2016年09月08日

演奏家の考え方。

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 昨日は、クラシックのコンチェルトのカデンッアの話を書きましたが、もともとは、音楽家の評価のはなし、過去の名演奏家の名声が、未来の音楽界にまで、カデンッアの作曲家として残っていると言う話でした。

 でも、世界中のあちこちで、ブラームスや、ベートーベンのバイオリン協奏曲を演奏する時に、当たり前の様に Joseph Joachim のカデンッアをソリストが、まるで、ベートーベンや、ブラームスの作曲であるかの様に、演奏しているというのは、いかがなものなのか、、?、と、聴衆のうち、どれだけの人が思っているのでしょうか?。

 昨日も書きましたが、、カデンッアは、本来ソリストの腕の見せ所、、難曲のコンチェルトから、一時解放されて、、と書いたら言い過ぎかもしれませんが、自分の長所を聴衆にアピールする、格好のショウケースなはずなのですが、多くの演奏家が、ある意味、「人のフンドシで、相撲をとる、、」という感じで、自分とは、ある意味縁もゆかりもない人の書いた楽譜を演奏している、、。

 これは、もはや、クラシックでは、慣例化しているある種の風習と言えましょうか、多くの聴衆は、ブラームスのバイオリンコンチェルトの第一楽章のカデンッアは、ブラームス自身の作曲した楽句だと思っているのかもしれません。ベートーベンのバイオリンコンチェルトの場合、なぜか、ベートーベン自身が、カデンッアを書き残しておらず、それも、多くの人が、ヨアヒムのカデンッアを演奏する合理的な理由になってしまっているのかもしれませんが、、。

 言い換えれば、現代の楽壇においては、聴衆は、「この演奏家は一体どんなカデンッアを演奏してたのしましてくれるのかな、、?」という楽しみを、一方的に放棄させられている、、ということも、言えなくは無いのですが、そもそも、その「カデンッア」意味自体を聴衆が理解していないというところがあるのが、非常に残念です。

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 コレに対して、私の知る限り、昨日書いた、Kremer は、他の人が書いたコンチェルトを演奏したり、ベートーベンや、モーッアルトのコンチェルトでは、作曲家に自分用にカデンッアを作曲してもらって演奏したり、録音していたりしますし、若い時の Glenn Gould は、ベートーベンのピアノコンチェルトのカデンッアを自分で作曲したりしていますが、そのことが何故か、あまり話題にならないのはナゼなのだろう?と、私は不思議でしょうがありません。

 ベートーベンのピアノコンチェルト1番におけるグールドのカデンッアは、とても良く出来た、素晴らしいもので、確実に協奏曲において、演奏者の個性を発揮させつつ、興味深い効果を演出することに成功しているもので、近代の演奏家としては、画期的なことだと思うのですが、、。 ベートーベンのヴァイオリンコンチェルトのほうでは、Kremer が、親友の Alfred Schnittke に依頼してつくってもらったモノを演奏していて、これまた、素晴らしい効果をあげていますが、コンサートでそのカデンッアを初演しようとしたとき、その時の指揮者に、かなりの抵抗を受けたということを、彼は本にかいています。

 いつもと違う物をやりたがらない、面倒くさいという気持ちが、創造的な試みを阻害する、、、そんな慣習が、保守的なクラシック界にあるのは、容易に想像がつきますが、かなりの有名演奏家でも、自由にその辺の試みが実行できない、というところが、恐ろしい程の保守性を感じさせますね、、。

 ジャズの世界では、どんなの素晴らしいモノでも、他人の演奏した音符をそのまま奏すれば、半分泥棒扱いされかねない、、というところもあるのに、クラシックの世界では、むしろ同じ物を演奏する様に、強いられる、、。

 これは、ある意味面白いところでもありますが、また、ある意味、どうしようもなく、下らない話でもあると、私は思います。

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   ナンで味噌汁?!
 2016年 9月27日火曜20時から、CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦の演奏が、東京、神保町の「視聴室」であります。このライブには他に、曽我部 晃率いるVo G + Acd のユニット、ファーカンダも出演します。

 アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。

  CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
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お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
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■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3

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posted by えんこみ at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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