2015年08月12日
グールドの音源いろいろのこと、、2(お宅な話)。
今日の九州、福岡地方は雨で、夜が明けてからは気温は低く、最高でも25℃くらいで、大変過ごし易かったですね、、。 雨量は大した事はなかったのですが、この涼しさは、嬉しかったですね、、。
湿度が高いのもなんのその、、ホッと一息つきました。
昨日のつづきですが、どうもGlenn Gould のはなしは、どうしても長くなってしまいます。
先日購入した、Bach Well-Tempered Clavier Book 1&2 ですが、久しぶりに聴いてみて、改めて素晴らしさに感動しました。以前、バッハの平均率クラヴィア集は、ピアノ音楽の「旧約聖書」である、、、という評文をみたことがありますが、本来はチェンバロの為に書かれた作品でありながら、Gould氏が弾くと、曲の魅力だけではなく、後世の鍵盤音楽にいかにバッハが影響をあたえたかが、よくわかります。
現代では当たり前になってますが、当時はまだ実験的なものだった、12平均律の調律を、想定して作曲した、ということ自体が、実験的であったわけですが、チャレンジャー、Johann Sebastian Bach は その試みを実験以上の、多調性による豊かな音楽の先駆けとして以上の、大きな収穫を音楽史上に残したのだなと、この曲集をきくとわかります。
録音の音質については一巻は、1960年代のはじめ頃の録音ですが、とても明快な音で、時代を感じさせませんね。最近のクラシックのピアノ曲の録音は、ホールでの収録が多い様ですが、このアルバムの様な、デッドなスタジオでの収録による音も悪くないと思うのですが、、、。
そして、ひさしぶりに、手に入れたGlenn Gould に関する、気になる情報とは、、、。
それは、CBSレコードに残したグールドの音源をもっているソニークラシカルのヨーロッパから、「グレン・グールド・リマスタード〜(81CD)ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション」というものが出るらしく、81枚という枚数にもビックリしますが、ずべての音源がDSDに依るリマスタリングをされているということなので、ちょっと気になります。値段も3万円くらい、、、(予約だと26,470円)。コレッて、一枚当り、400円をきってます、、。ブックレットとかもついてますし、、、。
DSDマスタリングといえば、CMSレコードでも採用している、現代最先端のマスタリング方法です、( ^ ^ )/。
けっこうお買い得です、、(^^;; 。 でも買わないぞ、、、。
でも、さらに、さらに気になる商品の発売もアナウンスされているんです、、、。
それは、、、。
Glenn Gould Remastered - TheComplete ColumbiaAlbum Collection (USB) (スペシャル日本語翻訳ライナーノーツ封入) 。
これは、どういうものなのかというと、上に書いた81枚組のリマスター音源のうち、インタビュー音源を除いた、CD78枚分を、CDではなく、
a) 24-bit/44.1kHz FLAC format
b) MP3 format rated at 320 Kbps
という、ハイレゾフォーマットを含む、a)、b) 二つの サウンドファイルで、USBメモリーに入れ込んだ物、なんだそうです。
ここで私が注目しているのは、ファイルフォーマットが、AIFF や WAVE ではなく、24-bit/44.1kHz のFLAC だということです。このフォーマットは日本ではそれほど普及していませんが、音質的に有利なフォーマットです(詳しくは→ FLAC )。ただし、この形式は、i Tunes では再生できないのですが、そのためにMP3のファイルがついているのかもしれません。
そして、注目すべきは FLAC の 24-bit 形式ということで、これはCDを越えるクオリティーですから、仕事柄、気になるところではあります、、、。
CD以上の音質ということで、値段も高く、¥62,424 となっていますが、随分高いですよね、、。音質がかなり上なはずなので、しょうがないのかもしれませんが、、。でも計算してみると、一枚あたり800円くらいだから、ある意味妥当というか、安い、と言えなくもないのかもしれません。
でも、もっと気になるのは、これを買った人が、どんなソフトウエアで、これを再生するのかな、、、とうことです。Windows Media Playerでは、オプションのソフトを入れれば、再生できますが、Macは、デフォルトの i TunesがFLACに対応していないので、他のソフトが必要です。最近の携帯型オーディオプレーヤーは大体FLACには対応していますが、、(i pod はダメですが)。
いずれにしても、メジャーレーベルから、こういった、CD盤以外の高音質ソフトが発売されるということは、時代を象徴しいているという気がします。こういう、従来のCDプレーヤーでは再生できない商品を発売する、、ということが、それほど無理な事ではない、という世相がある、ということなんだと思います。
そういった意味でもこの商品にはちょっと注目したいですね、、。
知らないで購入して、聴けないじゃないか、、という、クレームは来ないのかな、、?、などといらぬ心配をしてしまいますが、、、。
秋の発売と言うことですが、Gould の音源をあんまり持っていなければ、購入を検討したいところですが、、ほとんど所有しているのでは、なかなか、購入する勇気がありません、、 (ーー;) 。
Gouldの音源は今までに、いろいろな国から、様々なボックスセットがでていて、それぞれ微妙に内容がちがうので、マニアの人は重複するのを覚悟で、ボックスセットを何種類も持っている人もいるのではないかと思うのですが、今回のセットはいままでの物を凌駕する、決定版になる気がします。
Gouldファンには、なかなか悩ましい商品なのではないのかな、、と思います。
同じ頃、ゴールドベルク変奏曲のアナログ盤も出るらしいですが、私は全く興味ないですね、、、(笑)。
今日のブログの写真ですが、全部縦置きの写真って、初めてかもしれません、、、。 特に意味はありませんが、、、^_^; 。
お宅な話題、やっと終わりました〜、、(´Д⊂ヽ、、ちょっと長かったですね、、。
明日の夜です!
★ CMSレコード主宰 ピアニスト細川正彦の演奏が、福岡県福岡市のライヴハウス、New Combo で、8/13 (木曜) 20:00〜あります。メンバー ピアノトリオ AX 小野(b)/武本強志(ds)
CMSレコード最新作、伊澤隆嗣 as,ss Quartet 「In a Spring Time」の試聴用 PVができました!。好評発売中!! →アマゾン販売
べースデュオシリーズ好評発売中、
第一弾、納浩一「Little Song Book」
第二弾、中島教秀「Duologue」
シリーズ第三弾(完結編)
船戸博史、細川正彦デュオ「Harvest Moon」絶賛発売中〜 ( ^ ^ )/ 。→ 試聴用ムービーはコチラ@
お知らせ アマゾンの表示に間違いがあり、「Harvest Moon」が購入できないかの様になっていましたが、こちらのURLから購入して頂けます。キャットフィッシュレコードさんhttp://www.catfish-records.jp/product/17672をはじめ、その他のweb ショップでは、いままでどおり、ご購入いただけます。
CMSレコードのアルバムが全て、web site のネットショップへのリンクからご購入頂ける様になりました。お好みのアルバムを是非ポチッと、、。You Tube による試聴リンクも NEWS のページにあります。
もしくは下のリンクからも試聴できます↓。
■アルバム試聴 1 ■アルバム試聴 2 ■アルバム試聴 3
CMS Records web site http://cms-records.biz
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