2015年12月18日

ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について その 2 (昨日のブログ)


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 みなさんこんにちは、CMSレコードを主宰しております、プロデューサーでピアノ演奏者の細川正彦です。
ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について」と題しまして、12月2日に書きました文章の続きを、このブログにのせたいと思います。 

 ライブハウスやホールのピアノ、そしてピアノのユーザーやオーナー、そして調律師などについてのリアルな実情と、その環境を如何に改善し、音楽文化にどのような良い影響を与えられる情報を発信できるか、ということを考える、という目的でこの文章を、書いています。

  ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について その2

 『調律と調律師について-1』

 前回書いたこと、意外とピアノを弾く人間、特にそれを職業にして、ライヴハウスなどで演奏している人の中には、意識的に、もしくは無意識のうちにピアノの状態に無頓着になっている人が多いという事実。

 今回はピアノの面倒をみる、調律師について、書きたいと思います。

 前回も書きましたが、他の楽器と違ってピアノという楽器の内部を触る人は調律師以外には基本的には居ないということなのですが、一昔前に比べ、電気ピアノに取って代わられ、ピアノという楽器の数が少なくなっているので、調律師の数も減っているという事実があります。

 かつての調律師の職場と言えば、ホールや、ライヴハウスといった演奏の現場より、一般家庭や、ピアノ教室といった教育の現場が多かったと思います。それらは、いわゆる「お稽古」のピアノレッスンに通っている人の家のピアノなどで、お客(ピアノのオーナー)はほとんどが女性だったと思います。

 ピアノを弾く人口の、半分以上が男性ではなく、女性で、こういう事を決めつけては、「私はそうじゃない!」と怒られてしますかもしれませんが、女性は基本的にはメカニックに弱いことが多いので、実質的に調律師になにかオーダーを出すことはなく、言ってみれば、「お任せ」状態で、調律をしてもらっているというのが現状だと思うのですが、実はこれは男性のピアノ演奏者でもほとんどかわり無く、ピアノの中のことは調律師にお任せ、、ということはほとんどの場合といって良いと思います。


 いってみれば、車のメンテと同じ、、。車のメンテは男性のなかにはいろいろ知識がある人もいますが、、。

 多くのカーユーザーが、車検などで、特に注文を付けること無く、お任せで整備を依頼していますが、ピアノの場合もほぼ同じと言って良いと思うのですが、これは他の楽器と違い、機械部分が多く、外からは見えにくい楽器の内側の部分も多い、ということもあると思います。でも、ここで、ピアノのオーナーや、特にピアノを弾く人には、次の3つの言葉を覚え、その意味について考えてほしいのです。

  1 調律(ちょうりつ) 2 整調 (せいちょう) 3 整音(せいおん)

 1の調律はもちろん、ゆるんだピアノの弦をチューニングハンマーを使ってしめ、音律を合わす作業。 2の整調というのは、機械部分の細かな調整をすることで、ピアノの世界では、なぜか「調整」の 「調」の字と、「整」の字を入れ替えて「整調」と言っています。

 整調がちゃんと出来ていないピアノを弾くと、鍵盤の重さが場所によって違うとか、戻りが早いところと遅いところがある、など弾きにくい感じがします。

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 そして 3の整音とは、ピアノの弦を直接叩いて音を出している、羊毛製のハンマーの先を針で刺して柔らかくしたり、場合によって硬化剤という薬をぬって固くしたりして、ピアノの咽と言って良い、ハンマーの状態を調整して、音色を変化させる作業を指します。

 整音がおろそかな場合、音色が固くピンピンした音だったり、モコモコした音だったり、場所によって、音色が違ったりという状態になっています。ライヴハウスのピアノは多くの場合、強くて乱暴な打鍵のせいで、ハンマーの先端が固くなり過ぎており、本来柔らかい羊毛製の部分が、めが詰まってしまい、かなりの固さになっているので、ふくよかな音がせず、固くてうるさい音になってしまっています。

 通常は調律というと、1の調律だけを指すのですが、ピアノ技術の世界では調律、整調、整音の三つの作業をあわせて総合調律と言います。 別の言い方をすれば、この三つの作業をしっかりやってはじめて、ピアノのちゃんとした状態がたもたれる、、ということができるのですが、通常はほとんどの場合、1の調律だけの作業しか行っていません。

  というか、整調、整音を節目節目にしっかりやっておけば、普段は調律だけで、メンテの作業は完了する、ということなのですが、ライヴハウスにある多くのピアノが中古で、整調、整音の状況が最初からあまり良く無い状態で購入されているので、その辺が大きな問題になっています。

 そもそも、中古を扱う業者には、整調や整音をちゃんと行える技術者がおらず、ほとんどの場合、外側を磨いたり、塗装をやり直すなどの外装だけをきれいにして、中身はほとんどナンにもせずに販売しているということが多いのです。この辺も中古車販売の業者と似ているところもありますね。

 「調律と調律師について」という題名で書きはじめましたが、ほとんど調律の話で終わってしまいました。次回は調律師の事について深入りして書いてみたいと思います。

 ピアノと調律師、そしてピアノの演奏者について その 3に続く(多分年明けになります)。

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 CMSレコード主宰ピアニスト細川正彦が、小濱安浩クインテットと池田-小濱クインテットのメンバーとして中京地区三カ所(岐阜県、三重県、名古屋府)で演奏します。新進トロンボーンプレーヤー坂本菜々さんも参加します。

12.27.sun
 ISLAND CAFE お問合せ:TEL. 058-213-7505
岐阜市一日市場北町3-7
小濱安浩クインテット
小濱安浩(ts)・坂本菜々(tb)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)
12.28.mon
 Salaam お問合せ:TEL/FAX 059-326-7568
三重県四日市市智積町3191-3
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)
12.29.tue
 Mr.Kenny's お問合せ:TEL. 052-881-1555
名古屋市中区金山5丁目1-5 満ビル2F
池田-小濱クインテット+坂本菜々
池田篤(as)・小濱安浩(ts)・細川正彦(pf)・島田剛(b)・倉田大輔(ds)+坂本菜々(tb)


 CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!!べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、
中島教秀「Duologue」

シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→
 試聴用ムービーはコチラ@

お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。


 CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。  
 もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
                               
■アルバム試聴 1 アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3


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