曲か、ソロのトラックを発表しているように、ソロ演奏もかなり好きだったようです。
ピアノトリオの演奏でも、長めの独奏から始まって、バンド演奏に入って行く、、というスタイルで、しばしば演奏していますし、実は「ソロが大好き」と言って良いのかもしれませんが、アルバム一枚のソロ、というと、セールス的には難しい、、という判断もあり、このアルバムを出した1968年が最初のソロということになったのだと思います。
このアルバムは当時、グラミー賞も受賞していますし、そこそこの成功を納め、その後のジャズ界のソロピアノブームの先駆け的な作品になったようです。そして、第二弾として、レーベルは移籍していますが、1977年に「Alone again」というタイトルのソロアルバムを、再び発表しています。
先日知り合いの方と、Bill Evans の話をした時、「Alone again」は、聴いたことがあるが、「Alone」は聴いたことが、まだない、、という話を伺いましたが、もうずいぶん前の作品ですし、最近では、知名度が下がっているのかな、、という気もしましたので、今回取り上げてみました。
「この一枚」、なんと、1年ぶり以上の久しぶりの投稿になりました。
このブログの過去の、Bill Evans 関連の記事 ↓http://soboro.sblo.jp/pages/user/search/?keyword=bill+evans&tid=seesaa_hotspot&hid=167&c=12&search=1&ic=shift-jis
大阪と鹿児島で CMSレコード主宰 ピアニスト 細川正彦の演奏があります。
2月18日(日) 大阪 DEAR LORD
細川正彦(p) 山本学(b) 弦牧潔(ds)
大阪府大阪市鶴見区放出東 3-20-21 コンビビル4F TEL 090-8141-7309
3月20日(火) 徳之島 A-House
細川正彦(p) 納浩一(b)
CMSレコードのアルバム「Little Song Book」からのレパートリーを中心に演奏いたします。
鹿児島県大島郡徳之島町亀津 7315 TEL 0997-83-2981
日記(1502)
音楽(89)
エンジニアの独り言(70)
アルバム紹介(6)
この一枚(35)
Gidon Kremer(42)
Glenn Gould(27)
最近食べた麺(114)
ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について (4)
ランダム再生の楽しみ(2)
アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで、2016年3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。
CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!二span> →べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、中島教秀「Duologue」
シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→ 試聴用ムービーはコチラ@
お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。
CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。
もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
■アルバム試聴 1 ■アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3
CMS Records web site http://cms-records.biz
【この一枚の最新記事】
- 「この一枚」 Vol 45 Eber..
- 「この一枚」 Vol 44 Gary B..
- 「この一枚」 Vol 43 La..
- 「この一枚」Vol 42 Fictio..
- 「この一枚」Vol 41 Ph..
- 「この一枚」 Vol 40 Tal..
- 「この一枚」 Vol 39 Caeta..
- この一枚 vol,38 Pregh..
- この一枚 vol,37 Another..
- この一枚 vol,37 Another..
- この一枚 vol,36、Kenny Wh..
- この一枚 vol,36、Kenny Wh..
- この一枚、Glenn Gould ヒンデ..
- この一枚、David Sylvian ..
- この一枚、、Mozart Diverti..