2015年08月14日

最新作


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 ここのところ、グレン・グールドの話が二日連続続いたりして、マニアックな話題が多かったですが、今日は今度はヴァイオリニストギドン・クレーメルの話題、、。

6月30日のブログで少し触れましたが、彼の新しいアルバムが7月に出ていて、最近やっと手に入れましたので、そのことについて、、、。

 最近のKremer 氏は、一つのレコード会社からではなく、毎回いろいろなところから作品を発表していて、2012年にでた、「Homage to Glenn Gould」は Nonesuch、Weinberg の作品集は、ECM、からだったわけですが、今回は、ドイツグラモフォンからのリリースです。

 クラシックの名門レーベル、グラモフォンからは過去にもいろいろ出していますが、ここのところ Kremer 氏は、演奏活動の主眼においているのが、彼の楽団「Kremerata Baltica」で、レコーディングだけ見ていると、ほとんどその他の活動はしていないかの様です。

 実際、「Kremerata Baltica」はとても優秀なアンサンブルで、若手ながら、素晴らしい調和と、刺激的な演奏で、いわゆる、お仕事で雇われているオーケストラやアンサンブルとの活動を嫌うKremer 氏には打ってつけのグループなのかもしれません。

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 今回の作品は、ECMから出た、Bach の無伴奏ヴァイオリンのプロジェクトでも組んだHelmut MühleをSound Producerに迎えています。 彼とは、1990年代初頭から様々なレコード会社の仕事で共同作業しており、おそらKremer 氏は、かなり信頼している、仕事仲間なのではないのかと思います。

 収録されている曲は、

Philip Glass (1937) Violin Concerto No. 2 - The American Four Seasons
Arvo Pärt (1935) Estonian Lullaby
Giya Kancheli (1935)  Ex Contrario
Shigeru Umebayashi (1951) Yumeji's Theme

 というもの、、。 全ての曲が、現存する、現代に生きる作曲家達の作品です。

 ということは、ある意味これは、クラシックの作品ではない、、という事も言えるわけですが、Kancheli の曲では、シタールのドローンをサンプリング音源をキーボードで、演奏することで、再生していますし、チェンバロも、キーボードに依る演奏で行って、アンサンブルの形態も、現代ならではという感じになっています。

 聴いてみた感想は、Philip Glassのコンチェルト第二番は、意外にも、第一番と似た音形が、随所に見られ、続編、あるいは、拡張版という感じの曲でした。 カンチェリの曲は、このアルバムの中では、一番のハイライトと言える曲で、30分近い、壮大な曲。

 期待していた、日本人の作曲家、梅林茂氏の曲は小品で、アンコール的な感じで、収録されていました。なかなか良い曲ですが、この人の他の曲も聴いてみたいですが、どのような経緯で、このアルバムに収録される事になったのか、知りたい気がしますが、ライナーには Kremer 氏の各楽曲への思いは記されています。

 レコード会社がつくった、宣伝ムービーには、ちょっとお芝居がかった、英語のKremer の作品に関するスピーチを聴く事ができます(笑)。

 ドイツグラモフォンというと、黄色い四角いマークが頭に浮かぶ、割と保守的なクラシックのレーベルという印象がありますが、このアルバムは紙ジャケで(あんまし好きじゃない、、)、盤面には緑色のグラフィックが印刷されていたりします。

 Kremer 氏の演奏スタイルは最近のハスキーな音色に磨きがかかり、ジャンル不明の、彼の独特のオリジナルな、アーティキュレーションとボウイングに格調高い輝きが出てきました。

 オーソドックスなヴァイオリン奏法が好きな人には、拒否反応を示す人もいるかもしれませんが、あれが、彼の今を体現する、最適な表現方法なのだと思います。

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GIDON KREMER「
NEW SEASONS」

Philip Glass (1937)

Violin Concerto No. 2 - The American Four Seasons
1. Prologue 01:38
2. Movement I    06:28
3. Song No. 1 04:06
4. Movement II 11:13
5. Song No. 2 02:29
6. Movement III 06:19
7. Song No. 3 02:50
8. Movement IV 06:59


Arvo Pärt (1935)

9. Estonian Lullaby 02:08


Giya Kancheli (1935)

10. Ex Contrario 29:56


Shigeru Umebayashi (1951)

11. Yumeji's Theme 03:25

Sound Producer Helmut Mühle


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posted by えんこみ at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Gidon Kremer
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