2016年07月12日

クレーメル

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 やっと台風の影響もなくなり、とても強い日差しを久しぶりに感じましたが、それにしても日差しが強い、、。 眩しいというのを通り越して、目に痛い、、という程の、光は、南の島独特のものなのかもしれません。 九州でも、関東と比べて光が強く、南イタリアやスペインのような感じだったのですが、こちらは、それ以上、、サングラスの必要性を感じます。

 夕方少しだけ出かけたのですが、湿度は70%を下回っており、けっこうカラッとして感じました。 コチラの湿度に慣れた、、ということもありますが、気温は30℃を越えていたのですが、風もあり、かいた汗も早めに蒸発する感じで、過ごし易かったです。

 昨日はイザイの無伴奏ソナタの話から、久しぶりに Gidon Kremer の話になりましたが、いつも完璧な演奏をする様な、印象を持たれている様な、ギドンクレーメルですが、昨日書いた様に、私が数年前に聴いた東京の池袋での演奏会では、無謀な事に、一部の第一曲目で、なぜか、バッハのシャコンヌを演奏しました。

 ステージに楽器を持って現れ、拍手を受けるのももどかしく、定位置に着くか着かないか、歩みをとめるかとめないかという感じのところで、いきなり、何かに取り憑かれた様に、シャコンヌの主題を奏で始めました。「随分落ち着き無く弾き始めるものだな、、」と思いましたが、案の定、主題の途中で、大きく音程を外しました。それも比較的長い音価の音符を、、。

 その後はだんだん安定していって、十数分の後、無事演奏は終了して、拍手喝采となったわけですが、冒頭の荒々しい始まり方と、突拍子も無い音程の外し方は、とても印象に残っています。 ここで、私がかきたい事は、音程を外したクレーメルを、馬鹿にしたい、演奏の姿勢を正して欲しい、、ということではなく、なんというか、勢いをつけて、それも一曲目から、失敗も辞さない姿勢で、演奏会に臨む、彼の音楽や、パフォーマンスに対する考え方が、他の演奏家に無いものだな、、ということです。

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 楽譜にかかれたものを、如何にして正確に聴衆に伝えるか、、難しい曲を巨匠らしく、如何に素晴らしい演奏で、聴き手を感動させようか、、という姿勢より、自分の今、その時の感情の発露を大切にし、自分の音楽をメッセージとして、聴衆に伝えるという、ある意味「自分勝手ですらある」やり方で、演奏会に臨むという、一匹狼的な姿勢に彼らしさを強く感じます。

 だれも、バッハのシャコンヌの主題を弾く事に、クレーメルが苦労していないことぐらい知っているわけで、例え間違えたたとしても、世界最高のバイオリニストと言われる、彼の失敗を、ことさらに攻撃しようと言うひとが、あまり居ない、、ということを、知っているのか、全く意識していないのか、、それは解りませんが、私には音程を外した事以上に、彼の強烈な、即物的な表現への執念を強く感じた演奏でした。それと同時に、あんな失敗を、しかも一曲目からするなんて、なんとお茶目な人なんだろうという、「親バカ」ならぬ「ファンバカ」な感想ももっています(ナンダカナ!)。

 その後、数年前に、たまたまマスタリングで行っていた東京で、友人にたまたま誘われて行った彼の、ソロコンサートは、イザイをはじめ、バッハのソナタ、バルトークなど、古今の無伴奏の難曲を軽々と間違い一つなく、自分のスタイルで、演奏して見せてくれました。

 そのコンサートがある事に気付かずにいたことに後悔しましたが、誘ってくれた友人のお陰で、その素晴らしいパフォーマンスを心ゆくまで堪能する事ができました。 恐らくは、その時の演奏は、今まで何度となく聴いた、彼の演奏会のなかでも出色の出来だった、、と言って良い、すばらしいもので、心に深く残っています。

 先月東京や、大阪であった、クレーメルとフランス人ピアニストの、ルカ・ドゥバルグの演奏会に行く事が出来なかったことは、とても残念でしたが、元気で、Kremer 氏が活動していることは本当に嬉しいことです。

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posted by えんこみ at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | Gidon Kremer
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