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今日から8月ですね、、。 グールドの話、まだ終わりません、(´Д` ) 。
ナンダカナ。
昨日書いた様に、決して曲に弾かれない(敷かれない?)という、質実剛健な姿勢というか、心構えというか、、姿をもって、取り組むことが、彼の音楽に説得力を持たせている、ということは、間違えないのだと思いますが、そう言った姿勢は、彼の研究心や、自在な演奏技術、そして、それらの統合された、作品を俯瞰で見据える取り組み方から、生み出されたものである、、ということは、間違いない、、と言う風に、私は思っています。
でも、ここで、あの1959年のオーストリアのザルツブルグ音楽祭でのライヴ録音を聴いて、もう一つ別の角度から彼の演奏の意味を考えてみたいと思います。
それは、カナダ人演奏家である、Glenn Gould が、当時もうアメリカである程度の成功をしていたといえ、北米、つまりアメリカやカナダの音楽家が、クラシック音楽を本場ヨーロッパの檜舞台で演奏する、、ということは、演奏者本人にとっても、ヨーロッパの聴衆にとっても、とても大きな意味があることなのではないのか?と思うわけです。
元々は、ヨーロッパ系の人種(白人)であるグールドはクラシック音楽を演奏することに不向きである、、ということは無いにしても、実際にクラシック音楽が生まれ、広がりを持って発展していった、ヨーロッパ大陸の生まれや、育ちではなく、留学経験も無い27歳の青年が、ドイツ系音楽のみならず、クラシック音楽の父といわれる、Johann Sebastian の大曲を本場オーストリアの聴衆の前で、それも特別な音楽祭のステージで演奏するということは、大いなる挑戦だったことは間違いありません。
簡単に言えば、新大陸からやって来た「ミュータント」の演奏を、ヨーロッパの聴衆は果たしてどのように受け入れたのか?。
そこのところは、歴史的には評価された、、ということになっているわけですが、あのライヴレコーディングには、なぜか、聴衆の拍手がはいっていません。本来なら、大曲の演奏が終わったあとの熱狂する聴衆の反応をアルバムに収録するはずなのですが、、。
もしかしたら、足で床を打ち鳴らしリズムをとり、奇声を発しながら、何かに取り憑かれたような雰囲気で演奏する、カナダから来た青年の姿をみて、聴衆は少なからずビックリしたり、多少の違和感をもって迎えたのではないのか、、、?、とも思うのですが、その真偽の程は解りません。 それと、あのアルバムはグールドが存命中には、公にされず、彼が亡くなってしばらくしてから発表された、、というのも、少し引っ掛かるところではあります。 まあ、ゴールドベルクは、スタジオ盤が出ていましたから、それで、、ということは解りますが、、。
ちなみに、モスクワでのグールドの演奏の実況録音では、熱狂する聴衆の反応はアルバムにも収録されています。
それと、アンコールで演奏された物なのか、ゴールドベルグ変奏曲のあとに、2声や、3声のインヴェンションも、何曲か同じ日の演奏として収録されていますが、あの選曲も不思議な感じがします。 あれが、コンサートで演奏された曲の全てなのか?それとも、、、?。
これは、もう一度、輸入盤のジャケットの解説を改めて読んでみる必要があるのかもしれません。 、、って、最初から読んでから書けば良いのにね、、?。
ナンダカナ、、 (´o`; 。
今日です!! 2016年 8月1日に、九州熊本で、CMSレコード主宰 細川正彦の演奏があります。アルバム「In a Spring Time」のサキソフォン奏者、伊澤隆嗣も参加します。
メンバー 伊澤隆嗣 as ss 古庄昇龍 b 鐘ヶ江貴裕 ds 細川正彦 p
熊本 スイング 〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町10-10 中山ビル096-356-2052
九州ローカルの、アーティストの活動を紹介する テレビ番組「美の鼓動」( 九州産業大学提供 テレビ西日本制作 ) にCMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦が出演しました。放送は九州のみで3月20日(日曜)午前11時45〜で終了していますが、オンエア後は、このYouTube の→「美の鼓動」 か、放送局(フジテレビ系 TNC テレビ西日本)のホームページ(http://www.tnc.co.jp/kodou/ )で見る事ができます。
CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!二span> →べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、中島教秀「Duologue」
シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→ 試聴用ムービーはコチラ@
お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。
CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。
もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
■アルバム試聴 1 ■アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3
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2016年08月01日
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